人類を滅ぼすのが使命みたいなんですが種族がゴブリンってのはないんじゃないでしょうか

復活のおたけさん

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愛の愛は愛と愛

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「ああ~ん。ゴブリンさ~ん。愛、会いたかったよぉ~。やっと会えたよぉ~。あ~~ん。嬉しいっ!」

 ガバッ

 もにゅんっ むぎゅっ ぐにゅ~


 勿論、余裕で避けられた。俺、忍者。たかが選択者でもない人間の雌など、止まって見えるとまではいかないが、ぷるんぷるん揺れるおっぱいに見惚れていただけじゃなく、目に涙を浮かべて嬉しそうに駆けてくる可愛い雌をかわせるゴブリンが居て?

 いや、居ない!

 この乳はいい乳だ!

 ゴブリン堪らんちん!

 ナニを言っても通じないからナニも言わないけど、ナニもしないけど、こうして真正面から抱き付かれると、流石に乳は揉めないぜ。悩ましい。

 最初から両手で受け止められるように構えときゃ良かったぜ。ゴブリン大反省。尻くらいは揉めそうだけど、どうせなら乳かまんこがいい。それは仕方ない。でもこの感触はプライスレス。もう暫くお待ち下さい。


 少しして落ち着いた愛にメモ書きを見せる。ナニかと事前に用意しておいた物を選んで出すだけのゴブリン。ここで出すメモを間違えたら台無しだけど、そんな間違えはしない。しっかり確認してから提示するだけさ。


『俺も会いたかったぞ。愛。お股せ』

 漢字の間違えは態とだ。それくらいは知ってるゴブリン。股の事しか考えてないゴブリン。それも俺。お股出せ。でも良かったが、流石に止めといた。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

「ああ~ん。愛、嬉しいっ! 愛のお股も喜んでるよっ!」

 ガバッ

 もっにゅん むっぎゅ ぐっにゅ~


 既に股トークに付いて来られる愛も凄いと思いつつ、ハニー・トラップじゃなさそうで良かったと密かに安心しつつ、両手の感触を楽しむゴブリン。それは俺。

 さっきの反省を活かしてしっかり両手でおっぱい受け止められたゴブリン。それも俺だった。

 ナニもしなくとも、ちょいと力を入れるだけでも心地よい。やっぱりこれはいいおっぱい。ぎゃっぎゃっぎゃっ。堪らんちん!

 むにっ むにっ む~~にぃっ

「ああんっ。ゴブリンさんたらあっ。いつの間にぃ。もうっ。愛、嬉しいっ!」

 むっぎゅ~~っ

 やっぱり愛はどこか普通とは違うと再認識しつつ、速攻でぶち込んでやろうと思ったが、今は止めておこう。先っちょだけでも止めておこう。

 それでも直ぐにイける自信があるだけに。やり出したら止まらなくなりそうなだけに。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 それは股後で。

 今は取り敢えず全隊をなんとかするのが先だった。先っちょだけでも処理しておこう。


【ファイチクン、スイチクン、マイチクン、アイチクン、ファニイクン。各隊はこのマンションを基点として効率よく周囲の人間を殲滅せよ。やり方は隊長である5人に任せる。

 期限は夜が明けるまで。今回は仲間の保護よりも殲滅を優先してくれ。まずは拠点の安全確保だ。だが、仲間の命は粗末にするなよ。5人で打ち合わせして、直ちに殲滅を開始せよ】

【【【【【はっ! 御意!】】】】】


 念話ってほんと便利。ちょいと意識を集中して各隊の隊長達に指示を出すだけでオッケー。愛にむぎゅって抱き付かれてても大丈夫。全く問題ナッシング!

 そして乳を揉みながらでもばっち来い!

 もっにゅ~ん

「うふんっ」


 とっととイってくれる事だろう。任せたぞ。俺はまだイってない。これからやるべき事をやる!


 イケメンバンパイアのバンクンは、既に出掛けた時から別行動。進行速度が違い過ぎるから仕方ない。空も飛べちゃうし。

 愛のマンションの場所は伝えてあるし、チェック済み。心行くまでレベル上げをしたら合流する事になっている。安らかな眠りの為に。

 決して、殺っちゃうって意味じゃない。太陽の光が弱点なだけに、日が登る前にはお前超つええ~をして戻って来るってだけの話。

 全然、全くもって羨ましくて仕方ねえけど、今の俺は忍者さ。これで俺も空を飛べたら堪らんちんだが、それは無理。ならば勝手に殺ってちょーだいって話でもある。

 お互いに理解のある選択者で良かった。出来れば可愛娘ちゃんを拐って来て欲しい。なんて本気で思ってるゴブリンはここですよ。



 俺が予め強そうな気配の人間を片付けておいた事もあって、日付が変わる前には、ゴブリン軍団、部下でもある隊員達も皆無事に愛のマンションにたどり着けた。

 1人も欠ける事もなく、スケトン達も少しも欠ける事もなく、勿論、コボルト達も無事だった。皆軽い傷程度で済んだようだった。俺のゴブリンヒールで全快できた。流石、俺?


 ゴブリン軍団はレベルが結構上がってたから当然だったが、スケトン達も牛乳風呂強化によって骨太鉄骨仕様でパワーアップしてたから問題なかったみたいだが、コボルト達だけはちょいと怪我が目立った。

 先陣切って駆けてただけに、スピードがあるだけに、レベルも自分で経験値を獲得しないと上がらないだけに、それは仕方なかったと思う。俺は悪くなかったと思いたい。

 ゴブリンヒールで勘弁して欲しい。勿論、後で犬缶で労うつもりだが、物で釣るゴブリンは卑怯ですか?

 秘境のない雄コボルトはそこまで甘やかさないぜ。後はお任せって便利な言葉で隊長達に振っておこう。俺はそんなゴブリンでもある。ぎゃっぎゃっぎゃっ。


 まあ、結局の所は隊を編成した事で克服できたようだから良かったのだろう。その結果が死亡者なし。これは上々の成果だと言えよう。ゴブリン、ナイス判断。流石、俺?

 もう俺の手は離れたと言ってもいいんじゃないかと思う。出来ればナニも言わなくとも勝手に育って経験値をいっぱい稼いで欲しい。そして勝手に番をゲットしてよろしくやって欲しい。なんてな。



 そして、俺とラナ、コボチャン、ミユキで、愛に愛のマンションを案内してもらい、状況を把握した。

 事前に人数とかは伝えてあったってのもあったけど、愛にとっては俺が全て。他は、愛に害がないならどうでもいいらしい。

「凄い数だったね。近くで見ると怖いかもしれないけど、ゴブリンさんの言う事聞いてくれるなら全然大丈夫だよ。愛にはゴブリンさんが居てくれればいいんだもん。もうそういう仲だしね。えへ。

 やっぱり凄いね。ゴブリンさんって。愛、またゴブリンさんの事好きになっちゃった。えへへへへ」

 そんな反応をしちゃう愛は愛らしかったけど、やっぱりどこかイかれてやがると思ってしまうゴブリンも居たりして。

 それでも受け入れてくれるならいいだろう。ゴブリンも、コボルトも、スケトンも、インプもバンパイアも。そして俺のゴブ棒も。それが1番か。ぎゃっぎゃっぎゃっ。


 そしてパッと見で、この3人が俺の雌だと分かってしまったみたいだが、そこも全く問題ないようだった。あくまでも俺が愛を愛せばいいらしい。そこに愛かあるならいいらしい。

 やっぱり、ちょいと思考の方向性が独特な愛。色んな意味で愛らしい。それが愛なのか? 愛だから? まあ、その辺もどうでもいいか。俺に都合が良ければそれでいい。そんなゴブリンは愛されますか?


『3人共、俺の大切な雌だ。愛も含めれば4人って事になる。よろしく頼むな』

 こんなメモ書きを見せられても動じなかった愛。いい胴してるだけに、流石やね。そこは関係ねえか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。いいおっぱいはいいおっぱい。それは変わらない。


「あっ。やっぱりそうなんだね。雰囲気で分かったよ。ゴブリンさん格好いいから当然だよね。種族が違っても分かる雌には分かるんだね。ゴブリンさんの格好よさが。愛も嬉しいよ? えへへ。

 でも、愛の事もしっかり愛してね。夫婦なんだから当然だよね。私もゴブリンさん好みの雌になれるようにするからね。こっちこそよろしくね。えへへ、えへへ」

 デレデレで、ツンは微塵もない愛。ぐにゅぐにゅぐいぐいおっぱいを押し付けては来てるけど。

 やっぱりイっちまってるようだが、俺はやれさえすればそれでいい。そんなゴブリンです。ありがとう。そしておっぱいもありがとう。

 そんな体勢で一応魔物の3人にも挨拶した愛。言葉が通じないと分かってるからか、そこまで気にしてないからか、実に淡白な挨拶だった。おっぱいを除いては。


「ね、ねえ。ご主人様。この女、頭大丈夫ですか? 確かに顔とか私から見ても可愛いとは思いますし、体付きもエロいと思いますし、そういう趣味のある男なら放っておけないとも思いますけど、もう結婚した気で居るって凄いですよね。

 会ったその日からなんですよね。これ。流石に私でもないですわぁ。目がハートになるって、本当になるんですね。あはは」


 こそっと飛んで来て耳元で、元ビッチのインプミユキにここまで言わせた愛。流石やね。自分も会ったその日に俺の奴隷になってるのにな。言わないけど。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 50歩100歩ってこういう時に使う言葉なんだろうな。これまた勉強にになったゴブリン。どんどん賢くなっちゃうぜ。ぎゃっぎゃっぎゃっ。シモばっか。

 それなら樫こくか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。流石にそこまで堅くないってか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。ぐぎゃあ~


 ラナとコボチャンには愛の言葉は通じないから良かったのかもしれないが、事前に説明してあるから害はないと分かってるのはあるだろうが、愛の積極的なボディ・タッチと言うかおっぱい攻撃には戸惑ってるみたいだ。

 元ビッチのミユキですら引いてる位だから仕方ないだろう。俺が微妙な態度で居るから尚更に。でもとっても気持ちよくて嬉しい俺も居るから悩ましい。ゴブリンなんて、雄なんてそんなもの。これも仕方ない。

 やっぱり張りがあって柔らかいおっぱいは気持ちいい。ぎゃっぎゃっぎゃっ。これはいいものだ!


 ネームドでもある選択者のミユキには愛の言葉は理解できる。まだ言ってはないけど。それについては要検討。よくもあり悪くもあるかもしれない言語問題。

 手話なんて出来ないから、こちらからの意思を伝えるにはジェスチャーか文字にするしかない。所謂、指文字とか筆談ってやつ。まあ、なるようになるだろう。

 ゴブリンからすればピロー・トーク・コミュニケーションが1番楽だが、やるのは俺じゃない。ラナとコボチャンと愛もそうだが、ミユキもここでは俺としか双方向に会話が出来ない。イケメンバンパイアを除く。

 俺達の使命は人類を殲滅させる事だから、そこに力を注ぐ必要はない。注ぐのは俺の役目。力とも言える精子だがな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。あー、早くやりたいぜ。俺のゴブ棒、真っ盛り。ぎゃっぎゃっぎゃっ。



 愛の所有するマンションは4階建てだった。

 少し築年数は経ってるようだが、俺も既に立ってるが、がっつり耐震工事はして安心構造に。ナニかとリノベーションして愛の居住区は快適空間に。その他は愛の引きこもり用マンションにコーディネートしたらしい。

 コーディネートは、こーで……


 太陽光パネルも大きいのが屋上に設置されてるらしく、蓄電池もマンション全部屋までは厳しいが、愛が1人で生きて行くには十分過ぎるサイズの物が設置されてるらしい。

 それだけでなく、マンションの貯水槽とは別に、雨水活用のタンク、ろ過装置、発電機なんかもバッチリ用意されてるそうだ。それもホームセンターにあったらしい。それなりの物が。

 愛がナニをしようとしてたのかは知らないし聞かないが、備えは大事。金があるならやるべきだろう。出来る範囲で。

 切りがないからどこまでやるかは難しいが、やれる事からこつこつと。これも基本だろう。1人っていうのが寂しい気もするが、それも分からなくもないゴブリン。それも俺。

 漫画や本、音楽、ゲームがあればそれなりに1人でも生きて行ける自信はある! それも俺。ぎゃっぎゃっぎゃっ。愛もかな。



 1階は全部シャッターが下ろされてて確認はしなかったが、テナントが4つ。パン屋、喫茶店、ケーキ屋、美容院だそうな。

 まだオープン前だったみたいだが、もうオープンする事はないのだろう。可哀想にな。それは仕方ねえけどな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 2階と3階は特に弄ってないそうで、古いタイプの和室の多い3DKの間取りのままなんだとか。入居者は無し。特に募集する気もなかったらしく、ナニかに使えればとは思ってたみたいだ。それすらもう考える必要もないと思うが。


 4階が愛専用居住区。ワンフロアぶち抜きではなく、愛の部屋だけ完全最新リフォーム済みとの事だった。シェルターとまではいかないが、それなりに頑丈にはしてあるそうだ。

 他の部屋は、不要な壁はとっぱらって、使わない水回りなんかも処分して、LED照明を活用した植物生産プラントが1つ。

 家庭菜園と呼ぶにはちょいと規模が大きく、葉物野菜だけじゃなく、トマト、茄子、オクラ、キュウリ、苺なんかまで栽培してるそうだ。1人で出来る範囲で。

 そして、1部屋はまるっと備蓄庫で、もう1部屋は軽い運動が出来るアスレチックスペースにでもしようとしていたらしく、ジムとまではいかないが、ホームセンターでも気軽に買えるような器具、機材が置いてあるそうな。

 まだ殆ど使った事はないそうだが、通販で衝動買いした機器も結構あるそうだ。

 分からなくもないだけに微妙だが、俺もその部屋には興味があるが、今はいいだろう。それよりも興味があるのがセックスだ。ゴブリンだけでなく、ここに居るメンバーは皆そうだろう。それは雄も雌も一緒だな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。


 さあ。最低限の確認は終わった。隊員達は適当に振り分ければいいだろう。空いてる部屋が8部屋もあれば十分だ。

 バンクンの部屋も問題なく確保できるだろう。好きな所を選ばせてやってもいいだろう。可愛娘ちゃんを連れて来たらだが。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 俺達はやるべき事をやる! やっとだぜ。

 俺は回数をこなすだけゴブリン。相手が4人になろうと何のその! それが1番の強みだぜ! ぎゃっぎゃっぎゃっ。ぐぎゃあ~



※相変わらずタイトルに深い意味はありません。不快にさせたらごめんなさい。

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