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ダンジョン・マスター
しおりを挟む俺はダンジョン・マスターになった。もう死んでもいいとは思わない。でも、愛する雌も居て、忍者にもなれて、ダンジョン・マスターにまでなれた。あ。部下達もそれなりに出来たな。他の種族の変なのも。
それは置いといても、こんな幸せなゴブリンが居ていいのだろうか。いいのだろうな。何故なら、ここに俺は居るのだから!
深いな。不快ではない。
これから証明して行けばいい。俺という存在を、その意義を、生き様を。それがゴブリン生!
って事にしておこう。
やったぜ父ちゃん! ゴブリン、まん類ホームランだね!
ぎゃっぎゃっぎゃっ。あー。愉快愉快。
でもさ。いきなり、『1分以内に名前を付けて下さい』って言われてもさ。ゴブリン困っちゃったぜ。名付けのセンスを俺に振るなと。
ナニも付けないと、ここは『ゴブリンのファーストダンジョン』って名前で登録されちゃうらしい。
それは嫌だろう? 俺も嫌。
ゴブリンの最初のダンジョン・マスターが俺らしいけど、多分、最初にマスター・ベーションしたのも俺かもな。違うか。俺はやってねえ。生オンリーってか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
それよりも。
ゴブリンって付けちゃダメだろう。速攻で攻略されそうな未来が見える。真っ先に狙われそうじゃん。それも嫌!
『ドラゴンのファーストダンジョン』と『ゴブリンのファーストダンジョン』。どっちを先に攻略する?
そりゃ聞くまでもなかったな。こういう時だけ選ばれるゴブリンは凄いもてもてですか? んな訳ねえな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。ぐぎゃあ~
真っ先に狙われる魔物。それがゴブリンだろう。雑魚だしな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。ぐぎゃあ~
だから仕方なかったんだ。俺は悪くない。だってここは俺のダンジョンなんだから!
『俺のダンジョン』
登録されちゃった。てへぐぎゃ。
同一名は登録できないらしいから、同じネーミング・センスの奴は居なかったようだ。これから登録しようとする奴は居るかもしれないが、多分居ないかな。どうでもいいな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
今から3時間は不可侵設定。誰もここには入れないらいしい。なら、名付けにも3時間欲しかった。多分、変わらなかったかもしれないが。それはもういいな。そんなんで時間使ってちゃ勿体ない。
念話は出来たが、スマホは圏外で繋がらず。これも仕様だろう。ラナに伝わったからよしとする。
今日の所はゴブリン軍団は愛のマンションに潜伏させる事にした。やる事殺ってからだがな。逆か。ぎゃっぎゃっぎゃっ。まあいいさ。
今後の事は、ここがどうなるかに依って決めるべきだろう。どうせまだ誰も入れないし、3時間あれば皆合流できるかもしれないが、慌てても仕方ない。
やりたいばっかのゴブリンだけど、ここで1人で集中してダンジョン・メイクしたい俺も居る。だって俺はダンジョン・マスターなんだから! ぎゃっぎゃっぎゃっ。
さあ。楽しもう!
いや。作り上げよう。俺の、ダンジョンを!
ほれ。ぽちっとな。
俺の今のステータスが大きく反映されるダンジョンになるようだ。やはり転職祭りは正解だったようだ。俺、よくやった!
部下の数もしっかりポイントに反映されていて、罠なんかも、俺のスキルで使えるものは他と比べて少ないポイントで設置できる仕様。
器用貧乏こそ、健全で安心なダンジョン運営にはプラスだったんだ。こんな事もあるからゴブリン生は面白い。偶々か。玉々ねえのにな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
色々できれば貧乏である必要はない。より高めていければ尚いいだろう。それも当たり前ゴブリン。
こんな中途半端は俺でも、嫌らしい仕掛けや魔法がてんこ盛り。そんなダンジョンが格安で出来ちゃいます。俺がそうすればだが。
だが!
ナニをするか決めるのがダンジョン・マスターの仕事。当然そんな階層も作るつもりだが、攻略させる気ゼロの極悪非道ダンジョンにもしたいけど、逆に、快適安心空間にもしたいゴブリンも居たりする。
温泉とか、マッサージ・ルームとか、それこそ雌専用とか、そういう雄雌で致せるお部屋も使っちゃったりして。監視カメラ付きで。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
そりゃねえか。他人のやってる所を見るより、実際に自分でやってた方がいいな。相手が居るからな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。ゴブリン幸せ~。
部下がダンジョン内に留まって居るだけでもダンジョン・ポイント、DPは増えるらしい。微少だが。それが敵軍、人類防衛軍なら跳ね上がるって仕様。これもよくあるな。
まさか、既に経験者が書いてたって事なんだろうか。まあいいか。仕様も色々、やり方も、殺り方も色々ってな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
俺がデフォルトで与えられた階層は『5』。
マスター・ルームは別。ここは権限を与えられた者しか入れない部屋。拡張も出来るが必要はなさそうだ。既にゴブリンにとっては大き過ぎる部屋だ。
1人でポツンと居ると寂しくなっちゃうかもな。オナニー・ルームにゃ丁度いいか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。しねえけど。相手は居るからな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
当然、俺の雌には権限を与えてやりまくりルームにするけどな。待っててな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
で。それよりも、とっとと基礎から組み立てて行こう。時間が勿体ない。
基本は洞窟タイプのダンジョン。元がそうだったからと言って、それに拘る必要はないみたいだが、ゴブリンにとっては丁度いい。態々DP使ってまで変更する必要はないだろう。
薄暗くて湿っぽい。こんなゴブリンにはぴったりさ。ぎゃっぎゃっぎゃっ。ぐぎゃあ~
3時間なんて、あっという間だろう。既に結構経ってるし、俺のゴブ棒は立ってない。それだけ集中してたって事だろう。当然だ。
使用例にもあったが、敵軍を殺してDPを稼ぐのが普通だが、利用する手もある。捕虜とか、雌奴隷とか、捕獲して牢屋に勾留。これでもDPは稼げるようだ。
生かさず、殺さず、いかに生き長らえさせるか。そんな方法もありなんて、なんて怖い世界。
殲滅させるのが使命のはずなのに、それでいいんだろうかと思うゴブリンだが、それもありって言うんだからいいんだろう。そこは考えるのは止めよう。ゴブリンごときが考えても仕方ねえしな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
ゴブリンに限らず、人間の雌を苗床にする魔物は居るし、そういう施設としてはもってこいの場所だろう。流石、ダンジョン。なんでもありってか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
それは股考えよう。愛は人間だが、俺の雌だ。そんな酷い事をする気はないが、愛のマンションよりも快適空間にできそうなら、こっちに引っ越してもらおうと思う。
優先順位はそこまで高くはないが、結果としては同じ様な事はするのだが、待遇が大違い。それが愛って事だろう。愛だけに。
まずは俺達の安全の為、俺の浪漫の為、やれる事をやっておこう。それはさっきも思ったな。殺気? 違うか。
罠は、味方認定した者には反応しないようにも出来る仕様。なんてご都合主義。だが素晴らしい。ありがとうございます。ゴブリンなんて、放っておいたら勝手に罠に掛かりそうだし、勿体ねえよな。誰得にもならん。
はい。進めまーす。
地下1階。ただの洞窟。無料って事でもいいだろう。でも意味は違うか。まあいいや。
制限なんてないのだから、誰でも入り放題。入れ放題にしたいよな。雌限定で。それじゃ来てくれねえか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
いきなりこの階層はセーフティ・エリアに設定。そんな事も出来ちゃいます。子作りに最適のエリアかも。いいねえ。安全日じゃ入っちゃダメだな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
流石にそんな設定は出来ないが、ここは戦闘禁止エリア。回復魔法は使えるが、他の魔法、スキルには使用制限を掛けた。
回復魔法以外ナニも使えない。己の鍛えた肉体のみが活かされるエリアとも言えるだろう。脳筋エリアって事か。キモいな。
だが、それが俺が設定したセーフティ・エリアだ。なかなか良い設定だと思う。お互いにとってもな。そもそも戦闘できないし、そういう奴は強制的に排除してくれる。
注意書きをよく読んで了承してからしから入れない地下1階。だからこそ出来た。そんな階層です。
勿論、裏設定はあるけどな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。『警備員、ゴブリンだけは除く』って出来ちゃった。ぎゃっぎゃっぎゃっ。俺、最高。
ここではゴブリン無双が出来るのさ。文字通り。やって殺ってやり放題。もしもの時にはって事にするつもりだが、ゴブリンを配置するつもりもないが、取り敢えず内緒だ。これぞ裏設定。萌える~。
ダンジョン内は要注意やで。ぎゃっぎゃっぎゃっ。それは俺にも言えるのか。股勉強になったゴブリン。他を攻略する機会があるかもしれんしな。これはいい情報だ。敢えて教えねえけどな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
さて。
ダンジョンを入って暫くすると大きな広場があり、その真ん中には円形の噴水を設置してみた。そして距離を取って、それを囲むようにお店を展開。結構お洒落な空間になっちゃった。てへぐぎゃ。
入った正面には、1番大きい建物で宿屋にしてみた。直ぐに分かるように看板も設置。
高級リゾートホテル、一般的な旅館、雑魚寝仕様の民宿って感じで、バリエーションも用意してみた。需要があるかは知らんけど、こういうのは初めが肝腎。だから作ってみただけのゴブリン。
利用者なんて居なくてもいいが、外の世界がどうなって行くかに依って、こういった施設の需要もあるんじゃないかって思っただけのゴブリンだったりもする。
値段もボッタクリから良心的な価格までナニかと設定してある。どれを選ぶかはその人次第。まあ、費用対効果はあるはずだと思ってるゴブリン。俺の価値観ならばって話だが。
ここは俺のダンジョン。その辺はどう設定しようと自由だぜ。そこが股楽しい。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
股も楽しくなるお店もちゃんと用意したぜ。俺ゴブリンだしな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
ピンサロからソープまで、種族も選べる設定。まだ買ってもないから需要に合わせてDPでその都度補充する予定。
予定は未定だし、暫くは使う事はないだろうが、俺が1番のお得意様になったりしてな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。それも堪らんちん!
おっと。こんな事やってたら3時間なんてあっという間だな。急がねば。ぎゃっぎゃっぎゃっ。詳しい設定は股後で。
まあ、ダンジョンだけに、外観と内観は全然違うって仕様にも出来るようだけど、土地は余ってるって言うか俺の好きに出来る。だからぱっと見で分かり易く普通に見たまんまの規模にしてある。今はまだ。
他の店に関しては、今の所は人間を想定した食料品も売るつもりだが、それはやって来る客次第。武器や防具、あったら便利な各種道具類も揃えて行こうと思っている。
今は看板だけにした。でも何でもある噴水の町って感じの雰囲気は出せたと思う。これも俺の主観だが。
ぶっちゃけ、販売に関しては、メニューから選んでの受け渡しも出来るから、商品を並べる必要もないし、1店舗で済んでしまうって仕様にも出来るのだが、それじゃ華もないし面白味もない。
でも今は看板だけ。それでもそれっぽくなるから不思議だぜ。裏事情を知ってもこう思えるんだから、商売って深いな。不快にさせる方法なんて、それこそ色々あるんだな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
でもぼったくりが1番堪えるだろうな。後で。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
どの店の店員も、NPCじゃないけど、木人って感じのゴーレムで対応。DPは必要だが、言語能力も付けられる。なんて便利な仕様。流石ダンジョン。こうでなくっちゃな。コーディネートは。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
おっとお。何ですとお。
これを利用すれば、俺も他種族の言葉が分かっちゃう?
わおうっ!
そうみたい。ダンジョン、万歳!
こういう情報こそ早めに欲しいよな。意識を向けないと出ないのな。まさに精子みたい? 違うか。精子は擦らなきゃ出ないもんな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
あっ。夢精で出るやつも居るか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
そんな事よりも。
コボルト語は取得だな。スケルトンは、……。要らんかな。いや。やっぱりあった方がいいか。カクカク音がするだけじゃ怖いしな。一応、仲間なんだし、理解できるなら出来た方がいいだろう。
なんて優しいゴブリン。ちょいとお高いけど、これは必要経費だな。
ん?
あれ?
俺がここで対象の魔物をDP消費して設置すれば、その種族の言葉が分かるって?
ぎゃっぎゃっぎゃっ。マジか。
これこそ早く教えてくれってか。擦って出しちゃうぞ。俺なら直ぐだから。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
ダンジョン・マスター、マジ有能。ならば、番犬用と番骨用に、コボルトとスケルトンを設置しちゃおうかな。ちょいと強そうな奴で。
違いがあるなら試したい。そんな好奇心旺盛なゴブリンです。ま、序でだけどな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
序でに、屋台から定食屋、高級レストランまで用意してみた。それとコンビニも。お世話になったしな。無料でな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
勿論、看板だけだけど。これぞ本当の見かけ倒し。ゴブリン得意だな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
ちなみに、値段は『円』で設定。地獄の沙汰も金次第。ダンジョン施設も金次第ってな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。その『円』は、勿論、DPに変換出来るが、『1円=1DP』じゃない。
これは相場制みたいで変動するそうだ。今はボーナスタイム中だからお得って事になってるみたいだ。だってそう書いてあるから。
これからは襲撃先で金も拾うようにしなきゃだな。焼いてしまった所は勿体なかったな。今更だから仕方ない。ほぼ俺のせい。ぐぎゃあ~
あっ、そうだ。大浴場と、公衆トイレは作っておこうかな。大欲情しちゃってその辺で垂れ流されても嫌だしな。
汚物はダンジョンが吸収してくれるようだが、俺が許せない。見た目は汚いゴブリンだけど、潔癖ではないけど、最低限のマナーと衛生は守りたいゴブリン。倫理観はねえけどな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
地下1階についてはこれくらいでいいだろう。次行ってみよう。1人でイく訳じゃない。それより今はダンジョン・メイクだ。
下に下りる階段は、噴水の中だ。よーく見れば気付くとは思うが、ナニかと飾り付けて、分かり難くなってるはずだ。ぱっと見じゃ分からないと思う。
息を止めて潜るしかないが、ちょっとだけ嫌がらせになるといいなって感じで抑えておいた。やっちゃダメなやつじゃなかったが、ちょっとDPは高かった。ちっくしょう。
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