20 / 41
ある夜の話*
しおりを挟む「失礼します。」
だいぶ遅い時間にルネがランプを持って部屋へやって来た。
ここ最近、俺は出来るだけルネの事を覚えておきたいと思って、忙しいルネに我がままを言って毎晩会えるように調整してもらっている。
折角お互い好き合ってるって解ったのに、そのまま離れるなんてできなかったんだ。
俺は立ち上がってルネを出迎えると、待ち切れなくて直ぐにキスをした。
最初こそぎこちなかったキスも今は上手く出来るようになった。
「あ・・・ふぅ・・・」
深く口付ければルネが甘い吐息を洩らす。
散々、口内を貪り合って、混ざり合いながらお互いに夜着を脱がせ合ってベッドへ倒れるようにルネを押し倒した。
ランプの光にルネの肢体が浮かび上がる。
余り筋肉が付いていない細い身体に、日に焼けた事のなさそうな白い肌が淫猥だ。
たった数日前は抱きしめ合っているだけだったけれど、一度肌に触れたら止まらなくなってしまった。
・・・まさか俺が男の人相手にこんな事をする日がくるなんてね。
俺に何をされても受け入れてしまうレナトスが悪い。
なんて、本当はすごく嬉しい。
「レナトス、ここ気持ちいい?」
「んん、ルネと呼んでください。」
ルネは俺に俺だけが呼ぶ名前で呼び合いたいと強請った。
だから二人きりの時だけ、レナトスは『ルネ』、俺の事は『レン』って呼び合う事にした。
「ルネ」
「はい、あぁ!」
俺がしつこくルネの胸の尖りを食んだり、下半身をいじっていたら、それだけでイってしまった。
ルネは本当に経験がないらしく、最初は蓮の時にAVを見たくらいしか経験がない俺より初心だった。
本で得た知識は持っていたが、これでどうして俺を閨事に誘ったんだろうか。
そんなに俺に関心を持って欲しかったのかな。
それならそれで嬉しい。
初めてでも精霊にありがちな性に対する奔放さと快楽への弱さを持っていたルネは、あっという間にえっちになってしまった。
俺はルネの蕾の中をかき回していた指を引き抜いた。
瞬間、ルネが残念そうに声を上げる。
「ね、今日こそここに入っても良い?」
俺は蕩けきったピンク色の蕾に怒張を宛がってすりすりと擦り付けた。。
「もう入っちゃいそう。」
数日かけて柔らかくしたルネの蕾は、もう物欲しそうにぱくぱくしているし、俺に合わせて腰を動かしているのもエロい。
「・・・はい。」
ルネは顔を赤らめながら、蕾を俺の怒張にくっつけてきた。
俺は誘われるままにゆっくりと中に進入する。
「うわ、きっつ・・・ルネ大丈夫?」
苦しそうなルネに止めようか?と声をかけると、止めないで欲しいと懇願された。
「あ、は・・・い、んんん・・・」
「あぁ、はいってく・・・すごい、あつい・・・」
途中で香油を足しながら、俺は少しづつ進入して行き、時間をかけてルネの中へ収まった。
アルフォンスが大きいから仕方ない。
「全部入りましたか?ふふ、うれしい。」
ルネは自分のお腹を撫でながら、微笑んだ。可愛い。
「俺も嬉しいよ。俺はルネのものだから。」
「私だって、貴方のものです。
ああ、女だったら子供ができたといって引き止めるのに。
もっと若くて何も知らなかったら、命懸けで付いて行くのに。」
そう言って俺の腰に脚を絡めた。
「私だって本当は泣いて縋って引き止めたいのです。」
ルネの中は暖かくて柔らかい。
尻たぶを持ってゆるゆると腰を動かし始めると、ルネは両腕を延ばして俺にしがみ付いてきた。
「解ってる。でも俺は今のルネが好きなんだからそんなこと言わないで。」
暫くの間ゆっくりと浅く、深く、回るようにと腰を動かしていると、良い所に当たったようで急に声に艶が混ざる。
「あっ!」
「ここが好いの?」
俺はそこばかり狙って擦ってやる。
ルネは蕩けた表情で、目に涙を溜めて善がった。
長い睫に散る涙が綺麗で、俺はそれを心に覚えさせる。
ルネの好い所も、匂いも体温も、重さも柔らかさも全部覚えたい。
俺以外の誰にも触らせた事が無いだろう白い肌に唇を寄せて、俺の印を付けた。
「れ・・・ん、すき、いい、もっと・・・」
「んん、すきだよ、ルネ。すき・・・だいすきだよ」
次第に我慢できなくなって、ルネの奥を突きまくって、噛みつくように口付ける。
ルネが自分のお腹の上に白濁を撒き散らしてイってしまっても、初めての俺は手加減なんかできなかった。
それでもルネは気持ちがいいって言ってくれて、どこまでも許してくれた。
最後にぎゅうぎゅう締め付けられて、ルネの奥にたくさん熱を出した。
それから優しい口付けを交わし合ったけれど、俺はあとどれくらいルネと会えるのかと言う事ばかり考えていた。
本当はずっとこうしていたい。
指を絡めて手を繋いで、疲れて眠りに落ちるルネを眺めた。
安心しきって眠るルネは幼く見えて、いや、実際にこの人は仕事が出来る以外は年齢より幼い感じだ。
特に俺との事になると、直情的になったり、変に照れたりして皆を驚かせている。
きっと若い頃から大人に囲まれていたせいで、そういった感情を抑え込んでいたのかもしれないな。
俺に出会って箍が外れただけかもしれないけれど。
「可愛いな・・・大好きだよ、ルネ。
きっと帰ってくるから、待っていて・・・」
レナトスの身体のあちらこちらに付いている俺の印にそっと指を這わせる。
そのまま事後の心地よさに身を任せていると、俺もだんだん眠くなってきた。
腕の中にレナトスを抱き込んで、決して離れないようにと小さい背中に腕を回した。
0
あなたにおすすめの小説
竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜
レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」
魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。
彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。
身代わりの出来損ない令息ですが冷酷無比な次期公爵閣下に「離さない」と極上の愛で溶かされています~今更戻ってこいと言われてももう遅いです〜
たら昆布
BL
冷酷無比な死神公爵 × 虐げられた身代わり令息
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
悪役神官の俺が騎士団長に囚われるまで
二三@冷酷公爵発売中
BL
国教会の主教であるイヴォンは、ここが前世のBLゲームの世界だと気づいた。ゲームの内容は、浄化の力を持つ主人公が騎士団と共に国を旅し、魔物討伐をしながら攻略対象者と愛を深めていくというもの。自分は悪役神官であり、主人公が誰とも結ばれないノーマルルートを辿る場合に限り、破滅の道を逃れられる。そのためイヴォンは旅に同行し、主人公の恋路の邪魔を画策をする。以前からイヴォンを嫌っている団長も攻略対象者であり、気が進まないものの団長とも関わっていくうちに…。
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
転生したらスパダリに囲われていました……え、違う?
米山のら
BL
王子悠里。苗字のせいで“王子さま”と呼ばれ、距離を置かれてきた、ぼっち新社会人。
ストーカーに追われ、車に轢かれ――気づけば豪奢なベッドで目を覚ましていた。
隣にいたのは、氷の騎士団長であり第二王子でもある、美しきスパダリ。
「愛してるよ、私のユリタン」
そう言って差し出されたのは、彼色の婚約指輪。
“最難関ルート”と恐れられる、甘さと狂気の狭間に立つ騎士団長。
成功すれば溺愛一直線、けれど一歩誤れば廃人コース。
怖いほどの執着と、甘すぎる愛の狭間で――悠里の新しい人生は、いったいどこへ向かうのか?
……え、違う?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる