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出動だ!
しおりを挟む「よし。お前達。くれぐれも注意して、深追いはせず、命大事にをモットーに頑張ってくれ。いいな。レベルアップも大事だが、お前達の命の方がもっと大事だ。
それと、余力があればでいいが、仲間、雌の救出もしてくれ。分かったな」
「へい。兄貴。よく分かりやした。兄貴の優しさ、しっかり皆にも伝わったと思いやす。任せて下せえ。きっちり勤め上げてきやす」
以下、省略。雄は無視。とは言わないけど、省略しても問題なし。ファイチクンに任せよう。
「うむ。任せたぞ。ファイチクン。ナニかあればスマホを使ってワン切りでもしてくれれば、俺から念話を飛ばすからな。その方が効率的だし、危険も少ないだろう。だから遠慮せず連絡するんだぞ」
「へい。ありがとうございやす。兄貴。その時は遠慮なく連絡させて頂きやす」
「うむ。スケサンも無理はするなよ。いくら骨太が更に進んでバッキバキになったと言っても、動きが遅ければ殺られる事になるかもしれないからな。ファイチクンの指示に従って、人間共に復讐してやるんだぞ」
カクカク カクカク
スケサンには、適当に手持ちの服と装備を渡してある。
いくら更に骨太になったとは言え、筋肉がないからすっかすかの状態だけど、動かなければ普通の人間と間違えてしまいそうなレベルの姿を醸し出している。不審者感は断トツで半端ないが。
後は本人の頑張り次第。力強く成長してくれた様だけど、それが人間に通じるか、戦いで活かせるかは分からない。まあ、浄化されたり燃やされたりしなければ復活するみたいだから、余程の事がなければ大丈夫だろう。
ダメだったとしても謝る事は出ないいが。おお、ごめんと。それがオーメンの発祥となった語源。当然、諸説ありってか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
「よし。じゃあ、皆、頑張ってくれ!」
「へい。兄貴」
「はい。兄様」「はい。兄貴」カクカク
行ったか。
ゴブリン3人とスケルトン1人。頼りない後ろ姿だが、まあ、何とかなるだろう。だったらいいな。
ふう。疲れたぜ。漸く体力半減の呪いに体が慣れて来た所だが、流石にこれから戦闘する気にはならないぜ。銭湯くらいなら行けるかも。入る気はねえが。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
ふむ。ぶっちゃけ、スケサンにも俺以外の言葉は通じてないようだが、そんなの関係ねえ。雄同士、拳で分かり合える事もあるだろう。野郎はそうでなくっちゃな。
行動を共にすれば分かるの事もあるだろう。野郎同士にピロー・トークは似合わない。キモいだけ。ピンク・トークも出来ないだろうが仕方ない。
ならば戦場の荒野で、友と呼べる仲間になって欲しい。たとえ最後が死ぬ事になろうとも。
決して、面倒だからそうしたってだけじゃない!
独り立ち出来てこそ雄だ。取り敢えず皆と行動を共にしてレベルアップに励んで欲しい。そうすりゃ、勝手に連係も取れるだろう。だといいな。
スケサンに牛乳風呂。これは、効くらしい。癒やし効果もあるみたいだし、超回復効果、骨にとっての硬化効果もあるようだ。これぞ本当の強化だろう。
すげーなスケルトン。羨ましいが、なりたいとは思わない。それはお互い様か。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
スケルトンも単純で良かった。これまためっちゃ嬉しそうにカクカク言わせやがって。照明要らずらしいけど、暗闇からのそっと現れる骸骨に驚かないゴブリンが居て?
思わずゴブリンフレイムぶっ放しそうになっちまったぜ。いつでも発動できるように準備してただけに。チビる代わりにな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。あー。怖かった。
そして俺は、少し間を挟んでゴブ賢タイム。
コンビニの酒を飲みながらの至高の思考の時間。
ゴブリンにも酒は飲めました。酔うかどうかはこれから検証って事でチャレンジしてみます。独りで飲んでも旨いものは旨い。俺って、もしかしたら人間の時より、……
止めよう。ちょっと悲しくなって来てしまいそうな妄想は。ゴブリンに涙は似合わないぜ。
ゴブリンは独りでは生きて行けない。事もないかもしれないが、仲間が沢山居てこそのゴブリンだ。俺はそう思う。だからガンガンやって、ガンガン仲間を増やして行くと誓うのだ!
直ぐに思い直す事になろうとも。それもゴブリン生。試行錯誤を繰り返して生存して行くのは人間も同じ。ああ。魔物も悩ましい存在だったんだな。深いぜ。
そんなこんなで、酒を飲みながら、ベッドに横たわる2つの股を見ながらステータスを確認する事にしたゴブリン。
なんかセレブな感じがしてしまうのは、偏見の塊だからだろうか。セフレとセレブ。なんか似てる様な気がしてしまうのは俺だけだろうか。
セフレのセレブ。セレブがセフレ。
そんなセフレは欲しいよな。金はねえけどな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
フレー、フレー、セフレ!
振れ振れセフレ! 振れっ振れっ腰をーっ!!
なんてな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
制限回数に達してからは、そこに光るまんこがあるのに、ぶち込んでやろうとは思わない。腰を振りたいとも思わない。今はだが。
立たないから入れられない。こんな気持ちはあるのにな。これも悩ましい。
またしたくなるのは当然だろうが、こんな時間もあるんだな。それが賢者タイム。それは人間でも魔物でも変わらないようだ。
深いぜ。後は勝手にレベルが上がる事を願うのみ。
頼むでしかし。
でも、エロいなやっぱり。
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