人類を滅ぼすのが使命みたいなんですが種族がゴブリンってのはないんじゃないでしょうか

復活のおたけさん

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偵察という名の狩り

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 ちょいと世間の情報を得てからは、1人で町ぶらするとか言っときながら、ちんこはしっかりぶらぶらさせながら、取り敢えずはこのマンションの各部屋への再訪問。

 包丁とかの凶器になりそうな物、異次元収集攻撃とか防御も出来そうな冷蔵庫等の家電や家具の回収。あと服もかな。

 仲間が増えて来た時にきっと役立ってくれるだろう。俺のこの頑張りも、ぶらぶらも、ラナに立ててもらって抜いておこう。なんてな。


 人類殲滅軍があんだけ派手にやってんだ。こっちは隠れてこそこそ地道に殺って行こうと思ってたのに。そんな事やってる場合じゃないかもな。なんて思い出してたりして。

 ここで調子に乗って同じような事しても直ぐに殺られちまうだろうがな。それがゴブリン。情けねえぜ。

 だが、ここが田舎だからかもしれないが、それ程強い個体が居ないようで良かったとも言えるのか。同じ人類殲滅軍として魔物同士の争いは無いと思いたいけど、それも分からない。

 縄張り争いなんて勝てる気がしねえ。おっと。地方都市を馬鹿にした訳じゃねえから勘違いはいけねえぞ。ここでの田舎って言葉はいい意味だ。人工が比較的少ない暮らし易い都市って事だ。

 どこでも良い所はあるし、不便な面もある。豊○市。俺にとってはいい町だと思うぞ。ぎゃっぎゃっぎゃっ。


 適当に目に付いた物は回収し、取り敢えず拠点に一旦まとめて置いておく。これからの町ぶらでもっといい物が手に入るかもしれない。なるべく収納スペースは空けておく。

 では。改めて出発だ。

 うおっと。直射日光は眩しいぜ。

 だが、太陽の下でも溶ける事はなかった。ゴブリンなかなかスペックたけえな。体が弱いだけか。それをスペックが高いとは言わねえか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。


 さあ。俺の気配遮断:LV5がどこまで通じるか。どきどきしながら検証だ。

 気付かれたら速攻攻撃。毒ナイフからの棍棒。魔法って手もあったな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。忘れちゃいけなかったぜ。今の俺はマジシャンだった。これマジで。これマジじゃん。


 ……


 緑地公園を起点として東西南北に分けて活動する予定だ。被らなきゃいいだけの話だが、1ヶ所に集中させるメリットもないだろう。仲間を増やしつつレベルも上げる。

 人間を少しでも警戒させない為にはそれがいいんじゃないかって思っただけだ。

 おっと。

 前方から野郎が来やがったか。

 ぴたっとな。そしてじっとな。

 ……… ……… …… …


「……」

 動かない時間は長く感じるな。しかも緊張してれば尚更だ。だからずこずこバコバコやりたくなるんだな。違うか。

 銅像にでも見えたか? あるしな。こういうの。妖怪とか変なオブジェとか。だから不思議にも思わなかったのか?

 いや。こんな所にゴブリン像なんて作る奴は居らんやろう。ぎゃっぎゃっぎゃっ。ぐぎゃあ~


 マジですか。俺 マジシャン。下らない妄想しながらドキドキして待ってたのに、普通に通り過ぎてったぞ。とんだ肩透かしだぜ。透けて見えるようなスキルはないのかよ。

 やはりジャージ姿のお陰かな? まさか立ちんぼだとでも思ったか。雄相手に立てるちんこはねえけどな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 いやいや。これは気配遮断の効果だろう。今この時に棍棒担いだゴブリンが突っ立ってれば、少なくともじっと見られるか、2度見くらいはされるだろう。

 違うか。殺されるっちゅーねん。ぼこぼこにされて。最低でも大騒ぎはされるだろう。助けを呼んだり逃げたりな。

 それが、なんの反応もなく歩いて行ったぞ。視線すら向けられなかった。実はお前も剥けてなかったりして?

 んな訳ねえか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 ならばやはりスキルの効果だろう。スゲーな。レベル5は伊達じゃないって事か。

 よしよし。1人しか居なければ丁度いい。拠点のマンションからも離れてるから大丈夫だろう。お礼はナイフのプレゼントです。しかも毒付き。良かったな。

 後ろからのナイフ投げ!

 ドシュッ!

「っ!! うっ」

 どっしゃっ バタッ


 1撃必殺か。やるな。毒ナイフ。延髄にでも刺さってくれたのか? クリティカル?

 しっかり止めは刺しとくか。

 おっ。

 最早ぴくりとも動かない。まさか。

「……」

 よしっ。収納できた。なら、死んだんだな。マジで1撃だったのか。スゲーなゴブリン。いや。俺か。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 こりゃいいや。証拠隠滅。若干の血糊くらいなら、多分気付かないだろう。

 異次元収納に入れられるかどうかで生死を判断できるのもいいな。あるあるだけど、精子はどう判断されるのかな。あれも生きてるよな。違ったか?

 まあいいぜ。そんな実験したくもねえしな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 次だ次。

 調子には乗らずにガンガン行くぜ。そしてイかせてくれよ。ぎゃっぎゃっぎゃっ。



 やはり危機感のない奴も多いんだな。真っ昼間だから仕方ないのかもしれないが、無警戒に1人で歩いてる奴が居るなんてな。それは俺に殺されたいって事だよな。雌だったら良かったのによ。残念だぜ。

 とりゃっ!

 ドシュッ!

「っ!! う、っぅっ」

 どっしゃっ バタッ

 これは遣り過ごしからの延髄への投擲無双が出来るパターンだな。やはり俺に気付ける奴は居ないようだ。意識しないと見えないのだろうか。小せえしな。

 見~下~げて~ご覧~って歌わないと気付かれないパターンは本当にあったんだな。ありゃ深い。

 普通に歩いてすれ違ってみたのに。棍棒も担いだまま歩いてたのに。俺ゴブリン。マジシャンだけど、投擲できるマジシャンも居ますからね。ここに。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 そう。マジじゃん。

 ……

 気配遮断:LV5のお陰で気付かれない。俺だけ居ない人。いや。居ないゴブリン。独りぼっちです。違うな。仲間は居る。

 ならば無双するしかないだろう。選択者には気を付ける必要はあるだろうが。

 1度やってみたかった。これもチートと言えるだろう。あと9日。殺って殺ってやりまくってやるぜ。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

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