待望異世界でネタスキルを選んで屁理屈と妄想でチート野郎になって思うまま好き放題に楽しく過ごして行きます(略)

復活のおたけさん

文字の大きさ
37 / 44
1. 異世界デビュー

町歩き3日目 スタート

しおりを挟む

 今日やる事は決まっている。

 朝っぱらから花街行ってやる訳ではない。その『やる』ではない。昨日5回もイったとは思えない。既に元気はつらつ。俺の体は、こっちの世界でかなり活性化してしまったようだ。

 有り難い。実に素晴らしい。気分も爽快だ。そうかい? ありがとう。

 ……

 自分独りでも出来るけど、花街行った方がより楽しめるけど、それも悪くはないけど、そういう生活は、何もしなくても所謂、不労所得なるものががっぽがっぽ入ってくる体制を整えられてから。

 そうすれば、ナニもしなくてもナニしたくなる。ナニがとは言わないが。男なんてそんなもの。

 そんな日が来るのかどうかは、勿論、俺次第。行商人やってる内は難しいだろう。ネタがない。

 抜く為のネタなら、かなり膨大な量の動画が保存されているのに。脳内メモリーに。当然か。だからあまり人の名前を覚えられないのかもしれない。

 そんな事ばかり考えてるから簡単に騙される。これ、経験則?


 かと言って誰かを殺る訳でもない。やる事はいつも1つ。とは限らない。そんなに甘いものじゃない。独りなんだから、何でも自分でやらないといけない。

 ここが独りの辛さでもあり、面倒な所。この世界での独り身の自由は、時間の不自由でもある。代わりにやってもらうにも、それなりに金が要る。それは何処の世界でも同じか。

 携帯電話なんて物は無いから、その分足を使って動く必要がある。誰か作ってよ。あれがない生活は、本当に不便です。錬金術師さん。頑張って。仕組みも構築の仕方も知らないけど。

 まあ、俺はまだマシなんだろうけど。独りなんだから。電話帳の登録件数0。寂しいね。実際に家族も仲間も居ないし、恋人なんて、……

 暫くは、この両手が、……

 町に行けば、お店が……


 簡単に情報が得られないのも厳しいと思うけど、皆そうだから仕方ない。便利過ぎる生活に慣れてただけに、このギャップはきつい。

 お店を予約するのも、アポイント取るのも足を運ぶ必要がある。やる方もやられる方も堪らない。

 これが標準なんだけど、文化に依ってはそういうお国もあったけど、基本は、ビジネスは礼儀があってこそ。そんな教育を受けて育ったから、これは慣れるのに時間が掛かりそう。頑張ります。


 人が雇えるようになって、こういう所を任せられるようになると嬉しいけど、当面は独りで動くつもりだし、そんな簡単な事でもないから、健康の為にもしっかり歩きます。

 メタボよさようなら。そう考えて動くしかない。これはこれで有りかも。でも、自転車とまでは言わないけど、ローラースケートとかは欲しいかも。

 でも、地面が平らじゃないし、滑らかでもないから余計にきついか。残念。


 明日にはこの町を発つ予定だから、今日中に準備を整える必要がある。料理の買い足しと、西へ向かう商団があるかの確認。

 危険の有無は勿論だけど、仕事の依頼があるかの確認も。そして、エルフの夫婦、グリーンリー夫妻がやってるポーション専門店に行かなくちゃ。

 顔を出す約束してたし、必ずまた来てちょうだいねとまで言われてたし。待ってるわよ。なんて嬉しい言葉を添えられて。

 人妻じゃなければ恋に落ちてた案件。顔だけで判断しちゃいけないけど、男なんてそんなもの。先ずは顔。そしてスタイルと続き、最後は性格を確認して行く。

 性格に関しては、前者の2つでかなり補正も入るから当てには出来ない項目。男は辛い。俺だけ?


 あっという間に商業ギルドに到着。そうでもなかったか。

 商業ギルドは、受付けに力を入れてないようだ。非常に残念だ。冒険者ギルドは、大概可愛い受付嬢を揃えてるってのが定番なのに。確認してないから実際の所は知らないけど。

 もしそうなら、所属ギルド変えちゃうぞ。なんて。そんな度胸もないくせに、ちょっと強がってみました。ごめんなさい。

 でも、今日は野郎しか居ないようだ。なんでやろう。野郎だけに。

 ……

 掲示板の確認するだけでいいや。と、速攻でやる気をなくす俺。それも仕方ない。男の原動力なんて、半分以上は女に関係してるもの。あとは金か地位かその他の欲望か。碌なもんじゃねえ。

 その原動力を削がれてしまっている以上、ここに長居は無用。


 西へ向かう商団は、……。おう。無いみたい。東なら明日あるんだ。そうか。東かあ。

 なんか違うな。この勘が役に立たない事は知っている。まだ何の検証も出来てないのに、勘が当たるかどうかなんて。

 それこそ何百回も繰り返し検証してこそ見えて来るものがあるかないか分かるもの。それでも見えるかどうかすら分からない禅問答。深い。


 変に仕事を請けるよりは、まずは気楽に旅しながらの行商人生活を送りたい。だから、やっぱりここはスルー。スルーするー事にします。横棒が1つ多かった。

 可愛い奴隷の女の子達限定で、しかもイチャイチャしながら隣町までの輸送依頼。報酬はお気に入りの子を1人プレゼント。そんな依頼があったらいいのに。

 あったら既にここには貼ってないか。残念。


 特に魔物なんかの注意喚起もなさそうだ。いつまでも平和であって欲しい。

 よし。ここにはもう用は無い。実際に雰囲気を味わえた事でよしとしよう。結局テンプレは何もなし。行商人のテンプレって何だ?

 ……

 どっちかって言うと、襲われる側? そして主人公に助けられる側。う、うん。それしか知らないかも? 今思い付かないだけかもしれないけど。

 それか、逆に俺がやっちまえばいいのか?

 おっさんだけに、若くて独りできょろきょろしてる奴とか見掛けたら、ちょっと声を掛けて脅しちゃう? 注意喚起の為にも、今後の為にも。

 好みの女の子を連れた2人組みでもいいのか。ぐへへへへとか言いながら近寄って行けば事態は勝手に進展するはず。

 そしてこてんぱんにやられる俺。そんな役回りを演じてみようかな。時間はあるし。

 ふむ。

 やる訳ないじゃん。痛いの駄目だし、格好悪いし。

 そんな好みの女の子が居たとして、そんな方法で手に入れたい訳じゃない。昨日金を払ってやっておいてなんだけど。それに、入れたいのは息子。手も入れてみたいけど。意味と場所が違う。


 さ。更にアホな事を本気で考え出しちゃう前に次行きますか。


 初日に通った道順を進んで行く。夜と違って怖い雰囲気はないのだが、目的地までの最短コースなのだからそうしてるだけ。まずは目的を片付ける。これ基本。寄り道は許容範囲。

 偶に何が目的だったか忘れる事もある。それは玉にナニが目的だったか聞いてるようなもの。これも禅問答?


 道すがら、旨そうなのを売ってる屋台に関しては、取り敢えず購入の方向で。このマジックポーチの限界を試したい。今のところ底は見えていない。実際に底も見えないし。

 マジックだけに、どんな反応を示すのか。ぱんぱんになって入らなくなるのか、それとも形状はそのままに突っ込んでも入らなくなるのか、何かしらの意思を持ち主に伝えてくるのか。

 使用者制限と時間停止機能まで付いてて、ポーションなら300本は余裕で入るのと聞いてたけど、詳しい事は使って確かめてって言われたけど。


 今向かってるポーション専門店で買ったのが初級、中級、上級合わせて249本。持ってた分が初級、中級の12本。合計261本入っていて、更に広場の屋台で買ったお肉類もそれなりに入っている。勿論、調理済みの温か状態で。

 簡易だけどアイテムボックスもあるから、二重使いで便利に使ってる訳だけど。ポーションや食料なんかを中心に収納しておこうと思ってるのだけど、もしかしたらこのポーチ、とんでもない容量があるのかもしれない。

 なんてあるある設定だったらいいな。なんて思いながら絶賛収納中。旅の途中で食べるのが楽しみだ。


 お店から棚を突き出して並べられた果物なんかもあったから、おやつとか、移動しながらの間食にも良さそうだから、ついでに色取り取りのリンゴっぽい果物も購入。

 色に依って少し味が違うのがポイントのアップルゴ。アップルとリンゴが混ざった感じ? もうリンゴでいいと思う。見たまんまリンゴだし。

 赤、青、黄色、緑、ピンク、薄紫。各10個ずつ。するとオマケが各1つずつ付いてきちゃう親切設定。この売り子さん。お姉さんって言葉に弱かった。本当はお……

 お、おお。やっぱり綺麗なお姉さん。その昔はって事にしておこう。妄想は自由だ。ありがとう。


 やって来ました、ポーション専門店。店名がないからこう呼ぶしかない。

 ポーション専門店だけに、お客もそれなりに。やはり需要はあるようだ。冒険者っぽい方達や、子供もご来店?

 ああ。荷物のお届け依頼か。薬草とか運んで来たのだろうか。麻袋や木箱なんかも2人ずつで持ってる。

 なんか微笑ましい。こんな子供達も頑張ってるんだ。俺も頑張らなくちゃ。1度くらいは冒険者ギルドを覗いてみようかな。なんて思わせてくれる。

 大きくなっても、そこの厳つい兄ちゃんのようにはなって欲しくない。そんな願いは届くのだろうか。


 忙しそうだな。今日は受付けは1人でやってるのか? あれは、……。あの話し方は、旦那さんの方か。

 身長の違いがあったので、2人が並んでいれば直ぐに分かるのだが、ぱっと見た感じだけだと、正直どっちか分からない。それくらい雰囲気が似ていた。

 それはエルフだからか、似た者同士だからか、夫婦になって似てきたのか、そこは分からないけど話し方で分かる。

 あれは間違いなく旦那さんのケビンさん。

 丁寧で優しく語り掛けてくるかのような心地よさすら感じさせてくれる。あんな男ならモテるのも理解出来てしまう。悔しいとか言う以前の完敗ってやつ。これを分かってくれる奴等と乾杯したい。


 一方の奥さんのクリスティさんは、最初は普通に感じの良い店員さんかと思ったのに、丸薬タイプ、錠剤タイプのポーションの話をした途端に変わったのか、それが素だったのか。

 営業仕様を忘れる程に興味のある対象にスイッチが入ってしまったのだろう。急に距離を詰めて来られた感じで、綺麗な顔してるから全然嫌じゃなかったけど。

 時にはぶっきらぼうになったり、時には器量のいい女将さんちっくになったり、所々にツンデレ入れてみたり、それはそれは本当に旧知の仲のような対応をされた。


 俺もそれなりに楽しかったけど、容姿の整った綺麗な人達と、誰もが美しいと思うであろう女性と遠慮もなく間近で話す事が嫌いな人が居るだろうか。

 居るか。苦手な人は相手が誰であれ話すのは嫌だろう。失礼しました。俺も、ぐいぐい来る感じの人は苦手だ。美しかったから堪えられただけ。


 で。違いは大違い。だから分かる。あれは旦那さん。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~

放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」 大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。 生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。 しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。 「すまない。私は父としての責任を果たす」 かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。 だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。 これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

異世界でただ美しく! 男女比1対5の世界で美形になる事を望んだ俺は戦力外で追い出されましたので自由に生きます!

石のやっさん
ファンタジー
主人公、理人は異世界召喚で異世界ルミナスにクラスごと召喚された。 クラスの人間が、優秀なジョブやスキルを持つなか、理人は『侍』という他に比べてかなり落ちるジョブだった為、魔族討伐メンバーから外され…追い出される事に! だが、これは仕方が無い事だった…彼は戦う事よりも「美しくなる事」を望んでしまったからだ。 だが、ルミナスは男女比1対5の世界なので…まぁ色々起きます。 ※私の書く男女比物が読みたい…そのリクエストに応えてみましたが、中編で終わる可能性は高いです。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)

みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。 在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...