人類を滅ぼすのが使命みたいなんですが種族がゴブリンってのはないんじゃないでしょうか

復活のおたけさん

文字の大きさ
76 / 143

出動だ!

しおりを挟む

「よし。お前達。くれぐれも注意して、深追いはせず、命大事にをモットーに頑張ってくれ。いいな。レベルアップも大事だが、お前達の命の方がもっと大事だ。

 それと、余力があればでいいが、仲間、雌の救出もしてくれ。分かったな」

「へい。兄貴。よく分かりやした。兄貴の優しさ、しっかり皆にも伝わったと思いやす。任せて下せえ。きっちり勤め上げてきやす」

 以下、省略。雄は無視。とは言わないけど、省略しても問題なし。ファイチクンに任せよう。


「うむ。任せたぞ。ファイチクン。ナニかあればスマホを使ってワン切りでもしてくれれば、俺から念話を飛ばすからな。その方が効率的だし、危険も少ないだろう。だから遠慮せず連絡するんだぞ」

「へい。ありがとうございやす。兄貴。その時は遠慮なく連絡させて頂きやす」

「うむ。スケサンも無理はするなよ。いくら骨太が更に進んでバッキバキになったと言っても、動きが遅ければ殺られる事になるかもしれないからな。ファイチクンの指示に従って、人間共に復讐してやるんだぞ」

 カクカク カクカク

 スケサンには、適当に手持ちの服と装備を渡してある。

 いくら更に骨太になったとは言え、筋肉がないからすっかすかの状態だけど、動かなければ普通の人間と間違えてしまいそうなレベルの姿を醸し出している。不審者感は断トツで半端ないが。

 後は本人の頑張り次第。力強く成長してくれた様だけど、それが人間に通じるか、戦いで活かせるかは分からない。まあ、浄化されたり燃やされたりしなければ復活するみたいだから、余程の事がなければ大丈夫だろう。

 ダメだったとしても謝る事は出ないいが。おお、ごめんと。それがオーメンの発祥となった語源。当然、諸説ありってか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。


「よし。じゃあ、皆、頑張ってくれ!」

「へい。兄貴」

「はい。兄様」「はい。兄貴」カクカク


 行ったか。

 ゴブリン3人とスケルトン1人。頼りない後ろ姿だが、まあ、何とかなるだろう。だったらいいな。


 ふう。疲れたぜ。漸く体力半減の呪いに体が慣れて来た所だが、流石にこれから戦闘する気にはならないぜ。銭湯くらいなら行けるかも。入る気はねえが。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 ふむ。ぶっちゃけ、スケサンにも俺以外の言葉は通じてないようだが、そんなの関係ねえ。雄同士、拳で分かり合える事もあるだろう。野郎はそうでなくっちゃな。

 行動を共にすれば分かるの事もあるだろう。野郎同士にピロー・トークは似合わない。キモいだけ。ピンク・トークも出来ないだろうが仕方ない。

 ならば戦場の荒野で、友と呼べる仲間になって欲しい。たとえ最後が死ぬ事になろうとも。

 決して、面倒だからそうしたってだけじゃない!

 独り立ち出来てこそ雄だ。取り敢えず皆と行動を共にしてレベルアップに励んで欲しい。そうすりゃ、勝手に連係も取れるだろう。だといいな。


 スケサンに牛乳風呂。これは、効くらしい。癒やし効果もあるみたいだし、超回復効果、骨にとっての硬化効果もあるようだ。これぞ本当の強化だろう。

 すげーなスケルトン。羨ましいが、なりたいとは思わない。それはお互い様か。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 スケルトンも単純で良かった。これまためっちゃ嬉しそうにカクカク言わせやがって。照明要らずらしいけど、暗闇からのそっと現れる骸骨に驚かないゴブリンが居て?

 思わずゴブリンフレイムぶっ放しそうになっちまったぜ。いつでも発動できるように準備してただけに。チビる代わりにな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。あー。怖かった。


 そして俺は、少し間を挟んでゴブ賢タイム。

 コンビニの酒を飲みながらの至高の思考の時間。

 ゴブリンにも酒は飲めました。酔うかどうかはこれから検証って事でチャレンジしてみます。独りで飲んでも旨いものは旨い。俺って、もしかしたら人間の時より、……

 止めよう。ちょっと悲しくなって来てしまいそうな妄想は。ゴブリンに涙は似合わないぜ。

 ゴブリンは独りでは生きて行けない。事もないかもしれないが、仲間が沢山居てこそのゴブリンだ。俺はそう思う。だからガンガンやって、ガンガン仲間を増やして行くと誓うのだ!

 直ぐに思い直す事になろうとも。それもゴブリン生。試行錯誤を繰り返して生存して行くのは人間も同じ。ああ。魔物も悩ましい存在だったんだな。深いぜ。


 そんなこんなで、酒を飲みながら、ベッドに横たわる2つの股を見ながらステータスを確認する事にしたゴブリン。

 なんかセレブな感じがしてしまうのは、偏見の塊だからだろうか。セフレとセレブ。なんか似てる様な気がしてしまうのは俺だけだろうか。

 セフレのセレブ。セレブがセフレ。

 そんなセフレは欲しいよな。金はねえけどな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 フレー、フレー、セフレ!

 振れ振れセフレ! 振れっ振れっ腰をーっ!!

 なんてな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。


 制限回数に達してからは、そこに光るまんこがあるのに、ぶち込んでやろうとは思わない。腰を振りたいとも思わない。今はだが。

 立たないから入れられない。こんな気持ちはあるのにな。これも悩ましい。

 またしたくなるのは当然だろうが、こんな時間もあるんだな。それが賢者タイム。それは人間でも魔物でも変わらないようだ。

 深いぜ。後は勝手にレベルが上がる事を願うのみ。

 頼むでしかし。

 でも、エロいなやっぱり。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~

放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」 大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。 生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。 しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。 「すまない。私は父としての責任を果たす」 かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。 だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。 これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。

診察室の午後<菜の花の丘編>その1

スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。 そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。 「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。 時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。 多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。 この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。 ※医学描写と他もすべて架空です。

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語

ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。 だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。 それで終わるはずだった――なのに。 ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。 さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。 そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。 由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。 一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。 そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。 罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。 ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。 そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。 これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。

処理中です...