84 / 143
真実の愛
しおりを挟む「う、うぅ~ん」
おっ。愛が目を覚ましたか。俺は愛に目覚める事が出来るのだろうか。なんてな。
「はっ! あっ! ゴブリンさん! 良かったあぁ~。愛の事、ずっと見守っててくれたんだねぇ。愛、嬉しいっ! うふふっ」
いきなりテンション高いな。この雌郎。はっ! ここにも天使が居たのか。ナニこの笑顔。
ちょー可愛いじゃん!
ついさっきまで幼雌かと思ってた俺が嘘のようだぜ。こんなおっぱいの幼雌は流石に居らんわな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。堪らんちん!
『愛。足の様子はどうだ? ナニか変化は感じるか?』
流石にギブスは壊せなかった。ゴブリンフレイムなら焼けるかもしれないが、愛まで焼いちゃう自信があるぜ。流石にそれは嫌。まだまだし足りないからな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
「えっ? 足の様子? んん? ナニかしてくれたの? あっ! もしかして、また魔法? 愛の足に魔法掛けてくれたの?
うっそぅー。ゴブリンさん。やっぱり大っ好きぃっ! すっごい優しいねっ! 愛、いい奥さんになるねっ! 絶対だよっ!」
くっ。こいつ。ナニ言ってやがる。嬉しいが、嬉しくない。そんな微妙なゴブリンは酷いですか?
『まあまあ、落ち着いてくれ。足の様子はどうなんだ? 治ってると思うか?』
きっとこうなると思って事前に用意しておいた通りになったな。ゴブリン舐めるなよ? お掃除フェラはホーリーで済ましちゃったしな。残念!
「あっ。う、うん。確認してみるね? って、あっ、普通に動くかも? ギブスがあって動かし難いけど、痛みもないし、違和感もないかも? ……」
ナニやらもぞもぞやってる愛、重力に逆らえないおっぱいがエロいのな。ゴブリン釘付け!
ほぼ治りかけだったらしいが、少し痛いかもしれないって言ったから、エクストラヒールも掛けてみた。
そしたらしっかり治ったみたい? 医者じゃないから知らんけど。本人が治ったって言って跳び跳ねてたから治ったんだろう。
やっぱり幼雌っぽいけど、その跳ねまくるおっぱいは大人だな。ゴブリン眼福!
でも、喜び過ぎやっつーねん。
その喜びを悦びに変え、ちょいと盛り上がったのは当然だ。ぎゃっぎゃっぎゃっ。愛もセックス好きみたい。当然か。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
その後、ゴブリン愛の棍棒でなんとかギブスを破壊した。『人類に対して攻撃力補正大』って効果もあったのだろう。
手加減が難しいゴブリンには、生まれて1番ハードルが高いミッションだったかもしれない。良かったぜ。
愛は無傷だ。処女膜は破ったけど。まんこには初ダメージを与えたけど。
それもヒールがあったからこそやれた事。ヒーラーになって良かったぜ。パーフェクトヒールなんてあるからな。ゴブリン、全然心配してなかったぞ。なんてな。
あー。良かったぜ。
エクストラヒールがあれば、人間でも、それなりの怪我でも回復してくれそうだ。それも分かって、更にやれて、俺達万々歳! まん満載!
そして軽く事情聴取。愛について語ってもらった。俺にはない愛じゃない。愛本人の事。
俺は頷いたり、軽くメモを取ったりするだけだったけど。
それで気が付いた。俺、やっぱり転職出来るみたいだと。決して、話がなげーな、とか。まだ終わんねーのかよ、とか思ってただけじゃないって事だ!
レベル『11』って中途半端だから、恐らく、やっぱりレベル『10』で転職できるのだろう。そう思う事にした。
そしてそして、なんと、初めて見る職業があった。
『魔道士』だ!
惑うよな。惑うし。違うか。
これは、俺の妄想が確かなら、マジシャンとヒーラーのレベルを一定値まで上げると転職できるって設定ではなかろうか。
なんて思い付いたのさ。ゴブリン。こんなあるある大好きです。だといいな。
だってそうだろう。これ。こんなタイミングで出てくるなんて、二次元好きならそう思うさね。そうだろう。早漏だろう?
……
しかも、ファイチクンはいつの間にか『30』超えてーら。びっくりしたぜ。
そこでファイチクンも転職できるか試してみたら、出来るようだった。流石にしてないけど。
いきなりやったらびっくりするだけじゃ済まないだろうし、戦闘中なら尚の事。すまんじゃ済まんよね。まんはないし。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
いきなりぶっ込むのはまんこだけ! これ基本!
で。
ファイチクンには魔道士って選択肢はなく、『ソルジャー』って選択肢が出てきてたのさ。俺にはないのにさ。
他の皆は、まだ転職できないみたいだから、どうやら一般のゴブリンの転職解禁条件は、レベル『30』と推測される。
で、より強そうな職業を選べちゃうと。これってすっごくね? ゲームなら当たり前っぽいけど、実際に出て来ると、すっげー興奮しちゃう俺が居た。
だからもう1発? 今はナニか熱く話してるからしないけど。それが終わったらしようかな。もう1発だけ。待ってるぞ。
で。なんだっけ。
ああ。俺の転職問題。聖魔法のレベル上げを続行するか、今すぐ魔道士になっちゃうか。
なんて思ってら。またレベルが上がっちゃった。てへ。ファイチクン達、ナイス!
これでヒーラーのレベル『12』。新たに覚えた魔法はなかったから、どうやらこれで打ち止めか、更に上げないと覚えられないっぽい。これも推測だけど。
十分強力な魔法を使えるようになったから、もういいのかも。使用回数を増やすのもいいけど、ナニかと使えるゴブリンになりたい!
器用貧乏でもいい、逞しく生き残りたいのさ。やる為に!
ならば! 俺としては転職すべきだと判断しちゃったのだ!
これは仕方ない!
だって、魔道士だぜ! 男なら、雄なら押すな!
違った。魔道士の可能性に掛けてみる!
いや。懸けてみる!
それが俺! 後悔はしない! そして公開もしない!
はい。ぽちっとな。
いっえ~い! 俺、今から『魔道士』です!
そして、いつの日か、『大魔道士』になってやる!
あるかな。大魔道士。あったらいいな。なんてな。賢者はないと思うから。ゴブリンだけに。ぎゃっぎゃっぎゃっ。ぐぎゃあ~
やっぱり大正解。
これまでの魔法の使用回数が全部増えちゃった。全部まとめてプラス『3』。これって凄くね。流石、魔道士って感じ?
新たな魔法は覚えられなかったけど、これもきっとレベル次第。頑張るぜ。そして頑張ってくれ。皆の者。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
あっ。終わったか?
面倒だから、書かせてみた。ナニかと愛の基本情報を。
『大切な愛の事だから、間違って覚えないようにしないといけないだろう?』
って書いて見せてみた。ぎゃっぎゃっぎゃっ。この方が二度手間にならずに済むし。俺のな。記憶容量の少ない俺にはぴったりじゃん?
「あん。もうっ。ゴブリンさんったらっ。愛、嬉しいよ? じゃあ、しっかり書いておくね?」
なんて満更でもなさそうに書いてくれてたんだよな。流石、愛があると違うよな。よく分かったぜ。ざらざらしたまんもあるからか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
ナニなにぃ。
ほう。そうだったのか。愛ったら。そんな凄い人だったのね。ごめんなごめんな~。勝手に幼雌扱いしてて。言わないけど。
愛は投資家。20歳。マジで? なんて突っ込まない。突っ込むならちんこだな。
今更嘘はないと思うが、マンションを数棟保有する、それなりの遣り手の資産家らしい。
だから引き込もって色々とやりたい放題。他者の目を気にする事もなく、趣味に生きる事も出来た人生のようだ。羨ましいぜ。まだ日は浅いらしいけど。
『お金、異性、地位、人間関係、いい思いなんてこれまでこれっぽっちもなかったの』なんて言われた気もするが、これ如何に。
金持ちには金持ちなりの不満、庶民には到底理解できない悩みがあるのだろう。まんはあるのにな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
日が浅いなら、ローンもたっぷり残ってるだろうし、入居率とかメンテとか、様々な雑事を考えると大変なんだろうな。知らんけど。
ならば、愛の住んでるマンションにゴブリン大移動するべきだろうか。満室なら駆除すればいいし。
どうせ家賃も入って来なくなる日も来るだろうが、死んでも暫くは自動引き落としだろう。ならばまだまだ金の面では大丈夫だろう。今後役に立つかどうかは置いといて。
ふむ。その辺も相談だな。結局は俺が決める事になるとは思うが、即決はしない。よく考えよう。罠ではないとは思うけど。
それに、行くにしても、愛に下手に動かれるより、俺達で動いて行った方がいいだろう。見付かったら厄介だ。守れる自信はない。
俺が車が使えたらいいのに、ゴブリン、足が届かない! と思うしな。短足なだけに。短小包茎も売りか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。ぐぎゃあ~
ゴブリンだけでなく、コボチャン、スケサンも居る。また新たな仲間も増えそうだから、行動するなら慎重に。今後もあるし、やはり俺達でなんとかすべきだな。うん。
て事で、今日の所は一旦解散。退院するならナニかと手続きもあっただろうが、最早ここに人は居ないはず。ばっちりみんな回収してあるから、愛が居なくなってたとしても大丈夫だろう。
他の施設も酷い事になってるだろうし、警察もそこまで暇じゃないってか。死んだ奴等より、今生きてる奴を優先するだろう。ゴブリン、それくらいは分かるぜ。ぎゃっぎゃっぎゃっ。多分な。
『じゃあ、愛。俺は一旦仲間の所に戻る。場所は分かったから、また連絡入れてから向かうな。それまで1人で寂しいかもしれないが、待っててくれ。必ず行くからな』
「あ、う、うん。そうだよね。ゴブリンさんにも仲間が居るって書いてくれてたっけ。
分かったよ。愛、寂しいけど待ってるね。きっと絶対来てね。空いてるお部屋もあるから、そっちも使えるようにしておくね?
でも、ゴブリンさんと愛は一緒のお部屋だよ? それは譲れないからね。えへへ。旦那さんと1つ屋根の下。うふふっ。私達、新婚さんだよねっ。ねっ、ねっ!?」
うぜーけど、可愛いぜ。これ如何に。しょうがない。雄と暮らすよりはいいだろう。そこにラナとコボチャンを入れられるかが問題だな。ちんこは入るけど。
早くも勃発、ハーレム問題。
魔物はありありっぽかったけど、こいつは人間だ。ここは日本だし、不倫文化はどろどろに進んでたけど、一夫多妻文化ではない。面倒だが、少しずつ慣れさせるしかないだろう。
まあ、俺達は夜行性でもあるし、やろうと思えばなんとでもなるだろう。昼は愛、夜はラナとコボチャン。こんな感じならやる事はやれるだろう。
ゴブリン忙しくなりそうだぜ。堪らんちん!
もてる雄は大変だな。ゴブリンじゃなきゃ泣いて喜んじまいそうだが、ゴブリンのままでもちんこからは嬉し汁は出るな。ぴゅぴゅっとな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる