65 / 74
世界樹探索編
どうも、どうやら港町は出会いと別れの交差点のようです
しおりを挟む
大陸最東端の港湾都市『オーシャンズ・ゲート』。
そこはこれまで俺たちが訪れたどの街とも全く違っていた。
潮の香りが風に乗り、カモメの鳴き声と船の鐘の音が絶え間なく響き渡る。石畳の道を行き交うのは屈強な船乗りたち、そして見たこともない異国の衣装を纏った商人たち。街全体が巨大な生命のように、活気と熱気に満ち溢れていた。
俺たちはまず宿を探すことにした。
フィンステイン商会の『ゴールド・パス』を提示する。すると港で一番見晴らしの良い、最高級宿のスイートルームへと案内された。窓からは広大な海が一望できる。
「わぁ……。海です、ショウさん!」
シュタが子供のようにはしゃいでいる。その隣でリルとシルフィも、初めて見る海の景色に興味津々といった様子だ。
俺たちはこの部屋を拠点とし、早速翌日から行動を開始した。
目的はただ一つ。光の種子が指し示す、海の彼方にある未知の大陸への航海手段を見つけること。
俺たちはまず街の海運ギルドへと向かった。
ギルドの受付で俺は地図を広げる。そして光の種子が指し示す方角を説明した。だが受付の男は俺たちの話を鼻で笑った。
「あんちゃん、冗談はよしてくれ。その方角は『万劫の海域』と呼ばれてる場所だ。海流は荒れ狂い、巨大な海竜の巣になってる。そこへ向かって生きて帰ってきた船乗りなんざ、一人もいやしねぇよ」
どこの船乗りも俺たちの依頼を受けてはくれなかった。
金の問題ではない。彼らは皆、その海域を本能的に恐れていたのだ。
「……困りましたね」
「ああ。だが方法は必ずあるはずだ」
俺たちは情報収集のため、船乗りたちが集うという港の一番薄暗い地区にある酒場へと足を向けた。
店内は荒々しい船乗りたちの怒号と、安酒の匂いで満ちている。俺たちは隅の席に座り、彼らの会話に耳を澄ませた。
聞こえてくるのは海の魔物の話、嵐の話、そしてその海域に消えたという伝説の船乗りの話ばかり。
その時だった。
一人の酔った船乗りが俺たちのテーブルに絡んできた。
「へっ、お前らみたいなひよっこがこんな場所で何してやがる」
「……船を探している」
「船だと?まさか、あの『万劫の海域』へ行くなんて言わねぇだろうな」
俺が黙って頷くと男は腹を抱えて大笑いした。
「やめとけやめとけ!死にてぇのか!……まあこの港でその仕事を受けるバカがいるとしたら一人だけだな」
「誰だ」
「『海猫のマリーナ』さ。あの女なら金次第で地獄の底へでも船を出すだろうよ。……もっともその肝心の船を、今は持っちゃいねぇがな」
男の話によれば、海猫のマリーナはかつてこの港で最も腕利きの船長だったらしい。だがとある嵐で船を半壊させ、莫大な借金を背負ってしまった。そしてその船は今この港を牛耳る悪徳商会、『黒渦商会』に借金のカタとして取り上げられているという。
俺たちはその情報を頼りにマリーナという船長を探し始めた。
彼女はすぐに見つかった。港の桟橋の隅で一人、海を眺めている女がいた。猫の耳と尻尾を持つしなやかな体つきの獣人。その瞳は海の全てを知り尽くしたかのような、深い諦観の色を宿していた。
「……あんたが海猫のマリーナか」
俺が声をかけると彼女はゆっくりとこちらを振り返った。
「そうだが。何の用だい坊や」
「あんたに船を出してほしい。行き先は『万劫の海域』の、さらに東だ」
俺の言葉にマリーナの目が僅かに鋭く光った。
「……面白い冗談を言う。あたしに船はない。それにたとえあったとしても、そんな自殺行為に付き合うほどお人好しじゃないんでね」
「金ならある」
俺はフィンステイン商会から振り込まれた、天文学的な額が記された通帳の写しを彼女に見せた。
マリーナの目が大きく見開かれる。
「……なんだいこりゃあ。どっかの国の国家予算でもあるのかい」
「この金であんたの船を買い戻す。修理もする。その上で成功報酬として、さらにこの倍の額を払おう」
俺の破格の提案にマリーナはゴクリと喉を鳴らした。だが彼女はまだ首を縦には振らない。
「……金だけじゃ心は動かないね。あんたたちにその海を渡るだけの、資格があるのかい?」
試されている。
俺は何も言わなかった。
ただ静かに腰の『天樹』を抜き放つ。そしてその切っ先を海面へと向けた。
『自然操作』を発動。
俺の意思を受け俺たちの周りの海が、まるで沸騰したかのように渦を巻き始めた。そして次の瞬間、巨大な水の竜巻が天へと昇っていったのだ。
そのあまりにも規格外の光景にマリーナは言葉を失っていた。
「……はっ。……ははっ。……あははははっ!」
やがて彼女は腹を抱えて笑い出した。それは諦めきっていた夢が再び目の前に現れた者の、歓喜の笑いだった。
「……いいだろう!そのふざけた依頼、引き受けた!あんたたちなら本当にあの海の向こうへ行けるかもしれないね!」
彼女はそう言うと獰猛な海猫のような笑みを浮かべた。
「だがそのためにはまず、あたしの魂(ふね)を取り返す必要がある。……手伝ってくれるね?新しいあたしの雇い主(パトロン)さんよ」
こうして俺たちの次なる目標が決まった。
黒渦商会からの船の奪還。
俺たちの新しい船出はどうやら一筋縄ではいかないらしい。
そこはこれまで俺たちが訪れたどの街とも全く違っていた。
潮の香りが風に乗り、カモメの鳴き声と船の鐘の音が絶え間なく響き渡る。石畳の道を行き交うのは屈強な船乗りたち、そして見たこともない異国の衣装を纏った商人たち。街全体が巨大な生命のように、活気と熱気に満ち溢れていた。
俺たちはまず宿を探すことにした。
フィンステイン商会の『ゴールド・パス』を提示する。すると港で一番見晴らしの良い、最高級宿のスイートルームへと案内された。窓からは広大な海が一望できる。
「わぁ……。海です、ショウさん!」
シュタが子供のようにはしゃいでいる。その隣でリルとシルフィも、初めて見る海の景色に興味津々といった様子だ。
俺たちはこの部屋を拠点とし、早速翌日から行動を開始した。
目的はただ一つ。光の種子が指し示す、海の彼方にある未知の大陸への航海手段を見つけること。
俺たちはまず街の海運ギルドへと向かった。
ギルドの受付で俺は地図を広げる。そして光の種子が指し示す方角を説明した。だが受付の男は俺たちの話を鼻で笑った。
「あんちゃん、冗談はよしてくれ。その方角は『万劫の海域』と呼ばれてる場所だ。海流は荒れ狂い、巨大な海竜の巣になってる。そこへ向かって生きて帰ってきた船乗りなんざ、一人もいやしねぇよ」
どこの船乗りも俺たちの依頼を受けてはくれなかった。
金の問題ではない。彼らは皆、その海域を本能的に恐れていたのだ。
「……困りましたね」
「ああ。だが方法は必ずあるはずだ」
俺たちは情報収集のため、船乗りたちが集うという港の一番薄暗い地区にある酒場へと足を向けた。
店内は荒々しい船乗りたちの怒号と、安酒の匂いで満ちている。俺たちは隅の席に座り、彼らの会話に耳を澄ませた。
聞こえてくるのは海の魔物の話、嵐の話、そしてその海域に消えたという伝説の船乗りの話ばかり。
その時だった。
一人の酔った船乗りが俺たちのテーブルに絡んできた。
「へっ、お前らみたいなひよっこがこんな場所で何してやがる」
「……船を探している」
「船だと?まさか、あの『万劫の海域』へ行くなんて言わねぇだろうな」
俺が黙って頷くと男は腹を抱えて大笑いした。
「やめとけやめとけ!死にてぇのか!……まあこの港でその仕事を受けるバカがいるとしたら一人だけだな」
「誰だ」
「『海猫のマリーナ』さ。あの女なら金次第で地獄の底へでも船を出すだろうよ。……もっともその肝心の船を、今は持っちゃいねぇがな」
男の話によれば、海猫のマリーナはかつてこの港で最も腕利きの船長だったらしい。だがとある嵐で船を半壊させ、莫大な借金を背負ってしまった。そしてその船は今この港を牛耳る悪徳商会、『黒渦商会』に借金のカタとして取り上げられているという。
俺たちはその情報を頼りにマリーナという船長を探し始めた。
彼女はすぐに見つかった。港の桟橋の隅で一人、海を眺めている女がいた。猫の耳と尻尾を持つしなやかな体つきの獣人。その瞳は海の全てを知り尽くしたかのような、深い諦観の色を宿していた。
「……あんたが海猫のマリーナか」
俺が声をかけると彼女はゆっくりとこちらを振り返った。
「そうだが。何の用だい坊や」
「あんたに船を出してほしい。行き先は『万劫の海域』の、さらに東だ」
俺の言葉にマリーナの目が僅かに鋭く光った。
「……面白い冗談を言う。あたしに船はない。それにたとえあったとしても、そんな自殺行為に付き合うほどお人好しじゃないんでね」
「金ならある」
俺はフィンステイン商会から振り込まれた、天文学的な額が記された通帳の写しを彼女に見せた。
マリーナの目が大きく見開かれる。
「……なんだいこりゃあ。どっかの国の国家予算でもあるのかい」
「この金であんたの船を買い戻す。修理もする。その上で成功報酬として、さらにこの倍の額を払おう」
俺の破格の提案にマリーナはゴクリと喉を鳴らした。だが彼女はまだ首を縦には振らない。
「……金だけじゃ心は動かないね。あんたたちにその海を渡るだけの、資格があるのかい?」
試されている。
俺は何も言わなかった。
ただ静かに腰の『天樹』を抜き放つ。そしてその切っ先を海面へと向けた。
『自然操作』を発動。
俺の意思を受け俺たちの周りの海が、まるで沸騰したかのように渦を巻き始めた。そして次の瞬間、巨大な水の竜巻が天へと昇っていったのだ。
そのあまりにも規格外の光景にマリーナは言葉を失っていた。
「……はっ。……ははっ。……あははははっ!」
やがて彼女は腹を抱えて笑い出した。それは諦めきっていた夢が再び目の前に現れた者の、歓喜の笑いだった。
「……いいだろう!そのふざけた依頼、引き受けた!あんたたちなら本当にあの海の向こうへ行けるかもしれないね!」
彼女はそう言うと獰猛な海猫のような笑みを浮かべた。
「だがそのためにはまず、あたしの魂(ふね)を取り返す必要がある。……手伝ってくれるね?新しいあたしの雇い主(パトロン)さんよ」
こうして俺たちの次なる目標が決まった。
黒渦商会からの船の奪還。
俺たちの新しい船出はどうやら一筋縄ではいかないらしい。
23
あなたにおすすめの小説
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
充実した人生の送り方 ~妹よ、俺は今異世界に居ます~
中畑 道
ファンタジー
「充実した人生を送ってください。私が創造した剣と魔法の世界で」
唯一の肉親だった妹の葬儀を終えた帰り道、不慮の事故で命を落とした世良登希雄は異世界の創造神に召喚される。弟子である第一女神の願いを叶えるために。
人類未開の地、魔獣の大森林最奥地で異世界の常識や習慣、魔法やスキル、身の守り方や戦い方を学んだトキオ セラは、女神から遣わされた御供のコタローと街へ向かう。
目的は一つ。充実した人生を送ること。
彼に勇者は似合わない!
プリン伯爵
ファンタジー
連日の残業で終電帰りのサラリーマン、神無月無名21歳。
ある夜、突然足元の光に包まれ異世界へと召喚されてしまう。
そこは豪華絢爛な王宮。
第一王女ラクティスは、彼を含む男女5人を「勇者」として召喚したと告げる。
元の世界では時間がほぼ止まっているという説明を受け、半ば強制的に魔国との戦いに協力することになった無名たち。
発現した無名の紋章は歴代でも最高クラスを示し万能の勇者と称され、周囲を驚愕させる。
元の世界への帰還を条件に口頭で協力を約束する勇者たちだが、無名だけは王家に対し警戒心を抱き、王に元の世界への帰還とこの世界で得た力を持ち帰ることを書面で約束させる。
協調性がないと周囲から思われながらも、己の最適解を優先する無名は、果たして他の勇者たちと協力し、魔国を打ち倒して元の世界へ帰ることができるのか。
それぞれの思惑が交錯する中、勇者たちの戦いが幕を開ける。
これは社会不適合者が歩む成長の物語。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる