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第88話:風雲!!大輔城 前編
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1567年12月吉日、大和国某所。
ここに集められた男たちがいた。
「ワクワクする・・・みんながあたしを目当てに来ているのよね。」
美佳は目を輝かせている。
「それで大丈夫なのか、本当に?」
私は一抹の不安を覚えていた。
ここに集まった男たちから美佳が本当に婿を選んだらどうしよう。
まあ・・・良く知っている連中も多々見受けられるのだが・・・
一馬や義成、純忠、源之進、それに高山重友、大宮景連の姿が見える。
「殿・・・安心召されてください。」
「生半可な試練ではございませんぞ・・・。」
景兼と光秀が嫌らしい顔つきでほくそ笑んでいる。
そう・・・この婿選びは幾つものステージに分かれているのだ。
ちなみにステージ分けを企画したのは朋美である。
「あなた覚えている?」
「何を?」
朋美が声をかけてきた。
「まだ小さい頃だったけどラブア●ックっていうテレビ番組よ。」
「ああ・・・あったな・・・ドラ●もんの後ぐらいだったよな。」
「そうそう!! あれをイメージしたんだけどね。疋田さんと明智さんに任せたら、違う番組のようになっちゃったみたい♪」
私と朋美の視線の先には様々なアトラクションっぽい試練が立ち並んでいた。
うん・・・風雲!た●し城だよ・・・。
これをこの時代にゼロから考え付いた景兼と光秀は凄いですな・・・。
「ちなみに今回の参加者は選りすぐりの三十名です。」
「ちなみに身内からでも落選者続出です、はい。」
景兼と光秀の視線の先には筒井順慶や源次、金蔵、権八の姿が・・・。
「順慶殿は家臣団からのたっての願いで落選です。怪我をさせたくないようです。」
「あと基本、忍びは却下してます。特にあの三人は邪悪なので論外です。」
景兼と光秀は冷たい口調で言い放った。
「凄いね・・・私が知っている人も来ているよ!!」
お市は興奮気味だ。
「誰なの?」
「ほら・・・あの凄く強そうなデカい人がいるでしょ。」
お市が指差した人物を岳人は見る。
「三河の本田平八郎殿。織田家でも慶次郎ぐらいしか渡り合える者はいないというぐらいの男ね。」
おいおい・・・本田平八郎ってあの本田忠勝のことじゃないのか・・・
岳人は青ざめる。
「そしてこの岳人の言葉を借りればイケメンの人が三河の榊原康政殿。」
おいおい・・・榊原康政まで来ているよ・・・
岳人はますます青ざめた。
「おおう、純忠ではないか!!」
「直澄・・・おまえが来るとは・・・困ったな。」
朝倉家家臣真柄直澄は純忠に声をかける。
「それにしてもあの山田のお姫様は美しいのう・・・ガハハハッ!!」
「マジか・・・おまえに抱かれる美佳様は想像したくないぞ!!」
そんな二人のやり取りを見ている一馬と義成と源之進。
「我らだけの勝負になるかと思いきや・・・なんだあのデカいのは。」
「同じ人間とは思えんぞ。」
「まさしく命懸けの戦いになりそうだな・・・おい。」
三人は顔が引きつっている。
直澄のそのあまりの巨体ぶりに他の婿候補たちも動揺を隠せない。
さすがの本田平八郎も動揺している。
「まるで巨人兵だね。」
「巨人兵か・・・義姉上の婿になったら大変よね・・・色々と。」
岳人とお市は変な妄想をしていた。
なんだ・・・なんだあの男は!?
そのとき、何故かそこに異彩を放つ男が現れた。
某グレート●スケのマスクを被った侍である。
「あれ・・・あのマスクは・・・。」
私には身に覚えのあるマスクだ。
そう・・・あの頃・・・まだヒラリーマン時代のことだ。
とある年の慰安旅行のことだった。
「おうい!! ヒック・・・山田君。例のプロレスシリーズやってくれよォッ!!」
酔っぱらった課長が言う。
「わっかりましたァァァ!!」
私は上半身裸になるとグレートサ●ケのマスクを被った。
『これが私の顔なんです。』
私の物まねにその場にいる一同大爆笑であった。
私の鉄板宴会芸のプロレス物まねシリーズ用に使っていたあのマスクではないか!?
そんなことを思い出していると
「お久しぶりです。殿♪」
「楓じゃないか・・・!!」
楓が姿を現した。
「元気そうですね・・・てへ♪」
私が頭を撫で撫ですると照れる楓。
「ぬぬッ・・・」
憎しみの表情を私に向ける真紅とそれを苦笑してなだめる朋美。
私はとりあえずスルーしておいた。
「楓!!」
「美佳!!」
その間に楓と美佳は抱き合って再会を喜んでいる。
「聞いたわ。美佳の婿選び。」
「そうなの・・・なんか流れ的に面白いかなって。」
「それを聞いたあの方がキレてしまってね・・・。」
楓がマスク侍を指差す。
「えっ・・・まさか・・・!?」
私と美佳はマスク男の正体に勘付いてしまった。
その様子を見て再び嫌らしくほくそ笑む景兼と光秀。
「あの御方と渡り合えそうなのは清興殿や五右衛門、慶次殿ぐらいですな。」
「その御三方は当たり前だが参加せず。我らの描いた筋書き通りになるのですよ・・・ハッハッハ!!」
そんな二人を見て私は鳥肌が立った。
いくら忠誠心からといってもねえ・・・あなた方にこんな邪悪な面があったとは・・・
「よくわからん個性豊かな面々ですが・・・やるだけやりますかねえ・・・。」
つぶやくのは武田家家臣土屋昌続。
武田二十四将に名を連ねる若き勇将である。
「武田の者・・・ここで川中島の続きをいたしますか?」
その隣で身体を動かしているのは上杉家家臣北条景広。
後の世に上杉二十五将の一人として名を連ねる名将の若き日の姿である。
「それは面白い・・・恨みっこ無しでお願い申す。」
「御意!!」
昌続と景広は互いに握手を交わしていた。
そして時間となり、三十名が一箇所に集められた。
「さあ、それでは美佳姫の婿選びを始めます。」
景兼が言う。
「まずは美佳姫からお言葉がございます。」
光秀が言うと美佳が現れた。
「!?」「ぶあッ!?」
ミニスカ巫女のコスプレで現れた美佳の破壊力に三十名の集った猛者共は鼻血を流す。
中には興奮のあまり失神する者もいた・・・一馬と義成と源之進、高山重友である。
「みんな・・・頑張ってね♪」
「ヤバいね・・・拙者は遊びのつもりだったが本気になったぞ・・・。」
大宮景連は気合い十分。
「大宮殿は本気出さなくていいんだけど。」
純忠がツッコミを入れる。
「俺も偵察のつもりだったが・・・あの姫君を得るならば徳川を捨てても構わん。」
「本気か?」
「おぬしもそう思うじゃろ?」
「ああ・・・あのような女子は初めてだ・・・殿・・・お許しを。」
美佳は後に徳川四天王に祭り上げられる本田平八郎と榊原康政の忠誠心をも惑わせてしまった。
「ブルルルッ!!」
既に臨戦態勢で猛り狂う真柄直澄。
「こ・・・怖いんですけど・・・。」
幼少期より実戦経験豊富な重友でも直澄の巨体には恐怖しか感じ得なかった。
美佳・・・はしたない格好を・・・破廉恥な恰好を・・・
ただマスク侍だけは怒りのオーラを燃やしていた。
「では第一の関門・・・国●の壁です。制限時間内にこの壁を越えてください!! 時間内に越えられなかった者、途中で失神した者は失格です。」
光秀の声。
三十人の猛者の前に大きな壁がそびえ立っている。
景兼さん、光秀さん・・・あなた現代なら辣腕TVプロデューサーですって・・・
「はじめェェ!!」
「ウオオオォォォッ!!」
光秀の号令と共に猛者たちは一斉に壁へと駆け出していく。
「ウオォォォッ!! 邪魔だ邪魔だ邪魔だァァァァァ!!」
真柄直澄は周囲の者どもを弾き飛ばしながら壁へと突っ込んでいく。
「ぎゃぱッ!?」「ぐはッ!!」
直澄に次々と弾き飛ばされて気を失う猛者たち。
無念・・・
大宮景連も巻き添えを喰らい弾き飛ばされていった。
「優勝候補の大宮殿が・・・。」
それを見ていた計盛と小四郎はガックリする。
「壁がなんだァァァ!!」
直澄の拳で壁が崩壊する。
「はい、真柄直澄殿失格ぅ!!」
「えッ・・・?」
光秀の声に固まる直澄。
こうして第一の関門は終了した。
一馬達や三河勢、武田の土屋昌続や上杉の北条景広、重友やマスク侍は順当に残っているものの、真柄直澄の暴走に巻き込まれ残りは十五名にまで減っていた。
果たして誰が最後に勝ち残り、美佳から婿としての了承を得ることができるのであろうか。
ここに集められた男たちがいた。
「ワクワクする・・・みんながあたしを目当てに来ているのよね。」
美佳は目を輝かせている。
「それで大丈夫なのか、本当に?」
私は一抹の不安を覚えていた。
ここに集まった男たちから美佳が本当に婿を選んだらどうしよう。
まあ・・・良く知っている連中も多々見受けられるのだが・・・
一馬や義成、純忠、源之進、それに高山重友、大宮景連の姿が見える。
「殿・・・安心召されてください。」
「生半可な試練ではございませんぞ・・・。」
景兼と光秀が嫌らしい顔つきでほくそ笑んでいる。
そう・・・この婿選びは幾つものステージに分かれているのだ。
ちなみにステージ分けを企画したのは朋美である。
「あなた覚えている?」
「何を?」
朋美が声をかけてきた。
「まだ小さい頃だったけどラブア●ックっていうテレビ番組よ。」
「ああ・・・あったな・・・ドラ●もんの後ぐらいだったよな。」
「そうそう!! あれをイメージしたんだけどね。疋田さんと明智さんに任せたら、違う番組のようになっちゃったみたい♪」
私と朋美の視線の先には様々なアトラクションっぽい試練が立ち並んでいた。
うん・・・風雲!た●し城だよ・・・。
これをこの時代にゼロから考え付いた景兼と光秀は凄いですな・・・。
「ちなみに今回の参加者は選りすぐりの三十名です。」
「ちなみに身内からでも落選者続出です、はい。」
景兼と光秀の視線の先には筒井順慶や源次、金蔵、権八の姿が・・・。
「順慶殿は家臣団からのたっての願いで落選です。怪我をさせたくないようです。」
「あと基本、忍びは却下してます。特にあの三人は邪悪なので論外です。」
景兼と光秀は冷たい口調で言い放った。
「凄いね・・・私が知っている人も来ているよ!!」
お市は興奮気味だ。
「誰なの?」
「ほら・・・あの凄く強そうなデカい人がいるでしょ。」
お市が指差した人物を岳人は見る。
「三河の本田平八郎殿。織田家でも慶次郎ぐらいしか渡り合える者はいないというぐらいの男ね。」
おいおい・・・本田平八郎ってあの本田忠勝のことじゃないのか・・・
岳人は青ざめる。
「そしてこの岳人の言葉を借りればイケメンの人が三河の榊原康政殿。」
おいおい・・・榊原康政まで来ているよ・・・
岳人はますます青ざめた。
「おおう、純忠ではないか!!」
「直澄・・・おまえが来るとは・・・困ったな。」
朝倉家家臣真柄直澄は純忠に声をかける。
「それにしてもあの山田のお姫様は美しいのう・・・ガハハハッ!!」
「マジか・・・おまえに抱かれる美佳様は想像したくないぞ!!」
そんな二人のやり取りを見ている一馬と義成と源之進。
「我らだけの勝負になるかと思いきや・・・なんだあのデカいのは。」
「同じ人間とは思えんぞ。」
「まさしく命懸けの戦いになりそうだな・・・おい。」
三人は顔が引きつっている。
直澄のそのあまりの巨体ぶりに他の婿候補たちも動揺を隠せない。
さすがの本田平八郎も動揺している。
「まるで巨人兵だね。」
「巨人兵か・・・義姉上の婿になったら大変よね・・・色々と。」
岳人とお市は変な妄想をしていた。
なんだ・・・なんだあの男は!?
そのとき、何故かそこに異彩を放つ男が現れた。
某グレート●スケのマスクを被った侍である。
「あれ・・・あのマスクは・・・。」
私には身に覚えのあるマスクだ。
そう・・・あの頃・・・まだヒラリーマン時代のことだ。
とある年の慰安旅行のことだった。
「おうい!! ヒック・・・山田君。例のプロレスシリーズやってくれよォッ!!」
酔っぱらった課長が言う。
「わっかりましたァァァ!!」
私は上半身裸になるとグレートサ●ケのマスクを被った。
『これが私の顔なんです。』
私の物まねにその場にいる一同大爆笑であった。
私の鉄板宴会芸のプロレス物まねシリーズ用に使っていたあのマスクではないか!?
そんなことを思い出していると
「お久しぶりです。殿♪」
「楓じゃないか・・・!!」
楓が姿を現した。
「元気そうですね・・・てへ♪」
私が頭を撫で撫ですると照れる楓。
「ぬぬッ・・・」
憎しみの表情を私に向ける真紅とそれを苦笑してなだめる朋美。
私はとりあえずスルーしておいた。
「楓!!」
「美佳!!」
その間に楓と美佳は抱き合って再会を喜んでいる。
「聞いたわ。美佳の婿選び。」
「そうなの・・・なんか流れ的に面白いかなって。」
「それを聞いたあの方がキレてしまってね・・・。」
楓がマスク侍を指差す。
「えっ・・・まさか・・・!?」
私と美佳はマスク男の正体に勘付いてしまった。
その様子を見て再び嫌らしくほくそ笑む景兼と光秀。
「あの御方と渡り合えそうなのは清興殿や五右衛門、慶次殿ぐらいですな。」
「その御三方は当たり前だが参加せず。我らの描いた筋書き通りになるのですよ・・・ハッハッハ!!」
そんな二人を見て私は鳥肌が立った。
いくら忠誠心からといってもねえ・・・あなた方にこんな邪悪な面があったとは・・・
「よくわからん個性豊かな面々ですが・・・やるだけやりますかねえ・・・。」
つぶやくのは武田家家臣土屋昌続。
武田二十四将に名を連ねる若き勇将である。
「武田の者・・・ここで川中島の続きをいたしますか?」
その隣で身体を動かしているのは上杉家家臣北条景広。
後の世に上杉二十五将の一人として名を連ねる名将の若き日の姿である。
「それは面白い・・・恨みっこ無しでお願い申す。」
「御意!!」
昌続と景広は互いに握手を交わしていた。
そして時間となり、三十名が一箇所に集められた。
「さあ、それでは美佳姫の婿選びを始めます。」
景兼が言う。
「まずは美佳姫からお言葉がございます。」
光秀が言うと美佳が現れた。
「!?」「ぶあッ!?」
ミニスカ巫女のコスプレで現れた美佳の破壊力に三十名の集った猛者共は鼻血を流す。
中には興奮のあまり失神する者もいた・・・一馬と義成と源之進、高山重友である。
「みんな・・・頑張ってね♪」
「ヤバいね・・・拙者は遊びのつもりだったが本気になったぞ・・・。」
大宮景連は気合い十分。
「大宮殿は本気出さなくていいんだけど。」
純忠がツッコミを入れる。
「俺も偵察のつもりだったが・・・あの姫君を得るならば徳川を捨てても構わん。」
「本気か?」
「おぬしもそう思うじゃろ?」
「ああ・・・あのような女子は初めてだ・・・殿・・・お許しを。」
美佳は後に徳川四天王に祭り上げられる本田平八郎と榊原康政の忠誠心をも惑わせてしまった。
「ブルルルッ!!」
既に臨戦態勢で猛り狂う真柄直澄。
「こ・・・怖いんですけど・・・。」
幼少期より実戦経験豊富な重友でも直澄の巨体には恐怖しか感じ得なかった。
美佳・・・はしたない格好を・・・破廉恥な恰好を・・・
ただマスク侍だけは怒りのオーラを燃やしていた。
「では第一の関門・・・国●の壁です。制限時間内にこの壁を越えてください!! 時間内に越えられなかった者、途中で失神した者は失格です。」
光秀の声。
三十人の猛者の前に大きな壁がそびえ立っている。
景兼さん、光秀さん・・・あなた現代なら辣腕TVプロデューサーですって・・・
「はじめェェ!!」
「ウオオオォォォッ!!」
光秀の号令と共に猛者たちは一斉に壁へと駆け出していく。
「ウオォォォッ!! 邪魔だ邪魔だ邪魔だァァァァァ!!」
真柄直澄は周囲の者どもを弾き飛ばしながら壁へと突っ込んでいく。
「ぎゃぱッ!?」「ぐはッ!!」
直澄に次々と弾き飛ばされて気を失う猛者たち。
無念・・・
大宮景連も巻き添えを喰らい弾き飛ばされていった。
「優勝候補の大宮殿が・・・。」
それを見ていた計盛と小四郎はガックリする。
「壁がなんだァァァ!!」
直澄の拳で壁が崩壊する。
「はい、真柄直澄殿失格ぅ!!」
「えッ・・・?」
光秀の声に固まる直澄。
こうして第一の関門は終了した。
一馬達や三河勢、武田の土屋昌続や上杉の北条景広、重友やマスク侍は順当に残っているものの、真柄直澄の暴走に巻き込まれ残りは十五名にまで減っていた。
果たして誰が最後に勝ち残り、美佳から婿としての了承を得ることができるのであろうか。
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