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第141話:武田信玄とおやじファイト
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うう・・・な・・・何が起こったのだ・・・
私は地面に倒れ伏している。
朦朧とした意識の中で、武田信玄が鬼のような形相で私を見下ろしているのがわかった。
何故・・・こうなった・・・?
確かに試合が始まってからは私が一方的に攻め立てていた。
私と武田信玄の戦いは周囲の予想を覆し、私の剣技の前に信玄は成す術がなかった。
「おお・・・強いぞ殿ォ!!」
五右衛門たちの声援を背に受けて私は追い詰めていく。
そして信玄の木刀を弾き飛ばした。
宙高く舞う木刀に勝利を確信した。だが、次の瞬間に私は地面に倒れていく・・・。
そう・・・信玄の拳が私の顎をピンポイントで抉っていた。
刀を失った瞬間に甲斐の虎はその爪で私を無意識に仕留めにかかったということ・・・。
完全に油断だった。
そんな朦朧とした意識の中で私は昔のことを思い出していた。
私は高校時代にボクシング部に所属していた。
一応は某県のバンタム級チャンピオンとしてインターハイと国体に出場している。
そう・・・高3のインターハイは自己最高のベスト8まで勝ち上がっていた・・・
「ジャブだよ、懐に入り込ませるな!! 足を止めるな!!」
顧問が口やかましく叫んでいる。
スゲー・・・テレビ局も来ているよ・・・
私はリングの上に立っていた。
立っていたというか立たされていたというか・・・座らせてさえくれません。
俗に言う滅多打ち状態・・・こっちはほとんど手を出させてさえもらえない。
国体ベスト8で対戦相手は後に日本ボクシング史上無敵の世界王者となる井上恒成。
オリンピック出場も視野に入れている天才相手に一泡吹かせようともくろんでいた。
まあ・・・考えが甘かった・・・
途切れがちになっていく意識の中、後悔の念にさらされていた。
才能か・・・努力か・・・その何もかもが足りないのか・・・
こうやってインターハイベスト8まで勝ち上がれたのだから才能がないわけはない・・・
でもそれより上の領域には届く気がしなかった。
井上が持っているスピード、パンチ力、何より全身から醸し出す才気・・・私にはまず持ち合わせていない。
だが・・・このままでは終わらない・・・唯一勝っているのはリーチだ!!
レフェリーも止めようと様子を伺っていたときだった。
私は背負っていたロープの反動を利用して左に回ると右ストレートを打ち込む。
「!?」
井上は一瞬、白目を剥くとの膝を揺らして後退する。
効いた・・・チャンス!!
その瞬間・・・大振りになった私の顎を井上のコンパクトな左フックが一閃。
そこからの記憶はなく、気が付けば会場の医務室だった。
「うう・・・く・・・くそ・・・」
私はゆっくりと立ち上がった。
信玄はまさしく獲物を狩る虎のような形相で私を睨んでいる。
「山田大輔殿、大丈夫ですか?」
審判も一応は山城守の任にある私に気を遣ってくれているようだ。
「大丈夫ですぞ・・・。」
私は作り笑いを見せてごまかすと木刀を投げ捨てた。
「殿ォ!?」
清興が驚愕して声を上げている。
一馬たちは言葉を失っているようだ。
「大丈夫・・・大丈夫だぞ。」
私は拳を構えるとステップを踏んだ・・・高校時代以来だ。
「来るかァ!! 山田大輔殿。ワシも喧嘩が大好きでのう・・・」
信玄は喜びの声を上げると拳を構えて襲いかかってきた。
そんな信玄の姿を見つめながら私はまた昔のことを思い出していた。
大学3年生のとき、井上の東洋太平洋タイトルマッチを観に行った。
もうボクシングはしないと決めていたが、一応はボクシングマニアとして後楽園ホールに入り浸っていたのだ。
既にプレミアがつくほどだった彼の試合のチケットをなんとかゲットしての観戦。
井上はフィリピンの強打で無敗の東洋王者をわずか2Rで仕留めてしまう。
フィニッシュは誘い込んでの左フックのショートカウンターだった。
なんか俺を倒した時と同じだな・・・
そんなこと思いながら花道でリングから引き上げてくる井上を見送る。
やはり覚えていないよな・・・俺なんて・・・
そのとき、通り過ぎたはずの井上が私に駆け寄ってきた。
「山田君・・・久しぶりじゃん。観に来てくれたんだ!!」
予想だにせぬひと言に私は動揺を隠すので精一杯。
「ああ・・・相変わらずキレのある左じゃねえか。」
そんな私に思いがけぬ言葉・・・
「そうそう、山田君との試合で偶然出したパンチがキッカケだよ。だからホント山田君に感謝しているんだ!!」
凄く嬉しかった・・・なんか・・・自分がやってきた足跡をはっきりと残せた気がしたのだ。
「そうか・・・それなら俺もなんか・・・なんというか・・・世界獲れよ!!」
「任せろって!!」
私が井上と会話している姿に他の観客たちが羨望の眼差しを見せている・・・心地よかった。
ただ一つ・・・ただ一つだけ納得がいかなかったのは・・・
井上はあのとき高1・・・俺は高3・・・年上に敬語無しのクン付けかい!!
気が付くと信玄は私の目の前に飛び込んできていた。
大振りの右の喧嘩パンチを振るってくる。
やってやるさ・・・私も・・・決めて見せる・・・キメてやる!!
私はバックステップを踏みながら左フックのショートカウンター。
あのとき自分が沈められたパンチ・・・
これで・・・私も・・・
信玄のアゴの先端をピンポイントで私の左が抉った。
白目を剥いて涎を流す信玄。
勝った・・・
しかし甘かった。素人のパンチは軌道が読みにくいのである。
予想以上に変則な軌道を描いた信玄のパンチが同時に私のこめかみに直撃していた。
今までに味わったことのない重い一撃・・・完全に意識が飛んだ。
「勝負あり・・・この勝負引き分け!!」
互いに口から泡を吹いて失神した四十路のオッサン二人を家臣たちが運んでいく。
「引き分けか・・・残念だな・・・。」
陣営に戻るとすぐに意識を取り戻した私は押し寄せる悔しさを堪えるので精一杯だった。
「いや・・・凄い戦いでございました。殿を最近は見直すことばかりでございます。」
声を真っ先にかけてくれた清興だが、そういう口調が逆に気分を害するんだけど。
「殿サマ。お疲れ!!」
五右衛門はスタンスが変わらない。これでいいのだ。
「殿ォ・・・。感動したぞォォォ!!」
慶次が感涙している。一馬や義成、柳生厳勝も目に涙を浮かべているではないか。
私のようなおやじの戦いで若者に何かしら伝えられたのは嬉しい。
「さあ・・・殿の戦いぶりに泥を塗る訳にいかいませぬ・・・。」
慎之介は既に全身から闘気を放ちながら試合場へと向かっている。
「殿・・・殿ォ・・・!?」
武田陣営では目を覚まさない信玄の姿に動揺が走っていた。
「息はしておる・・・。」
馬場信春が確認するも表情は冴えない。
「では最後の一人はワシが行こう。」
真田幸隆が試合場へと歩き出そうとしたときだった。
突然、むくっと起き上がった信玄。
「もう終いじゃ・・・ワシがやられてはどうこうするものではないじゃろう。」
その言葉に真田幸隆が言い返す。
「やられてはおりませぬ・・・引き分けですぞ。」
「なんだと・・・。」
「殿の執念はまさしく虎の如きでしたぞ。」
そうか・・・まだワシは・・・やれるのか・・・
このとき武田信玄は既に自分の身体が重大な病に侵されていることに気づいていたのだ。
いつか訪れるかわからぬ死に対し、恐れさえ抱いていた。
だが・・・先程の山田大輔との喧嘩は・・・生きている実感を感じたぞ。
ワシは生きておる・・・まだ生かされておるということじゃ!!
「よし・・・弾正・・・任せるぞ!!」
「ありがたきお言葉・・・。」
そして試合場に立つ真田幸隆。
遂に山田家対武田家の戦いも決着の時へと近づいているのだった。
私は地面に倒れ伏している。
朦朧とした意識の中で、武田信玄が鬼のような形相で私を見下ろしているのがわかった。
何故・・・こうなった・・・?
確かに試合が始まってからは私が一方的に攻め立てていた。
私と武田信玄の戦いは周囲の予想を覆し、私の剣技の前に信玄は成す術がなかった。
「おお・・・強いぞ殿ォ!!」
五右衛門たちの声援を背に受けて私は追い詰めていく。
そして信玄の木刀を弾き飛ばした。
宙高く舞う木刀に勝利を確信した。だが、次の瞬間に私は地面に倒れていく・・・。
そう・・・信玄の拳が私の顎をピンポイントで抉っていた。
刀を失った瞬間に甲斐の虎はその爪で私を無意識に仕留めにかかったということ・・・。
完全に油断だった。
そんな朦朧とした意識の中で私は昔のことを思い出していた。
私は高校時代にボクシング部に所属していた。
一応は某県のバンタム級チャンピオンとしてインターハイと国体に出場している。
そう・・・高3のインターハイは自己最高のベスト8まで勝ち上がっていた・・・
「ジャブだよ、懐に入り込ませるな!! 足を止めるな!!」
顧問が口やかましく叫んでいる。
スゲー・・・テレビ局も来ているよ・・・
私はリングの上に立っていた。
立っていたというか立たされていたというか・・・座らせてさえくれません。
俗に言う滅多打ち状態・・・こっちはほとんど手を出させてさえもらえない。
国体ベスト8で対戦相手は後に日本ボクシング史上無敵の世界王者となる井上恒成。
オリンピック出場も視野に入れている天才相手に一泡吹かせようともくろんでいた。
まあ・・・考えが甘かった・・・
途切れがちになっていく意識の中、後悔の念にさらされていた。
才能か・・・努力か・・・その何もかもが足りないのか・・・
こうやってインターハイベスト8まで勝ち上がれたのだから才能がないわけはない・・・
でもそれより上の領域には届く気がしなかった。
井上が持っているスピード、パンチ力、何より全身から醸し出す才気・・・私にはまず持ち合わせていない。
だが・・・このままでは終わらない・・・唯一勝っているのはリーチだ!!
レフェリーも止めようと様子を伺っていたときだった。
私は背負っていたロープの反動を利用して左に回ると右ストレートを打ち込む。
「!?」
井上は一瞬、白目を剥くとの膝を揺らして後退する。
効いた・・・チャンス!!
その瞬間・・・大振りになった私の顎を井上のコンパクトな左フックが一閃。
そこからの記憶はなく、気が付けば会場の医務室だった。
「うう・・・く・・・くそ・・・」
私はゆっくりと立ち上がった。
信玄はまさしく獲物を狩る虎のような形相で私を睨んでいる。
「山田大輔殿、大丈夫ですか?」
審判も一応は山城守の任にある私に気を遣ってくれているようだ。
「大丈夫ですぞ・・・。」
私は作り笑いを見せてごまかすと木刀を投げ捨てた。
「殿ォ!?」
清興が驚愕して声を上げている。
一馬たちは言葉を失っているようだ。
「大丈夫・・・大丈夫だぞ。」
私は拳を構えるとステップを踏んだ・・・高校時代以来だ。
「来るかァ!! 山田大輔殿。ワシも喧嘩が大好きでのう・・・」
信玄は喜びの声を上げると拳を構えて襲いかかってきた。
そんな信玄の姿を見つめながら私はまた昔のことを思い出していた。
大学3年生のとき、井上の東洋太平洋タイトルマッチを観に行った。
もうボクシングはしないと決めていたが、一応はボクシングマニアとして後楽園ホールに入り浸っていたのだ。
既にプレミアがつくほどだった彼の試合のチケットをなんとかゲットしての観戦。
井上はフィリピンの強打で無敗の東洋王者をわずか2Rで仕留めてしまう。
フィニッシュは誘い込んでの左フックのショートカウンターだった。
なんか俺を倒した時と同じだな・・・
そんなこと思いながら花道でリングから引き上げてくる井上を見送る。
やはり覚えていないよな・・・俺なんて・・・
そのとき、通り過ぎたはずの井上が私に駆け寄ってきた。
「山田君・・・久しぶりじゃん。観に来てくれたんだ!!」
予想だにせぬひと言に私は動揺を隠すので精一杯。
「ああ・・・相変わらずキレのある左じゃねえか。」
そんな私に思いがけぬ言葉・・・
「そうそう、山田君との試合で偶然出したパンチがキッカケだよ。だからホント山田君に感謝しているんだ!!」
凄く嬉しかった・・・なんか・・・自分がやってきた足跡をはっきりと残せた気がしたのだ。
「そうか・・・それなら俺もなんか・・・なんというか・・・世界獲れよ!!」
「任せろって!!」
私が井上と会話している姿に他の観客たちが羨望の眼差しを見せている・・・心地よかった。
ただ一つ・・・ただ一つだけ納得がいかなかったのは・・・
井上はあのとき高1・・・俺は高3・・・年上に敬語無しのクン付けかい!!
気が付くと信玄は私の目の前に飛び込んできていた。
大振りの右の喧嘩パンチを振るってくる。
やってやるさ・・・私も・・・決めて見せる・・・キメてやる!!
私はバックステップを踏みながら左フックのショートカウンター。
あのとき自分が沈められたパンチ・・・
これで・・・私も・・・
信玄のアゴの先端をピンポイントで私の左が抉った。
白目を剥いて涎を流す信玄。
勝った・・・
しかし甘かった。素人のパンチは軌道が読みにくいのである。
予想以上に変則な軌道を描いた信玄のパンチが同時に私のこめかみに直撃していた。
今までに味わったことのない重い一撃・・・完全に意識が飛んだ。
「勝負あり・・・この勝負引き分け!!」
互いに口から泡を吹いて失神した四十路のオッサン二人を家臣たちが運んでいく。
「引き分けか・・・残念だな・・・。」
陣営に戻るとすぐに意識を取り戻した私は押し寄せる悔しさを堪えるので精一杯だった。
「いや・・・凄い戦いでございました。殿を最近は見直すことばかりでございます。」
声を真っ先にかけてくれた清興だが、そういう口調が逆に気分を害するんだけど。
「殿サマ。お疲れ!!」
五右衛門はスタンスが変わらない。これでいいのだ。
「殿ォ・・・。感動したぞォォォ!!」
慶次が感涙している。一馬や義成、柳生厳勝も目に涙を浮かべているではないか。
私のようなおやじの戦いで若者に何かしら伝えられたのは嬉しい。
「さあ・・・殿の戦いぶりに泥を塗る訳にいかいませぬ・・・。」
慎之介は既に全身から闘気を放ちながら試合場へと向かっている。
「殿・・・殿ォ・・・!?」
武田陣営では目を覚まさない信玄の姿に動揺が走っていた。
「息はしておる・・・。」
馬場信春が確認するも表情は冴えない。
「では最後の一人はワシが行こう。」
真田幸隆が試合場へと歩き出そうとしたときだった。
突然、むくっと起き上がった信玄。
「もう終いじゃ・・・ワシがやられてはどうこうするものではないじゃろう。」
その言葉に真田幸隆が言い返す。
「やられてはおりませぬ・・・引き分けですぞ。」
「なんだと・・・。」
「殿の執念はまさしく虎の如きでしたぞ。」
そうか・・・まだワシは・・・やれるのか・・・
このとき武田信玄は既に自分の身体が重大な病に侵されていることに気づいていたのだ。
いつか訪れるかわからぬ死に対し、恐れさえ抱いていた。
だが・・・先程の山田大輔との喧嘩は・・・生きている実感を感じたぞ。
ワシは生きておる・・・まだ生かされておるということじゃ!!
「よし・・・弾正・・・任せるぞ!!」
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