エステティシャン早苗

MIKAN🍊

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17.下品な部屋

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室内は総鏡張りで中央に円形の回転ベッドがデンと置かれた下品な部屋だった。
宗介がベッドに座るとクッションがブヨンブヨンと動いた。
「ウォーターベッドだぜ。こりゃ」
「寝られれば何でも良いわ」
早苗はワンピースを脱いだ。肉感的な肢体が軽やかにブラをとり、パンティーを脱ぎ去った。
「良いケツだな。早苗」
「後でね。先にお風呂入るわ」
そう言って裸のままトイレに入る。
シャアーと勢いよく放尿する音がした。
早苗が出てくるまで宗介はアダルトチャンネルを見て過ごした。

「ああ、良いお湯だった!」
早苗はパイル地のルームウェアを羽織って髪を拭きながらソファーに腰掛けた。豊満な胸の谷間が艶かしい。
宗介は冷蔵庫からビールを取り出し、グラスと一緒にガラステーブルの上に置いた。
「とりあえず乾杯だろ」
「うん。乾杯!」
「執行猶予がつく事を祈って」
「カンパーイ!」

「フゥー!生き返ったわ!」
「風呂上がりってのは誰でも色っぽいもんだな」宗介が言った。
「何よそれ」
「何だ」
「素直じゃないなと思ってさ」
「ふん」
空いたグラスに宗介はビールを注ぎ足した。
「マスコミに騒がれなくて良かったな」
「弁護士がお金をばら撒いたのよ」
「当てになるのか。あの弁護士は。富士山とか何とかいう」
「八ヶ岳よ」
「変わった名前だ」
「あんたもよ。紀伊国屋宗介」
「うるせいや」
テレビ画面の中で男と女がやりまくっている。

「これからどうなるんだ」
そしてタバコに火を点ける。
「初犯だし実刑2年くらいだろうって八ヶ岳が言ってたわ。反省もしてる。包み隠さず話しもしたから執行猶予はまず間違いないってさ」
「そうか。子ども、どうするんだ」

早苗は宗介が皿に開けた柿ピーを手に取りバリポリと頬張った。
「私ね。色々考えちゃった」
「何をだ」
「色々よ。ヒマだったからね、中は」
「だから何をだよ」

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