恋人たちの夜 〜幸せな結婚式に参列して甘く蕩ける夜を過ごしました

波木真帆

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恋人たちの夜※<賢吾&佳史編 3>

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「ねぇ、今度は僕も……」

「いいのか?」

「今日は好きにしていいって言っただろう? 賢吾の願いをなんでも叶えてあげるよ」

いつもなら恥ずかしくて言えない言葉だ。
だけど、賢吾のかっこよさと、いつもの自分じゃない高揚感に、自分の想像を超えるほど興奮していたんだと思う。

付き合いが長いから、賢吾のを咥えるのが全くないとは言わない。
でも、大きすぎてあんまり口に入らないし、すぐに身体の奥が疼いて欲しくなってしまうから僕が口で気持ちよくさせるより中に入ってもらう方が断然多い。

でも、

――いいのか?

そう言った時の賢吾はすごく嬉しそうだったな。

先端を舐めるくらいしかできないし、頑張っても張り出したところくらいしか咥えられないけど頑張ってみようか。そんな気になってきた。

「賢吾、こっちに座って……」

ベッドのヘッドボードを背もたれにして長い足を投げ出させるように座らせると、下着の中心が大きく膨らんでいるのが見える。

「苦しそう」

「ああ、佳史が可愛すぎるからな」

下着越しに僕のモノに擦り付けてきた時から驚くほど大きくなっていたけれど、もう形がはっきり見えるほど昂っているのがわかる。

僕は賢吾の足の間に座り、下着の膨らみに顔を近づけた。

今日は思いっきり賢吾を興奮させよう。
いつも僕が興奮している顔を見せると、賢吾が欲情を孕んだ目で見つめてくれるのを知っている。
だから、わざと下着越しに頬を擦り寄せてみた。

「かたくて、おっきくなってる」

チラリと賢吾を見上げると、喉がごくりとなっているのが見える。

よかった、これは正解だったみたいだな。
手を添えながら下着越しに先端にちゅっと吸い付くと、

「くっ――!」

頭上から賢吾の苦しげな声が聞こえる。

力が強すぎたかと心配になったけれど、違ったみたい。
だって、膨らみがさらに大きくなったから。

「おっきくなったね」

「佳史がエロすぎるからだろ」

「――っ、エロいって……」

「気づいてないのか? あそこの鏡、佳史がお尻を上げるたびに可愛いモノが映ってる」

「えっ?」

びっくりして振り返ると、捲れ上がった長襦袢と裾よけのままベッドに座り込んでいる僕と、ベッドの向かいにある鏡越しに賢吾と目があった。

「――っ!!」

賢吾のかっこよさに夢中で自分が今、どんな姿になっているかわかってなかった。

慌てて長襦袢をおろそうとしたけれど、さっと手を取られてしまう。

「賢吾っ」

「いいじゃないか。そのまま見せてくれ。今日は私の好きにしていいんだろう?」

「――っ!!」

その言葉を出されたら、自分で言った手前破るわけにもいかない。

「ほら、佳史。下着から出して直接咥えて……」

苦しげな下着を見せられると中身が見たくて仕方がなくなってしまう。
今日はもう恥じらいは捨てよう。
賢吾の好きにするって決めたんだから。

鏡ごしに見られていることは見なかったことにして、僕はもう一度賢吾の下着に顔を近づけた。
そして、引っかからないようにゆっくりと下着を下ろすと、硬く引き締まったお腹に張り付くほど天を向いて聳り立った大きな昂りが飛び出してきた。

今まで見たことのある賢吾のモノの中でも一二を争う大きさかも。

やっぱり頑張っても張り出した部分しか入らないかもな。

そう思いつつも吸い寄せられるようにその大きな昂りをパクッと咥えた。

医者だからか、無理して喉の奥まで突いてしまうのは賢吾も嫌がるし僕が苦しむ姿は見せたくない。
それでもこの長い付き合いで少しは賢吾の気持ちいい箇所をわかっているつもりだ。
根元を両手で扱きながら、口を窄めて舌先で先端を弄ると

「ああっ、佳史……いいよ」

賢吾の気持ちよさそうな声が聞こえる。

今日は僕の口の中でイってもらおう。
必死に刺激を与えていると、ヘッドボードに背中を預けていた賢吾が突然身体を起こした。

「んっ、んんっ!」

賢吾のおっきなのを咥えているのに、賢吾の指が僕のお尻の中でイタズラを始めて邪魔をしてくる。

「ちょ、けんご……っ」

「佳史のを可愛がりながら、咥えてほしいって思っていたんだよ。いいだろう? ほら、咥えて」

もう片方の手が僕の頭を撫でてくる。
そのまま僕は賢吾のを咥えると、またお尻の中を弄られておかしくなりそうなほど気持ちがいい。

クチュクチュと僕の咥えている音なのか、お尻を弄られている音なのかもわからないいやらしい音が寝室に響く。

ああっ、もうだめだ……っ。

自分のモノからぴゅるっと蜜が弾け飛ぶのを感じたと同時に

「くっ、イくっ!!」

僕の口内にビュルビュルと蜜が流れ込んできた。

賢吾も気持ちよくなってくれた……それが嬉しくて仕方がない。

「佳史、飲まなくていいぞ。無理しなくていいから」

そう言われたけれど、吐き出す気なんて毛頭ない。
最後の一滴まで舌先で抉り取ってから賢吾のモノを口から離すと、舌の上の蜜を賢吾に見せた。

そして、味わうようにゆっくりと飲み干してから空になった口内をもう一度見せた。

「賢吾のも美味しかったよ」

そう告げると、賢吾が僕を強く抱きしめてきた。
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