人類を滅ぼすのが使命みたいなんですが種族がゴブリンってのはないんじゃないでしょうか

復活のおたけさん

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皆のレベル上げ大作戦

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 そして再開されたレベル上げ。それは日付けが変わっても当然続けられた。

 決して、愛のマンションを目指すのを忘れていた訳じゃない。ゴブリン移動速度が遅いんだから仕方ないって、かなり開き直ってる所はあっただろうが、仕方ないって言葉は便利だなと思った。


 夜こそ魔物の時間。ゴブリンにとっても、コボルトにとっても、ましてやスケルトン、バンパイア、インプにとっては真骨頂。

 俺達の、色んな意味で闇の集団による町の蹂躙は続いた。病みの集団では決してない。だといいな。


 上空にはくそ虫ちんビッチだったビッチのミユキが飛んでいる。色々あって、問題ないと確信して、俺のパーフェクトヒールで回復させた。ゴブリンって付いてたな。

 勿論、直ぐに治って完全復活。更に服従度が上がった気がするが、気のせいかもしれない。そんな度合いが分かるゴブリンが居て?

 そもそも絶対服従だし、奴隷だし、まあいいだろう。逆らわなければそれでよし。


 夜目が利く俺達なら視認できるが、そういうスキルのない人間なら、街灯がある場所とか月明かりでもないと、なかなか見付けられないかもしれない。

 やはりあれは狙って落とされたんじゃなくて、偶々俺かマイチクンの魔法が飛んで行ったんだろう。真犯人は恐らく俺だ。調子に乗って制限回数あまり気にしないで魔法ぶっ放すの得意だから。

 勿論、狙ってはいるが、偶に駆け回って連撃すると、思わぬ方向に飛んで行ってしまう事もある。

 魔法とは集中力が大切なんだ。レンジャーの素早さに慣れてなかったってのもあるかもしれない。急激なレベルアップの直後は尚更に。それも勉強になった。

 ゴブリン学習能力低いから、直ぐに同じ過ちを繰り返す。人間も魔物も一緒だな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。ごめんなごめんな~。絶対言わないけど、もしかしたら気付いてたりして。……

 ゴブリン気にしない。気にしたら負けな気がするから。許してくれよぐぎゃあ~。



 やはり、見れば見る程ゴブリンっぽく見えてくる。慣れって魔物にもあるのな。当然か。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 羽の生えたゴブリン。ありゃあ、俺でも撃ち落としたくなるぜ。キモいよな。人間の感覚ならば。

 今はゴブリンだし、仲間だし、俺の奴隷でもあるからそんな事はしたいとも思わないけどな。良かったな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。


 空からの監視があるから、俺達の安全性は更に上がっていた。俺より嗅覚の優れたコボチャンも居て、俺自身にも気配察知、雄雌感知嗅覚もある。

 選択者でもレベルの低い奴なら問題外。ましてや非選択者など、最早敵ではないのだよ。経験値だ。御愁傷様。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 だから、俺は時折魔法を放ってダメージを与え、皆に経験を積ませている。俺が殺っても経験値は振り分けられるが、殺るのも経験だ。決して、面倒だからじゃない。

 コボチャンやミユキは、自分で殺らないと経験値が入らないからだ。面倒を見るって決めたんだから当然だし、俺の雌なら当たり前。


 おっと。ミユキとは、元ビッチのミユキンプ。呼び難いし今一ナニ呼んでるのか分からなくなるので、ミユキって呼ぶ事にしたんだった。ゴブリン忘れてた。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 ミユキって呼ぶと、それだけで可愛く思えてしまうゴブリン。ちょー人間ぽいけど、小悪魔のインプだ。しかも元ビッチ。

 話し方も変えさせたし、俺好みに調教して行くつもりだ。そんな楽しみが奴隷にはあった。

 ゴブリン、新たな扉が開いちゃった。ちょー嬉しい。やっぱ奴隷っていいもんなんだな。人類の叡知の結晶かもしれない。作ったやつマジ天才。

 そして絶対服従って処遇も素晴らしい。思わず勘違いしてしまう。俺って実はスゲー奴? ってな。そんな訳ねえのにな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。ぐぎゃあ~

 俺は、なるのもされるのも絶対嫌だ。当然か。ぎゃっぎゃっぎゃっ。



 俺の出番はそこまでない。軽く魔法を撃った後は、見守るのが役目って感じだ。コボチャン無双もあるし。ミユキもレベルが上がって、楽しそうに異次元収納無双を繰り返している。

 多分、真犯人には気付いてないと思いたい。間違ってこっちに落とすなよ。

 やっぱあれは脅威だわ。上空からの車落としとか、トラック落としとか。何人か異世界転生してんじゃねえかって思えてくるぜ。既にここが異世界ちっくになってるか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。


 そのうち隕石落としやりたくなるよな。俺ならば。飛べないゴブリンには無理だろうけど。流石にそんな大きな物は収納できないだろうが。コロニーなんてまだ無いしな。残念だ。

 それもレベル次第かもしれないな。頑張れ、ミユキ。俺は応援するぞ。だから真犯人を探すなんて気は起こすなよ。今更だしな。

 いくら絶対服従だろうとも、反抗不可だろうとも、巻き込まれちゃた事故とか、ついうっかり仕出かしちゃったとか、不足の事態まで制御できるとは限らない。

 それが出来てしまいそうなのが、あれ。コロニーなんて落とされた日には、確実に皆死ねるよな。それが人類を殲滅するには1番か? ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 でも、それだと魔物も皆死ぬ事になるよな。じゃあダメか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。ゴブリン残念。やるのは俺じゃねえけどな。


 あっ。俺には『ゴブリンの魔法の腰巻き』があるじゃ、あーりませんか。なら大丈夫か。ナニをされてもダメージは『1』。ちょっとちくっとして、かなりびっくりしちゃう位かな。後は俺の気持ちの問題か。ぎゃっぎゃっぎゃっ。あー、良かった。

 やっぱり、ミユキのレベル上げを応援しよう。そうしよう。調教も出来るから台詞もばっちり覚えさせて、さくっと落としてもらうなんていいかもな。

 全部は無理かもしれないから、最後だけ。『人類を粛清する!』なんて言わせちゃったりしてな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 ちょー萌えるんですけどお~。燃えるしぃ? ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 はあ。

 やっぱり謝っておこうかな。心配になるゴブリン。本当に俺じゃないかもしれないけど、どうなんだろうか。悩ましいぜ。


 散々悩んだ結果。やっぱり言わない事にした。ゴブリンには秘密も必要さ。深みとは、全てを語らない事から生まれる魅力。

 芸能人でもそうだろう。知らないからこそ偶像化できるし、より深く魅力を感じられるもの。それが妄想力。

 決して、恨まれたくないからってだけじゃない。ぎすぎすしたくないし、余計な不安材料は作る必要もない。言わなきゃ分からない。はず。

 治したのは俺だし、マジで俺の流れ弾じゃなかったかもしれない。

 こんな事をいつまでも気にしてちゃダメだ。暇過ぎるからいけないんだ。俺も戦闘にもっと参加しようかな。なんてな。

 皆が有能過ぎるから特にやる事がないゴブリン。それが俺。だから萌えそうな妄想するしかないゴブリン。それは仕方ない。ぎゃっぎゃっぎゃっ。ほんと便利な言葉だぜ。


 やはり目に付いてしまう元ビッチだけど俺の奴隷のミユキ。飛んでるんだから当たり前。1番煩いから当然なんだけど。

 性奴隷だけど、まだやってない。楽しみは後で。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 やれるかやれないかと問われたら。勿論やれるさ。と答えるゴブリン。それが俺。しおらしくしてりゃゴブリンに似てるのだからそれなりに。見慣れ来れば確実に。

 今となっては俺専用にしたいとも思っちゃってたりして。流石ゴブリンだろう? ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 胸はぺったんこで全くないからやるだけゴブリンになるだろうけど、そんなのこれまでと変わらない。それでもやれるゴブリン。すげーだろう? ぎゃっぎゃっぎゃっ。

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