イケメンスパダリシリーズ オメガバース <凌也&理央編>

波木真帆

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凌也&理央編

Ωかβか  11※

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ゴクリと理央の喉が薬を飲み込んだ瞬間、理央の目に欲情の炎が見えた。

「はぁっ、はぁっ、たすけて……っ、なんとか、してぇ……っ――んんっ!」

強烈なΩフェロモンを撒き散らしながら俺に縋ってくる可愛い理央を上から下まで余すところなく貪りたい衝動に駆られるが、まずは理央の最奥にたっぷりと俺の欲望の蜜を注ぎ込まなければいけないというミッションがある。

俺は巣から顔だけ出している理央にキスをしながら唾液を飲ませている間に、引き裂くほどの勢いで自分の服を脱ぎ捨てて一糸纏わぬ姿になった。

「理央、たっぷりと可愛がってやるぞ」

俺が昂りを見せつけると、理央が巣から這い出してくる。

「はぁっ、はぁっ、おち、ちんいたい……っ、くるしぃ……」

「くっ!!」

巣から出てきた理央は、俺の服ですでに興奮してたのか下着姿になっていた。
その下着を押し上げ甘い蜜で染みを作っているのが見えて、俺はさっと理央を抱きしめてベッドに寝かせた。

俺の目の前で甘いΩの匂いをさせて横たわる姿はもう獲物にしか見えない。

「早く楽にしてやるからな」

理央に舌なめずりして見せると、理央は恍惚とした表情で俺を見る。
前からも後ろからも甘い蜜を溢れさせてもはや下着の意味をなしていない理央の可愛い下着を脱がせると後孔からどろりとΩの蜜液が溢れ出しているのが見える。

早くそこに俺のを挿入してやらないといけないが、どうしてもこの誘惑には勝てない。

俺は横たわる理央の腰を掴み、尻を持ち上げて後孔から溢れ出る甘いΩの蜜液を舐めとった。

「ひゃあぁっ! あぁっ、はぁっ、おか、しく、なるぅ……っ、はぁっ」

なんだ、これ。
あまりの甘さに頭が溶けてしまいそうだ。

早く挿入してやらないと!
そう思うのに舐めるのをやめられない!

次から次に溢れてくる蜜をジュルジュルと舐めとると、理央が甘い嬌声をあげ身体をビクビクと震わせる。

やばい! 早く挿入して蜜を注いでやらないと!

なんとかわずかな理性を取り戻した俺は後孔から顔を離し、さっと理央を抱きかかえて四つん這いにさせると頭を下げさせてお尻だけを突き出させた。
本当は顔を見て入れてやりたかったが、父曰くこのスタイルが注ぎ入れた俺の蜜を身体が吸収するのが早いらしい。

「最初だけだ。次からは真正面で愛し合うからな」

背中から覆い被さるように抱きしめながら理央の耳元で囁き、今まで見たこともないほど大きく成長した昂りをとろとろに蕩け切った理央の後孔に押し当てた。

「いいか、理央。挿入いれるぞ」

数回理央の蜜で滑らせてから、ググッと押し込むと小さな後孔がズズっと拡がっていくのがわかる。
あのΩの蜜液がなければ絶対に受け入れられないだろうと思うほど、小さな後孔が俺のモノを受け入れていく。

少し中に進むごとに理央の身体がビクビクと震えて、その度に理央の中が締まって俺のモノに刺激を与える。
それがとてつもなく気持ちがいい。

「ひぃ、あぁぁーっ、おっきぃっ……はぁっ、はぁっ、もっとぉっ、ああぁーっ!!」

「ぐぅ――っ! こ、こんなに、すごいのか……っ」

これが運命のつがいとのセックスなのか。
言葉にできないほどの快感の中、俺は理央の最奥まで到達した。

「たっぷり注いでやるからな」

「ひゃあぁっ!!」

数回理央の身体ごと揺り動かすと、あっという間に欲望の蜜を溢れさせた。

ビュービュルビュル、ビュルルッ!

予想していたよりも数倍も多い蜜の量に自分でも驚きつつ、理央の身体が俺の蜜をしっかりと吸収するまでその体勢で抱きしめ続けた。

そろそろいいだろうと思い、中に入ったまま理央を仰向けにさせると先ほどまでむせかえるほど溢れていたΩフェロモンが落ち着いているのを感じる。
とは言っても通常の量に変わっただけだろうが、Ωフェロモンを数倍にさせる薬の効果は切れたようだ。

俺の蜜も注ぎ入れたし、最初のミッションは完了だ。

「りょ、やさ……もっとぉ……っ」

力が抜けているのに必死に縋るように俺に伸ばしてくる理央の両手を受け止めピッタリと隙間なく抱きしめた。
まだ中に入ったままの俺のモノは一度の放出では萎えることもなく、逆に理央の可愛い姿に昂りは増す一方だ。

そのまま身体ごと腰を動かすと、そのたびに理央の甘い嬌声が耳元に聞こえる。

ああ、可愛いっ、可愛すぎるっ。
もう我慢ができない!

「理央、噛むぞ」

「ああっ、すきぃ……っ」

理央はわかっているのかわからないが、理央はもう俺のものだ!

小さな身体を抱きしめて、理央の頸をガブリと強く噛んだ。

「ひゃあぁぁーっ!!」

「ぐぅぅーっ!!」

理央の頸を噛んだ瞬間、身体中の細胞が組み替えられるようなそんな感覚を味わった。
俺の歯形がついた理央の頸には血が滲んでいる。
それをぺろっと舐めると、理央は気持ちよさそうに全身を震えさせた。
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