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動き出す攻略対象者達
いけない先生
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「まさかデズモンドが、セシルの替え玉の弟だったとはな」
「オースティン様………この事は」
「分かっている。何も言わない」
オースティン先生は、国王陛下の弟で、王宮や貴族を嫌い、逃げ回っていた所をアスランお父様に捕まって、しばらくブルームフォンテーン公爵家に居候していました。
「リリーの本命は、ランスロットでは無いのか?」
「私には、最初から選択権などありませんでしたもの」
「好きなのだろう?」
「分かりません」
オースティン様が眼鏡を外し、私の机に腰を下ろした。
「公爵令嬢の役目………か?」
「私の気持ちなど、誰も聞いてはくれませんわ」
いつでも決定事項として知らされる。
「……………今でも夢は……オレの嫁か?」
オースティン先生の時は”私”だけど、ブルームフォンテーン公爵家に遊びに来る時は”オレ”だった。
「今は答えられないわ」
エドワード様の婚約者候補になる前から、ずっと一緒に暮らしていた、年上の優しいお兄ちゃん。
私の初恋の人。
「ラフレアは”はじめまして”って挨拶してきたぞ」
「覚えていないのなしょう」
「まぁリリー以外は、近寄って来なかったからな」
「王弟ですもの。気安く接する事は、難しいのですわ」
「リリー」
名前を呼ばれて顔を上げると、オースティン先生に唇を奪われた。
「コレで、今日は4回目のキスだな」
「…………見ていましたの?」
「保険室に集まっている事は知っていたからな」
「いつから?」
「それは”いつから気が付いていたの?”もしくは”いつから見ていたの?”の”いつから”で良いのか?」
「両方です」
「………ずーっと最初から見ていた。呪いの手紙を受け取って、保険室で王子達と相談していた事も知っていた。よっぽどリリーのファーストキスはオレだと教えてやしたかったぞ」
「え?」
セシル様じゃない?
「幼いリリーに夜這いを掛けて、キスして帰ったからな」
「えぇ!!?」
「教師になる為に寮制の学校に行く前日の夜に、行かないでと大泣きしたリリーが忘れられなくて、真夜中に忍び混んだ。あまりに可愛かったから、小さなリリーの唇を堪能させて貰った」
「本当に?」
「あぁ………ちなみに我慢出来なくて、舌も入れて濃厚なキスをさせて貰った」
サラッと………爆弾投下しないで欲しいです!
「覚えていないのか?」
首を横に振る私を抱き上げ、オースティン先生の膝の上に座らせる。
包み込む様に抱き締められ、顎を片手で持ち上げられた。
「リリーが誰のモノか、思い出させてやるよ」
私からも顔を近づけ、キスをする。
何度も角度を変え、乱れる息ごと飲み込まれ、熱い舌が唇を割って入ってきた。
舌を絡め、口の中を這い回り、私の舌を引っ張り出すとオースティン様がソレに吸い付きた。
口の中でオースティン様の唾液が溜まっていくと、ゆっくり唇を離される。
「リリー……オレの唾液を飲み込んでごらん」
言われるままコクリの飲み下す。
「良い子だ………愛してるよ、オレのリリー」
心配した執事が迎えに来るまで、オースティン様とのキスを止められなかった。
1度は諦めた初恋の人交わす濃厚な大人のキスに酔いしれていました。
「オースティン様………この事は」
「分かっている。何も言わない」
オースティン先生は、国王陛下の弟で、王宮や貴族を嫌い、逃げ回っていた所をアスランお父様に捕まって、しばらくブルームフォンテーン公爵家に居候していました。
「リリーの本命は、ランスロットでは無いのか?」
「私には、最初から選択権などありませんでしたもの」
「好きなのだろう?」
「分かりません」
オースティン様が眼鏡を外し、私の机に腰を下ろした。
「公爵令嬢の役目………か?」
「私の気持ちなど、誰も聞いてはくれませんわ」
いつでも決定事項として知らされる。
「……………今でも夢は……オレの嫁か?」
オースティン先生の時は”私”だけど、ブルームフォンテーン公爵家に遊びに来る時は”オレ”だった。
「今は答えられないわ」
エドワード様の婚約者候補になる前から、ずっと一緒に暮らしていた、年上の優しいお兄ちゃん。
私の初恋の人。
「ラフレアは”はじめまして”って挨拶してきたぞ」
「覚えていないのなしょう」
「まぁリリー以外は、近寄って来なかったからな」
「王弟ですもの。気安く接する事は、難しいのですわ」
「リリー」
名前を呼ばれて顔を上げると、オースティン先生に唇を奪われた。
「コレで、今日は4回目のキスだな」
「…………見ていましたの?」
「保険室に集まっている事は知っていたからな」
「いつから?」
「それは”いつから気が付いていたの?”もしくは”いつから見ていたの?”の”いつから”で良いのか?」
「両方です」
「………ずーっと最初から見ていた。呪いの手紙を受け取って、保険室で王子達と相談していた事も知っていた。よっぽどリリーのファーストキスはオレだと教えてやしたかったぞ」
「え?」
セシル様じゃない?
「幼いリリーに夜這いを掛けて、キスして帰ったからな」
「えぇ!!?」
「教師になる為に寮制の学校に行く前日の夜に、行かないでと大泣きしたリリーが忘れられなくて、真夜中に忍び混んだ。あまりに可愛かったから、小さなリリーの唇を堪能させて貰った」
「本当に?」
「あぁ………ちなみに我慢出来なくて、舌も入れて濃厚なキスをさせて貰った」
サラッと………爆弾投下しないで欲しいです!
「覚えていないのか?」
首を横に振る私を抱き上げ、オースティン先生の膝の上に座らせる。
包み込む様に抱き締められ、顎を片手で持ち上げられた。
「リリーが誰のモノか、思い出させてやるよ」
私からも顔を近づけ、キスをする。
何度も角度を変え、乱れる息ごと飲み込まれ、熱い舌が唇を割って入ってきた。
舌を絡め、口の中を這い回り、私の舌を引っ張り出すとオースティン様がソレに吸い付きた。
口の中でオースティン様の唾液が溜まっていくと、ゆっくり唇を離される。
「リリー……オレの唾液を飲み込んでごらん」
言われるままコクリの飲み下す。
「良い子だ………愛してるよ、オレのリリー」
心配した執事が迎えに来るまで、オースティン様とのキスを止められなかった。
1度は諦めた初恋の人交わす濃厚な大人のキスに酔いしれていました。
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