14 / 29
聖獣と美魔女
しおりを挟む
こんにちは。
出歯亀隊の隊長のビアンカです♡
只今、隣の国に入ってすぐの森の中で、途中合流予定の勇者御一行を待っているところです。
大きくなったパパンに包まれるように、あたしとアンちゃんが休んでいたんだけど、疲れていたのか爆睡しちゃったアンちゃんを残して、ラファエルと一緒に水を汲みに離れていたんだけど、戻って来たらパパンとアンちゃんが怪しい雰囲気になっていたので、ラファエルと木陰からヒョッ………気配を隠して覗き見中です。
「こんな深く眠ったのは久しぶりだわ」
『無理し過ぎだ』
寝起きで、あたしに置いて行かれた事実にボンヤリしているアンちゃんの頬をパパンが優しく舐めた。
『なんか甘々な雰囲気だね(小声)』
「まるで不本意に別れた恋人達が再開した様な雰囲気ですね(やっぱり小声)」
ラファエルの妄想力がハンパない。
流石、ポエマー。
「わたくしが防波堤にならなければ、ビアンカは産まれなかったし………貴方と一緒に居られなかった」
おぉ~っ?!アンちゃんが王妃として頑張っていたのは、パパンの為なの?!!
『あてがわれた人の女達には手を出していない』
「でも、虎のメスと」
『あれは怒りに任せてしまったからな。美しい虎を連れて来いと言ったら、お前がアレを連れてきたんじゃないか。裏切られたと思い、手加減無しで交尾してしまったんだ。まさか、その1回でビアンカを身篭るとは思っていなかった』
「でも、他の子供達は?」
『奴等に我の血は流れておらん』
「え?」
『檻の中でストレスが溜まり暴れそうだったので、秘密裏に外へと連れ出したんだ。父親は、ただの野生の虎だ』
「えぇ?!」
『アン以外を抱いたのは、後にも先にもビアンカが生まれた1回だけだ』
ビックリした顔のアンちゃんの顔を、再び優しく舐め始めました。
まさかのラファエルの妄想が当たるとは思わなかったよ。
『ラファエル………ここは出直そうか(あくまで小声)』
「ですね。アンダルシア様と白虎様が、ラブラブだったとは知りませんでした。折角の逢瀬ですから、邪魔してはいけませんね(執拗い様だけど小声)」
そーっと、その場から離れて森を散策する事にしました。
ラファエルに縦抱きにされながら、静かな森を歩き始める。
『まさかのカミングアウトにビックリだね』
「ビアンカ様はショックでは無いのですか?」
『うぅ~ん?良くも悪くもママンは野性的だったからね。夫婦仲が良いようには見えなかったんだよね………パパンが会話ができんのは、あたしだけだったんだよね』
愛し愛されているようには見えなかった。
『アンちゃんが、あたしを見て苦しまなければ良いかなって思う』
「ビアンカ様は、小虎なのに大人ですね。そう言えば、少し大きなくなられましたね」
『重い?』
「まだまだ軽いですよ」
森の入り口まで来ると、日が傾き始めていました。
『ジュブナイル達、遅いね?』
「勇者の旅立ちですからね。色々と………セレモニー的な何かで大変なのでしょう」
『パレード的な?』
「どちらかと言うと”素敵♡勇者様達、頑張ってくださいね”的な、お見送りや野次馬に揉みくちゃだと思いますよ」
『お触りされまくり?』
「おそらく」
『うわぁ~っ、ラファエルはパパンに乗せてもらえて良かったね』
「有難い限りです」
「しらっとした顔でビアンカ様に嘘を教えるな!」
息を切らして駆け寄ってきたジュブナイルのツッコミが決まった。
相変わらず汗臭いです。
『遅かったね』
「徒歩と飛行を比べないでください」
揉みくちゃのセレモニー的な お見送りはなかった模様です。
出歯亀隊の隊長のビアンカです♡
只今、隣の国に入ってすぐの森の中で、途中合流予定の勇者御一行を待っているところです。
大きくなったパパンに包まれるように、あたしとアンちゃんが休んでいたんだけど、疲れていたのか爆睡しちゃったアンちゃんを残して、ラファエルと一緒に水を汲みに離れていたんだけど、戻って来たらパパンとアンちゃんが怪しい雰囲気になっていたので、ラファエルと木陰からヒョッ………気配を隠して覗き見中です。
「こんな深く眠ったのは久しぶりだわ」
『無理し過ぎだ』
寝起きで、あたしに置いて行かれた事実にボンヤリしているアンちゃんの頬をパパンが優しく舐めた。
『なんか甘々な雰囲気だね(小声)』
「まるで不本意に別れた恋人達が再開した様な雰囲気ですね(やっぱり小声)」
ラファエルの妄想力がハンパない。
流石、ポエマー。
「わたくしが防波堤にならなければ、ビアンカは産まれなかったし………貴方と一緒に居られなかった」
おぉ~っ?!アンちゃんが王妃として頑張っていたのは、パパンの為なの?!!
『あてがわれた人の女達には手を出していない』
「でも、虎のメスと」
『あれは怒りに任せてしまったからな。美しい虎を連れて来いと言ったら、お前がアレを連れてきたんじゃないか。裏切られたと思い、手加減無しで交尾してしまったんだ。まさか、その1回でビアンカを身篭るとは思っていなかった』
「でも、他の子供達は?」
『奴等に我の血は流れておらん』
「え?」
『檻の中でストレスが溜まり暴れそうだったので、秘密裏に外へと連れ出したんだ。父親は、ただの野生の虎だ』
「えぇ?!」
『アン以外を抱いたのは、後にも先にもビアンカが生まれた1回だけだ』
ビックリした顔のアンちゃんの顔を、再び優しく舐め始めました。
まさかのラファエルの妄想が当たるとは思わなかったよ。
『ラファエル………ここは出直そうか(あくまで小声)』
「ですね。アンダルシア様と白虎様が、ラブラブだったとは知りませんでした。折角の逢瀬ですから、邪魔してはいけませんね(執拗い様だけど小声)」
そーっと、その場から離れて森を散策する事にしました。
ラファエルに縦抱きにされながら、静かな森を歩き始める。
『まさかのカミングアウトにビックリだね』
「ビアンカ様はショックでは無いのですか?」
『うぅ~ん?良くも悪くもママンは野性的だったからね。夫婦仲が良いようには見えなかったんだよね………パパンが会話ができんのは、あたしだけだったんだよね』
愛し愛されているようには見えなかった。
『アンちゃんが、あたしを見て苦しまなければ良いかなって思う』
「ビアンカ様は、小虎なのに大人ですね。そう言えば、少し大きなくなられましたね」
『重い?』
「まだまだ軽いですよ」
森の入り口まで来ると、日が傾き始めていました。
『ジュブナイル達、遅いね?』
「勇者の旅立ちですからね。色々と………セレモニー的な何かで大変なのでしょう」
『パレード的な?』
「どちらかと言うと”素敵♡勇者様達、頑張ってくださいね”的な、お見送りや野次馬に揉みくちゃだと思いますよ」
『お触りされまくり?』
「おそらく」
『うわぁ~っ、ラファエルはパパンに乗せてもらえて良かったね』
「有難い限りです」
「しらっとした顔でビアンカ様に嘘を教えるな!」
息を切らして駆け寄ってきたジュブナイルのツッコミが決まった。
相変わらず汗臭いです。
『遅かったね』
「徒歩と飛行を比べないでください」
揉みくちゃのセレモニー的な お見送りはなかった模様です。
10
あなたにおすすめの小説
龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜
クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。
生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。
母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。
そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。
それから〜18年後
約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。
アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。
いざ〜龍国へ出発した。
あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね??
確か双子だったよね?
もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜!
物語に登場する人物達の視点です。
王弟殿下の番様は溺れるほどの愛をそそがれ幸せに…
ましろ
恋愛
見つけた!愛しい私の番。ようやく手に入れることができた私の宝玉。これからは私のすべてで愛し、護り、共に生きよう。
王弟であるコンラート公爵が番を見つけた。
それは片田舎の貴族とは名ばかりの貧乏男爵の娘だった。物語のような幸運を得た少女に人々は賞賛に沸き立っていた。
貧しかった少女は番に愛されそして……え?
義妹がピンク色の髪をしています
ゆーぞー
ファンタジー
彼女を見て思い出した。私には前世の記憶がある。そしてピンク色の髪の少女が妹としてやって来た。ヤバい、うちは男爵。でも貧乏だから王族も通うような学校には行けないよね。
聖女のはじめてのおつかい~ちょっとくらいなら国が滅んだりしないよね?~
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女メリルは7つ。加護の権化である聖女は、ほんとうは国を離れてはいけない。
「メリル、あんたももう7つなんだから、お使いのひとつやふたつ、できるようにならなきゃね」
と、聖女の力をあまり信じていない母親により、ひとりでお使いに出されることになってしまった。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
卒業パーティでようやく分かった? 残念、もう手遅れです。
柊
ファンタジー
貴族の伝統が根づく由緒正しい学園、ヴァルクレスト学院。
そんな中、初の平民かつ特待生の身分で入学したフィナは卒業パーティの片隅で静かにグラスを傾けていた。
すると隣国クロニア帝国の王太子ノアディス・アウレストが会場へとやってきて……。
モブで可哀相? いえ、幸せです!
みけの
ファンタジー
私のお姉さんは“恋愛ゲームのヒロイン”で、私はゲームの中で“モブ”だそうだ。
“あんたはモブで可哀相”。
お姉さんはそう、思ってくれているけど……私、可哀相なの?
君は番じゃ無かったと言われた王宮からの帰り道、本物の番に拾われました
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
ココはフラワーテイル王国と言います。確率は少ないけど、番に出会うと匂いで分かると言います。かく言う、私の両親は番だったみたいで、未だに甘い匂いがするって言って、ラブラブです。私もそんな両親みたいになりたいっ!と思っていたのに、私に番宣言した人からは、甘い匂いがしません。しかも、番じゃなかったなんて言い出しました。番婚約破棄?そんなの聞いた事無いわっ!!
打ちひしがれたライムは王宮からの帰り道、本物の番に出会えちゃいます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる