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もしものふたり
初めてアレなしで…
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※もしものふたり の世界線です。
___________
「なるべく奥に出してくださいね」
零は間接照明だけの暗いベットの上、
ムードというものが分かっていないのか、
恥ずかしげもなくそう言った。
圭吾はさっきの態度はどこへ行ったのか、と呆気に取られながらも、
「うん、わかった。
苦しかったりしたらすぐ言って」
となんとか行為に持ち込む。
いつもはここでコンドームを用意するが、それも今日はなし。
初めて二人はしっかりと粘膜同士で繋がるのだ ・・・・・・────
「ん…んふ…はぁ…」
二人は舌を絡めてキスをする。
零は時々喘ぎながら、一生懸命圭吾の舌に吸いつく。
圭吾は零の華奢な身体に覆い被さるようにして舌を這わせ、
そして段々とバスローブの中に手を入れ、零の一番弱い腰に触れた。
「んっ…あ…らめ…」
零は圭吾の手を力なく押さえるが、
快楽には勝てない。
「ん…んぅ…ふ…」
もじもじと足を擦り合わせる零。
その閉じた足の間に圭吾が手を入れ、
無理やり開かせる。
「零、足閉じないで」
零は最初こそ恥ずかしそうに拒否するが、段々と力が抜け、圭吾に流されてしまう。
そして圭吾は零の股に手を滑らせ、
愛液で濡れたそのスリットに指を入れた。
「んぁっ」
零は下腹部を収縮させ、突然の快楽から逃れようと必死になっている。
「だめ…らめぇ…」
くちゅくちゅと音を立てられ、恥ずかしそうに顔を隠す。
圭吾は反対の手で零の髪を撫で、額にちゅ、とキスをした。
少しずつ中が開いて圭吾のモノを迎え入れる準備が整ってきた。
「零、もういれていい?」
圭吾が聞くと、零はこく、と頷く。
圭吾はティッシュで軽く指を拭き、
そして零の足を自分の太ももの上に乗せるようにして、所謂正常位の体勢になった。
零はいよいよかと鼓動を速め、圭吾を見つめた。
少し余裕がなさそうで、自分だけではないのかと安心する。
「いれて…圭吾さん…」
零は圭吾の首に手を回し、そして自分からキスをした。
「んむ…ん…はぁ…」
零がキスに気を取られている隙に、
圭吾が中に挿入した。
「あっ!んぅ…はいっ…てる…」
コンドームなしで、初めて繋がる。
圭吾は少し中で慣らしてから、
段々とピストンを速めていった。
「んあっあんっ」
零は奥に出し入れされ、少し苦しかった。
ただそれ以上に幸せで、満たされて、涙が出た。
この人の子どもを身篭れる。
ここに子種を注いでくれたなら、僕はすぐにでも孕んでしまうのだろう、と。
「零…もう出すよ、ごめん…っ」
圭吾の腰を強く打ち付けられ、
零の胎内には大量の精子が放出された。
零は圭吾と同時に果て、痙攣する腹を撫でた。
「…ん…温かい…」
圭吾は汗を垂らし、はぁはぁと息を荒くしている。
零はティッシュでそれを拭いてやった。
「ありがとうございます…これで赤ちゃんができるかも…」
しばらく続く妊活は、こうして幕を開けた。
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「なるべく奥に出してくださいね」
零は間接照明だけの暗いベットの上、
ムードというものが分かっていないのか、
恥ずかしげもなくそう言った。
圭吾はさっきの態度はどこへ行ったのか、と呆気に取られながらも、
「うん、わかった。
苦しかったりしたらすぐ言って」
となんとか行為に持ち込む。
いつもはここでコンドームを用意するが、それも今日はなし。
初めて二人はしっかりと粘膜同士で繋がるのだ ・・・・・・────
「ん…んふ…はぁ…」
二人は舌を絡めてキスをする。
零は時々喘ぎながら、一生懸命圭吾の舌に吸いつく。
圭吾は零の華奢な身体に覆い被さるようにして舌を這わせ、
そして段々とバスローブの中に手を入れ、零の一番弱い腰に触れた。
「んっ…あ…らめ…」
零は圭吾の手を力なく押さえるが、
快楽には勝てない。
「ん…んぅ…ふ…」
もじもじと足を擦り合わせる零。
その閉じた足の間に圭吾が手を入れ、
無理やり開かせる。
「零、足閉じないで」
零は最初こそ恥ずかしそうに拒否するが、段々と力が抜け、圭吾に流されてしまう。
そして圭吾は零の股に手を滑らせ、
愛液で濡れたそのスリットに指を入れた。
「んぁっ」
零は下腹部を収縮させ、突然の快楽から逃れようと必死になっている。
「だめ…らめぇ…」
くちゅくちゅと音を立てられ、恥ずかしそうに顔を隠す。
圭吾は反対の手で零の髪を撫で、額にちゅ、とキスをした。
少しずつ中が開いて圭吾のモノを迎え入れる準備が整ってきた。
「零、もういれていい?」
圭吾が聞くと、零はこく、と頷く。
圭吾はティッシュで軽く指を拭き、
そして零の足を自分の太ももの上に乗せるようにして、所謂正常位の体勢になった。
零はいよいよかと鼓動を速め、圭吾を見つめた。
少し余裕がなさそうで、自分だけではないのかと安心する。
「いれて…圭吾さん…」
零は圭吾の首に手を回し、そして自分からキスをした。
「んむ…ん…はぁ…」
零がキスに気を取られている隙に、
圭吾が中に挿入した。
「あっ!んぅ…はいっ…てる…」
コンドームなしで、初めて繋がる。
圭吾は少し中で慣らしてから、
段々とピストンを速めていった。
「んあっあんっ」
零は奥に出し入れされ、少し苦しかった。
ただそれ以上に幸せで、満たされて、涙が出た。
この人の子どもを身篭れる。
ここに子種を注いでくれたなら、僕はすぐにでも孕んでしまうのだろう、と。
「零…もう出すよ、ごめん…っ」
圭吾の腰を強く打ち付けられ、
零の胎内には大量の精子が放出された。
零は圭吾と同時に果て、痙攣する腹を撫でた。
「…ん…温かい…」
圭吾は汗を垂らし、はぁはぁと息を荒くしている。
零はティッシュでそれを拭いてやった。
「ありがとうございます…これで赤ちゃんができるかも…」
しばらく続く妊活は、こうして幕を開けた。
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