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町ぶらでの遭遇またしても
しおりを挟む今日もまた1人、まだ見ぬ雌を求めて町ぶらしまーす!
当然、ちんこもぶらぶらでーす! ぎゃっぎゃっぎゃっ。
あっ。俺達の目的は人類の殲滅だったっけ?
あれ~。ゴブリンどっちが真の目的か分かんな~い。
なんてな。結局、雌を求めてやって孕ませて子孫を増やす事が人類の殲滅に繋がる1つの手段である事は否めないだろう。
ゴブリン、それくらいは見通せるぜ。そこまで生きてられればな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。1文にしては長過ぎた。ぐぎゃあ~
ラナ、コボチャンとのラブラブ3Pを終え、既に昼過ぎだけど、例によって皆には暗くなるまで自由にさせる事にした。俺の優しさで。
ゴブリン大移動をする事にしたから。いつまでも同じ所じゃ不味いだろうって当たり前の発想だけど。宅配便で発送できればいいのにな。なんて考えちゃうゴブリンは合理的ですか?
俺は1人で動いた方がナニかと気にせず暴れ回る事が出来る。色んな意味でな。魔法でも、棍棒でも、ゴブ棒でもな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。だから1人で町ぶらするのです。
実は、『射精すると体力半減』する呪いは、【ゴブリン魔物特性】だった事に気が付いて、クールタイムを敢えて実感させていたりもする。
ゴブリンだから、当然やりたいばっかのイきたいばっか。それが初めてなら当たり前。気が付いた時には遅かった。雄の事なんて全く気にしてなかったっていうのが本音だったりもして。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
で。ヒールで時間は短縮できるのだが、それじゃあ頭の悪いゴブリンは学習しないだろう。だから敢えてそのままで、レベル上げの必要性とか、効果をみっちり教えてやった。
そしたら皆感動しちゃって、レベル上げ頑張りますって大興奮。ゴブリン単純で助かった。俺も似たような事言ってた気がするが気にしない。それもゴブリン。そんなもの。
だから俺だけちゃっかり回復させちゃって、1人でちんこをぶらぶらさせて町ぶらするのです。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
愛には当然伝えてある。『今日か明日には向かう予定だが、そっちの受け入れ体制は大丈夫か?』と。
やはりメッセージが多過ぎてうざかった。顔とおっぱいとまんこは抜群なのにな。残念な奴だ。まあ、利用させてもらうがな。体も、マンションも。はっ! まん、しょん?
いやいや。そっちの趣味はない。まんはいいけど、しょんはない! まだ目覚めてない!
そんな予定は未定だが、恐らくそんな予定は来ない!
ゴブリン排泄要らず。そんな物に興味なし!
はあ。疲れるぜ。
毎日上手く行く訳じゃない。イくのは問題なくイけるのだが、町ぶら、人間の殲滅は順調なのだが、雌の確保はそんなに甘いもんじゃなかったぜ。これくらいの脱線しないとやってられねえぜ。
ゴブリンだけに、それは仕方ない。
必殺、メモ書き攻撃!
必ず落とせる訳じゃないから必殺じゃねえな。結果として皆殺してやったけど。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
セーラー服を着た女子高生とか、ぴっちぴちのスーツ姿の若々しい雌とか、どっかの制服着たキャリアっぽい眼鏡の雌とかに、
『ちょっと待ってくれ』
『少し時間をくれ』
『話を聞いてくれ』
『僕は悪いゴブリンじゃないんだよ?』
なんて書いて見せても無駄だった。俺を見た瞬間逃げられるか叫ばれた。
ちっ。やはり動けない相手にしか通じない作戦だったか。ゴブリン、ショック!
仕方ねえから、うるせえから、仲間が来ると面倒だから、速攻魔法の餌食となってもらったぜ。あー勿体ない。
そんな時だった。損な時じゃない。損した気分にはなったな。ゴブリン上手い事言った。
雌の遺体をコボチャンのお土産用に回収してる時に、気配を感じて注視しようとしたら声を掛けられた。電柱の影から声がした。
「あ、あのー。
……
あのー! そこのゴブリンさん! 聞こえてますか!
ちょっと助けてもらえませんか!」
不審者だと思った。ゴブリンにそう思われるんだから、それなりの不審者って事になる。なんて奴だ!
声が雄っぽかったから、特に助ける義理もないから無視しようとしたのだが、これ以上煩くされると殲滅したくなるから聞いてみた。もう少しだけな。
だって、ゴブリンに話し掛ける奴なんて、どうせ碌な奴じゃねえだろう? 自分で言っておいてなんだが、俺と同じ様な事をして来やがった相手だ。ナニかある。
当然、雄ならナニはあるんだろうが、友好的な奴は嫌いじゃない。それがゴブリンに対してもそういう感情が持てる奴なら、悪くないのかもしれない。
当然、ナニかの罠かもしれないので警戒はしている。ハニー・トラップはもう御免だ。相手が雄なら尚更騙されるのは堪えられない。せめてぼんきゅっぼんの可愛娘ちゃんにして欲しい。
まあ、人間の雌を殺ってたのを見られてたと思うし、それでも勇気を出して声を掛けて来たんだ。これが雌ならやられる心配もあるだろうから、やっぱり雄だよなと残念に思いつつ返してやった。
「俺をゴブリンと知って助けて欲しいとか、お前はナニ者だ」とな。
この返答次第では速攻でお逃げしようと思ったのだが、余りにも可哀想になったから、見た感じの雰囲気がちょー可愛いかもと思ってしまったから、ちょいと時間を取る事にした。
「えっ? えっとお。ここから顔は出せないので、もうちょっとこっちへ来てもらえますか?
あっ、ぼ、僕、ここの影から出られないんです。出ると消滅しちゃうんです」
はっ?! って一瞬固まったね。ちんこはぶらぶらしてるけど。思考が付いて来れなかった。ゴブリン頭の回転も遅いから。ぐぎゃあ~
敵意はなさそうだったし、言葉遣いも丁寧だった。やや幼くは感じてしまったが、『僕』って言ってる時点で好感が持てた。俺と違ってな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。ん?
そもそも初対面のゴブリンに対して、自分の弱点っぽい事を言っちゃう少年ってさ。まあ、助けてもいいかなって思えた訳よ。嘘だと分かった瞬間に魔法を放ってやるがな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
勿論、顔は見てからとも思ったが、無理難題なら放っておくが、出来る範囲でなら協力してもいいと思ったね。
だって、俺の言葉が通じたんだぜ。ゴブリン、これまた固まっちまったぜ。ちんこはもういいな。雄では固まらん!
言葉が通じる相手。それだけでも興味があった。しかもその相手が助けを求めてる。これまた思ったね。
ぅラッキー! と。
まずマウントが取れそうな関係から始められる。ゴブリン弱いから。俺はそこそこだと思うけど、他の仲間も居る。他種族でも仲間になってくれるなら、例え雄でも多い方がありがたい。
そんな打算たっぷり思考にまみれて、俺は足を進めた。
ばっちこーい! って感じでペタペタと。
すると、電柱の影で小さくなりながら、青白い顔を少し微笑ませ、頑張って話し掛けてきた。
声を張るのも辛そうに見えた。だから近付いて欲しかったんだろう。野郎に言われてもな。まあいいか。今更だ。
「あ、ありがとうございます。ゴブリンさん。態々すみません。なかなか力も出なくて、ここから出ると、こうなっちゃうんです」
そして挙げられた左腕。のはずが、肘から先が失くなっていた。『消滅しちゃう』って言ってた証拠という事だろう。
手品かもとも思ったが、ゴブリン相手にそんな事をしても金は取れない。それを知ってるかは知らないが、あまりガン見したくもなかったが、血は流れていなかった。
断面は一様に黒くなっていて、少年の表情とも合わさって痛々しく感じてしまった。
「お、おう。それはご愁傷様だったな。お前はバンパイアかナニかか? バじゃなくて、ウに濁点の方だったりするのか? 発音を変えるつもりはないけどな」
「あっ、え、う、うん。先ずそこに拘るんだ。ははは。
(発音を変えるつもりはないなら聞かなくてもいいよね。でも、分らなくもないからいいっか。僕も気になった所だったし)
えっと、ステータス表記では『バ』になってるバンパイアです。でも不思議と痛くはないですから、そんな痛々しい顔しなくて大丈夫ですよ?」
おう。こいつ。悪くない。俺の顔が痛々しく見えたのだろうか。これがデフォルトだと思ってたが、無意識で痛そうな顔してたのか。
ゴブリン、痛いのも嫌だし、そんな状態を見せられてもちっとも嬉しくないからな。
それに、ちゃっかり突っ込みは入れつつ、しっかり返答もしてくれた。しかもそこだけ小声だった。俺には聞こえたが。ゴブリン・イヤー! を甘く見過ぎだぜ。
ゴブリン、いや~ん。ってな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
どこか似てる所もあったからだろう。豚ではないが、トントン拍子で話が進んだ。思った通り、なかなか面白い奴だった。
俺がどう思われてるかは知らんが、俺から見れば、羨ましい限りの種族ってだけでなく、顔も2、3発は最低でも拳で殴りたくなるレベルに整った美男子だった。
しかも、ゴブリンの匂いは気にならないって言ってくれたから、俺は信用する事にした。お世辞でも、ゴブリンの体臭を直接間近で確認して、笑顔でそんな感想は言えないだろう。
「すんすんすん。すんすん。すん。うん。全然平気ですよ? これが臭いのかなあ? あっそうか。ゴブリンってそういうイメージがありますよね。あはは。でも、僕は臭くないと思いますよ」
だとさ。鼻っ柱ぶん殴ってやりたくなるくらいに爽やかイケメンだったぜ。僕っ娘ならぬ僕っ子だけに。でも、こんな事を言われてしまっては仕方ない。
今時、しっかり敬語を使える少年ってだけでお小遣いあげたくなったぜ。勿論、金なんかないけどな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
だからやれる事はやってやろうと思った。ゴブリン義理堅い魔物なのさ。気分次第でな。
くっさ~とか言った瞬間、アブソリュートホーリー顔に浴びせてやろうかと思ってたのは内緒だ。バンパイアなら多分効くだろう? ぎゃっぎゃっぎゃっ。
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