【R18】初恋を持ったままでいるために妹の悪口を無視していたら、妹と間違われて結婚する羽目になりました。

紅月詞葉

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冷め切った家族

 マーガレットは食堂に向かう途中で、男遊びに夢中になっている双子の自分にびっくりするぐらいにそっくりな妹の、朝帰りに激突した。

「まあ!フローラ!!お帰りなさい!!」

 そんな妹のことを、母は嫌悪するでもなく可愛い我が子だと抱きしめている。昔から変わらない。可愛いのは妹のフローラだけで、マーガレットはどれだけ努力しようともいらない存在であり、無能な存在。今日もまた、マーガレットはいない存在としてぞんざいに扱われる。

『お母さま、わたくし、お母さまのご命令どうりに、お、王太子殿下と仲良く………』
『お黙り!!………あなたって子は本当に無能ね!!フローラへの当てつけ!?フローラはこんなにも可愛いいのに、お外に出られないのに、あなただけが王太子に気に入られるなんて、言語道断よ!!あんたなんか産まなければよかった!!』
『………ごめんなさい』

 小さい頃は、まだマーガレットも素直な子供だった。母親に愛情を求め、父親に認められるように必死になって努力を重ねた。けれど、いつもいつも自分とそっくりな、無能で不出来な双子の妹と比べられて、そして罵られれた。

『マーガレット!!またお前はフローラを虐めたのか!!勉強も運動も社交性もそこそこしかないお前は、ラグナート公爵家の恥晒しだ!!もう外に出るな!!』
『で、ですが、お父さま………』
『口答えをするな!!この愚か者!!』

 いつもいつも我慢をして我慢をして、そして息を殺してきた。無能でバカな子ほど可愛いとはよく言ったもので、マーガレットは幼い頃に、両親への期待というものを全て捨て去っていた。

(本当に、無能な家族ね)

 過ぎ去った栄光に縋り付く無能な両親にため息をついたマーガレットは、借金まみれになってでも買い揃えている最高級品を壊してしまいたい衝動に襲われた。

ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ

読んでいただきありがとうございます(*≧∀≦*)

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