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第四章 親善交流
9 激怒
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「なんって、ことを……おっしゃるのですっ!」
一応は廊下に出てから、とうとうロマンは怒りを爆発させた。もちろん、玻璃に向かってである。両腕を振り回して暴れだし、今にも皇太子に掴みかからんばかりだ。
「お待ちを、ロマン殿!」
黒鳶がすぐに割って入った。
「どうか、しばらく。どうか!」
「殿下に、でんかに……なんってことを! 殿下は、殿下はっ……!」
ロマンの声はひび割れて、もはや泣き叫ぶに近い。
その拳は玻璃ではなく、立ちふさがった黒鳶の胸を何度も叩くことになった。
「兄君さまがたと、いつもいつも比べられてっ……! だからとっても、とっても傷つきやすくていらっしゃるのにっ……!」
エラスト陛下は公平、公正な方だ。だから恐らく意識的に、ご兄弟を分け隔てなく扱っておられる。
けれども、残念ながら臣下の皆はそうではない。ロマンの耳には、あれやこれやと要らぬ話がいくらでも入ってくるのだ。特に、あの王子殿下のお耳には入れたくもない噂話が。
だが、あのユーリ殿下がそれを知らないはずもなかった。
でも、殿下は心優しい。そんな臣下を目の前にしても、わざわざそれを詰ったりなさらないばかりか、笑みを絶やされたことすらないのだ。
それなのに。
そう思ったら、こんな場所では絶対に見せたくなかったものが、うわっと目の奥からあふれ出した。
少年はもう、歯を食いしばり、ぼろぼろと涙を落としている。
それでも、両手は黒鳶の胸を打ち続けていた。
「ロマン殿……」
黒鳶は両腕をひろげているが、さてその手を今さらどうしたものかと思案するように、空中で止めたままだった。
「どうか、しばらく。お願いです、ロマン殿。……どうか」
「うるさい、うるさいっ! どいてください、クロトビ殿っ……!」
不思議なことに、廊下でこれだけの大騒ぎをしているのに、あちこちに立っている衛士たちはこちらを見ることもない。どうやら黒鳶のしわざらしかった。こちらの姿や声を隠す例の装置を即座に発動させたのだろう。
彼の背後で、玻璃は顎に手を当て、難しい顔になっている。
「すまぬ、ロマン殿。俺はどうやら、ユーリ殿をひどく傷つけてしまったらしい。やはり言葉が足りなかったか──」
「たっ……足りない、なんてものではありません!」
激昂に任せてロマンは叫んだ。まるで瘧に罹った人のようだ。体じゅうをぶるぶると震わせ、真っ赤な顔をして、すさまじい目で玻璃を睨み上げる。
殿下は、ちゃんとお分かりなのだ。
アルネリオ宮の中での自分の立ち位置。愛情深い父君からは、なるべく平等に扱おうとしてもらっていても。あの兄上様がたに比べたら、ご自身にはなんの取り柄もないと思っておられる。
実際、臣下の者らのほうが相当辛辣だった。皆、王族の前でこそ礼儀正しくおとなしいが、陰ではあれこれと口うるさいものなのだ。
光り輝くような美貌と才知をもつ皇太子セルゲイ殿下。そして、それよりやや劣るとはいえ武芸に秀で、心がひろやかで明るい気質のイラリオン殿下。
それに比べて、あの平凡な第三王子は、と。
下にいるもっと幼い王子や姫たちはまだ才覚などはわからないが、みなお可愛らしく、ユーリほど平凡な容貌はしていない。
だから彼らは余計にひそひそとユーリ殿下を小馬鹿にし、目の奥でさげすみ、嘲笑うのだ。
『いやはや、セルゲイ殿下、イラリオン殿下はまことにすばらしき王子殿下にあらせられますな』
「それに引き換え」という言葉が、必ずそのあとに続いている。まあ、言外にほのめかされるだけの場合も多いけれども。
『実際、王族の皆さまは少し人数が多すぎていらっしゃるような。国庫も無尽蔵というわけではありますまいに』
『左様、左様』
『いくら王族の血を絶やすまいとのお考えでも、あれほど側妃やら愛妾やらをはべらせて、お子様ばかりおつくりになられましてもなあ』──。
あざけるような哄笑を、飾り扇の内側でくすくすと噛み殺す。
これまでロマンの目に、耳に、いったいどれほどそんなものが入り込んできたことか。皆はそれを、あのユーリ殿下が知らないとでも思っているのか。
そんなはずはないのに!
(みんな、みんな……勝手なことを言って!)
きりきりと奥歯が鳴る。
ユーリ殿下のお優しさの、欠片も知りはしないくせに。あの殿下は、お心の中に秘めたるものを、これ見よがしにひけらかしたりなどなさらない。それだけの奥ゆかしさをお持ちだからだ。そういうお心映えこそが美しく、素晴らしいはずなのに。
だれも、だれも、ユーリ殿下を正当に評価してくれない。
臣民たちから賢帝とまで称される、エラスト陛下その人ですらも。
(それをっ……この男は!)
再び玻璃に殴り掛かりそうになったロマンを、とうとう黒鳶が背後から両腕で抱き留めた。
「なりませぬ! お擲ちになりたいのなら、どうぞいくらでもこの自分を。どうか殿下の代わりに、ご存分に」
彼なりに必死に声を掛けてくれている。
だが、ロマンはそんなもの聞いてもいなかった。
必死で両腕を振り回し、足をばたつかせて逃れようともがき、なおも玻璃に掴みかかりそうにする。
黒鳶はとうとう、ロマンの体を後ろから羽交い絞めにして抱え込んだ。
「はなせっ! このバカ……馬鹿やろうっ!」
「なりませぬ。どうか、お願いです。お静まりを」
こんなところで海底皇国の皇太子に殴り掛かったことが周囲に知れたら大ごとだ。王子の側仕えに過ぎないロマンの首など、問答無用で斬り飛ばされる。本来であれば、ほかならぬ玻璃自身に、この場でお手討ちになっても文句の言えない仕儀なのだ。
だからこそ、黒鳶は自分たちの姿を完璧に周囲から隠している。
「ロマン殿。聞いてくれ」
「えっ……」
ロマンは思わず目を丸くして、一瞬ぴたりと動きを止めた。
なんと玻璃が、ロマンの前に片膝をついているのだ。
もちろん、皇族が一介の側仕えの少年相手にすることではない。
背後にいる黒鳶も、唖然として動きを止めている。
「言葉が足らず、申し訳なかった。この通りだ。許して欲しい」
「で、殿下……!」
黒鳶が珍しく叫んだ。
玻璃がそのまま深々と、ロマンに向かって頭を垂れたのだ。
「だが、分かって欲しい。俺はユーリ殿下を愛している。この気持ちに偽りはない。だが、だからといってユーリ殿が自分の気持ちに嘘をついてまで俺のそばにいることなど望みはしない」
「…………」
ロマンは呆然と、目の前の大きな男を見下ろしている。
「すべて、ユーリ殿が決めてくださればよい。左様に気の利かぬ男のもとに、無理をしていらしていただくなどは心苦しいゆえな」
「殿下──」
言ったのは黒鳶。
「俺が心より求めるのは、何より、ユーリ殿下のお幸せである。それも、嘘いつわりのないお幸せだ。殿下にそのようにお伝えしてくれ。……本当に済まなかった」
最後にそう言うと、玻璃はついと立ち上がって踵を返した。
途端、廊下の脇にいた衛士たちがハッとして目を瞠った。慌ててその場に膝をつき、玻璃に向かって頭を下げている。どうやら、彼の姿が見えるようになったらしい。
ロマンと黒鳶はそのままの体勢で、早足に歩き去って行く玻璃の背中を呆然と見送った。
一応は廊下に出てから、とうとうロマンは怒りを爆発させた。もちろん、玻璃に向かってである。両腕を振り回して暴れだし、今にも皇太子に掴みかからんばかりだ。
「お待ちを、ロマン殿!」
黒鳶がすぐに割って入った。
「どうか、しばらく。どうか!」
「殿下に、でんかに……なんってことを! 殿下は、殿下はっ……!」
ロマンの声はひび割れて、もはや泣き叫ぶに近い。
その拳は玻璃ではなく、立ちふさがった黒鳶の胸を何度も叩くことになった。
「兄君さまがたと、いつもいつも比べられてっ……! だからとっても、とっても傷つきやすくていらっしゃるのにっ……!」
エラスト陛下は公平、公正な方だ。だから恐らく意識的に、ご兄弟を分け隔てなく扱っておられる。
けれども、残念ながら臣下の皆はそうではない。ロマンの耳には、あれやこれやと要らぬ話がいくらでも入ってくるのだ。特に、あの王子殿下のお耳には入れたくもない噂話が。
だが、あのユーリ殿下がそれを知らないはずもなかった。
でも、殿下は心優しい。そんな臣下を目の前にしても、わざわざそれを詰ったりなさらないばかりか、笑みを絶やされたことすらないのだ。
それなのに。
そう思ったら、こんな場所では絶対に見せたくなかったものが、うわっと目の奥からあふれ出した。
少年はもう、歯を食いしばり、ぼろぼろと涙を落としている。
それでも、両手は黒鳶の胸を打ち続けていた。
「ロマン殿……」
黒鳶は両腕をひろげているが、さてその手を今さらどうしたものかと思案するように、空中で止めたままだった。
「どうか、しばらく。お願いです、ロマン殿。……どうか」
「うるさい、うるさいっ! どいてください、クロトビ殿っ……!」
不思議なことに、廊下でこれだけの大騒ぎをしているのに、あちこちに立っている衛士たちはこちらを見ることもない。どうやら黒鳶のしわざらしかった。こちらの姿や声を隠す例の装置を即座に発動させたのだろう。
彼の背後で、玻璃は顎に手を当て、難しい顔になっている。
「すまぬ、ロマン殿。俺はどうやら、ユーリ殿をひどく傷つけてしまったらしい。やはり言葉が足りなかったか──」
「たっ……足りない、なんてものではありません!」
激昂に任せてロマンは叫んだ。まるで瘧に罹った人のようだ。体じゅうをぶるぶると震わせ、真っ赤な顔をして、すさまじい目で玻璃を睨み上げる。
殿下は、ちゃんとお分かりなのだ。
アルネリオ宮の中での自分の立ち位置。愛情深い父君からは、なるべく平等に扱おうとしてもらっていても。あの兄上様がたに比べたら、ご自身にはなんの取り柄もないと思っておられる。
実際、臣下の者らのほうが相当辛辣だった。皆、王族の前でこそ礼儀正しくおとなしいが、陰ではあれこれと口うるさいものなのだ。
光り輝くような美貌と才知をもつ皇太子セルゲイ殿下。そして、それよりやや劣るとはいえ武芸に秀で、心がひろやかで明るい気質のイラリオン殿下。
それに比べて、あの平凡な第三王子は、と。
下にいるもっと幼い王子や姫たちはまだ才覚などはわからないが、みなお可愛らしく、ユーリほど平凡な容貌はしていない。
だから彼らは余計にひそひそとユーリ殿下を小馬鹿にし、目の奥でさげすみ、嘲笑うのだ。
『いやはや、セルゲイ殿下、イラリオン殿下はまことにすばらしき王子殿下にあらせられますな』
「それに引き換え」という言葉が、必ずそのあとに続いている。まあ、言外にほのめかされるだけの場合も多いけれども。
『実際、王族の皆さまは少し人数が多すぎていらっしゃるような。国庫も無尽蔵というわけではありますまいに』
『左様、左様』
『いくら王族の血を絶やすまいとのお考えでも、あれほど側妃やら愛妾やらをはべらせて、お子様ばかりおつくりになられましてもなあ』──。
あざけるような哄笑を、飾り扇の内側でくすくすと噛み殺す。
これまでロマンの目に、耳に、いったいどれほどそんなものが入り込んできたことか。皆はそれを、あのユーリ殿下が知らないとでも思っているのか。
そんなはずはないのに!
(みんな、みんな……勝手なことを言って!)
きりきりと奥歯が鳴る。
ユーリ殿下のお優しさの、欠片も知りはしないくせに。あの殿下は、お心の中に秘めたるものを、これ見よがしにひけらかしたりなどなさらない。それだけの奥ゆかしさをお持ちだからだ。そういうお心映えこそが美しく、素晴らしいはずなのに。
だれも、だれも、ユーリ殿下を正当に評価してくれない。
臣民たちから賢帝とまで称される、エラスト陛下その人ですらも。
(それをっ……この男は!)
再び玻璃に殴り掛かりそうになったロマンを、とうとう黒鳶が背後から両腕で抱き留めた。
「なりませぬ! お擲ちになりたいのなら、どうぞいくらでもこの自分を。どうか殿下の代わりに、ご存分に」
彼なりに必死に声を掛けてくれている。
だが、ロマンはそんなもの聞いてもいなかった。
必死で両腕を振り回し、足をばたつかせて逃れようともがき、なおも玻璃に掴みかかりそうにする。
黒鳶はとうとう、ロマンの体を後ろから羽交い絞めにして抱え込んだ。
「はなせっ! このバカ……馬鹿やろうっ!」
「なりませぬ。どうか、お願いです。お静まりを」
こんなところで海底皇国の皇太子に殴り掛かったことが周囲に知れたら大ごとだ。王子の側仕えに過ぎないロマンの首など、問答無用で斬り飛ばされる。本来であれば、ほかならぬ玻璃自身に、この場でお手討ちになっても文句の言えない仕儀なのだ。
だからこそ、黒鳶は自分たちの姿を完璧に周囲から隠している。
「ロマン殿。聞いてくれ」
「えっ……」
ロマンは思わず目を丸くして、一瞬ぴたりと動きを止めた。
なんと玻璃が、ロマンの前に片膝をついているのだ。
もちろん、皇族が一介の側仕えの少年相手にすることではない。
背後にいる黒鳶も、唖然として動きを止めている。
「言葉が足らず、申し訳なかった。この通りだ。許して欲しい」
「で、殿下……!」
黒鳶が珍しく叫んだ。
玻璃がそのまま深々と、ロマンに向かって頭を垂れたのだ。
「だが、分かって欲しい。俺はユーリ殿下を愛している。この気持ちに偽りはない。だが、だからといってユーリ殿が自分の気持ちに嘘をついてまで俺のそばにいることなど望みはしない」
「…………」
ロマンは呆然と、目の前の大きな男を見下ろしている。
「すべて、ユーリ殿が決めてくださればよい。左様に気の利かぬ男のもとに、無理をしていらしていただくなどは心苦しいゆえな」
「殿下──」
言ったのは黒鳶。
「俺が心より求めるのは、何より、ユーリ殿下のお幸せである。それも、嘘いつわりのないお幸せだ。殿下にそのようにお伝えしてくれ。……本当に済まなかった」
最後にそう言うと、玻璃はついと立ち上がって踵を返した。
途端、廊下の脇にいた衛士たちがハッとして目を瞠った。慌ててその場に膝をつき、玻璃に向かって頭を下げている。どうやら、彼の姿が見えるようになったらしい。
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