【R18】初恋を持ったままでいるために妹の悪口を無視していたら、妹と間違われて結婚する羽目になりました。

紅月詞葉

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朝食の悲劇

 マーガレットはその後誰よりも早く朝食の席について、1人寂しく粗雑な朝食に口をつけた。マーガレットの食事は、父公爵の命令によって、必要最低限にして、最底辺の栄養のみが考えられている食事になっていた。味はないし、食感も悪い。見た目もぶたさんの餌にもならないレベルだ。

(今日もまあ最悪な食事だことで)

 劇まず料理のお陰様で健康に恵まれているマーガレットは、激まずの朝食に躊躇いなく口をつけた。そして、もぐもぐごっくんと食事を済ませていく。

 ーーーぎいぃ、がっしゃんっ、

 珍しく朝食のテーブルについた父公爵と母親、そして双子の妹を横目で冷たく見遣ったマーガレットは、カトラリーを机の上に置いた。この家でマーガレットは、この3人と食事を共にしてはいけない決まりとなってしまっている。
 マーガレットはため息をついてしまいたいのを我慢して、ニヤニヤと笑っているいやらしい父公爵に侮蔑の視線を向ける。鳥肌の立つ肌を撫でると、なんだか嫌な予感がした。そして、マーガレットは幼い頃からどうしてかそういう予感だけがよく当たるのだ。

「ーーーマーガレット、喜ぶんだな。お前の縁談が決まった」
「っ、」

 案の定、今日もマーガレットの予感は当たった。
 しかも、最低最悪な方向でだ。

「お前の降格先はギースト伯爵家だ。よかったなー。本当は、フローラへの縁談だったんだぞ?心優しいフローラが譲るというんだから、陰湿で気持ちの悪いお前が嫁げるんだ。感謝しろよな」
「………………」
「あぁー、そうそう、明日には出て行ってもらうから、荷物をまとめておけ」

 マーガレットは絶望に頭が真っ白になった。

(わたくしは、初恋を握りしめていることすら、許されないの………?)

ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ

読んでいただきありがとうございます(*´꒳`*)

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