異界の魔物に襲われる女たちの悲鳴

魔物にレイプされるナース（第五話）

私はどうすればよいのかわからなくなりました。
でも、そんな時、いつも私は諦めてしまうのです。
今は我慢しようと思ってしまうのです。

今は我慢して、それから汚れた顔を洗おう。
今は我慢して、それから汚い服を着替えよう。
今は我慢して、それから先生に電話して相談しよう。

だから、私は我慢しました。
我慢して飲みました。
我慢して全部飲みました。
ゴクン、ゴクンと飲みました。
まだ生温かいものを・・・。
臭い液体を・・・。

泣きながら・・・。
でも、男は泣いている私を満足そうに見ているのでした。

・・・それは、とても人間の表情とは思えない・・・悪魔・・・悪霊・・・

私は受付に戻ると、すぐに先生に電話しました。
でも、先生は電話に出ないのです。
きっと、もう酔っているのでしょう。
私は着替えてから、直接先生の家に行って話をしようと思いました。
それで、病院から飛び出そうとした時に、二人の女性が病院に来たのです。

もう夜中でした。
診察の時間はとっくに終わっています。
急病なのだろうかと思いました。
どんな要件なのかわかりませんでしたが、とにかく人が病院に来てくれたのが、私はうれしかったのです。
あの恐ろしい男と二人だけではなくなったからです。

でも、それは私の勘違いでした。
私は間違っていました。
誰も私を助けてはくれなかったのです。
むしろ、私は追い込まれていったのです。
ただ、私が気がついていなかっただけなのです。
私は少しずつ少しずつ、恐ろしい状況へと追い詰められていったのです。