平凡でモブな僕が鬼将軍の番になるまで

月影美空

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精霊の森2

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精霊さんたちが僕の住居に案内してくれている間、僕は現状を整理することにした。

まず分かったことをまとめると僕は猫の獣人らしい。
猫は猫でも、長毛種のおっとりした猫に似ている。
僕は前世猫好きだったので猫に詳しい。

ズバリ、僕はシルバーチンチラペルシャという猫にそっくりだ。
短毛種の猫ではなさそうだ。

話が脱線したね。

魔法は全属性に適性があり、使うことができる。

ここまでは理解した。

この世界には女性が存在しない。全員男だ。
そして男同士でも子供ができる。

うん。ここも理解した。理解せざるを得ないだろう。

そして、元の世界にはおそらく戻れない。
だって…僕はもう向こうの世界では生きていないのだから。

それこそ、奇跡でも起こらない限り戻ることはできないのだ。
向こうの世界に戻るのは諦めよう。

それより、今世どうやって生きるかのほうが大事だ。

僕は正直もう二度と人とは関わりたくない。だから、森の中で暮らしたい。
誰も信用できない。
でも、僕のことを無条件に信じてくれて助けてくれた、精霊のことは信用できると感じている。
というか信じたいと思っている。

でも、まだ15歳の僕にできることは少ない。
普通15歳ならこの世界では成人している。

しかし、僕は病弱なせいで自分のことを自分でできない。
僕は、誰かに助けてもらわないと生きていけないのだ。
いくら精霊の愛し子だとはいえ、元からの体質までは変わらない。
病弱体質は変わらないのだ。

生きていくには、精霊さんの協力が必要不可欠だ。

しばらくして、人への恐怖が収まったらいつか町にでも行ってみようかな?
せっかくの異世界だ。楽しまないともったいない。
他の転生者にも会えるかもしれないし。

今後の方針がしっかりしてきたところで、声がかかった。

「アリア!そろそろ到着するよ!」

「きっと、アリアびっくりするよ!」「するよぉ~」

精霊たちはとても可愛い。見ているとほわほわする。

いったいどんなところなのかな?

「アリアが使いやすいようにみんなで頑張って考えたんだよ~」
「アリア喜ぶかな??」

「みんな作ってくれたものならなんでもうれしいよ!!」

「そうなの~!?嬉しいなぁ~」

「ここだよ~!」

精霊たちは指さすほうを見てみると、おしゃれなログハウス風の家が建っていた。

「すごい!!みんなありがとう!」

「びっくりするのはまだまだこれからだよぉ~」

「??どういうことなの?」

「まーまー、お楽しみってことで!」

精霊たちに促されるまま、お家のドアを開けると...

玄関は前世と同じ靴を脱ぐスペースが!

今世では土足のまま生活するスタイルだったのでとてもうれしい!

「なんで知ってたの!?」

「あのね~アリアの記憶を少しのぞいたの!」

「そんなこともできるんだ!みんなすごいよ~!」

靴を脱いで中に入ってみると立派なキッチンに、快適そうなリビング。

ベットは大きめで良さそうだ。ほぼ寝込んでいる状態の僕としてはうれしい誤算。

「お庭に出てみて~!!」

「お庭?」

外に出てみると、さすが精霊!と言いたくなるような美しい庭だった。

きのこ型の椅子や机まである。

ハンモックもあってお昼寝...『光合成』に最適だ。

「このお庭でね~アリアとティーパーティーするの!」

「なるほど!だから、椅子がたくさんあるんだね!」

「そうなの~」

「みんな、僕のためにがんばってくれてありがとう!これからもよろしくね!」

「うん!アリアに喜んでもらえてうれしい!こちらこそなの~!!」

~~~~~

こんにちは美空です(*'▽')

BLランキング80位ありがとうございます!

今朝、マイページを見たら83人もお気に入り登録してくださっていてびっくりしました!
本当にありがとうございました。

これからもよろしくお願いします。(>_<)

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