人類を滅ぼすのが使命みたいなんですが種族がゴブリンってのはないんじゃないでしょうか

復活のおたけさん

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情事に乗じて……

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「んん、ん、……」

 演技かもしれないが、イって意識を失ったかのように大人しくなっていた淑女。いや、淑雌。状況が状況だけに、こんな寝言のような声でさえもエロく感じてしまう俺、ゴブリンです。

 まだイったばかりだけど、ベッドの上で、淑雌の上で、この尊い姿を俯瞰して眺めております。

 正常位を絶賛堪能中。ゴブ賢タイムに突入です。まだ突入させてるし、勿論、出した液体とかは拭かんけど。俯瞰中だけに。

 ……

 実は血圧が急に上がって朦朧もうろうとしてるだけかもしれないが、年だしな。それはいいだろう。どう思おうと自由だ。ゴブリンの勝手でしょ。雄は得てしてそういう優越感に浸りたくなるものさ。ぎゃっぎゃっぎゃっ。


 そして淑雌が半分寝惚けながらも、ベッドの上でもぞもぞして枕の下に手を入れる姿も、そこはかとなく悪戯したくなってしまう雄。それも俺。

 なんかいい。こういうの。その昔を、若かりし頃を懐かしく感じてしまうんだ。カリもあるだけに。若カリし。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 でも、やっぱり乳は垂れてるからちちくりたくない俺も居る。年月とは残酷で儚いものよのう。その昔は張りもあって、張り合いもあっただろうに。おっ。上手い事言った? ぎゃっぎゃっぎゃっ。


 これはセックスとは呼べないかもしれないけど、総評としては、まあまあ良かったな。間違っても、最初にやった雌郎とは違った。それなりに良いものではあったかもしれない。やった側の一方的な意見では。

 やはり顔とか体つきってのは、それなりに重要な要素だな。年齢じゃねえって事だ。あと、声とか感度とか相性もあるな。穴の大きさも大事だ。こっちが小せえだけに。ぐぎゃあ~

 やはり雄雌関係は複雑だ。それは魔物にとっても変わらないのだろう。俺は益々賢くなって行くようだ。そしてイき続けるのだ。


 この淑雌がどう思ってるかは知らないが、少なくとも胴は気持ち良さそうではあったな。途中から。

 お互いに少しでも満足感があるなら、これは和姦って事でいいのだろう。当初の想定通りか。雄の都合では和姦だろう。遺憾だろう? イったのに?

 最後は雌も満更でもなさそうだったからいいのかな。まんだけに。ゴブリンだけに、そう理解する事にしよう。これはいい経験だった。

 始まりは強姦だったけど、誘われたのは淑雌の方からだったけど、意味は違ったかもしれないが、案外こんなものかもな。なんて思ってしまったのだが、それでもラナとのセックスとは違ったな。

 そりゃそうか。ラナは天使だし。ああ。また後でやろう。お口直しならぬ、おちんこ直しってか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。


 どうやらそれも間違いだったようだ。そりゃそうだ。世の中そんなに甘い話はないってか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。


「ええいっ!」

 ガバッ トスッ! グサッ?

「っ!」

 なんたるデジャヴ。平仮名にするとでじゃゔ。訳が分からなくなるぜ?

 淑雌が気合いを入れて起き上がり、俺の胸に飛び込んで来たかと思ったら、俺の胸には1本の棒が刺さってた。今度は矢じゃなくて、包丁だったのかな。そんな感じだ。

 ゴブリン、柄の部分が短くてよく見えない!

 あっ、これ果物ナイフかも。って感じ? 刃先が短くて良かった。またしても時間が止まった様な感覚を味わってしまった俺。ゴブリンです。2度目です。殺されかけちゃった。ぐぎゃあ~


「やったわ! やってやったのよ!

 よくも町を滅茶苦茶にしてくれたわね。私にまでこんな事をして。でも1匹だけでもやってやったのよ。私がやったのよっ! ははは、ははは、はははははあっ!」

「……」

 イってやがるぜ。このババア。やられたのに、やってやったとはこれ如何に。まだ殺られていませんが?

 目が逝ってーら。ど~こ見てんのよおっ!

 なんて叫ばないけど、って言われてもおかしくないぞ。いや。おかしくなってるな。

 散々笑った後に、両手で顔を覆ってはあはあ言い出してます。あらやだ。怖い。俺は無視して自分の世界に入ってしまったようだ。

 直ぐ目の前に居るんですが。倒れずに。ナイフは刺さってるけど。これで殺ったと思ったか。俺でも思うかも。

 ゴブリンでも人型だ。忌避感なり罪悪感なりはあるのだろう。これも初めてだったのなら、あるあるだ。良かったぜ。そんなばばあでな。

 全く無防備になってます。俺、死んでませんからね。

 残念!


『ゴブリンの魔法の腰巻き』万歳。また助けられちゃった。良かった。腰巻きまでは脱がないで。やっぱり礼儀って大事だな。最低でもな。最低限だった。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 最早、俺の体の一部と化してるから、簡単には脱げないんだよな。これ。きたねえのに別格の性能を誇る逸品です。

 ピンと立っちゃうゴブ棒並みに心強い。小せえゴブ棒よりは有能か。ぎゃっぎゃっぎゃっ。ぐぎゃあ~


 流石マジックアイテム? ゴブリン専用魔法の防具です。ざまあ見ろ。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 このまま更にナイフを押し込まれたりしたら追加ダメージがあったかもしれないけど、更に奥に刺さったのかもしれないけど、多分また穴は空いてんだろうな。後でスナック菓子食べよ。

 でも、チクッとした気はしたんだぞ。全く痛くない事もなかったんだぞ。ちっくしょう。痛い事した仕返しか。これぞ倍返し?

 おっぱい垂れてるからぱい返しは出来なかったか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 それくらい俺の心の方が痛んだがな。どんな心やねん。てな。ゴブリンだけど、裏切られた気がすげーした。無理矢理しといてなんだけど。中出しまでしといてよく言うけど。


 はあ。もういいか。冷静になれました。

 こんの、クソババアッ!

 誰だ! 淑女なんて思ってた奴は!

 は~い。俺でーす。ぐぎゃあ~

 アへってた訳じゃなくて、演技してたのか!

 この時を待っていたと。散々気持ち良さそうにしてたのも演技だったのかあっ!

 俺のゴブ棒のパワーじゃなかったのかあっ!!

 はあはあはあ。

 俺の方が逝っちまいそうだったぜ。危ねえ危ねえ。


 もうイかないぜ。もう無理だ。まだ逝っちまってるしな。これ、廃人まっしぐら?

 果物ナイフで良かったぜ。良くないか。

 これぞハニー・トラップか。ばばあなのにやってくれる。

 はっ。ばばあに、トラップ。ばばあにい・トラップ、ババーニー・トラップか。……

 かなり厳しいな。ハニーとばばあにじゃ流石に無理があったか。ちっ。

 結果として、やったのは俺だけど、殺られそうになったのは俺。深いな。ゴブリンとばばあの絡み合う構図は。

 賢い個体はこういうのがあるんだな。人間、幾つになっても侮れないって事か。よく分かったぜ。ありがとよ。ばあさん。それなりに気持ち良かったぜ。なんてな。


 今度は俺のターンだ。まだイってるみたいだから、このまま逝かせてやろう。その方が幸せだと思う。

 冥土の土産って感じになって良かったな。一応、演技でも感じてくれてたから、俺はそれで満足する事にするよ。いいゴブリンだろう?

 最後に女になれて良かったと思ってくれよな。ゴブリンだから出来たんだぞ。分かってるか?

「あははは、あははは、あはははははははは」

「……」

 ちっ。折角仲良くなれそうだったのに。ないか。こんなアへ顔は望んでない。

 俺は話してないし、今更だけど、筆談って手はあったのかもな。狙われてたなら結果は一緒だったろうけど。やる事は変わらなかっただろうけど。

 まあいいぜ。参考にさせてもらおう。いや。勉強になりました。あざーっす。

 とにかくやれたし、結果として最後には俺が殺る。そういう事だ。

 今度生まれ変わったら、どっちの陣営に着くのだろうか。それとも輪廻の輪の中に旅立つのだろうか。違う世界にイきっ放しかな?

 間違っても、ゴブリンにはなってくれるなよ。愛してしまうかもしれないぜ。なんてな。

 ラナを超える事はないだろう。多分な。

 もう見てられないぜ。旅立ってくれ。ありがとう。あばよ。

 おらあっ!! ゴブリン愛の棍棒!!

 グシャッ! …… どさっ


 ふっ。つまらぬものを殴ってしまったぜ。

 ……

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