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凌也&理央編
Ωかβか 12※
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それから理央の中に何度欲望の蜜を注いだだろう。
それなのに少しも衰えることなく、昂ったままだ。
理央も夢中で俺の蜜を欲しがってくれる。
それが可愛くて何度も注いでしまった。
そこにピリリと無機質な音が響く。
理央との甘い行為を邪魔する音に苛立ちを覚えた。
しかし、すぐにその音が示すものを思い出した。
栄養剤だ!
絶対に忘れてはいけないものだとわかっていたが、つがいとのセックスは理性を失わせると父から散々言われていたから、自分のことを過信せず、タイマーに頼ったのだ。
よかった、危うく飲ませ忘れるところだった。
俺は理央の中に入ったまま、手に届く場所に置いておいた栄養剤をとった。
――Ωの本能としてαの蜜以外を体内に入れることを嫌がる場合があるが、これは理央くんが嫌がっても飲ませるんだぞ。
父からの注意を覚えていた俺は、栄養剤を口に含みキスをしながら理央にゆっくりと飲ませた。
もちろんその間も理央の中に入ったままだ。
俺のモノに気持ちいい場所を擦られているからか、嫌がることなく栄養剤を飲んでくれる。
三度ほど口移しを続けてようやく栄養剤をすべて飲み干したのを確認して、理央の最奥に欲望の蜜を注ぎ入れた。
ゆっくりと引き抜いてみたが理央の後孔から溢れ落ちることもない。全て吸収されたのだ。
たっぷりと注がれたのがわかって満足そうにお腹をさする理央の表情があまりにも可愛くてたまらない。
これはΩの本能なのだろう。
理央の身体が万全な状態ならば、今回のヒートで確実に俺の子を孕んでいるだろう。
そう自信を持って言えるほど濃い蜜を注ぎ入れた。
だが、主治医である父から今はまだ理央の妊娠は認められていない。
理央が意識を失ったら、その間に避妊薬を飲ませておこう。
さすがに起きている間には飲んでくれないだろうからな。
「りょ、やさ……もっとぉ、ちょーだい……っ」
ベッドに座ったまま理央の可愛い姿を見ていると、理央は力の抜け切った身体を起こして、這うように俺のところに近づいてきて、さっき理央の中から引き抜いたばかりの俺の昂りに顔をすり寄せる。
「これぇ……いい、におぃ……ほしぃの……」
「そんなに欲しいなら舐めていいぞ」
その言葉を待ってましたとばかりに理央は小さな舌を出して、ぺろぺろと舐め始めた。
「美味しいか?」
「んっ、おいちぃ、これぇ……すきぃ」
「くっ!!」
小さくて赤く可愛らしい舌を惜しげもなく見せながら恍惚とした表情で、そんなことを言われては俺の我慢など保てるはずもない。
「理央、出るっ!! 口開けろ」
俺の言葉に素直に理央が開けてくれたその小さな口目掛けて欲望の蜜を放った。
それでも理央が飲めるように、必死に量を抑えながら出したのだからそこは褒めて欲しい。
理央の小さな口が俺の蜜でいっぱいになる前に、理央が嬉しそうにゴクリと嚥下する。
そしてまたその小さな口に蜜を放ち、満足そうに理央が飲み干したのを見て俺の昂りはまた大きくなっていく。
本当に際限がない。
それからも上からも下からもたっぷりと蜜を注ぎ続け、気づけば理央は俺の腕の中で意識を失っていた。
「理央……愛しているよ」
嬉しそうにお腹をさすっていた理央のことを思い出すと申し訳ないが、理央を守るためだ。
俺は避妊薬を口に含み、水と共に理央に飲ませた。
ごくりと喉が動いたのを見てホッとしつつも、いつかはこの小さなお腹に俺と理央の子どもを孕ませてやると誓った。
この生活を何日も繰り返し、ようやく理央のヒートが落ち着いた。
ああ、この生活が一生続けばよかったのに。
そう思ってしまうほど、理央は淫らで可愛かった。
いや、普段の理央も可愛いことだろう。
これからの俺の人生は薔薇色だ。
「んっ……」
「俺の可愛い子猫。目が覚めたかな?」
「えっ……」
まだ寝ぼけていた理央が俺の囁きに一気に目を覚まし、理央の大きな目に俺を映してくれる。
「あ、えっと……りょう、やさん……?」
「ああ、理央の凌也だよ。今日までのことは覚えているかな?」
運命のつがいとの初めてのセックスはあまりにも激しく濃厚すぎてΩは記憶を飛ばしてしまうことがあるらしい。
だが、身体はちゃんと覚えているから問題ない。
理央を見つめながら、肌に手を滑らせると理央の口からすぐに甘い声が漏れた。
「ひゃあっん!」
「まだ思い出せないなら、これからまたたっぷりと愛し合おうか?」
耳元で囁きながら理央の太ももに硬くなっている昂りを押し当てる。
理央は一気に記憶を取り戻したのか、嬉しそうに頷いた。
* * *
つがいちゃんとのえっちがついつい長くなってますが、施設への報復も含めて15話くらいで終わるかな……と思ってます。もうしばらくお付き合いいただければ嬉しいです♡続きもどうぞお楽しみに。
それなのに少しも衰えることなく、昂ったままだ。
理央も夢中で俺の蜜を欲しがってくれる。
それが可愛くて何度も注いでしまった。
そこにピリリと無機質な音が響く。
理央との甘い行為を邪魔する音に苛立ちを覚えた。
しかし、すぐにその音が示すものを思い出した。
栄養剤だ!
絶対に忘れてはいけないものだとわかっていたが、つがいとのセックスは理性を失わせると父から散々言われていたから、自分のことを過信せず、タイマーに頼ったのだ。
よかった、危うく飲ませ忘れるところだった。
俺は理央の中に入ったまま、手に届く場所に置いておいた栄養剤をとった。
――Ωの本能としてαの蜜以外を体内に入れることを嫌がる場合があるが、これは理央くんが嫌がっても飲ませるんだぞ。
父からの注意を覚えていた俺は、栄養剤を口に含みキスをしながら理央にゆっくりと飲ませた。
もちろんその間も理央の中に入ったままだ。
俺のモノに気持ちいい場所を擦られているからか、嫌がることなく栄養剤を飲んでくれる。
三度ほど口移しを続けてようやく栄養剤をすべて飲み干したのを確認して、理央の最奥に欲望の蜜を注ぎ入れた。
ゆっくりと引き抜いてみたが理央の後孔から溢れ落ちることもない。全て吸収されたのだ。
たっぷりと注がれたのがわかって満足そうにお腹をさする理央の表情があまりにも可愛くてたまらない。
これはΩの本能なのだろう。
理央の身体が万全な状態ならば、今回のヒートで確実に俺の子を孕んでいるだろう。
そう自信を持って言えるほど濃い蜜を注ぎ入れた。
だが、主治医である父から今はまだ理央の妊娠は認められていない。
理央が意識を失ったら、その間に避妊薬を飲ませておこう。
さすがに起きている間には飲んでくれないだろうからな。
「りょ、やさ……もっとぉ、ちょーだい……っ」
ベッドに座ったまま理央の可愛い姿を見ていると、理央は力の抜け切った身体を起こして、這うように俺のところに近づいてきて、さっき理央の中から引き抜いたばかりの俺の昂りに顔をすり寄せる。
「これぇ……いい、におぃ……ほしぃの……」
「そんなに欲しいなら舐めていいぞ」
その言葉を待ってましたとばかりに理央は小さな舌を出して、ぺろぺろと舐め始めた。
「美味しいか?」
「んっ、おいちぃ、これぇ……すきぃ」
「くっ!!」
小さくて赤く可愛らしい舌を惜しげもなく見せながら恍惚とした表情で、そんなことを言われては俺の我慢など保てるはずもない。
「理央、出るっ!! 口開けろ」
俺の言葉に素直に理央が開けてくれたその小さな口目掛けて欲望の蜜を放った。
それでも理央が飲めるように、必死に量を抑えながら出したのだからそこは褒めて欲しい。
理央の小さな口が俺の蜜でいっぱいになる前に、理央が嬉しそうにゴクリと嚥下する。
そしてまたその小さな口に蜜を放ち、満足そうに理央が飲み干したのを見て俺の昂りはまた大きくなっていく。
本当に際限がない。
それからも上からも下からもたっぷりと蜜を注ぎ続け、気づけば理央は俺の腕の中で意識を失っていた。
「理央……愛しているよ」
嬉しそうにお腹をさすっていた理央のことを思い出すと申し訳ないが、理央を守るためだ。
俺は避妊薬を口に含み、水と共に理央に飲ませた。
ごくりと喉が動いたのを見てホッとしつつも、いつかはこの小さなお腹に俺と理央の子どもを孕ませてやると誓った。
この生活を何日も繰り返し、ようやく理央のヒートが落ち着いた。
ああ、この生活が一生続けばよかったのに。
そう思ってしまうほど、理央は淫らで可愛かった。
いや、普段の理央も可愛いことだろう。
これからの俺の人生は薔薇色だ。
「んっ……」
「俺の可愛い子猫。目が覚めたかな?」
「えっ……」
まだ寝ぼけていた理央が俺の囁きに一気に目を覚まし、理央の大きな目に俺を映してくれる。
「あ、えっと……りょう、やさん……?」
「ああ、理央の凌也だよ。今日までのことは覚えているかな?」
運命のつがいとの初めてのセックスはあまりにも激しく濃厚すぎてΩは記憶を飛ばしてしまうことがあるらしい。
だが、身体はちゃんと覚えているから問題ない。
理央を見つめながら、肌に手を滑らせると理央の口からすぐに甘い声が漏れた。
「ひゃあっん!」
「まだ思い出せないなら、これからまたたっぷりと愛し合おうか?」
耳元で囁きながら理央の太ももに硬くなっている昂りを押し当てる。
理央は一気に記憶を取り戻したのか、嬉しそうに頷いた。
* * *
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