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1.ご飯
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ご主人様はローストビーフをフォークに刺すと、それを私の目の前に持ってきた。
ジューシーでとても美味しそうだ。
「お口、あーん」
ご主人様の命令に従って口を大きく開ける。
ご主人様はローストビーフを私の舌の上に置いた。
「待て」
ご主人様の命令に従って食べるのを我慢する。
唾液が溢れて、だらしなく涎を流してしまう。
早く…早く許可して…。
「よし」
目をキラキラさせて口を閉じた。
口内がローストビーフで一杯になり、多幸感を感じる。
噛みしめると味と香りが広がって…すごい…
私はこの瞬間のために生きてるのかもしれない。
「良くできたね。僕の膝へおいで。残りも食べさせてあげよう」
私は床から立ち上がり、ご主人様の側へ駆け寄る。
ご主人様は私を抱き上げて、自分の膝の上に乗せた。
身長が私の倍近くあるため、床に足がつかない。
「いい子」
一方の手で私の頭を優しく撫でてから、腰に手を回して後ろから抱きしめる。
もう一方の手でローストビーフを私の口へ運ぶ。
あまりの心地よさに思わず顔が綻んでしまった。
「ちゃんとお腹一杯になったかい。ソラ」
ご主人様は私のお腹をさすってそう言った。
ソラ。
これはご主人様が私に付けてくれた名前だ。
地球が彼ら宇宙人に侵略されて早1年。
人類は彼らの愛玩動物として生き延びていた。
かくいう私もその1人である。
各地では反乱を起こして人類の尊厳を取り戻そうとする動きがあるそうなのだが……。
私は断固反対だ。
優しくて端麗な顔をしたご主人様に甘やかされながらペットとして過ごす日々が幸せだからだ。
宇宙人といっても姿は私たちとほとんど変わらない。
違うところは平均身長が人類より100cm高いことと、体から触手の出し入れができるところくらいだ。
あと寿命も長いらしい。
だから今日も反乱分子の情報をご主人様に密告する。
これからもご主人様のペットでいられるなら私は何だってする。
「はい、ご主人様。すごく美味しかったです!」
「そうか、また作ろう」
ジューシーでとても美味しそうだ。
「お口、あーん」
ご主人様の命令に従って口を大きく開ける。
ご主人様はローストビーフを私の舌の上に置いた。
「待て」
ご主人様の命令に従って食べるのを我慢する。
唾液が溢れて、だらしなく涎を流してしまう。
早く…早く許可して…。
「よし」
目をキラキラさせて口を閉じた。
口内がローストビーフで一杯になり、多幸感を感じる。
噛みしめると味と香りが広がって…すごい…
私はこの瞬間のために生きてるのかもしれない。
「良くできたね。僕の膝へおいで。残りも食べさせてあげよう」
私は床から立ち上がり、ご主人様の側へ駆け寄る。
ご主人様は私を抱き上げて、自分の膝の上に乗せた。
身長が私の倍近くあるため、床に足がつかない。
「いい子」
一方の手で私の頭を優しく撫でてから、腰に手を回して後ろから抱きしめる。
もう一方の手でローストビーフを私の口へ運ぶ。
あまりの心地よさに思わず顔が綻んでしまった。
「ちゃんとお腹一杯になったかい。ソラ」
ご主人様は私のお腹をさすってそう言った。
ソラ。
これはご主人様が私に付けてくれた名前だ。
地球が彼ら宇宙人に侵略されて早1年。
人類は彼らの愛玩動物として生き延びていた。
かくいう私もその1人である。
各地では反乱を起こして人類の尊厳を取り戻そうとする動きがあるそうなのだが……。
私は断固反対だ。
優しくて端麗な顔をしたご主人様に甘やかされながらペットとして過ごす日々が幸せだからだ。
宇宙人といっても姿は私たちとほとんど変わらない。
違うところは平均身長が人類より100cm高いことと、体から触手の出し入れができるところくらいだ。
あと寿命も長いらしい。
だから今日も反乱分子の情報をご主人様に密告する。
これからもご主人様のペットでいられるなら私は何だってする。
「はい、ご主人様。すごく美味しかったです!」
「そうか、また作ろう」
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