家族ごっこ

ハルノヒ

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親子ごっこ3〜 あの女

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僕と父さんの関係は良好。
表面上は【ただの仲の良い親子】だった。

父さんは学校の行事にも積極的に参加してくれていたし、傍から見たら【良い父親】だった。

「礼央くんのお父さんって格好いいね」授業参観の時にクラスの女子や生徒の母親達からそんな言葉がよく聞かれた。

それは嬉しかったんだけど、僕は父さんが褒められていると複雑な気持ちになった。
ちょっとした嫉妬かも知れない。

そんなある日、父さんが若い女の人と2人で歩いているのを見た。
その女の人は父さんととても親しそうで、とても良い雰囲気だった。

(あれ?誰だろう?)
と思い、後をつけた。

2人は映画館に入っていったのでこっそり中に入り物陰から見ていた。
しばらくすると2人は出てきたけど会話の内容までは分からなかった。
2人ともとても楽しそうで、さっきの映画面白かったねって顔をしてた気がする。
女の人は父さんとは凄くお似合いで……綺麗な人だった。

(あぁ……父さんはあの人が好きなんだ)
とすぐに分かった。

僕はその瞬間、目の前が真っ暗になった。
足元からボロボロと世界が崩れていく感覚。

----------------僕と、父さんの世界が…。




数カ月後、父さんはその女の人を家に連れてきた。


それが今の継母
     -----------里穂であった。
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