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お風呂
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すみません。最初から最後までお風呂場です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「わー、大きいお風呂!久しぶりだ!」
俺は大浴場へ続く引き戸を開けて、見えた景色に、興奮して大きな声を出してしまった。
エミルとベルンハルトの目を盗んで部屋を出るのは思ったより大変で、来るのが遅くなった。
大理石で作られた浴室の奥は外に向かって開いていて、目隠しの木々で囲まれている。
今は夜なので、外気が肌寒いが、それもまた心地良い。
そして木々の奥に満月が浮かんでいた。
広々とした浴室には大きなお風呂と小さめの薬湯が一つづつに、広い洗い場、大きな鏡もあった。
広い湯船に一人きり、開放感が半端ない。
掛け湯をして、勢い良く音を立てて風呂に飛び込んだ。
因みにこの世界では身体を綺麗にしたり、灯りを点したりなどの生活に必要な事は簡単な魔法で出来るので、お風呂も嗜好品のように捉えられていて一般的ではない。
俺も例外なくその魔法が使えたので、余程の事がない限り、わざわざお風呂に入る事はなかったし、城の自室以外でシャワーやお風呂の付いている場所はこの宿まで無かった。
余談だが、ゲームの世界らしく、俺たち一人一人に魔法属性がある。
属性は光・闇・火・水・土・風。生活に必要な魔法は誰でも使える無属性だ。
因みに俺は光、エミルは闇、ベルンハルトは火。
キャロルも光だった。
エリーゼは水だったような・・・ゲームではほとんど触れられていなかったな。
魔力が強く、適性があれば、簡単な生活に使う魔法以外にも攻撃や癒しなんて魔法が使える。
魔法使いなんて職業があるくらいだ。
ザブ、ザブ・・・
鼻歌を歌いながら湯に浸かっていると水音がして、奥から人が上がってきた。
ヤバい、気付かなかった。
ここには今、俺たちの関係者しかいない筈だから危険はないだろうけれど、俺、変なことを口走ってなかったかな。
「おや。」
「レナトス・・・」
「声がすると思ったらアルフォンス様でしたか。」
俺は固まってしまった。
目の前にレナトスが立っている。
しかも全裸で。
髪が乱れてエロい。
色白い、肌きれい、体締まってる、尻小さい、胸はピンク色なんだぁ・・・あそこも。
「どうかしましたか?逆上せましたか?」
結構長い間レナトスを眺めていたようで、声を掛けられて我に返った。
「いや、大丈夫。えっと、レナトスもお風呂に入るんだなって。」
「ええ。風呂は好きなので、よく入るのですよ。」
そう言うと、俺の隣に並ぶように入ってきた。
眼鏡をかけていないので、レナトスの表情が良く判る。
よく見えていないだけかもしれないけれど、距離が近い。
睫、カールしてて長いんだなぁ・・・
「お湯に浸かってゆっくり考え事をしたり、一日の事を思い返すのに最適です。」
レナトスは時々、髪をかき上げたり、お風呂から出ている部分にお湯を掛けている。
それだけなのに、それだけで、もうエロい。
いたたまれなくて俺は視線を反らした。
「うあ・・・」
ヤバイ、あそこが立ち上がってきた。
俺は慌てて膝を抱え、体育座りになる。
レナトスがこちらをチラリと見た気がした。
「おや・・・アルフォンス様は男性に興味がおありで?」
「えっと、そういう訳ではない・・・です。」
「そう言えば、貴方はエリーゼにも余り興味がなさそうでしたし、キャロル様とも噂ほど親密ではなさそうでしたね。」
「そう・・・ですね。
エリーゼには悪い事をしました。」
俺がもっと早く目覚めていたら、エリーゼを大事にしたのに。
「いいえ、悪いのは私です。
あの子は私の手を離れて、自分に最良の相手を選びました。
エリーゼはちゃんと自我を持っていたのに、私はそれに気付かなかった。
貴方にもエリーゼにも悪い事をしました。」
その時のレナトスはここではない遠くを見ているようだった。
悪いのは全部アルフォンスだぞ。と言いたい。
暫くそうしていると、突然レナトスが俺の方へ向き直った。
「そうだ。も、もし興味がおありなら、私が閨事の指導を承っても良いですよ。」
「は?」
めちゃくちゃ間抜けな声が出た。
きっと顔も間抜けな表情をしているだろう。
「ご迷惑をお掛けしたお礼です。なんて。
・・・ははっ、冗談ですよ。こんなおじさんが相手じゃつまらないでしょう?
アルフォンス様ならきっと良いお相手が見つかりますよ。」
「えっ?えーと・・・」
聞かれた事より、レナトスの恥らった顔が可愛らしくてポカンとしてしまう。
「ふふっ、それではまた明日。」
にっこり笑うとレナトスはお風呂から出て行ってしまった。
もしかして俺、揶揄われた?
そして閨事・・・とは?
俺は慌ててアルフォンスの頭の中を探った。
あー、こいつ女の人とエッチな事してるわ。
しかし、それは俺ではない。
身体は経験済だが、心は童貞とか悲しすぎる。
それにこっちでは男同士でもそういう事ををするのは普通っぽいな。
俺、おかしくなかった・・・!
あーあ、レナトスなら良いなぁ。
なんて国の偉い人にそんな事を頼める訳ないし、揶揄われてるのは解ってるんだけど、レナトス綺麗だったな。
それでエロかった。
て言うか、レナトス男も大丈夫なのか。
でも亡くなったか、別れたかした奥さんがいるんじゃないのかな、良いのかな?
そういえば、レナトスの奥さんて誰だ?
ゲームにでて来なかったので俺の全く知らない相手だ。
もう、ちゃんと人の話を聞いておいてくれよ、アルフォンス!
それより言うか俺が爆発寸前なんですが・・・
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「わー、大きいお風呂!久しぶりだ!」
俺は大浴場へ続く引き戸を開けて、見えた景色に、興奮して大きな声を出してしまった。
エミルとベルンハルトの目を盗んで部屋を出るのは思ったより大変で、来るのが遅くなった。
大理石で作られた浴室の奥は外に向かって開いていて、目隠しの木々で囲まれている。
今は夜なので、外気が肌寒いが、それもまた心地良い。
そして木々の奥に満月が浮かんでいた。
広々とした浴室には大きなお風呂と小さめの薬湯が一つづつに、広い洗い場、大きな鏡もあった。
広い湯船に一人きり、開放感が半端ない。
掛け湯をして、勢い良く音を立てて風呂に飛び込んだ。
因みにこの世界では身体を綺麗にしたり、灯りを点したりなどの生活に必要な事は簡単な魔法で出来るので、お風呂も嗜好品のように捉えられていて一般的ではない。
俺も例外なくその魔法が使えたので、余程の事がない限り、わざわざお風呂に入る事はなかったし、城の自室以外でシャワーやお風呂の付いている場所はこの宿まで無かった。
余談だが、ゲームの世界らしく、俺たち一人一人に魔法属性がある。
属性は光・闇・火・水・土・風。生活に必要な魔法は誰でも使える無属性だ。
因みに俺は光、エミルは闇、ベルンハルトは火。
キャロルも光だった。
エリーゼは水だったような・・・ゲームではほとんど触れられていなかったな。
魔力が強く、適性があれば、簡単な生活に使う魔法以外にも攻撃や癒しなんて魔法が使える。
魔法使いなんて職業があるくらいだ。
ザブ、ザブ・・・
鼻歌を歌いながら湯に浸かっていると水音がして、奥から人が上がってきた。
ヤバい、気付かなかった。
ここには今、俺たちの関係者しかいない筈だから危険はないだろうけれど、俺、変なことを口走ってなかったかな。
「おや。」
「レナトス・・・」
「声がすると思ったらアルフォンス様でしたか。」
俺は固まってしまった。
目の前にレナトスが立っている。
しかも全裸で。
髪が乱れてエロい。
色白い、肌きれい、体締まってる、尻小さい、胸はピンク色なんだぁ・・・あそこも。
「どうかしましたか?逆上せましたか?」
結構長い間レナトスを眺めていたようで、声を掛けられて我に返った。
「いや、大丈夫。えっと、レナトスもお風呂に入るんだなって。」
「ええ。風呂は好きなので、よく入るのですよ。」
そう言うと、俺の隣に並ぶように入ってきた。
眼鏡をかけていないので、レナトスの表情が良く判る。
よく見えていないだけかもしれないけれど、距離が近い。
睫、カールしてて長いんだなぁ・・・
「お湯に浸かってゆっくり考え事をしたり、一日の事を思い返すのに最適です。」
レナトスは時々、髪をかき上げたり、お風呂から出ている部分にお湯を掛けている。
それだけなのに、それだけで、もうエロい。
いたたまれなくて俺は視線を反らした。
「うあ・・・」
ヤバイ、あそこが立ち上がってきた。
俺は慌てて膝を抱え、体育座りになる。
レナトスがこちらをチラリと見た気がした。
「おや・・・アルフォンス様は男性に興味がおありで?」
「えっと、そういう訳ではない・・・です。」
「そう言えば、貴方はエリーゼにも余り興味がなさそうでしたし、キャロル様とも噂ほど親密ではなさそうでしたね。」
「そう・・・ですね。
エリーゼには悪い事をしました。」
俺がもっと早く目覚めていたら、エリーゼを大事にしたのに。
「いいえ、悪いのは私です。
あの子は私の手を離れて、自分に最良の相手を選びました。
エリーゼはちゃんと自我を持っていたのに、私はそれに気付かなかった。
貴方にもエリーゼにも悪い事をしました。」
その時のレナトスはここではない遠くを見ているようだった。
悪いのは全部アルフォンスだぞ。と言いたい。
暫くそうしていると、突然レナトスが俺の方へ向き直った。
「そうだ。も、もし興味がおありなら、私が閨事の指導を承っても良いですよ。」
「は?」
めちゃくちゃ間抜けな声が出た。
きっと顔も間抜けな表情をしているだろう。
「ご迷惑をお掛けしたお礼です。なんて。
・・・ははっ、冗談ですよ。こんなおじさんが相手じゃつまらないでしょう?
アルフォンス様ならきっと良いお相手が見つかりますよ。」
「えっ?えーと・・・」
聞かれた事より、レナトスの恥らった顔が可愛らしくてポカンとしてしまう。
「ふふっ、それではまた明日。」
にっこり笑うとレナトスはお風呂から出て行ってしまった。
もしかして俺、揶揄われた?
そして閨事・・・とは?
俺は慌ててアルフォンスの頭の中を探った。
あー、こいつ女の人とエッチな事してるわ。
しかし、それは俺ではない。
身体は経験済だが、心は童貞とか悲しすぎる。
それにこっちでは男同士でもそういう事ををするのは普通っぽいな。
俺、おかしくなかった・・・!
あーあ、レナトスなら良いなぁ。
なんて国の偉い人にそんな事を頼める訳ないし、揶揄われてるのは解ってるんだけど、レナトス綺麗だったな。
それでエロかった。
て言うか、レナトス男も大丈夫なのか。
でも亡くなったか、別れたかした奥さんがいるんじゃないのかな、良いのかな?
そういえば、レナトスの奥さんて誰だ?
ゲームにでて来なかったので俺の全く知らない相手だ。
もう、ちゃんと人の話を聞いておいてくれよ、アルフォンス!
それより言うか俺が爆発寸前なんですが・・・
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