65 / 195
第七章 変わりゆく帝国
4 ベンキョウ
しおりを挟む
そこからは、少年にとってびっくりすることの連続になった。
まず青年──ユーリ王子というらしい──は、黒ずくめの男に命じて自分たちが乗って来たものを出現させた。
出現?
いや、本当にそうなのだ。
なにやら真っ黒くて大きな影が、いきなり空気の中からぬうっと姿を現したのである。
「ひぎゃああっ!?」
「ん? にいた、どうしたの」
少年だけが腰を抜かして、必死で尻でいざっている横で、目の見えない妹がきょとんとこちらを向いて言った。
それは、ちょっと見るとなんだか大きな鳥みたいなものだった。全体が平たくて、先のほうが尖っている。これが王子の乗り物であるらしい。
妹に袖をひっぱられても、少年はその大きな何かから目が離せなかった。鳥の翼にあたる部分が、東から頭を出した月に照らされて銀色に輝いている。
ユーリ王子は困ったように微笑んで、「驚かせてしまってすまない」と謝ってくれた。
「別に心配は要らないよ。これに乗って、一度、一緒に村に戻ろうか」
「え、でも……」
ついさっき「無理にどこかにつきだしたりしない」と言ったのに。この王子は口ではそう言いながら、自分たちみたいな子供を平気で裏切る奴なのかもしれない。こうやってパンなんか食べさせて安心させておいて、あっさりと自分たちをあの親の所へ戻して、謝礼でも受け取ろうというのかもしれない。
少年の目が急に疑り深いものになったのを察したのか、王子は笑って頭を掻いた。
「あ、ええっと……。安心してほしいのだけど」
少年は、ちょっと体の力を抜いた。なんとなくだが、この人はどうも「王子っぽく」ない。どこか庶民的で、親しみやすい雰囲気があるのだ。
「君たちの意思を無にするようなことは、決してしない。これは約束するよ。きちんとご両親とお話をして、その上でこの冬だけでも身柄を引き取れないかと思っているだけなんだ。どうだろうか」
「え……」
「君たちの村では……というか、この地域ではどこもそうみたいだけど、この冬を乗り切るだけの食料が少なくなっているはずだ。冬の間、幼い子供を預かるというだけなら、ご両親も否やはおっしゃらないかと思って」
少年はちょっと考え込んだ。
それなら、確かに父さんや母さんも「ダメ」とは言わないかも知れない。冬の間はどうせ、農作業もそんなにあるわけではない。父さんはもっと暖かい地方に出稼ぎにいってしまい、残った家族は家の中で藁を編んで売り物の籠を作ったり、干し肉を作ったりするぐらいのものだ。
「その間に、君の妹の目のことも調べることができると思う。実は遠くの『滄海』という国におられる玻璃皇子という方が、わが国にいる難しい病気や体の不具合をもつ人を治してくださるとおっしゃっている」
「ええっ? ほんとうですか」
思わず大声を出し、今にも王子に掴みかかりそうになってしまって、少年はロマンにぎろりと睨まれた。首を縮こまらせて黙り込む。
ユーリ王子がにこにこ笑った。
「うん、本当だよ。玻璃殿下は本当に誠実な皇子様なんだ。あちらのお国はこちらよりもずっと医療体制が整っていてね。技術もずっとずっと進んでいる。それでも全部の病気を治せるわけではないそうだけれど、可能なものならぜひ、治してやりたいとおっしゃってくださっているんだ」
「アーニャの目がなおるんですか? ほんとうに!?」
「もちろん『絶対に保証』なんていうことはできないんだ。あちらのお国でも、まだ治せない病気はあるそうだから。だけど、可能性はあると思うよ。向こうにいる間の君たちの食べ物や住む場所は、ちゃんと準備してくださるそうだし。もちろん、お父さんやお母さんにもこのことはお話しする。……どうかな。考えてみてくれないかな?」
少年は胸がどきどきしてきた。
それはもう、願ってもないことではないか。
アーニャの目が治るかもしれない。こんな夢みたいなことがあるだろうか。
冬の間だけ、向こうの国で目の治療を受ける。そのあと、すぐにこちらに帰ってくればいいだけなら。
「……あ。でも、実はそこでお願いもあってね」
(──そら来た)
少年は、途端に表情を硬くして王子を見つめた。
きっとこの後、とんでもない「条件」が飛び出る違いない。
ものすごい大金が掛かるんだとか、姉さんみたいにどこか遠くで変な仕事をさせられるとか。きっとそうだ。そんなうまい話、あるはずがないのだから。
しかし王子の口から出たのは、それとは全然方向の違う話だった。
「妹さん……アーニャちゃんだったっけ。彼女はまだ小さいから無理かもしれないけれど、君には勉強をして欲しいんだ」
「べ……ベンキョウ?」
なにそれ、と思う間もなく、王子は滔々と話を進めた。
「まずは、こちらの国の言葉の読み書き。それから、簡単な計算ができるようになること。特に税とか借金に関する文書が正しく読めるようになって欲しいかな。他にも色々、勉強しておいたほうがいいことがたくさんあるけど」
「な、なんで……? それに、なんでオレ?」
思わずそう言ったら、王子は目をぱちくりさせて少年を見た。
「いや。だって、君が来ないとアーニャちゃんが不安で泣いてしまうだろうし。一緒に来てくれるんでしょう? 君が来ないと、むしろ私たちは困っちゃうなあ」
「そ……それは、そうだけど」
「でしょう?」
確かにそうだ。アーニャを一人なんかで行かせたら、すぐに寂しくなって「かあた、かあた」と大泣きしてしまうだろう。せめて自分がそばにいて、宥めてやる必要は絶対にある。
「どうせ来るなら、時間はムダにしないほうがいいと思うよ。読み書きや計算が少しできるようになるだけで、お父さんやお母さんの役に立てることがぐっと増えてくるはずだし」
「そ、そうなの?」
よく考えてみたら、自分の家族できちんと読み書きができる者はいない。地主からの使いが持ってくる「ゼイ」に関する書きつけも、使いの者が読み上げてくれなければ父にも母にも内容がわからないのだ。
少年がぽつぽつとそう言ったら、王子は表情を曇らせて、顎のあたりに手をやった。
「それだと、色々とまずいことが起こりやすいんだ。とても悲しいことだけれどね。実際、ここにいるロマンや黒鳶にも、事前に色々と調べてもらっていたんだけど……」
王子は背後に控えている二人をちらりと見やった。ロマンは表情も変えないまま、こちらに頷いて見せている。対する「クロトビ」と呼ばれた男は微動だにしなかった。
「こちらの地方は、どうやら税務上、様々な問題を抱えているらしい。私はこれから、人事も含めてそういうことも少しずつ改善できないかと思っていてね」
「…………」
少年はもう、ただぽかんとして王子の顔を見上げるばかりだ。
王子は今度は清々しいような笑みを浮かべて、まっすぐに少年を見た。
「君にはぜひ、その先鞭になってもらいたい。もちろん、似たような境遇にいるほかの子たちにも声を掛けていくつもりだけどね」
「そうなの?」
「ああ。なにしろ、困っている子が多すぎるものだから。実は私たちだけじゃなく、ほかにもこうして子供たちや病人たちに声を掛けている者がいるんだよ」
「へええ……」
「だから、そういうみんなでこれから賢くなって欲しい。それで、きちんと読み書きを学んで、地主の言うままに黙って税を支払うような形からは抜け出して欲しいんだよ。みんなの力でね」
(うわ……)
正直なことを言えば、その時の少年には、王子の言っていることの半分も理解できていなかった。
でも、このことだけはわかっていた。
この人は、信用できる。
この人の言う通りに「ベンキョウ」したら、きっと自分たちの未来はもっと、ずっと明るくて優しいものになるはずだ、ということが。
まず青年──ユーリ王子というらしい──は、黒ずくめの男に命じて自分たちが乗って来たものを出現させた。
出現?
いや、本当にそうなのだ。
なにやら真っ黒くて大きな影が、いきなり空気の中からぬうっと姿を現したのである。
「ひぎゃああっ!?」
「ん? にいた、どうしたの」
少年だけが腰を抜かして、必死で尻でいざっている横で、目の見えない妹がきょとんとこちらを向いて言った。
それは、ちょっと見るとなんだか大きな鳥みたいなものだった。全体が平たくて、先のほうが尖っている。これが王子の乗り物であるらしい。
妹に袖をひっぱられても、少年はその大きな何かから目が離せなかった。鳥の翼にあたる部分が、東から頭を出した月に照らされて銀色に輝いている。
ユーリ王子は困ったように微笑んで、「驚かせてしまってすまない」と謝ってくれた。
「別に心配は要らないよ。これに乗って、一度、一緒に村に戻ろうか」
「え、でも……」
ついさっき「無理にどこかにつきだしたりしない」と言ったのに。この王子は口ではそう言いながら、自分たちみたいな子供を平気で裏切る奴なのかもしれない。こうやってパンなんか食べさせて安心させておいて、あっさりと自分たちをあの親の所へ戻して、謝礼でも受け取ろうというのかもしれない。
少年の目が急に疑り深いものになったのを察したのか、王子は笑って頭を掻いた。
「あ、ええっと……。安心してほしいのだけど」
少年は、ちょっと体の力を抜いた。なんとなくだが、この人はどうも「王子っぽく」ない。どこか庶民的で、親しみやすい雰囲気があるのだ。
「君たちの意思を無にするようなことは、決してしない。これは約束するよ。きちんとご両親とお話をして、その上でこの冬だけでも身柄を引き取れないかと思っているだけなんだ。どうだろうか」
「え……」
「君たちの村では……というか、この地域ではどこもそうみたいだけど、この冬を乗り切るだけの食料が少なくなっているはずだ。冬の間、幼い子供を預かるというだけなら、ご両親も否やはおっしゃらないかと思って」
少年はちょっと考え込んだ。
それなら、確かに父さんや母さんも「ダメ」とは言わないかも知れない。冬の間はどうせ、農作業もそんなにあるわけではない。父さんはもっと暖かい地方に出稼ぎにいってしまい、残った家族は家の中で藁を編んで売り物の籠を作ったり、干し肉を作ったりするぐらいのものだ。
「その間に、君の妹の目のことも調べることができると思う。実は遠くの『滄海』という国におられる玻璃皇子という方が、わが国にいる難しい病気や体の不具合をもつ人を治してくださるとおっしゃっている」
「ええっ? ほんとうですか」
思わず大声を出し、今にも王子に掴みかかりそうになってしまって、少年はロマンにぎろりと睨まれた。首を縮こまらせて黙り込む。
ユーリ王子がにこにこ笑った。
「うん、本当だよ。玻璃殿下は本当に誠実な皇子様なんだ。あちらのお国はこちらよりもずっと医療体制が整っていてね。技術もずっとずっと進んでいる。それでも全部の病気を治せるわけではないそうだけれど、可能なものならぜひ、治してやりたいとおっしゃってくださっているんだ」
「アーニャの目がなおるんですか? ほんとうに!?」
「もちろん『絶対に保証』なんていうことはできないんだ。あちらのお国でも、まだ治せない病気はあるそうだから。だけど、可能性はあると思うよ。向こうにいる間の君たちの食べ物や住む場所は、ちゃんと準備してくださるそうだし。もちろん、お父さんやお母さんにもこのことはお話しする。……どうかな。考えてみてくれないかな?」
少年は胸がどきどきしてきた。
それはもう、願ってもないことではないか。
アーニャの目が治るかもしれない。こんな夢みたいなことがあるだろうか。
冬の間だけ、向こうの国で目の治療を受ける。そのあと、すぐにこちらに帰ってくればいいだけなら。
「……あ。でも、実はそこでお願いもあってね」
(──そら来た)
少年は、途端に表情を硬くして王子を見つめた。
きっとこの後、とんでもない「条件」が飛び出る違いない。
ものすごい大金が掛かるんだとか、姉さんみたいにどこか遠くで変な仕事をさせられるとか。きっとそうだ。そんなうまい話、あるはずがないのだから。
しかし王子の口から出たのは、それとは全然方向の違う話だった。
「妹さん……アーニャちゃんだったっけ。彼女はまだ小さいから無理かもしれないけれど、君には勉強をして欲しいんだ」
「べ……ベンキョウ?」
なにそれ、と思う間もなく、王子は滔々と話を進めた。
「まずは、こちらの国の言葉の読み書き。それから、簡単な計算ができるようになること。特に税とか借金に関する文書が正しく読めるようになって欲しいかな。他にも色々、勉強しておいたほうがいいことがたくさんあるけど」
「な、なんで……? それに、なんでオレ?」
思わずそう言ったら、王子は目をぱちくりさせて少年を見た。
「いや。だって、君が来ないとアーニャちゃんが不安で泣いてしまうだろうし。一緒に来てくれるんでしょう? 君が来ないと、むしろ私たちは困っちゃうなあ」
「そ……それは、そうだけど」
「でしょう?」
確かにそうだ。アーニャを一人なんかで行かせたら、すぐに寂しくなって「かあた、かあた」と大泣きしてしまうだろう。せめて自分がそばにいて、宥めてやる必要は絶対にある。
「どうせ来るなら、時間はムダにしないほうがいいと思うよ。読み書きや計算が少しできるようになるだけで、お父さんやお母さんの役に立てることがぐっと増えてくるはずだし」
「そ、そうなの?」
よく考えてみたら、自分の家族できちんと読み書きができる者はいない。地主からの使いが持ってくる「ゼイ」に関する書きつけも、使いの者が読み上げてくれなければ父にも母にも内容がわからないのだ。
少年がぽつぽつとそう言ったら、王子は表情を曇らせて、顎のあたりに手をやった。
「それだと、色々とまずいことが起こりやすいんだ。とても悲しいことだけれどね。実際、ここにいるロマンや黒鳶にも、事前に色々と調べてもらっていたんだけど……」
王子は背後に控えている二人をちらりと見やった。ロマンは表情も変えないまま、こちらに頷いて見せている。対する「クロトビ」と呼ばれた男は微動だにしなかった。
「こちらの地方は、どうやら税務上、様々な問題を抱えているらしい。私はこれから、人事も含めてそういうことも少しずつ改善できないかと思っていてね」
「…………」
少年はもう、ただぽかんとして王子の顔を見上げるばかりだ。
王子は今度は清々しいような笑みを浮かべて、まっすぐに少年を見た。
「君にはぜひ、その先鞭になってもらいたい。もちろん、似たような境遇にいるほかの子たちにも声を掛けていくつもりだけどね」
「そうなの?」
「ああ。なにしろ、困っている子が多すぎるものだから。実は私たちだけじゃなく、ほかにもこうして子供たちや病人たちに声を掛けている者がいるんだよ」
「へええ……」
「だから、そういうみんなでこれから賢くなって欲しい。それで、きちんと読み書きを学んで、地主の言うままに黙って税を支払うような形からは抜け出して欲しいんだよ。みんなの力でね」
(うわ……)
正直なことを言えば、その時の少年には、王子の言っていることの半分も理解できていなかった。
でも、このことだけはわかっていた。
この人は、信用できる。
この人の言う通りに「ベンキョウ」したら、きっと自分たちの未来はもっと、ずっと明るくて優しいものになるはずだ、ということが。
0
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
その首輪は、弟の牙でしか外せない。
ゆずまめ鯉
BL
養子ゆえに、王位継承権を持たないオメガで長男のレイン(24)は、国家騎士団として秘密裏に働き、ただ義弟たちを守るためだけに生きてきた。
第一継承権を持つアルファで次男のリオール(19)は、そんな兄に「ごく潰し」と陰口を叩く連中を許せなかった。自分を犠牲にしてまで守る価値はないと思っていた。なにかと怪我の多い国家騎士団を辞めさせたかった。
初めて訪れた発情期のとき。約束をすっぽかされたリオールが不審に思い、兄の部屋へ行くと、国家騎士団の同僚──グウェンソード(28)に押し倒されるところを目撃して激高する。
「今すぐ部屋から出ろ!」
独占欲をあらわにしたリオールは、グウェンソードを部屋から追い出し、兄であるレインを欲望のままに抱いた。
翌朝、差し出されたのは特注の首輪──外せるのはリオールのみ。
「俺以外に触らせるな」
そう囁かれたレインは、何年も首輪と弟の執着に縛られ続けてきた。
弟には婚約者がいるのに、こんな関係を続けてもいいのか。
本当にこのままでもいいのか。
ひたすら執着して独占したがる弟と、罪悪感に苛まれる兄。
その首輪は、いつか弟の牙で血に染まるのか──。
どうにかしてレインを落としたいリオールと、弟との関係に悩むレインのオメガバースです。
リオール・グランケット(19)×レイン・グランケット(24)
※この作品は2015年頃に本文を書き、2017年頃にオメガバースに改稿、さらに2026年に手直しした作品になります。読みにくいかもしれません。ご了承ください。
三人称ですが攻めだったり受けだったり視点がよくかわります。攻め視点多めです。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった
ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン
モデル事務所で
メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才
中学時代の初恋相手
高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が
突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。
昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき…
夏にピッタリな青春ラブストーリー💕
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる