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大移動、再び
しおりを挟む忍者のレベルも上がって、中火遁、中水遁、中風遁、中土遁、中雷遁、中煙遁、二連手裏剣の忍術を新たに使えるようになった。
中火遁なんて、非常に旨そうな響きではあるが、漢字を変えると『中華豚』。そりゃ涎も出そうになるが、ちんぴくして汁が出そうになったが、威力も段違い。
火遁の高威力バージョン。それが中火遁。小火遁はなかったが、恐らく大火遁はあるんじゃないかって思ったゴブリン。まだ先だろうが、忍術ってやっぱ萌える。そしてめっちゃ燃えた。当然か。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
他にも、決して『注水豚』『通風豚』『中毒豚』って事じゃない。更に厳しいが、『中ライス豚』でもない。
それぞれに威力を増した上位忍術。それが、『中』付きの豚術だった。いっけねえ。遁術だった。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
ゴブリンは豚じゃねえ。やってる事は50歩100歩かもしれねえが、早速学習した諺を使ってみたゴブリン。だからどうと言う事はない。
忍者のレベルが上がったゴブリン、また1人で町ぶらしようかと思ったが、この周りには既に人間の気配はない。かなり広範囲での殲滅が完了していたようだ。
だから俺のレベルも上がったのだし、皆のレベルも上がったのだろう。ゴブリン軍団、万歳。
で。特にやる事もなくなったゴブリン。セックスだけがゴブリン生じゃない。
皆の休息も済んでるようだし、まだ日は高いが、早速、大移動を開始する事にした。
ダンジョンこそ我等が拠点。これに異議を唱えるゴブリンは居なかった。言ってもないから異議が出るはずもなく、多分知らないだろうけど、一々説明するのも面倒なゴブリンは、俺。
だから軍団にはナニも説明せずに、取り敢えず新たな拠点に移動すると伝えた。実際に見た方が早いしな。
え~~。股かよおぉ~。
っざっけんじゃねえよっ!
ゴブリン使いが荒いぞっ!
何て声はなく、俺の指示には全面的に従う軍団。それが俺のゴブリン軍団。マジさんきゅーな。
例に依って、念話で指示を出すだけのゴブリン。目指す地点は緑地公園。
ファイチクンを始め、殆どのメンバーが知っている場所。それが緑地公園。だからナニも心配する事はない。かもしれない。
また新たな選択者が現れようとも、この数の軍団を相手にお前ちょーつええじゃん! なんて早々に出来ないだろう。だといいな。
期限は特に設定しないが、無理のない範囲でなるべく早目に。とした。ほぼ人間は居ないはずだから、そんなに掛からないだろう。
それでも連係や戦略考えて行軍するよう言ってある。後は隊長達次第。立派に育って行って欲しい。だといいな。
今後も考え、俺なしでも臨機応変に動けるよう、俺は例に依って見守る事にして、軍団を先に行かせた。殺られたなら殺られたまで。それは魔物も人間も変わらない。
そんな覚悟はしてるゴブリン。折角レベルが上がった仲間を失いたくはないが、必ずそういう時はやって来る。だから今から心の準備だけはしてるゴブリン。
俺の雌じゃなければ涙を見せる事はないだろう。そんな自信はあるゴブリン。それも俺。
【では。全軍、行動を開始せよ!】
【【【【【はっ! 御意!】】】】】
これだけでオッケー。別に軍じゃないが、ゴブリン軍団なんだけど、乗りで言っちゃったゴブリン。何の反論もないし、直ぐに返事があったから特に何とも思ってないのだろう。良かった。
軍じゃねえぞ!
調子に乗ってんじゃねえぞ!
あほゴブリン!
ちんこまんこ!
なんて言われなくて良かった。ま、念話だし、隊長達に向けてしか飛ばしてないからな。リスクは少なく。これも基本だぜ。最後のは乗りだ。その前も? ぎゃっぎゃっぎゃっ。
後は着いてのお楽しみ。何人が生き残れるかな? いや。怪我人が何人出るかの方が正しいか。コボルト達も強くなってきてるしな。
俺は、俺の雌達と殿を担当。後ろからやるのも好きだが、芯をがりっと突くのも好きだが、今はしない。愛も居るし、無事に愛を緑地公園まで連れて行くのが俺の最大のミッションだ。
愛に尋ねたら、このマンションは放棄でいいらしい。折角引きこもり用に耐震工事までしていい感じにリフォームしたのに、様々な萌える設備を整えたのに。
俺は勿体ないと思ったが、愛にはそうでもないらしい。俺と一緒に居られる事の方が大切。それが愛の愛らしい。そこもぶれなかった。
ちんこと違ってまんこもぶれないし、まだヒダという程ぶれぶれになるまでやってないってのもあるだろうが、ちっちゃいし、それもいいまんこ。
そこまで言われちゃうと、それはそれで重たいようだがいい雌だと思ったゴブリン。
「えぇ~。そりゃあ勿体ないかもしれないけど、それよりゴブリンさんと一緒に居られる方が愛は幸せなんだもん。いいよ。マンションはこのままで。ありがとう。愛に気を使ってくれて。えへへ。これもゴブリンさんの愛だよね」
ツンの要素が微塵もない愛。デレデレで俺の方が恥ずかしくなるような台詞の連発だったから、かなり省略した。
連発した後だっただけに、愛の愛も溢れてたのかもしれない。白い液体のように。ぎゃっぎゃっぎゃっ。きたねえなあ。
で。でも、お引っ越しするならなるべく物は持って行きたい。それは当然だし、俺もそうするつもりでいた勿体ない魔物のゴブリン。それは俺。
各部屋にはそれなりの荷物、人間が人間らしく快適に生きて行くのにあった方がよいだろう物もある。愛がナニかと考え手を掛けて、1人でも生きて行けるような施設と化してただけに、見て回っただけでも結構面倒臭くなったゴブリン。
そこで試してみたのが異次元収納無双。
誰もが憧れる無双。その1つがこれだろう。漢ならば尚更に。
地盤がどうとか、基礎がどうとか、水道管とか電線とか、そんなの関係ねえ。
やったら出来た。
これぞ異次元収納無双。
目に見えない部分はどうなってんだろうなとも思ったが、まあいいか。これもファンタジー。
4階建てのマンションが、すっぽりずっぽり入っちゃった。てへぐぎゃ。
あんなにおっきかったコンクリートの塊が、俺の異次元収納へ。感動の瞬間からの、ぽつんと開けた更地。なんかシュールだった。まる。
所有権とか何やらも関係ねえ。愛が認めてくれたから出来たのかもしれないし、そうでないのかもしれないが、それすらどうでも良かった。
出来ちゃったら仕方ない。腹を括って責任を取るか、全部拒否してお逃げするか。それが雄の取れる選択だ。色んな意味でな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
流石、異次元収納:LV9。容量が特大から無制限になった事で出来るようになった。ポイント全部使っちゃった。
後悔も公開もない!
『無制限』って所がポイントだったのかもしれないが、夢精減どころかゴブリンになって1回もした事がないゴブリン。それも俺。
時間経過は『半減』のままだが、恐らくレベル10で止まるんじゃないかと考えてるゴブリン。
もう暫くは無理だと思うけど、転職しまくればレベルが上がり易くてポイントも貯まるからそれもありだとは思うけど、やっぱり忍者をカンストさせたいゴブリン。
その後は『錬金術師』になりたいゴブリンだから、当分無理だと思ってるゴブリン。それはもういいな。
ちょいと現実を受け入れられなくて呆然としてるお3方。ならば更に実験を。
出してみたら、ちゃんと崩れずに立ってくれたマンション。俺のゴブ棒のようにそそり立ってくれた。流石にここまで大きくねえな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
崩れなさそうなら住む事も出来るだろう。ナニかと壊れてる所はあるかもしれないし、排水問題とかは深刻だろうけど。
そんなのやってみないと分からない。住んでみないと分からない。ダンジョン内なら何とかなるだろう。そうだといいな。いや。そう信じてる。頼むぜ。ダンジョン!
オール電化は、オール魔力化に、水道はタンクがあるからそのまま使えるかもしれないし、排水もファンタジー仕様で勝手に処理してくれるのだろう。そうだろう? 俺のダンジョン。
吸収しちゃうのは得意そうだもんな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。俺の精子も吸収しちゃうのかな? するにはするが、その先が怖いよな。
ちっちゃなダンジョン出来たりして? ぎゃっぎゃっぎゃっ。ゴブリン型のきったねえダンジョンだったりして。それはこええから止めとこう。それこええ~~っ!
白い液体は、ちゃんと聖魔法で綺麗にする事を誓うゴブリン。これぞ正しい聖魔法の使い方。やっぱ精魔法。
入ったもんは入った。出す事も出来た。それが全てだ。玩具みたいなミユキのまんこに入った時以上に萌えたが、それは股別の話。別の股の話だな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
入れて出すのも俺の役目。1番得意だぜ? ぎゃっぎゃっぎゃっ。
俺の実験を見た後の、ラナ、コボチャン、愛の反応が激しかった。更に俺への愛が増した気がするゴブリン。勘違いじゃないと思いたい。
暫くは俺も含めて無言だったから、ん。色っぽくもなかったが、色事を始めそうにもなってしまったが、今は移動を優先。
よく堪えたゴブリン。ダンジョンに行くまでの辛抱だ。ぎゃっぎゃっぎゃっ。辛抱堪らんちん!
「……。ご、ご主人様。ラナは夢を見ているのでしょうか。あんなに大きかった、まんしょんなる建物が、消えました。そして股出て来ました。……」
「……。ご主人。凄いっ。……」
「……。いやああぁ~~ん。ゴブリンさん。素敵っ! 格好いいっ! 愛、嬉しいっ!!」
褒められるゴブリンは嬉しいですぞ。こんな異次元収納無双。誰もが夢見た事があるだろう。俺は見た!
更に好感度が爆上がりで燃え上がる。そんな愛のエッセンスの1つ。これぞ、無双!
まだまだ入るけど、俺のゴブ棒も入れられるけど、ここではやりません! 股後で。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
バタンッ
「じゃあ、レッツ・ゴーだよっ!」
ぶい~~ん
愛の車は走る。緑地公園まで。
俺達は助手席と後部座席に別かれて座ってるだけのゴブリンとコボルト。しっかりシート・ベルトは着けてます。それが1番時間が掛かってたりして。
こんな体験初めて。な、ラナとコボチャンに説明してる時間が1番長かっただけのゴブリン。安全第一。これ基本。
魔物も居るし、急ブレーキなんてちょー危ない。皆妊婦なだけに、変な衝撃は入れたくない。俺のゴブ棒による衝撃は結構入れてるけどな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
俺は念の為に気配を探ったりはしてたけど、念話でこの車は攻撃しないように指示してたけど、あっという間に着いてしまったゴブリン。
車って便利だな。ゴブリンの足とは大違い。当然か。ぎゃっぎゃっぎゃっ。
公園内は車の侵入は出来ないように縁石やらポールが立っていた。だから車も収納してダンジョンへ、レッツ・ゴー!
俺だけなら既にダンジョン内へ飛ぶ事が出来るけど、ダンマス・サポートのリナでは他のメンバーを転移させる権限はない。
俺がコアに触れてやれば出来るけど、どうせなら初めては一緒に体験したい。
これがダンジョンって事を分かってもらう為にも入り口からお邪魔するのがいいだろう。だから皆でひと足先にレッツ・イン! する為に歩きます。
他のゴブリン軍団は、到着するにはまだ時間が掛かる見込み。ならばいいだろう。
到着したら念話するようにとだけ再度伝え、入り口へ。
さあ。どんな反応があるか。楽しみだぜ。俺のダンジョン。評価や如何に?
ここに来るまでにも説明したし、車でも説明した。お。上手い? くるまでも。
ラナとコボチャンは、『ダンジョン』自体よく分かってなかったが、そもそも俺達にも正確な事は分かってない。二次元情報オンリー?
突然、御告げで知り、生まれた。そしてダンジョンの仕様もその世界に依って様々だろうから、今起こっている変化、そもそもこの世界について、そんな事も誰も分かっていないはず。
でも、受け入れるしかないゴブリン。それは、生きる者全てに言えるだろう。
愛も、漫画やアニメ、ラノベなんかで知ってる様な知識はあるようだが、それにも色んなものがあるのだから、それはそれ。これはこれ。
よく分かってないラナやコボチャンよりも、愛が1番興奮してるのかもしれない。かっこ、俺は既に興奮済みだし、何時でも興奮中? ぎゃっぎゃっぎゃっ。かっこ閉じる。
乗り乗りで、乗りっ乗り。車で来ただけに。
全部含めてファンタジー!
これでいい。
下らない事を妄想してたからだけじゃない。
ナニも言わずに佇む俺を気遣ってか、すっかり忘れてた俺にナニも聞く事もなく、ラナはぼそっと声を発しただけだった。
マジ天使。ゴブリン・イヤーはナニも聞き逃さなかっただけ。いや~
コボチャンは、思ったままに思った事を口にしたようだ。そして、俺はヨーダじゃない。
愛は、……。愛も見たまんまを口にしたようだ。よく分かっていらっしゃる。流石、人間。
「これが、ダンジョン、なのですか? ……」
「ご主人。ここ、なんか凄い事になってるぞ!」
「うっわああ~。すっごい不法投棄の山だね。誰がやったんだろうね。これ」
そう。ゴブリン、入り口を盛り沢山の家具や家電類で塞いでたのを忘れてた! ぎゃっぎゃっぎゃっ。
またやっちまったゴブリン。それは、俺!
流石、俺?
ここでやっちまうか? ぎゃっぎゃっぎゃっ。
さ。異次元収納無双、再び!
ちょっとだけ待っててね。てへぐぎゃ。
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