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本物のヒロイン
双子から親友へ
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「本当にごめんね。花菜ちゃんが悪かった訳じゃないのに、私が男を見る目が無かっただけで、襲われた被害者だったのに………誤解して怨んだりした」
誰かに聞かれる訳にもいかないので、無理を言って保険室を借りました。
鍵を掛け2人きりです。
奥のベッドに座り、話していました。
花菜ちゃんは、首を横に振った。
「仕方ないよ。あの状況で混乱するだろうし、馬鹿野郎と馬鹿女が百合ちゃんに迷惑を掛けるキッカケは私だし。日頃の行い。身から出た錆よ。百合ちゃん以外は、どうでもよかったから、ぞんざいに扱いたから、逆恨みされるなんて、今では後悔しているの。きっちり抑えとくべきだった」
なんだか、最後の方が声が小さくなって聞き取れなかった。
「それより、百合ちゃんは好きな人は居るの?」
「花菜………マルガリータの方が良いかしら?」
「あっそうだった!リリアーヌって呼んで良い?」
「えぇ」
「で?」
「ん?」
2人で見詰め合いながら、一緒に小首を傾げた。
「本命は?」
「……………オースティン先生」
嘘をつきたくなくて、正直に答えていました。
「素敵!男を見る目が無かったんじゃないよ。あの大馬鹿野郎は、元々百合ちゃんを手に入れる為に、優しくて良い男を演じていたんだもの」
「応援してくれるの?」
「もちろんよ!お似合いだよ!!誠実で優しい大人の魅力溢れる男性だもんね」
「本当によく知っているのね?」
「だって18禁仕様の乙女ゲームは、スピンオフからファンデスクまで、ガッツリ攻略済みだもん」
「いつ?!」
「あのねぇ………18禁を堂々とプレイする訳無いじゃん。家族が寝静まった夜中にコッソリ遊んだに決まってんじゃん」
それは……そうか。
「最初から最後まで、エロハプニング満載の恋愛ゲームだよ?親の目の前で遊ぶなんて、どんだけ羞恥プレイよ」
「エロハプニング………だから、色々な攻略対象者から、キスされるのね」
「オースティン先生とはキスしたの?」
顔が熱くなり、無言でコクコクと首を縦に震る事が精一杯だった。
「やっぱりリリアーヌは可愛いわぁ」
「マルガリータは?」
「ん?」
「本命」
「……………モーガン」
「モーガンとは幼なじみよ。それに、モーガンにはキスされてないの」
「本当に?モーガンはリリアーヌにキスしてないの?」
「されてない」
「良かった~っいくらリリアーヌの幸せが最優先だったからって、同じ人を好きになったらヤダなぁって思っていたの。それに、先行プレイ状態のリリアーヌに勝てる自信が無かったの」
胸を撫で下ろすマルガリータの手を取ると、握り返してくれた。
「私の幸せが最優先だなんて………本当にごめんね。こんなに私の事を思ってくれていたのに」
「まぁ~っ前世の私は、ストーカー並に患っていたから、行動も気持ち悪かったよね。今でも思い出すと恥ずかし過ぎて軽く死ねる」
「ふふっ脱いだはずのキャミを着ていた姿を見た時は、頭の中がパニックだったわ。今は違うのね?」
「う~ん……リリアーヌ大好きなのは変わらないけど、マシになったと思う。大馬鹿野郎の事があって、百合ちゃんが誰も好きになれないんじゃないかって心配していたの。素直にリリアーヌの恋を応援出来るよ」
前世の忌々しい記憶をが薄まった瞬間でした。
誰かに聞かれる訳にもいかないので、無理を言って保険室を借りました。
鍵を掛け2人きりです。
奥のベッドに座り、話していました。
花菜ちゃんは、首を横に振った。
「仕方ないよ。あの状況で混乱するだろうし、馬鹿野郎と馬鹿女が百合ちゃんに迷惑を掛けるキッカケは私だし。日頃の行い。身から出た錆よ。百合ちゃん以外は、どうでもよかったから、ぞんざいに扱いたから、逆恨みされるなんて、今では後悔しているの。きっちり抑えとくべきだった」
なんだか、最後の方が声が小さくなって聞き取れなかった。
「それより、百合ちゃんは好きな人は居るの?」
「花菜………マルガリータの方が良いかしら?」
「あっそうだった!リリアーヌって呼んで良い?」
「えぇ」
「で?」
「ん?」
2人で見詰め合いながら、一緒に小首を傾げた。
「本命は?」
「……………オースティン先生」
嘘をつきたくなくて、正直に答えていました。
「素敵!男を見る目が無かったんじゃないよ。あの大馬鹿野郎は、元々百合ちゃんを手に入れる為に、優しくて良い男を演じていたんだもの」
「応援してくれるの?」
「もちろんよ!お似合いだよ!!誠実で優しい大人の魅力溢れる男性だもんね」
「本当によく知っているのね?」
「だって18禁仕様の乙女ゲームは、スピンオフからファンデスクまで、ガッツリ攻略済みだもん」
「いつ?!」
「あのねぇ………18禁を堂々とプレイする訳無いじゃん。家族が寝静まった夜中にコッソリ遊んだに決まってんじゃん」
それは……そうか。
「最初から最後まで、エロハプニング満載の恋愛ゲームだよ?親の目の前で遊ぶなんて、どんだけ羞恥プレイよ」
「エロハプニング………だから、色々な攻略対象者から、キスされるのね」
「オースティン先生とはキスしたの?」
顔が熱くなり、無言でコクコクと首を縦に震る事が精一杯だった。
「やっぱりリリアーヌは可愛いわぁ」
「マルガリータは?」
「ん?」
「本命」
「……………モーガン」
「モーガンとは幼なじみよ。それに、モーガンにはキスされてないの」
「本当に?モーガンはリリアーヌにキスしてないの?」
「されてない」
「良かった~っいくらリリアーヌの幸せが最優先だったからって、同じ人を好きになったらヤダなぁって思っていたの。それに、先行プレイ状態のリリアーヌに勝てる自信が無かったの」
胸を撫で下ろすマルガリータの手を取ると、握り返してくれた。
「私の幸せが最優先だなんて………本当にごめんね。こんなに私の事を思ってくれていたのに」
「まぁ~っ前世の私は、ストーカー並に患っていたから、行動も気持ち悪かったよね。今でも思い出すと恥ずかし過ぎて軽く死ねる」
「ふふっ脱いだはずのキャミを着ていた姿を見た時は、頭の中がパニックだったわ。今は違うのね?」
「う~ん……リリアーヌ大好きなのは変わらないけど、マシになったと思う。大馬鹿野郎の事があって、百合ちゃんが誰も好きになれないんじゃないかって心配していたの。素直にリリアーヌの恋を応援出来るよ」
前世の忌々しい記憶をが薄まった瞬間でした。
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