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第156話:摂津攻略戦 後編
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摂津国芥川城。
三好家当主三好義継は戦況に顔をしかめていた。
「水無瀬において番頭義元様が山田軍の戦いで敗れ、高槻城に立て籠もっております。まだ淀での岩成友通様は山田家大将三好長虎の軍と相対し一進一退の攻防を繰り広げております。」
三好家家臣野間長前の報告は決して喜ばしいものではなかった。
芥川城に残された兵力は一千。難攻不落と謳われた名城故にその兵力で十分に守れると踏んでいた。
「夜襲の警戒を怠るなよ。下がってよいぞ。」
「ははッ!!」
野間長前は大広間から出ていくがその表情に険しい。
義継め・・・警戒心を緩めておらぬ・・・どうすれば良いのやら・・・
そして自らの手勢を集めている出丸に戻った。
「殿、どうされますか?」
家臣たちの問いかけに答えることができない長前。
・・・今回の竹中半兵衛殿の策略、成功しなければ我らは生き残れぬ。失敗すれば義継に・・・寝返らねば山田にいずれは滅ぼされるのだ・・・
家臣団の中にいる一人の男を呼び寄せて耳打ちをする。
その男はうなずくとそのまま何処かへと走り去っていった。
「ふう・・・うまく抜け出せたか・・・」
うまく城から抜け出したその男が変装を解いた姿は毒蝮の金蔵。
そのまま山中を駆け抜けて重治の下へ辿り着く。
「金蔵殿・・・首尾は?」
「丑の刻になりましたら、野間長前が出城に火を放ち石切場付近にて挙兵。手勢は百五十程ということだ。それと同時に仕込んでおいた爆薬で三の郭を爆破する。」
金蔵の話を聞いた重治はうなずきながら立ち上がった。
「上々です。では予定通りにいきます。柳生宗厳様、厳勝殿、高弟の皆さんは私と共にお願いいたします。」
「ワハハ・・・新しい軍師は人使いが荒いのう。まあ豊五郎よりは頼りにしてくれるみたいじゃがな。」
重治の言葉に宗厳は笑いながら答える。
「魁雲殿、祥雲殿、搦手門の確保をよろしくお願いいたしますぞ。」
「相分かった。」
宝蔵院の槍の達人たちの雄姿が重治には頼もしく感じられた。
ここで芥川城を落とすことが次へと繋がっていく。
丹後の島様、疋田様。丹波の勝政様の勝利へと繋げていくためには必ず落としてみせましょう。
そして夜も深まっていく丑の刻。
「殿ォォォ!! 一大事でございます!!」
「何事だ!!」
突然の騒ぎに寝床の中の三好義継は慌てて目を覚ました。
戸を勢いよく開けると山城の麓付近が激しく燃え上がっている。
「どこから火が上がっておるのだ!!」
「出城でございます。野間左門様の出城から火が上がっております。」
「敵か? 山田か?」
激しく動揺している義継に信じられぬ返答が・・・
「野間左門様、謀反でございまする!!」
「ば・・・馬鹿な・・・左門が謀反だと・・・あやつめェェェ!!」
怒り心頭の義継に更に追い打ちをかける瞬間が訪れた。
ドドーンという轟音が芥川城のある三好山山中に響き渡る。
「な・・・なんだ・・・三の郭が爆発しておるではないか・・・」
ただ茫然とその光景を見つめている義継だったが、すぐに我に返ると大声で叫んだ。
「兵を石切場と搦手門に回せ!! 大手門も警戒を怠るな!!」
そして着替えて甲冑を身に纏うと家臣団が待つ大広間へと入っていった。
「野間の手勢は百五十程、我らの敵ではございませぬ。搦手門も敵影はなく三の郭爆破は野間の罠かと。」
家臣の一人が義継に報告する。
うなずきながらも義継はその家臣の顔をじっと見つめていた。
「貴様・・・何やつ・・・うまく紛れ込んだつもりだろうが、ワシの眼はごまかせん・・・」
義継の声と共に家臣団が一斉に刀を抜いた。
「バレたら仕方あるまい・・・」
その三好家家臣に扮した男は火薬球を爆発させて逃げ出そうとする。焔の陣内であった。
火が点いた本丸は混乱状態。
そこに侵入してきた一団があった。
「三好義継・・・お命頂戴!!」
柳生宗厳の剣技の前に次々と倒れていく家臣団。
「覚悟!!」
柳生厳勝が三好義継を見定めると飛びかかってくる。
「小僧がァァァ!!」
まだ若い厳勝の姿に対し反撃をする義継であったが、
「うおおッ!?」
わずか一合で刀を弾き飛ばされてしまう。
そのままバランスを崩して倒れ込んだおかげで厳勝の返す刀を運よくかわせた義継、這いつくばりながら逃げ出す。
「待て!!」
追いかけようとする厳勝の前に家臣団が群がってくる。
更に異変を察知した兵たちも本丸へと集まってきた。
その隙に逃げ出す三好義継。
全力で駆け抜けて本丸奥の隠し部屋へと急いでいたが、
「待たれよ・・・」
その目の前に絶世の美女のような顔立ちの侍が待っていた。
「貴様・・・」
月明りに照らされたその表情は艶やかで思わず義継は立ち尽くしてしまう。
「私は山田家軍師竹中半兵衛重治。」
重治は刀と脇差を抜くと二刀流の構えを見せながら歩み寄ってくる。
「騒ぎに合わせて道なき崖を登ってきたということか・・・」
三好義継は手にした刀に目をやると改めて持ち直し構えた。
目の前の重治が冥土からの使者や死神のように思えた義継。
「殿の御意思でございます。無駄な殺生は好みませぬ。潔く降伏してくだされ。まだ御年も私よりもお若いことでしょう。ご自愛なされよ。」
重治が静かな口調で語りかけるも義継は笑みを浮かべて首を振った。
「ワシは三好の当主だ。ここで降るわけにはいかぬ。」
「分かり申した。あくまでも先程の発言は我が殿の真意。私は何のためらいもございませぬぞ。」
「たかが軍師風情がァァァ!!」
義継が重治の飛びかかった瞬間、その首は胴と離れて宙高く舞い上がっていった。
朧げな月明りと鮮血に染められた重治の妖しげな顔・・・
落ちて転がった義継の首を拾うとそのまま燃えさかる大広間へと重治は駆けだしていく。
「三好の者共、よく聞け・・・三好義継は私が討ち取った。」
炎の中から姿を現した重治の言葉に三好家の家臣団、兵たちの動きが止まった。
「いずれ朝になれば山田の本軍がこの城に攻め込む。今、我らを討ってもかまわぬが、無駄な血を流す必要はないであろう。我らに降る者、このまま落ち延びても構わぬ。決めるがよい!!」
重治はそう言うと三好家家臣団に向かって歩き始めた。
その頃、芥川城搦手門では
「ぐぎゃああ!?」「ばわああああ!!」
三好の兵たちは圧倒されていた。
魁雲、祥雲を中心とした宝蔵院の僧兵たち、柳生の兵たちが搦手門を突破して城内へと侵攻。
各要所の三好軍の兵は伊賀の忍びたちに既にやられており、圧倒的な勢いである。
「竹中殿の言われた通りじゃ。本丸が燃えておる。」
「さて・・・どうなるかだが・・・」
そこに焔の陣内が駆け込んできた。
「半兵衛殿が三好義継を討ち取られた。芥川城は開城するとのことだ。」
芥川城の麓では逃げ出していく三好軍の姿。
魁雲と祥雲はそれを見ると大きなため息をつくのであった。
翌朝、岩成友通のもとに芥川城陥落と三好義継討ち死の報が伝わった。
「これまでじゃ・・・畿内制覇の夢は潰えたか・・・」
うなだれる岩成友通。
その日のうちに三好長虎のもとに岩成友通から降伏の使者が送られてきた。
続いて番頭義元も高槻城を開城。
こうして摂津国の覇権の握った山田家は畿内統一を果たしたといって等しかった。
足元を揺るがすであろう石山本願寺勢力との駆け引きという難題も待ち構えている中、山田家の快進撃が始まるのである。
三好家当主三好義継は戦況に顔をしかめていた。
「水無瀬において番頭義元様が山田軍の戦いで敗れ、高槻城に立て籠もっております。まだ淀での岩成友通様は山田家大将三好長虎の軍と相対し一進一退の攻防を繰り広げております。」
三好家家臣野間長前の報告は決して喜ばしいものではなかった。
芥川城に残された兵力は一千。難攻不落と謳われた名城故にその兵力で十分に守れると踏んでいた。
「夜襲の警戒を怠るなよ。下がってよいぞ。」
「ははッ!!」
野間長前は大広間から出ていくがその表情に険しい。
義継め・・・警戒心を緩めておらぬ・・・どうすれば良いのやら・・・
そして自らの手勢を集めている出丸に戻った。
「殿、どうされますか?」
家臣たちの問いかけに答えることができない長前。
・・・今回の竹中半兵衛殿の策略、成功しなければ我らは生き残れぬ。失敗すれば義継に・・・寝返らねば山田にいずれは滅ぼされるのだ・・・
家臣団の中にいる一人の男を呼び寄せて耳打ちをする。
その男はうなずくとそのまま何処かへと走り去っていった。
「ふう・・・うまく抜け出せたか・・・」
うまく城から抜け出したその男が変装を解いた姿は毒蝮の金蔵。
そのまま山中を駆け抜けて重治の下へ辿り着く。
「金蔵殿・・・首尾は?」
「丑の刻になりましたら、野間長前が出城に火を放ち石切場付近にて挙兵。手勢は百五十程ということだ。それと同時に仕込んでおいた爆薬で三の郭を爆破する。」
金蔵の話を聞いた重治はうなずきながら立ち上がった。
「上々です。では予定通りにいきます。柳生宗厳様、厳勝殿、高弟の皆さんは私と共にお願いいたします。」
「ワハハ・・・新しい軍師は人使いが荒いのう。まあ豊五郎よりは頼りにしてくれるみたいじゃがな。」
重治の言葉に宗厳は笑いながら答える。
「魁雲殿、祥雲殿、搦手門の確保をよろしくお願いいたしますぞ。」
「相分かった。」
宝蔵院の槍の達人たちの雄姿が重治には頼もしく感じられた。
ここで芥川城を落とすことが次へと繋がっていく。
丹後の島様、疋田様。丹波の勝政様の勝利へと繋げていくためには必ず落としてみせましょう。
そして夜も深まっていく丑の刻。
「殿ォォォ!! 一大事でございます!!」
「何事だ!!」
突然の騒ぎに寝床の中の三好義継は慌てて目を覚ました。
戸を勢いよく開けると山城の麓付近が激しく燃え上がっている。
「どこから火が上がっておるのだ!!」
「出城でございます。野間左門様の出城から火が上がっております。」
「敵か? 山田か?」
激しく動揺している義継に信じられぬ返答が・・・
「野間左門様、謀反でございまする!!」
「ば・・・馬鹿な・・・左門が謀反だと・・・あやつめェェェ!!」
怒り心頭の義継に更に追い打ちをかける瞬間が訪れた。
ドドーンという轟音が芥川城のある三好山山中に響き渡る。
「な・・・なんだ・・・三の郭が爆発しておるではないか・・・」
ただ茫然とその光景を見つめている義継だったが、すぐに我に返ると大声で叫んだ。
「兵を石切場と搦手門に回せ!! 大手門も警戒を怠るな!!」
そして着替えて甲冑を身に纏うと家臣団が待つ大広間へと入っていった。
「野間の手勢は百五十程、我らの敵ではございませぬ。搦手門も敵影はなく三の郭爆破は野間の罠かと。」
家臣の一人が義継に報告する。
うなずきながらも義継はその家臣の顔をじっと見つめていた。
「貴様・・・何やつ・・・うまく紛れ込んだつもりだろうが、ワシの眼はごまかせん・・・」
義継の声と共に家臣団が一斉に刀を抜いた。
「バレたら仕方あるまい・・・」
その三好家家臣に扮した男は火薬球を爆発させて逃げ出そうとする。焔の陣内であった。
火が点いた本丸は混乱状態。
そこに侵入してきた一団があった。
「三好義継・・・お命頂戴!!」
柳生宗厳の剣技の前に次々と倒れていく家臣団。
「覚悟!!」
柳生厳勝が三好義継を見定めると飛びかかってくる。
「小僧がァァァ!!」
まだ若い厳勝の姿に対し反撃をする義継であったが、
「うおおッ!?」
わずか一合で刀を弾き飛ばされてしまう。
そのままバランスを崩して倒れ込んだおかげで厳勝の返す刀を運よくかわせた義継、這いつくばりながら逃げ出す。
「待て!!」
追いかけようとする厳勝の前に家臣団が群がってくる。
更に異変を察知した兵たちも本丸へと集まってきた。
その隙に逃げ出す三好義継。
全力で駆け抜けて本丸奥の隠し部屋へと急いでいたが、
「待たれよ・・・」
その目の前に絶世の美女のような顔立ちの侍が待っていた。
「貴様・・・」
月明りに照らされたその表情は艶やかで思わず義継は立ち尽くしてしまう。
「私は山田家軍師竹中半兵衛重治。」
重治は刀と脇差を抜くと二刀流の構えを見せながら歩み寄ってくる。
「騒ぎに合わせて道なき崖を登ってきたということか・・・」
三好義継は手にした刀に目をやると改めて持ち直し構えた。
目の前の重治が冥土からの使者や死神のように思えた義継。
「殿の御意思でございます。無駄な殺生は好みませぬ。潔く降伏してくだされ。まだ御年も私よりもお若いことでしょう。ご自愛なされよ。」
重治が静かな口調で語りかけるも義継は笑みを浮かべて首を振った。
「ワシは三好の当主だ。ここで降るわけにはいかぬ。」
「分かり申した。あくまでも先程の発言は我が殿の真意。私は何のためらいもございませぬぞ。」
「たかが軍師風情がァァァ!!」
義継が重治の飛びかかった瞬間、その首は胴と離れて宙高く舞い上がっていった。
朧げな月明りと鮮血に染められた重治の妖しげな顔・・・
落ちて転がった義継の首を拾うとそのまま燃えさかる大広間へと重治は駆けだしていく。
「三好の者共、よく聞け・・・三好義継は私が討ち取った。」
炎の中から姿を現した重治の言葉に三好家の家臣団、兵たちの動きが止まった。
「いずれ朝になれば山田の本軍がこの城に攻め込む。今、我らを討ってもかまわぬが、無駄な血を流す必要はないであろう。我らに降る者、このまま落ち延びても構わぬ。決めるがよい!!」
重治はそう言うと三好家家臣団に向かって歩き始めた。
その頃、芥川城搦手門では
「ぐぎゃああ!?」「ばわああああ!!」
三好の兵たちは圧倒されていた。
魁雲、祥雲を中心とした宝蔵院の僧兵たち、柳生の兵たちが搦手門を突破して城内へと侵攻。
各要所の三好軍の兵は伊賀の忍びたちに既にやられており、圧倒的な勢いである。
「竹中殿の言われた通りじゃ。本丸が燃えておる。」
「さて・・・どうなるかだが・・・」
そこに焔の陣内が駆け込んできた。
「半兵衛殿が三好義継を討ち取られた。芥川城は開城するとのことだ。」
芥川城の麓では逃げ出していく三好軍の姿。
魁雲と祥雲はそれを見ると大きなため息をつくのであった。
翌朝、岩成友通のもとに芥川城陥落と三好義継討ち死の報が伝わった。
「これまでじゃ・・・畿内制覇の夢は潰えたか・・・」
うなだれる岩成友通。
その日のうちに三好長虎のもとに岩成友通から降伏の使者が送られてきた。
続いて番頭義元も高槻城を開城。
こうして摂津国の覇権の握った山田家は畿内統一を果たしたといって等しかった。
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