人類を滅ぼすのが使命みたいなんですが種族がゴブリンってのはないんじゃないでしょうか

復活のおたけさん

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そして動いて出す?

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 最低でも5発。そんな事考えて盛り上がってたのに。俺のゴブ棒も?

 張り切って全軍を転送しちゃったのに。てへぐぎゃで?

 そして散々やってから殺りに行こうと思ってたのに。序でに建物なんかの回収も。
 

 色んな事やってたから、やってたその結果が出た。

 出ちゃった。ぐぎぐぎゃ。

 予定通りと言うか、間に合って良かったと言うか、そんなんなっちゃうの? って言いたくなったけど、ナニも言わずに堪えた。俺偉い!


 ラナが無事出産?

 産まれ出て来たんだから、これを出産と言うのだろう。文字通り。

 でも、突然出て来ちゃった。

 あっさりとではなかったが、割とあっさりと? 思ってたよりも長くはなかったけど、これを無事と言えるのか。そもそも母子共に無事だったんだから無事なのだろう。俺の心以外はな。ぐぎゃあ~~


 意外な出産。これがゴブリンの出産か。ゴブリン焦ったぜ。

 人間の出産もグロくてエグいけど、エロくないはずなのに、それをエロく感じる奴は居るのだろうが、血が嫌いで痛いのも嫌い。そんなゴブリンが喜べて?

 俺は無理っ!!!


 皆が居なくなってほっとしたからか、俺達だけになってタイミングが良かったと言うか、それは始まって終わった。

 確か、クッコロ大魔王だっけ? それは女騎士の決め台詞か。いや。決められ台詞。クッじゃなくてピッだったかな。ぴっ殺?

 ……

 細かい事はまあいいや。

 普通に、股下から、正確にはまんこから産まれると思ってたゴブリン。それは俺。

 実際は、口から卵が出て来たよ。

 分かるかなあ。この驚異。ぐぎゃあ~~


 おら、びっくらこいちまっただよおっ!

 ぐぎゃぐぎゃあ~~


 まさかの卵産み。しかも上の口からの。

 上の『ろ』じゃないよ?

 うん。違う、違う。お・く・ち。いつも気持ちよくしゃぶってくれる所。固くて気持ちよくはないけど、オ・ク・チ。

 そう。そこっ!! そこの穴?!!


 現実を受け止められなくて、現膣も見られなくて、それはやって来たんだよ。

 ゴブリン真っ青。ぐぎゃぐぎゃあ~~

 天使のラナが、突然何処ぞのぴっ殺さんみたく苦しみ出したかと思ったら、

 ……

 文字には出来ない、したくない。そんな音を発しながら、ナニかがお腹から上がって来て、最後はこれ股文字にはしたくない音を立てて、上の口から出て来たの。

 北野?

 いやいや。来たんだよ。

 上の口から。出たんだよ。


 卵だぜ。卵。た・ま・ご。

 おいら、びっくりこん! びっくりらん?!


 変な、禍々しい模様はなくて良かったが、良くないよね。真っ白な卵だったけど、物理的になんとか出すのも可能なんじゃね? って大きさで良かったけど、良くないよね。

 確実に顎は外れてたよね。だってそんな感じのサイズだったもん。もう何ともないみたいだけど。そこは突っ込む所じゃない。事もない? ちんこは突っ込むな。牙には注意して。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 卵も大丈夫そうで良かったよ。良かったの?


 いやいや。それよりも。

 普通に置いてあったら、あら、これ食べられるやつ? なんて聞いちゃいそうな卵なんだけど、ずっと見てたからね。俺っちは。皆っちも。

 だからそんな気はしないよね。普通だよね。オイラってば。ぐぎゃあ~~


 その後のラナの笑顔は、遣り切った感満載で、まんは咲いてなかったけど、満足そうにして天使に戻ったけど、お口も元通りになってたけど、それまでが、……


 いや。止めよう。天使は天使。ラナは天使。正確には、天使1。

 これからは、出産には立ち合わない。これ基本にしよう。そうしよう。双子葉?

 卵は1つだけですが?

 ……
 
 どうやら、胴やら? 胴の状態に依っては、複数個の場合もあるようだが、ヨーダじゃない。いかんな。まだ立ち直ってないし、立ってない。立てるかな? 大丈夫かな。俺のゴブ棒よ。頑張ろうな。

 初めての場合は1つだけになる事が多いようだ。ラナ、リナ、ルナ談。だからこれがゴブリンの仕様なのだろう。受け入れるしかないゴブリン。

 ……

 ちょっと想像してごらん。

 可愛いマジ天使の自分の雌が、大分縮めるけど、かなりカットもするけど、

 ぐぬぬうぅ~、うおぉおぉ~、ぐっばあっ!

 ドン ……びちゃ

 って口から卵が出て北野。君なら堪えられる?

 ぐぎゃっ、北野じゃなかったやいっ!

 堪えられマスカット?!

 俺はまだ無理っ!!! カットですっ!!!

 ぐぎゃぐぎゃぐぎゃあ~~~


 ……


 暫くお待ち下され


 ……


 雄は出産では全く役に立たないどころか、逆に邪魔ってよく聞いた。勿論、立つ訳ないし、ナニも出来ずに驚愕して終わったけど。本当にそうなんだ。

 ゴブリンでもそうなんだ。遭難だ?

 ……

 これは夢に出て来るやつじゃん。多分、そうじゃん? 忘れられるかな? 俺、ゴブリン。ゴブリンにもトラウマはあるんだぞ。多分。虎に馬。そんな虎馬で許して欲しい。

 ……


 あれからどれくらい経ったのだろうか。ゴブ棒も立ったのだろうか。立ったな。見事にな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 擦れば誰でも立つちんこ。

 それが、ゴブリンの、ちんこだ! ぎゃっぎゃっぎゃっ。


 やっぱり物忘れが激しいゴブリン。

 それをちょいと応用すれば、あれは無かった事になったゴブリン。流石やねっ!!

 世の中、見なかった事、聞かなかった事、そもそも無かった事にした方がいい事もある!!

 これが俺の出した結果です。

 中出しした結果なだけに?

 ぎゃっぎゃっぎゃっ。


 さて。

 はて。

 この緑色の更に小柄な生物は?

 ……

 既に卵から出て来とるがねっ!

 はやっ!!

 何処ぞの魔族と同じじゃん!


 見ただけで分かる。俺達雄ゴブリンを更にちっちゃくした生物。そのまんま? そりゃそうか。ぎゃっぎゃっぎゃっ。


 流石ゴブリン。子供の成長も早いのかっ!!

 やっぱ超危険生物ゴブリン。早めの退治を推奨しますっ!!

 ぎゃっぎゃっぎゃっ。簡単には殺られねえけどな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 しかも、当然だけど、そこは予想通りでひと安心なんだけど、ナニも着てない状態。それを裸と言う。

 雄じゃんっ!!

 おっすっ!!!

 ちびゴブリン。息子の息子もちびゴブ棒。更にちっちゃくてひと安心。いや。ふた安心。ぎゃっぎゃっぎゃっ。


 これが俺の初子供。赤ちゃんを通り越して、はや子供。受け入れたよ? ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 受け入れないと遣ってられないゴブリン!

 俺だっ!!!!!


 ……


 そんなこんなで意識を逸らしてたら、やって来た。股してもいつものメッセージ?

 やっぱり何処かで面白がって観てるのだろうか。そんな気がしたしたゴブリン。今はそれどころじゃねえけどな。


 どこかで聞いた事のある電子音の後に、これまた前にも聞いた事があるどこか幼さの残る男の子っぼい声が頭の中に響いて来ましたよ。


♪『おめでとう! ファースト・キッド・ボーナスだよ。

 このアナウンスは、選択者で初めて子供を産んだ者、産ませた者に与えられるものだよ。1度しか言わないから周囲を警戒しながらよく聞いてね。


 なんと、【特殊レア職業】と【専用特殊装備】をプレゼントしちゃうよ。

 どんな職業かは見てのお楽しみ。それぞれに就けるのは1人だけだし、転職も出来ないから、よく考えて選んでね。

 じゃあみんな頑張ってねえ』


「……」

 な、な、7? なんじゃそりゃ~~!

 股やられたゴブリン。更なる追い撃ち、ありがとう?

 漸く受け入れられたと思ったのに。職業と名付けをどうしようかと思ってたのに。

 そこにこれですか?

 タイム・ラグがあったのは、ちゃんと生きて産まれたのを確認してたのだろうか。もういいや。

 このアナウンスは、俺にしか聞こえていないはず。なのに『みんな』って? 何て思ってるんですけど、今はいいな。それどころじゃねえ。

 ナニか皆の視線が微妙だが、俺の気持ちは伝わらないだろう。皆雌だしな。それは仕方ない。まさかまた天啓があろうとは。アナウンスか。


 確か最初に聞いたアナウンスが、『ファースト・キル・ボーナス』だったような。二文字違いで大違い。当然か。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 それに、ベイビーじゃねえのよっ! なんて突っ込みません。そんな事は出来ないゴブリン。突っ込むのはちんこだけ。ぎゃっぎゃっぎゃっ。



 早速、言い訳ならぬ、現状の報告をしたゴブリン。

 だって本当の事じゃもん。

 丁度良かったゴブリン。これで俺の驚愕事案、ドン引き事案とも言う。を誤魔化せる? ぎゃっぎゃっぎゃっ。こんな時にはアナウンスよりも、天啓押し。あざーっす!


「天啓があったんだ。アナウンスって言われてたけど。『ファースト・キッド・ボーナス』を見えざる存在から頂いたみたいなんだ。

 見てのお楽しみって事だからまだ見てないけど、それぞれに1人ずつしか就けられない【特殊レア職業】と、【専用特殊装備】を貰えたみたいなんだ。

 余りの事に、ぼおっとしちゃってごめんね。ラナ。お疲れ様。そしてありがとう」

「は、はいっ! ご主人様! ラナ、やりました! ご主人様の立派な御子を、無事に産む事が出来ました!

 それに、そんな天啓まで頂けるなんて! ラナはとっても幸せです!」

 よしっ! 乗り切った! ゴブリン・ナイスっ!

 そして、もう普通にしてる天使1ラナ。不思議生物ゴブリン。恐るべし。


「凄いぞ、ご主人様っ! そんな事もあるんだな! 流石だぞっ!」

「きゃああぁ~~っ! 子供ゴブリン君も可愛いけど、やっぱりご主人様って素敵っ! 凄いっ! めっちゃくちゃ格好いいっ!! 凄い事が起こってたんだね。それなら仕方ないよっ! 良かったねっ!」

「ご主人様。おめでとうございます。流石、我等のご主人様でございます。私も早く産みたいですわ」

「おめでとうございます。ご主人様。立派は御子、しかも【特殊レア職業】に【専用特殊装備】とは。将来が楽しみでございますね。私もご主人様の御子を早く産みたく思います」

 完全に乗り切ったゴブリン。それは俺。

 皆興奮の再点火? 祭典かっ!

 そこは突っ込むゴブリン。皆俺の雌だしな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 順に、コボチャン、愛、リナ、ルナ。

 それぞれにそれぞれの特長が出てて面白い。そして尾は白くないコボチャン。次は多分君だろう。コボルトの出産事情で言えば、今日か明日でもおかしくないはずだ。

 出産に立ち合わないと決めた以上は見ないがな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。


 で。

【特殊レア職業】は、なんとおっ!

『勇者』『賢者』『聖者』の3つ。

 定番っちゃあ定番だけど、選べる職業にこれがあるって不思議。テンションもっと高くなっていいはずなのに。俺ゴブリン。やっちまった感すらあるぜ?

 だってそうだろう? 『特殊レア職業』なんだぜ。それをゴブリン族が貰っていいのかい?

 他の種族でも貰える奴は居ると思いたいが、『ファースト』だけの特典って可能性もある。

 こんな仰々しい、名前負けしそうな職業に、ゴブリンが就けて?

 ぎゃっぎゃっぎゃっ。俺は無理っ!!


 俺は勇気はないから勇者になんてなりたくない。

 ヒーロー願望は勿論あるけど、正確にはあっただな。子供の頃の遠い過去の話さ。危険な事とか命を懸けてまで赤の他人を救いたいなんて願望がある訳がないゴブリン。

 馬鹿野郎の方が多過ぎるから。そんなの一々相手にしてられねえゴブリン。そう思うゴブリンは俺なんだ。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 だから勇者は俺には無理!


 そして、俺は賢しこくもないから賢者になんてなれません。無理むりっ!!

 愚者ならばっちりだけど? ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 それに、聖者? ちゃんちゃら可笑しいぜ。俺なら精者か性者だろう。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 だから聖者も無理むりムリッ!!!


 ナニか出そうな気がしたが、不穏な物が出て来ちゃいそうな否定だったけど、しかもどれも転職できないなんて、受け入れられません!

 だって、忍者の後は、錬金術師って決まってるゴブリン。その後なら考えてもいいけど、転職できないのは、嫌! それが俺。


 この3つの職業、この戦いの為のパーティ感満載じゃん。

 皆の期待を余計に背負っちゃって、先陣切って戦ったり、敵からは余計に狙われちゃったり、討伐対象最有力、更に成果を上げても当たり前? そんなイメージの職業になんて就きたくないっ!

 でも、俺の子供なら大丈夫。

 他のゴブリンにやるには勿体ない。そう思ってしまうゴブリンは酷いですか? ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 それも仕方ねえよな。

『同種族限定名付け職業付与権』持ってるのは俺だし、このレア職業を与えられたのも俺なんだから!


 さあ。名付けよう。そして職にも就けよう。どっちが先でもいいな。もう決まってるのだから。

 俺のファースト・キッドは『勇者』。これで決まり!

 愚者の子供が勇者って。ぎゃっぎゃっぎゃっ。あー、こりゃ可笑しいや。ぎゃっぎゃっぎゃっ。ん? ぐぎゃあ~


 俺は負けないぜ!

 そして!

 その名は、勇者だけに、『ゴブユウイチ』で『ユウイチ』と呼ぶ。イサムと迷ったが、分かり易さが肝腎。

 これから産まれて来るであろう俺の子供には、賢者と聖者を授けるつもりだが、雄ならばってのはあるが、

 賢者は『ゴブケンイチ』。賢をマサルって読めるか?

 聖者は『ゴブセイイチ』。聖をヒジリは読めるか。これはまだ。

 でも、やっぱり誰でも直ぐ分かるのが1番。死んでしまっても就け直せるみたいだしな。何代目かも直ぐ分かる。俺って天才じゃねえな。ぎゃっぎゃっぎゃっ。自分で言っちまったぜ。ぎゃっぎゃっぎゃっ。

 雌なら、賢者は『ゴブカシコ』、聖者は『ゴブセイコ』って感じだろうか。分かり易いだろう。賢者は雄にしたいけど。ぎゃっぎゃっぎゃっ。


 て事で名付けと職業付与完了。

 これに関しては異論は認めない。雌にも権利はあるだろうが、ここではファーストであり、ネームドでもある俺が全て。これからどんどん増えるであろう名前を分かり易くするのは当然のゴブリン!

 こんなゴブリンですみません! ぎゃっぎゃっぎゃっ。

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