8 / 8
どうやら僕は知りすぎたみたいだ
しおりを挟む
「どうやら君は知りすぎたみたいだ」
誰かがそういうと僕は深い眠りに落ちた。
目覚めると朝だ。
何度見たって見慣れない顔に見慣れない場所。
それに僕は突き落とされるのだ。
何を知りすぎたか、渦巻く感情とは裏腹に2つの針が騒がしい朝を知らせた。
眠い。こんな朝はとてつもなく眠い。
いつもそうだ。あの夢を見ると眠さはいつもの何倍もある。
そしてまた深い眠りについてしまう。
いや、つかされてしまう。
「どうやら僕は知りすぎたみたいだ」
そう僕の声と共に起きる。
朝日は上に行きもう朝日とは呼ばなくなる。
休みでよかった。
そう思うと。僕は起き上がって、インスタントのコーヒーと卵かけご飯を作って食べた。
夜眠るのが怖い。
そう言うと笑う誰かが横にいたような気がした。
誰だったのか。
分からないまま月は昇る。
昼頃にもあった月はさらに濃くなり闇を伝えた。
「おはよう」
見慣れた部屋に見慣れた女の子。
顔は雲がかって見えない。
昨日も眠れなかったんだ。
僕がそういうと彼女は笑う。
「私もよ」そう言いながら笑顔とセットに泪を流す。
どうして泣いてるの。
いつも聞く僕に君の答えはいつもこれ。
「ううん。起きてくれて嬉しいだけよ」
よく分かんなくて、僕は眠さに任せ目を瞑る。
目覚めると朝だ。
何度見たって見慣れない光景の夢は見慣れたように感じる。
酷い汗を拭いてシャワーを浴びる。
汗と一緒に泪を流す。
「あの人。誰だっけ。」
ふとそんな独り言を呟いた。
僕が僕であるために
居たあの人の名前はもう思い出せないようだった。
仕事から帰る途中空を見上げると月が見えた。
欠けているそれは僕を表しているようで僕はなんだか寂しくなった。
『 満月夜は君と一緒に月がかけた夜も君と一緒に新月の夜には君はもう居ない』
誰かの言葉だった。
きっと、夢の女の子の言葉だった。
僕はまた泪を流した。
よく意味がわからない言葉に情緒を揺さぶられる夜は早くに僕を眠りにつかせた。
今日は何も夢を見なかった。
机の上にメモが残っていた。
「どうやら君は知りすぎたみたいだ」
夢の中かと疑ったが、僕の部屋だった。
僕はそのメモの下にこう書いた。
「どうやら僕は知りすぎたみたいだ」
そう書くと僕は怖くなって布団に入った。
また睡魔が襲ってきて僕は深い深い、それでも夢を見てしまう眠りについた。
『 私の心には月が浮かぶよ。雲や新月で消えてしまう月だけどいつの日にかは満月になる』
夢の中の彼女はそう呟くと消えていった。
起きるとまだ夜だった。
空に浮かぶ満月を見上げる。
彼女はまだ僕の中にいる。
誰かがそういうと僕は深い眠りに落ちた。
目覚めると朝だ。
何度見たって見慣れない顔に見慣れない場所。
それに僕は突き落とされるのだ。
何を知りすぎたか、渦巻く感情とは裏腹に2つの針が騒がしい朝を知らせた。
眠い。こんな朝はとてつもなく眠い。
いつもそうだ。あの夢を見ると眠さはいつもの何倍もある。
そしてまた深い眠りについてしまう。
いや、つかされてしまう。
「どうやら僕は知りすぎたみたいだ」
そう僕の声と共に起きる。
朝日は上に行きもう朝日とは呼ばなくなる。
休みでよかった。
そう思うと。僕は起き上がって、インスタントのコーヒーと卵かけご飯を作って食べた。
夜眠るのが怖い。
そう言うと笑う誰かが横にいたような気がした。
誰だったのか。
分からないまま月は昇る。
昼頃にもあった月はさらに濃くなり闇を伝えた。
「おはよう」
見慣れた部屋に見慣れた女の子。
顔は雲がかって見えない。
昨日も眠れなかったんだ。
僕がそういうと彼女は笑う。
「私もよ」そう言いながら笑顔とセットに泪を流す。
どうして泣いてるの。
いつも聞く僕に君の答えはいつもこれ。
「ううん。起きてくれて嬉しいだけよ」
よく分かんなくて、僕は眠さに任せ目を瞑る。
目覚めると朝だ。
何度見たって見慣れない光景の夢は見慣れたように感じる。
酷い汗を拭いてシャワーを浴びる。
汗と一緒に泪を流す。
「あの人。誰だっけ。」
ふとそんな独り言を呟いた。
僕が僕であるために
居たあの人の名前はもう思い出せないようだった。
仕事から帰る途中空を見上げると月が見えた。
欠けているそれは僕を表しているようで僕はなんだか寂しくなった。
『 満月夜は君と一緒に月がかけた夜も君と一緒に新月の夜には君はもう居ない』
誰かの言葉だった。
きっと、夢の女の子の言葉だった。
僕はまた泪を流した。
よく意味がわからない言葉に情緒を揺さぶられる夜は早くに僕を眠りにつかせた。
今日は何も夢を見なかった。
机の上にメモが残っていた。
「どうやら君は知りすぎたみたいだ」
夢の中かと疑ったが、僕の部屋だった。
僕はそのメモの下にこう書いた。
「どうやら僕は知りすぎたみたいだ」
そう書くと僕は怖くなって布団に入った。
また睡魔が襲ってきて僕は深い深い、それでも夢を見てしまう眠りについた。
『 私の心には月が浮かぶよ。雲や新月で消えてしまう月だけどいつの日にかは満月になる』
夢の中の彼女はそう呟くと消えていった。
起きるとまだ夜だった。
空に浮かぶ満月を見上げる。
彼女はまだ僕の中にいる。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
あんなにわかりやすく魅了にかかってる人初めて見た
しがついつか
恋愛
ミクシー・ラヴィ―が学園に入学してからたった一か月で、彼女の周囲には常に男子生徒が侍るようになっていた。
学年問わず、多くの男子生徒が彼女の虜となっていた。
彼女の周りを男子生徒が侍ることも、女子生徒達が冷ややかな目で遠巻きに見ていることも、最近では日常の風景となっていた。
そんな中、ナンシーの恋人であるレオナルドが、2か月の短期留学を終えて帰ってきた。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる