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ちょいと2人休み
しおりを挟む外用の水道設備があったから、口元血みどろのコボチャンをしっかり濯いで綺麗にしてやる事にした。交尾をやるつもりじゃない。
他人ん家の水道を勝手に使用するのも立派な犯罪行為だが、それも今更だ。
文句を言われたらきっちり払ってやるつもりだから問題ない。1番高い命ってやつでな。勿論俺のじゃなくて言って来た奴のだがな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
ちょっとだけ抵抗されたけど、流石にその状態では一緒に歩けないぞと言ったら分かってくれた。本当に分かってくれたからどうかは知らないが、渋々といった感じで受け入れてくれた。
流石にこのままだと一緒に歩けないぞと言えば何でもやらせてくれる訳ではないと思うが、そうだといいな。そんな雌ばっかだったら楽しい世界かも。
俺が雌のロングコートの中に潜んで股間を合わせて歩いてみたり、序でに結合なんかもしちゃったり、それこそ歩けなくなるくらいに激しく腰を動かしちゃったりして。
な。歩けないだろう? なんて耳元で言ってみたりして。
そんな妄想は大好きです。癒やされる。
まあ、既に金でなら何でも買える世界にはなってたか。俺にその資本がなかっただけの事。ナニはあるのにな。立派じゃねえからか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。ぐぎゃあ~
こんな妄想してないとやってられなかっただけの事。洗い流されて行く真っ赤な液体だったり、どす黒い塊だったり、こんなのが好きなゴブリンが居て?
まあ、白だったり透明だったりするベタベタな液体も気持ち悪いけど、それを旨いなんて言う奴の気が知れねえけど、それは俺が雄だからか。まあいいや。
この期に及んでも、魔物になっても血を見るのは慣れないな。散々見てきたのに、その原因を作った張本人なのに、ゴブリンの血は緑なのにな。
意識しなけりゃいいけど、戦ってる時はマシなんだけど、やっぱり苦手なもんな苦手だな。ラナのでもうってなったしな。違う意味では興奮したが。
水嫌いの犬も居るから仕方ない。初めてだったのかもしれないし、ちょっとひやっとしちゃう温度の水だったしな。
蛇口を勢いよく回し過ぎて、ドバドバ出して怖がらせちまったのもよくなかったかも。ゴブリン手加減が難しいぜ。ごめんな。
本当はぬるま湯で優しく慣らして行ければ良かったが、そこまではやってられない。仕方なく俺も一緒に軽く水浴びしてやった。ジャージ脱ぐのが面倒だったけど。
体もすっきりした気もするし、ちんこもすーすーして気持ち良かったぜ。玉にはいいかもな。偶だった。玉はなかったな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
初めてちんこも洗ったぜ。ここだけは清潔にしたいと思えるゴブリン。なんでだろう。ナニだから?
性器は性ケツに。ケツも使う奴が居るからか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
俺は無理。
コボチャンの視線が気になったが、きっと気のせいだろう。そこは意識しない方がいい気がした。
えっ。小さいんですけど、それで大丈夫なの? なんて思われてなかったと思いたい。
俺ゴブリン。まだこのちんこに愛着はないけど、立派な相棒です。弄られるのは好きだけど、いじめないでね。これから俺と共に成長して行くんです。多分。
見た事あるのかどうかは知らないが、コボルトのちんこと張り合っても仕方ない。犬だしな。
それこそ負けてたら立ち直れないかもしれないし。それでも簡単に立ち上がるとは思うけど。それもいいか。張らせるのは得意でも、合わせたくはねえからな。雄とは。
おっし。
俺も満足だ。すっきりさっぱり。これでナニもなかった事になったな。見映えだけは。ナニもすっかり縮んでるし。それはずっとだな。
ひやっとしたら誰でも縮むだろう。俺のが特別に小さいって訳じゃないと思いたい。そうだよな。コボチャン。
……
ブルブルブルブルブルブルッ
コボチャンは体を振るわせれば水切り完了。便利だな。俺の妄想に対する返答じゃないと思いたい。タイミング良過ぎだろう。そんなに強烈に否定しなくてもいいのにな。なんて。
俺はそのま放っておけば大丈夫。ゴブリンだしな。馬鹿過ぎて風邪も避けてくってか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
ジャージ着ちまえば更に大丈夫。そもそも魔物に病気って概念があるのかも知らないが、ないといいな。既に病気みたいなもんだし。
……
よし。これからはちゃんとタオルも持ち歩こう。念の為。ナニの為。あると思ったら全部置いてきちゃってた。ゴブリンうっかりさん。ぐぎゃあ~
コボチャンは装備品には興味はないらしい。防具も要らないみたい。素早い動きの邪魔になる物は着けたくないって事だろう。
今更だけど、あの弓矢の雌郎、選択者だったようだ。よく倒せたよな。コボチャン。相性の問題だろうか。血みどろの犬が凄い勢いで迫って来たら怖いよな。うん。戦わなくて良かった。
『夜一の弓』
『1日30本自動補充矢筒』
『エルフハット』
『集中の胸当て』
『命中の弓懸』
弓と言えば『与一』だと思うのだが、敢えて『夜一』なんだろうか。ゴブリンには分からない深い意味があるのかもしれないが、これで射られたと思うから不快です。
隠密生のある夜用なんだろうか。黒くて格好いいからこのネーミング? まあいいか。これがあればアーチャーに就けてやっても大丈夫だろう。ありがとな。その為の仲間も探さないとな。
よし。行こう。
ゴブリン同士の経験値振り分けの検証の為に、適当に人がそれなりに居てくれそうな施設を探す。
直ぐに見付かった。
ゴブリンとコボルト2人でもなんとかなりそうな施設。そう、老人ホームが近くにある事が分かった。
すまんな。爺さん婆さん。善良な市民だったのかもしれないが、実は過去に相当酷い事をして来た奴等かもしれないが、人間長生きしてりゃ何かしらの悪事には手を染めて来た事だろう。
知らない内に、知ってるけど見て見ぬふりをしたり、実は法律が変わってたりしてな。立ちションも立派な犯罪だ。昔はよく見たな。今でも時々見掛けるか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
少し早めにお迎えが来てしまったと思って逝ってくれ。なるべく苦しませずに、出来れば気付かれずに、1撃で済ませるからな。親族には感謝されたりしてな。それも人それぞれか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
看板のお陰で直ぐに見付かった。4階建ての立派な施設。ではなくて、かなり老朽化した昭和の集合住宅のような佇まい。
それでもそれなりの入居者が居るようだ。ベランダを見ても所々に生活感が現れている。
「コボチャン。ここは2手に分かれて、それぞれに一気に行くぞ。大した相手は居ないはずだから、下から順番に上に行く事にしよう。見掛け次第次々に殺っちゃってくれ。いいか?」
「ガウッ」
腹も満たされてご機嫌だな。やる気満々って感じで心強い。その牙は俺に立てるなよ。なんてな。
ちゃんと分かってくれてるのかなんて気にしない。多分大丈夫。だと思って進める事にした。
「それでも若いスタッフとか、それなりに力のある人間は居ると思うから、くれぐれも油断はしないようにな」
「ガウッ」
ついさっき弓を射られといてよく言うってか? そんな返事じゃなかったと思いたい。これは俺への戒め。1人じゃないってやっぱり心強い。
俺達にもレベルがあるのだから、当然コボチャンにもあると思う。選択者を倒せたんだから、元々それなりに強かったのだろうし、更に上がっている事だろう。ちょっと羨ましい。
でも、お陰で助かったから素直にありがとうって伝えたい。もう伝えたな。ゴブリン物忘れチャンピオン。また生き残れるといいな。お互いに。
ふう。行くか。
「よし。ゴーだ!」
「ガウッ!」
ザッ ダッ
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