魔法少女は眠らせたい。魔女っ子ロリミカちゃん。(魔法少女と一緒に異世界冒険。魔法で悶絶パワーアップした俺はハーレム目指して頑張る話)

カトラス

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悪魔の所業

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「フワァー」



 俺が目覚めて、だいぶ経ってからロリミカは目覚めた。

 ロリミカが疲れていたのか、俺が早起きだったのかはよく分からないが、彼女に朝一番に報告しないといけないことがある。



 俺はバカじゃ無かったと。



「なぁなぁ、ロリミカ聞いてくれよ!」



「良かったね、無文。スキル覚えたんでしょ」



 まだ、何も言ってないのに、いつもの先読みで……。

 しかも、あっさり。



「でも、ロリミカみたいな魔法じゃないみたいなんだよ、犬神とか何?」



「あぁー、やっと陰陽道の式神覚えたんだね。犬神はその名の通り冥界の番犬を呼びだせるようになるんだよ。まぁ、魔法っていえば魔法なんじゃない。召喚するからね!」



 なに。他人事みたいに言ってるんだ。そもそも。このスキルの元はロリミカが厳選してつけたんじゃないかよ。



「また。おいおい強い式神覚えるから、かんばろうね無文」



 ったく、どっちがお子様か分からなくなるわ。

 でも、ロリミカの寝起きは良さそうだな。



 宿屋で朝食を取ると、早速リッチモンド邸に向かうことにした。



「街の北門を抜けてから道なりに進めば丘の上に建ってるのか伯爵の屋敷だよ」



 トンスラさんとブスカさんに見送られてリッチモンド邸に出発した。



 ロリミカは相変わらず、魔法で宙に浮いて俺の後ろをフワフワしている。



「場所は分かったけど、屋敷に着いたらどうするの? 簡単には会えないだろ。昨日の今日だし……隠れて隙見て侵入とか?」



 サキュバスを昨晩斬っているので、恐らくリッチモンドの耳には逃げたオークから俺達の情報は入ってるはずだ。



「隠れるとか、そんな器用なこと、無文には無理っしょ。まぁ、魔法でなんとかならなくもないけど、邪魔くさいから正面から行くよ」



 ま、まさかのお言葉っ!。

 正面って、下手したらいきなり戦闘になんじゃないかよ。



「ロリミカさん、流石に正面はヤバいんじゃないのか」



「大丈夫よ、いざとなったらやっつけたらいいじゃんか。そのためのあたしは魔法あるし、無文はスキルあるじゃん」



 まぁ、言われてみたら、そうなんだろうけど、実際にここまでは魔物に対しては瞬殺ってのもあるからな。でも、なんだかんだ言ってちょっとぐらいは様子は見るだろうな。





 街を出て、森を抜けるとなだらかな丘陵地帯になっていた。小高い丘の上にはリッチモンド邸と思われる屋敷の建物が見える。

 屋敷といっても、周囲を塀に囲まれていて、ちょっとした平城といった感じだ。

 恐らく、かつては外敵と戦っても守り易いような立地に建てた感じがする。



 だから、屋敷からは俺とロリミカは丸見えであって、さきほどの隠れるや様子見てから云々の話は無意味だった。

 



 だって隠れる場所などなく、来訪者が来るとすぐに分かるよう場所に屋敷があるからだ。



 それが証拠に屋敷からは馬に乗った兵士がこちらに向かって走ってきていた。



 兵士の出で立ちは、簡易な鎧は着ているものの、腰に装備しているソードは納刀していて、すぐに物騒な事になる雰囲気はない。



 すぐに、馬に乗った兵士は俺達のところに来て下馬して聞いてきた。



「もしかして、伯爵に御用で来られたのかな。だとしたらリッチモンド様がお会いになるそうだ」



 いったいどういう事なんだ?

 てか、リッチモンドは俺達の事知ってるはずなんだが……。

 なんだが、いきなりの展開に戦闘も必至だと思っていた分拍子抜けって感じがする。

 でも、何事もなくリッチモンド邸の中に入れるチャンスはもってこい。

 

「そうなんだよ。リッチさんとやらに悪いうさわがあって、どんな人かなみたいな」



 俺は兵士に答えてからしまったと思ってしまった。



 あまりにストレートに返答してしまったからだ。



「さて、どのような悪い噂かは知らないが、さきほど伯爵の名を汚らわす輩もいると聞くからな。とにかく屋敷に案内するよ」



 そうして、俺はロリミカは馬の後ろに乗せてもらい、ロリミカは浮遊しながらついてきた。



 屋敷の門を抜け西洋さながらの立派な屋敷まで馬から降りると、邸から執事が表れて、俺達を屋敷内に招きいれてくれた。



「リッチモンド様は貴賓室でお待ちです」



 執事に案内され、アンティークの像や肖像画が飾りつけされている廊下を進んでいく。



 すると、廊下の途中で執事は突然に小声で話しかけてきた。



「あなた方さまなんでしょう。街の魔物倒されたのは……。でしたら、どうか、我々、いやリッチモンド様をお助けくださいませ。あの方はラミアに操られているだけなんです」



 やはり、ブスカさんの言っていたようにラミアというリッチモンドに嫁いできたパラメキアの女が元凶のようだ。



「街から連れて来られた人達は?」



 俺はここに来た理由の一つを声を潜まして聞いてみる。



「地下にある牢屋に連れていかれたきり……。私は近づけないのでなんとも……。地下の入口にはラーミアが本国から一緒な来た衛兵が見張ってますので、ちなみにラーミアは日中は地下で過ごしているようです」



 ほんと、日中から地下なんかに潜んで魔物だとまんま言ってような奴だな。執事から、もうちょい聞きたいところだがリッチモンドが待ってる応接室についた。

 あとは、御本人に聞くのが手っ取り早い。





 重厚感のある扉を執事がノックすると、中から「入りたまえ」と低い声がした。



「ギィー、バタン」



 貴賓室に入ると、領主ことリッチモンド伯爵が両手を広げ「ようこそ」とばかりに派手なジェスチャーで迎えてくれた、



 貴賓室と言うだけあって、まるでホテルのロビーのように豪華で広い。伯爵の立ってる場所まではレッドカーペットが敷かれてるのがなんとも雰囲気を演出してくれてる感じがした。



「君たちの事は、知ってるよ。旅の方でいいのかな? 昨晩サキュバスを倒してくれたみたいだね。逃げ帰ったオークから話は聞いてるよ」



 どうやら、昨晩の事を全て知ってる物言い。

 リッチモンド伯爵の真意は測りかねる。



「いやいや、君達は素晴らしい。あの淫魔サキュバスを倒してしまうとは……。私は強いものが大好きでね。良かったら、君達も我々と一緒にこの国をユートピアにする手助けをしてくれないかと思ってね」



「街の人達はどうなったのよ?」



 ロリミカはリッチモンドの話など興味なしで、ここに来た理由をストレートに聞いた。

 

「街の人? あ、領民の事か、いや、勿論ユートピアのために協力してもらってるよ。我が領民は弱かったらね! 妻ラミアの研究材料として多いに成果を上げつつあるんだ」



「研究って? なにさ」



「フフフ、ラミアの母国では、人間と魔物をかけ合わせて新しい生命を誕生させてるんだよ。強いよ、ネオノイドのプロトタイプは……」



 ようするに、ネオノイドとか訳の分からない事言ってるけど、人体実験してとんでもない化物作ってるってわけだよな。



「人間の知力と魔物のパワーや魔法が合わさった生物ワクワクするだろ」



 何がワクワクだ。どうやらリッチモンドは完全に頭が飛んでるわ。とんでもない所に来てしまったようだ。
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