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優しい支社長
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こちらに駆け寄ってきてくれるその優しそうな姿に思わずドキッとする。
「北原くん、遠いところよく来てくれたね。L.A支社の一応支社長をしている杉山大智です。これからしばらく一緒に働けると聞いているよ。よろしく」
田辺の言った通りだ。
すごく優しそうで皆が憧れるのもわかるな。
僕なんかにも優しく手を差し出してくれるなんて……。
ドキドキしながらそっと手を握り、必死に挨拶を返すと支社長はにこりと笑い返してくれた。
「北原くん。君が優秀だってことはもうみんなわかってるから、謙遜しないでいいよ」
高遠さんがそんな言葉をかけてくれて一気に顔が赤くなる。
必死にやり続けてきただけて決して優秀なんかじゃないんだけど、支社長の隣で田辺がうんうん頷いているから余計に恥ずかしい。
「本社では北原くんに、そこにいる宇佐美くんと、あともう一人宇佐美くんの同期で上田くんの二人の専属事務員として動いてもらうつもりのようだからね。今から宇佐美くんと一緒に動いていると本社でも楽に進めるんじゃないかな」
支社長の口から聞きなれない言葉が出て驚いた。
専属事務員って、今までの事務員とは何が違うんだろう?
宇佐美さんも初めて聞いたらしく聞き返すと支社長が説明をしてくれた。
田辺が考えたバディ制度。
営業社員二人につき、専属の営業事務員一人をつけることで、欲しい情報を常に共有し合うのが目的らしい。
営業に行く身からしても、常に同じ人に資料を作ってもらい情報を共有している方が、毎回別の事務員に説明しなければならない手間が減るし、何よりこんな資料を作って欲しいと希望を言いやすいということだ。
確かに営業社員はそれぞれ独自のやり方で営業に回っているのだから、統一的な書類だと説明しづらい点もあるだろう。
営業事務員にしてみれば、たくさんの営業社員のやり方を全て頭に入れることはかなり難しく、それぞれに合うものを作りたいと思っていても時間的になかなか難しいものがある。
専属として固定されていれば書類も格段に作りやすくなるだろう。
こういう話を聞くとやっぱり次期社長というのは本当なんだなと納得してしまう。
いや、別に信じていないわけではないけれど、つい同期の田辺だと思ってしまうから。
感心しながら田辺に視線を向けると、笑顔を浮かべながら僕のそばに駆け寄ってきてくれた。
「だから、北原を今回こっちに連れてきたかったんだよ。今から仲良くしておいた方がやりやすいだろう?」
ここで宇佐美さんと仲良くなっておけば、本社勤務になってもかなりやりやすくなる。
本当に田辺は僕のことを考えてくれているんだ。
それがすごく嬉しい。
宇佐美さんはいつまでこのL.A支社にいるんだろう?
一緒のタイミングで行けたらベストなんだけど、ここまで配慮してもらって早々贅沢も言えないんだけど。
そう思いながらも帰国のタイミングを尋ねてみると、引き継ぎを終えて来週には帰国できるらしい。
本当に僕と一緒のタイミングで本社に行けるんだ!!
すごく嬉しい!!
喜びを隠せずにいると、宇佐美さんが笑って、
「そのためにわざわざ透也が連れてきたんだよ。遠くまで来てもらって悪かったね」
と教えてくれた。
んっ? 透也?
透也って言った?
もしかして宇佐美さんと田辺は知り合い?
年齢も違うのに、どういう知り合いなんだろう?
そこが気になって尋ねてみると、宇佐美さんは少し困った表情をしながら田辺に視線を送った。
もしかして聞いちゃいけないことだったのかな?
悪いことしちゃったかなと思っていると、突然田辺が
「もう良いだろ、敦己。隠さなくてもお前が実力でその立場にいるってみんなわかってるよ。ちなみに北原は俺が会長の孫だってことはもう知ってるぞ」
と爆弾発言をした。
この前、あの話の成り行きで田辺が会長さんの孫だと教えてくれたんだ。
でも今の話し方からすると、もしかして宇佐美さんも何か繋がりがあるっていうこと?
急に騒めきたったオフィスが気になって頭が回らずにいると、
「実は僕と透也は再従兄弟なんだ」
と教えてくれた。
えっ、再従兄弟ってなんだっけ?
そんな表情をしたのに気付いたのか、
「僕と透也のお祖父さんたちが兄弟ってことかな」
と優しく教えてくれた。
ああ、なるほどそういう関係か。
親戚同士、同じ系列の会社を選ぶなんて仲良いなぁ。
そういうのって羨ましい。
そう純粋に思ったままを口に出したら、田辺も宇佐美さんも、それに支社長さんや高遠さんまで急に笑い出した。
えっ?
僕、なんか変なこと言ったっけ?
意味もわからないまま、可愛い可愛いと言われてなんだか不思議な気持ちになる。
すると、突然僕の近くでずっと見守ってくれていた智さんが
「うちの暁は本当に可愛いんですよ」
と言いながら僕をギュッと抱き寄せる。
恥ずかしいけれど、嬉しい気持ちの方が優ってる。
すると、支社長さんから
「あの、すみません。挨拶をするのを忘れていましたが、あなたはどなたですか?」
と少し戸惑ったような声が聞こえた。
そういえば、さっき挨拶した時は支社長さんはいなかったんだっけ。
なんかもう一度挨拶するのってなんか恥ずかしいな。
そう思ったけれど、智さんはすごくスマートに自分が弁護士だと挨拶をした。
弁護士さんが僕と一緒に来たことに支社長さんは驚いていたけれど、田辺がサラッと僕の恋人だと説明してくれた。
そして、あの事件で千鶴さんもお世話になった弁護士さんだと話すと、支社長さんは
「――っ、そうだったんですか! その節は妹が大変お世話になりました」
と慌てて頭を下げていたけれど、
「いえ、千鶴さんの件はほとんど田辺さんが動いていらっしゃいましたよ。私は特に何もしていません」
というと、支社長さんは嬉しそうな笑顔を浮かべていた。
「杉山さん、高遠さんと敦己に北原の案内を任せて、少し小田切先生と話をしましょう」
その声かけに
「暁、行っておいで」
と智さんが言ってくれたから、僕は安心して宇佐美さんと高遠さんに連れて行ってもらうことになった。
「北原くん。こっちだよ」
と最初に連れて行かれたのは、今までの書類が置かれている資料室。
「本社も同じ並びで置かれているから、ここのを覚えればすぐにあっちでも使えるようになるよ」
「わぁ、すごいですね。とってもわかりやすくて便利です。笹川は本当に資料探すの大変でしたよね?」
「そうそう。あれ、北原くんが少しずつ整理してくれていただろう? すごく助かってたんだ」
「そんな……っ、高遠さんにそう言ってもらえると嬉しいです」
「いや、本当だよ。僕もずっと整理しようと思っていたんだけど忙しくてなかなか資料整理にまで時間が割けなくて……本当にありがたいと思ってたんだ」
「本当に北原くんは優秀なんだね。誰もが使いやすくできるように整理するのって意外と難しいんだよ。これはかなりの即戦力として期待できそうだな」
「そんな……っ、宇佐美さんまで。照れちゃいます」
「ふふっ。本当に北原くんって可愛いよね」
「でしょう? 僕もずっと可愛いなと思ってたんですよ」
いやいや、僕から言わせて貰えば高遠さんと宇佐美さんの方がずっとずっと綺麗で可愛いと思う。
でも二人は僕が可愛いといって盛り上がっちゃってるから恥ずかしいな。
とりあえず話題を変えようと思って、
「あ、あの……その、専属事務員になるもう一人の方は、どんな方なんですか?」
と尋ねてみると、宇佐美さんは詳しく教えてくれた。
「北原くん、遠いところよく来てくれたね。L.A支社の一応支社長をしている杉山大智です。これからしばらく一緒に働けると聞いているよ。よろしく」
田辺の言った通りだ。
すごく優しそうで皆が憧れるのもわかるな。
僕なんかにも優しく手を差し出してくれるなんて……。
ドキドキしながらそっと手を握り、必死に挨拶を返すと支社長はにこりと笑い返してくれた。
「北原くん。君が優秀だってことはもうみんなわかってるから、謙遜しないでいいよ」
高遠さんがそんな言葉をかけてくれて一気に顔が赤くなる。
必死にやり続けてきただけて決して優秀なんかじゃないんだけど、支社長の隣で田辺がうんうん頷いているから余計に恥ずかしい。
「本社では北原くんに、そこにいる宇佐美くんと、あともう一人宇佐美くんの同期で上田くんの二人の専属事務員として動いてもらうつもりのようだからね。今から宇佐美くんと一緒に動いていると本社でも楽に進めるんじゃないかな」
支社長の口から聞きなれない言葉が出て驚いた。
専属事務員って、今までの事務員とは何が違うんだろう?
宇佐美さんも初めて聞いたらしく聞き返すと支社長が説明をしてくれた。
田辺が考えたバディ制度。
営業社員二人につき、専属の営業事務員一人をつけることで、欲しい情報を常に共有し合うのが目的らしい。
営業に行く身からしても、常に同じ人に資料を作ってもらい情報を共有している方が、毎回別の事務員に説明しなければならない手間が減るし、何よりこんな資料を作って欲しいと希望を言いやすいということだ。
確かに営業社員はそれぞれ独自のやり方で営業に回っているのだから、統一的な書類だと説明しづらい点もあるだろう。
営業事務員にしてみれば、たくさんの営業社員のやり方を全て頭に入れることはかなり難しく、それぞれに合うものを作りたいと思っていても時間的になかなか難しいものがある。
専属として固定されていれば書類も格段に作りやすくなるだろう。
こういう話を聞くとやっぱり次期社長というのは本当なんだなと納得してしまう。
いや、別に信じていないわけではないけれど、つい同期の田辺だと思ってしまうから。
感心しながら田辺に視線を向けると、笑顔を浮かべながら僕のそばに駆け寄ってきてくれた。
「だから、北原を今回こっちに連れてきたかったんだよ。今から仲良くしておいた方がやりやすいだろう?」
ここで宇佐美さんと仲良くなっておけば、本社勤務になってもかなりやりやすくなる。
本当に田辺は僕のことを考えてくれているんだ。
それがすごく嬉しい。
宇佐美さんはいつまでこのL.A支社にいるんだろう?
一緒のタイミングで行けたらベストなんだけど、ここまで配慮してもらって早々贅沢も言えないんだけど。
そう思いながらも帰国のタイミングを尋ねてみると、引き継ぎを終えて来週には帰国できるらしい。
本当に僕と一緒のタイミングで本社に行けるんだ!!
すごく嬉しい!!
喜びを隠せずにいると、宇佐美さんが笑って、
「そのためにわざわざ透也が連れてきたんだよ。遠くまで来てもらって悪かったね」
と教えてくれた。
んっ? 透也?
透也って言った?
もしかして宇佐美さんと田辺は知り合い?
年齢も違うのに、どういう知り合いなんだろう?
そこが気になって尋ねてみると、宇佐美さんは少し困った表情をしながら田辺に視線を送った。
もしかして聞いちゃいけないことだったのかな?
悪いことしちゃったかなと思っていると、突然田辺が
「もう良いだろ、敦己。隠さなくてもお前が実力でその立場にいるってみんなわかってるよ。ちなみに北原は俺が会長の孫だってことはもう知ってるぞ」
と爆弾発言をした。
この前、あの話の成り行きで田辺が会長さんの孫だと教えてくれたんだ。
でも今の話し方からすると、もしかして宇佐美さんも何か繋がりがあるっていうこと?
急に騒めきたったオフィスが気になって頭が回らずにいると、
「実は僕と透也は再従兄弟なんだ」
と教えてくれた。
えっ、再従兄弟ってなんだっけ?
そんな表情をしたのに気付いたのか、
「僕と透也のお祖父さんたちが兄弟ってことかな」
と優しく教えてくれた。
ああ、なるほどそういう関係か。
親戚同士、同じ系列の会社を選ぶなんて仲良いなぁ。
そういうのって羨ましい。
そう純粋に思ったままを口に出したら、田辺も宇佐美さんも、それに支社長さんや高遠さんまで急に笑い出した。
えっ?
僕、なんか変なこと言ったっけ?
意味もわからないまま、可愛い可愛いと言われてなんだか不思議な気持ちになる。
すると、突然僕の近くでずっと見守ってくれていた智さんが
「うちの暁は本当に可愛いんですよ」
と言いながら僕をギュッと抱き寄せる。
恥ずかしいけれど、嬉しい気持ちの方が優ってる。
すると、支社長さんから
「あの、すみません。挨拶をするのを忘れていましたが、あなたはどなたですか?」
と少し戸惑ったような声が聞こえた。
そういえば、さっき挨拶した時は支社長さんはいなかったんだっけ。
なんかもう一度挨拶するのってなんか恥ずかしいな。
そう思ったけれど、智さんはすごくスマートに自分が弁護士だと挨拶をした。
弁護士さんが僕と一緒に来たことに支社長さんは驚いていたけれど、田辺がサラッと僕の恋人だと説明してくれた。
そして、あの事件で千鶴さんもお世話になった弁護士さんだと話すと、支社長さんは
「――っ、そうだったんですか! その節は妹が大変お世話になりました」
と慌てて頭を下げていたけれど、
「いえ、千鶴さんの件はほとんど田辺さんが動いていらっしゃいましたよ。私は特に何もしていません」
というと、支社長さんは嬉しそうな笑顔を浮かべていた。
「杉山さん、高遠さんと敦己に北原の案内を任せて、少し小田切先生と話をしましょう」
その声かけに
「暁、行っておいで」
と智さんが言ってくれたから、僕は安心して宇佐美さんと高遠さんに連れて行ってもらうことになった。
「北原くん。こっちだよ」
と最初に連れて行かれたのは、今までの書類が置かれている資料室。
「本社も同じ並びで置かれているから、ここのを覚えればすぐにあっちでも使えるようになるよ」
「わぁ、すごいですね。とってもわかりやすくて便利です。笹川は本当に資料探すの大変でしたよね?」
「そうそう。あれ、北原くんが少しずつ整理してくれていただろう? すごく助かってたんだ」
「そんな……っ、高遠さんにそう言ってもらえると嬉しいです」
「いや、本当だよ。僕もずっと整理しようと思っていたんだけど忙しくてなかなか資料整理にまで時間が割けなくて……本当にありがたいと思ってたんだ」
「本当に北原くんは優秀なんだね。誰もが使いやすくできるように整理するのって意外と難しいんだよ。これはかなりの即戦力として期待できそうだな」
「そんな……っ、宇佐美さんまで。照れちゃいます」
「ふふっ。本当に北原くんって可愛いよね」
「でしょう? 僕もずっと可愛いなと思ってたんですよ」
いやいや、僕から言わせて貰えば高遠さんと宇佐美さんの方がずっとずっと綺麗で可愛いと思う。
でも二人は僕が可愛いといって盛り上がっちゃってるから恥ずかしいな。
とりあえず話題を変えようと思って、
「あ、あの……その、専属事務員になるもう一人の方は、どんな方なんですか?」
と尋ねてみると、宇佐美さんは詳しく教えてくれた。
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