魔法少女は眠らせたい。魔女っ子ロリミカちゃん。(魔法少女と一緒に異世界冒険。魔法で悶絶パワーアップした俺はハーレム目指して頑張る話)

カトラス

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ロリミカ、アップデート中

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 魔法の力でスマホの中に入った魔女っ子ロリミカ。



 スマホを触ってみても、液晶画面は真っ暗で中央部分にグルグルマークが表示されていた。



 ロリミカの奴、スマホの中で何やってるんだよ。

 完全にバグってるやん。



 無反応のスマホは勝手に再起動を繰り返して、今はアップデート中に。



 だが、ただのアップデートではなく、「ロリミカアップデート中」と表示されている。



「なんじゃこりゃ」状態のスマホ。

 しかも、アップデート完了予定時間まで出ていて、なんと6時間。



 そんな長い時間待ってられるかって事でカップヌードル食って昼寝した。



 起きると、まだロリミカアップデート中。

 暇さえあればスマホいじってたから、触りたい時に使えないとイライラする。

 これがスマホ依存だと実感した。



「くっそ遅い」と思っていたら、スマホからロリミカが「ただいまー」っと言って飛び出してきた。



 何が「ただいま」だよ。

 思っていたら。



「この、スケベ坊主!」

 と開口一番言われる始末。



 どうやら、ロリミカはスマホの中で、俺が知られたくないものを見たようだ。



 まぁ、寺の住職といえど成人男子だからエッチな動画とかアダルトサイトの類をふつうは見るよ。健康な証拠だと、ロリミカが何を見たのか知らないが自分に言い訳してみる。



「あたし、別に無文の性癖見に入ったのじゃないから」



 やはり考えてることはロリミカに筒抜けになるようだ。



「この魔法の箱は凄いね。知識の塊だよ。おかげで潜ってる間沢山の事学んだよ。この世界の事とか、ほんとに色々ね。で、全部吸収できたから……」



 吸収しただとぉー。

 確かに、出逢った時より話す内容が噛み合ってきているし【性癖】みたいな少女が言わない語彙を使いだしてる。



「特にゲームの世界は、あたしの住んでた環境に似てて色々ヒントになったかな」



 ゲームってインストールされてるソシャゲの事かな。確かに流行りの美少女や魔法少女系の育成ロールプレイングとか入れてたしなぁ。



「無文の住んでる京都も色々見てきたよ。清水寺とか綺麗だね。歴史とか建物は違うけどアレクサンドリアに似てるところもあって好きな街だよ」



 なるほど、吸収はともかくとしてスマホで色々学んだ事は嘘ではなさそうだった。



「それでね、肝心な事なんだけど、あたしがここにいる理由が少し分かったような気がする」



「えっ、どういう事なんだ」



「この寺のご本尊さまはアーシア様なんだよ。アレクサンドリアではアーシア様の像があるところではテレポテーションが出来るんだ。アーシア像のあるところはゲートポイントって呼ばれていて魔法使いの交通手段みたいなもの。この世界て言うとゲートは駅みたいな感じかな。つまり、アーシア像はゲートの役目をしてるんだよ」



「菩薩像がアーシア様なのか」



「うん、だからアルデシュームに封印されて、気がついたらここにいるのはアーシア様のお導きなんだと思うのよ。なぜこの世界にあるかは、また分からないけどね」



 確かに言われてみれば、ロリミカの封印が解ける前に菩薩様の声が聞こえて、その通りにしたら人形から魔女っ子が、現れたもんなぁ。



「ちょっと試してみよう」っと。



 ロリミカは本堂の中央上座に安置されてる菩薩像の前に正座した。



 そうして両手を合わせ軽くお辞儀をする。



 これも、スマホで学んだ作法なのか、元々ロリミカの国でも仏像改めアーシア像の前ではそうするのか? 定かではないがあらたまって御仏に参拝してる姿を見るのは久々である。



「アーシア様、どうか導いてください」



 ロリミカは、また魔法を唱えた。



「ミーホープ、テリプ、テレポラ」



 すると、本堂内が少し揺れ、菩薩像を安置してる台座に小さい穴が空き始めた。



「テリプ、テリポラ」



 ロリミカが力んだ表情で語気を強めさらに魔法を唱えると穴は除々に大きくなり中から眩しい光が射すようになる。



 そして人が入れる大きさになっていった。



「やっぱり、アーシア様のゲートだったよ」



 満足気なロリミカ。



「なんとかなるさ、だっけ無文。なんとかなりそうだよ。これで姉さん達を助けに行けるよ」



「みたいだね、良かったなロリミカ。それじゃ、頑張って行ってらっしゃい」



 朝から色々とあったけど、ようやくロリミカを送り出す展開となって、魔女っ子と別れるのは少々寂しい気もするが。



 これで、いつもの日常が戻るってものだ。

 俺は心地良い安堵感に包まれる。



「何言ってるのよ、無文。あんたも一緒に来るのよ!!」



 はいはい、そうなりますか。



 って「えーーー、なんで俺も一緒なんだよ」



「リディアもアーシア様も連れていけって言ってるから」



「無理、無理、無理ゲーだよ。そっちは聞いてたらヤバいし、魔法使えないし、ゴキブリ一つ殺せないから。そもそもアルデシュームと戦うんだろー。どう考えても無理だし嫌だ!!」



 同情してやる境遇のロリミカではあるが、やはり無理なものは無理で、そんなデンジャラスな所には「君子危うきに近寄らず」だと思う。

 まだ、死にたくないからな。



「子供じゃないのだから駄々言わない。お願い無文助けてよ。助けてくださいお願いします」



 いい大人が子供から聞き分けのない駄々っ子扱いされてしもた。 

 お願いされてもなぁ。

 たいていのお願いなら受けてやるのだが、こればっかりわ。

 

 やはり、ここは大人の対応で当たり障りなく断るのだ。



「一緒に行ってあげたいのは山々なのだけど。ほら、お寺でやることがあるし、結構たてこんでて忙しいんだよ」



「嘘つきぃ。あたし知ってるよ。寺は荒れ放題、暇さえあるばスマホでゲームして、エッチな」



「うわぁーー」

 皆まで言うな、武士の情けをかけてくれぇ。



 ロリミカの言ってることに反論の余地はない。スマホの中身を見られているだけに言い訳出来ない。



「あ、そうだ、無文スマホ見てよ」



 どうやら、ロリミカは何か閃いたようだった。

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