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意識をさせるために…… 5
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「琳くんに着替えがなかったから買ってきたんだ」
紙袋から琳くんのものを取り出しながら説明してみせると、琳くんは目を輝かせて大喜びしてくれていたが碧斗は面白くなさそうな表情をしている。
――ご子息がお相手に好意を持っていらっしゃるとすれば、お父さまであれど他の人が選んだものを着せたいとはお思いにならないでしょう。
前野くんの言った通りだな。
私が選んだ服を琳くんが喜んで、しかもそれを着るのが嫌なんだろう。
わざと琳くんのを先に出して碧斗の様子を見てみたが、これではっきりとわかった。
やはり前野くんの助言通り、碧斗とのお揃いにして正解だった。
碧斗の服と同じものを色違いで買ったのだと強調するように服を広げてみせると、碧斗はさっきまでの表情が嘘のように笑顔になった。私があのまま選んでいたら碧斗の気持ちを踏み躙ることになっていたかもしれない。前野くんには感謝だな。
そのほかにも服を数着とパジャマ、それに下着も全て碧斗と色違いのお揃いにしておいた、
碧斗も琳くんも大喜びしているが、正直なところをいうと碧斗の服はシンプルすぎて可愛らしい顔立ちの琳くんには些か物足りない気がしないでもない。
きっと碧斗もあの店にいけば琳くんに似合うかわいい服を選ぶことだろう。
みんなでまた買いに行こう、できるだけはやく。
そのためにも磯山と村山が提案してくれたあの作戦を実行するしか方法はないのかもしれない。
琳くんのたくさんの着替えに遥くんは少し恐縮しているようだったが、これで足りなければ碧斗の服もどんどん来てもらって構わないと追加で伝えておいた。あの時、服を選ぶのに夢中でスタンプだけ返したのを思い出したからだ。
そもそも子ども服など汚れるのが当然だと思っているから、汚れようが破れようが特別気にはしない。
それよりも気にしすぎて子どもが好きに動けないことの方が問題だと思っているくらいだ。
遥くんも余計な気を遣わないでくれたらいい。
服を全て見せ終わったら今度はおもちゃと絵本だ。
碧斗も琳くんもずっと家の中にいるから退屈もするだろう。
二人は私が取り出したおもちゃと絵本にすぐに夢中になっていた。
その間に私はスッと遥くんの近くに移動し、残っていた三つ分の紙袋を遥くんに渡した。
これが全て自分の服だと聞いて驚いていたが、これだけで驚いてもらっては困る。
なんせ、明日には大きな段ボール二箱分ほどの衣装が届くのだから。
前野くんと相談しながらも、それ以上は削れなかった衣装たちだ。
その中でも新作の衣装とパジャマだけはこうして持ち帰ってきたというわけだ。
「下着も合わなかっただろうから、申し訳ないと思ったが、適当に買わせてもらったよ」
下着の話を持ち出すと、遥くんはお礼を言いつつも急に顔を真っ赤にした。
私に下着を買われたことが恥ずかしかったのだろうか?
それは私を意識しているということじゃないか?
それを確認したくて、顔が赤いことをわざと追及してみた。
遥くんはなんでもないと言っていたが、顔はどんどん赤くなっていく。
だから私は熱を測るふりをして、遥くんの額と首筋に手を当ててみた。
なんて心地いい感触だろう。私はその柔らかな感触を忘れないように神経が全集中させた。
ーー俺たちと彼は全く違う生き物なんだからな。
磯山に言われたことが真実だったとわかる。本当に私の肌とは全く違う。
彼は私に触れられてピクッと身体を震えさせるが、その表情には嫌悪感は微塵も見えない。
これは意識してくれていると思っていいだろう。
せっかくならもっと意識させたいと思ったが、どうしていいかわからない。
するとそこに救世主が現れた。
「ねぇ、はるかちゃんのおようふくみたーい!! りんもあおとくんとおそろいきるから、はるかちゃんもきてー!!」
琳くんが遥くんを試着に誘ってくれたのだ。
私が選んだ服をすぐにきてくれる。しかも真っ赤な顔で……。これは嬉しいしかない。
「おじちゃんもみたいよねー?」
琳くんに可愛く尋ねられて、正直に見たいと答えた。
遥くんは琳くんにねだられたら断ることはしない。
それはこの数日でよくわかっている。
着てくれるなら、あの緑がかった深い青色が美しい薄手のニットを着ているところがみたい。
インナーシャツと白いズボンを揃えて、遥くんに渡すと、遥くんはその場で着ているTシャツに手をかけた。
まさかこの場で着替える気なのか?
もちろん見られるなら黙って見続けたいのが本音だが、この服に着替えるには上半身を全部脱いでインナーシャツから着替えなければいけない。その上、ズボンを履くには下着姿にもなるだろう。その姿を琳くんはともかく碧斗に見せたくない。
たとえ子どもであっても許せないと感じてしまうのだからどうしようもない。
私は慌てて「ちょっ、ちょっと待って」と呼び止めた。
だが止めたはいいが、その理由をなんと告げようか悩む。
遥くんだけでなく子どもたちからも不思議そうな表情を向けられ、必死に理由を絞り出した。
「お互いに着替え終わってから見せあった方が楽しいんじゃないか?」
これで納得してくれるかドキドキだったが、遥くんはすぐにサプライズだと言ってくれて助かった。
かくして、遥くんをカーテンで囲ったサークルの中で着替えさせるのに成功したのだが、さてどんなかわいい姿を見せてくれるだろう。
碧斗と琳くんの姿ももちろん楽しみだが、私の頭の中は遥くんのことでいっぱいになっていた。
着替えを終えた琳くんが待ちきれない様子でカーテンの向こうの遥くんに声をかける。
「はるかちゃん、おきがえおわったー?」
「あ、うん。終わったよー。出ていっていいかな?」
大喜びで呼ぶ琳くんの隣で私も楽しみでたまらなかった。
ゆっくりとカーテンが開き、私が選んだ衣装に身を包んだ遥くんが出てきた瞬間、私の視界には遥くんしか映らなくなった。
可愛い、可愛い、可愛い。
何度言っても足りないほど、私が選んだ服を着た遥くんは愛おしくてたまらなかった。
この喜びを知ってしまったら、もう他の誰が選んだものを遥くんに着せたくないと思ってしまう。
遥くんに意識させるつもりが私の遥くんへの思いを意識するだけになってしまったような気がするが、自分の気持ちを再度自覚するにはいい機会だったのかもしれない。
そんなことを考えながら遥くんを見つめていると、ほんのりと頬を染めた遥くんが私に声をかけた。
「あ、あの……どう、ですか?」
そういえば、あまりの可愛さに感想も言ってなかった。
こんなこと、磯山と村山に知られたら注意されそうだな。
「遥くん、よく似合うよ。そのニット、絶対に君に似合うと思ったんだ」
素直に思いを告げると遥くんの顔が更に赤くなっていく。
少しだけでも意識させたくて、
「他にも似合うと思うものをいっぱい買ってきたから、子どもたちが寝た後でも着てみせてくれ」
と言ってみた。
「えっ? 寝た後で?」
私の発言に遥くんはもちろん驚いていたが、私は聞こえないふりをして碧斗と琳くんに声をかけた。
こうして少しでも私のことを意識し続けてくれたらいい。
紙袋から琳くんのものを取り出しながら説明してみせると、琳くんは目を輝かせて大喜びしてくれていたが碧斗は面白くなさそうな表情をしている。
――ご子息がお相手に好意を持っていらっしゃるとすれば、お父さまであれど他の人が選んだものを着せたいとはお思いにならないでしょう。
前野くんの言った通りだな。
私が選んだ服を琳くんが喜んで、しかもそれを着るのが嫌なんだろう。
わざと琳くんのを先に出して碧斗の様子を見てみたが、これではっきりとわかった。
やはり前野くんの助言通り、碧斗とのお揃いにして正解だった。
碧斗の服と同じものを色違いで買ったのだと強調するように服を広げてみせると、碧斗はさっきまでの表情が嘘のように笑顔になった。私があのまま選んでいたら碧斗の気持ちを踏み躙ることになっていたかもしれない。前野くんには感謝だな。
そのほかにも服を数着とパジャマ、それに下着も全て碧斗と色違いのお揃いにしておいた、
碧斗も琳くんも大喜びしているが、正直なところをいうと碧斗の服はシンプルすぎて可愛らしい顔立ちの琳くんには些か物足りない気がしないでもない。
きっと碧斗もあの店にいけば琳くんに似合うかわいい服を選ぶことだろう。
みんなでまた買いに行こう、できるだけはやく。
そのためにも磯山と村山が提案してくれたあの作戦を実行するしか方法はないのかもしれない。
琳くんのたくさんの着替えに遥くんは少し恐縮しているようだったが、これで足りなければ碧斗の服もどんどん来てもらって構わないと追加で伝えておいた。あの時、服を選ぶのに夢中でスタンプだけ返したのを思い出したからだ。
そもそも子ども服など汚れるのが当然だと思っているから、汚れようが破れようが特別気にはしない。
それよりも気にしすぎて子どもが好きに動けないことの方が問題だと思っているくらいだ。
遥くんも余計な気を遣わないでくれたらいい。
服を全て見せ終わったら今度はおもちゃと絵本だ。
碧斗も琳くんもずっと家の中にいるから退屈もするだろう。
二人は私が取り出したおもちゃと絵本にすぐに夢中になっていた。
その間に私はスッと遥くんの近くに移動し、残っていた三つ分の紙袋を遥くんに渡した。
これが全て自分の服だと聞いて驚いていたが、これだけで驚いてもらっては困る。
なんせ、明日には大きな段ボール二箱分ほどの衣装が届くのだから。
前野くんと相談しながらも、それ以上は削れなかった衣装たちだ。
その中でも新作の衣装とパジャマだけはこうして持ち帰ってきたというわけだ。
「下着も合わなかっただろうから、申し訳ないと思ったが、適当に買わせてもらったよ」
下着の話を持ち出すと、遥くんはお礼を言いつつも急に顔を真っ赤にした。
私に下着を買われたことが恥ずかしかったのだろうか?
それは私を意識しているということじゃないか?
それを確認したくて、顔が赤いことをわざと追及してみた。
遥くんはなんでもないと言っていたが、顔はどんどん赤くなっていく。
だから私は熱を測るふりをして、遥くんの額と首筋に手を当ててみた。
なんて心地いい感触だろう。私はその柔らかな感触を忘れないように神経が全集中させた。
ーー俺たちと彼は全く違う生き物なんだからな。
磯山に言われたことが真実だったとわかる。本当に私の肌とは全く違う。
彼は私に触れられてピクッと身体を震えさせるが、その表情には嫌悪感は微塵も見えない。
これは意識してくれていると思っていいだろう。
せっかくならもっと意識させたいと思ったが、どうしていいかわからない。
するとそこに救世主が現れた。
「ねぇ、はるかちゃんのおようふくみたーい!! りんもあおとくんとおそろいきるから、はるかちゃんもきてー!!」
琳くんが遥くんを試着に誘ってくれたのだ。
私が選んだ服をすぐにきてくれる。しかも真っ赤な顔で……。これは嬉しいしかない。
「おじちゃんもみたいよねー?」
琳くんに可愛く尋ねられて、正直に見たいと答えた。
遥くんは琳くんにねだられたら断ることはしない。
それはこの数日でよくわかっている。
着てくれるなら、あの緑がかった深い青色が美しい薄手のニットを着ているところがみたい。
インナーシャツと白いズボンを揃えて、遥くんに渡すと、遥くんはその場で着ているTシャツに手をかけた。
まさかこの場で着替える気なのか?
もちろん見られるなら黙って見続けたいのが本音だが、この服に着替えるには上半身を全部脱いでインナーシャツから着替えなければいけない。その上、ズボンを履くには下着姿にもなるだろう。その姿を琳くんはともかく碧斗に見せたくない。
たとえ子どもであっても許せないと感じてしまうのだからどうしようもない。
私は慌てて「ちょっ、ちょっと待って」と呼び止めた。
だが止めたはいいが、その理由をなんと告げようか悩む。
遥くんだけでなく子どもたちからも不思議そうな表情を向けられ、必死に理由を絞り出した。
「お互いに着替え終わってから見せあった方が楽しいんじゃないか?」
これで納得してくれるかドキドキだったが、遥くんはすぐにサプライズだと言ってくれて助かった。
かくして、遥くんをカーテンで囲ったサークルの中で着替えさせるのに成功したのだが、さてどんなかわいい姿を見せてくれるだろう。
碧斗と琳くんの姿ももちろん楽しみだが、私の頭の中は遥くんのことでいっぱいになっていた。
着替えを終えた琳くんが待ちきれない様子でカーテンの向こうの遥くんに声をかける。
「はるかちゃん、おきがえおわったー?」
「あ、うん。終わったよー。出ていっていいかな?」
大喜びで呼ぶ琳くんの隣で私も楽しみでたまらなかった。
ゆっくりとカーテンが開き、私が選んだ衣装に身を包んだ遥くんが出てきた瞬間、私の視界には遥くんしか映らなくなった。
可愛い、可愛い、可愛い。
何度言っても足りないほど、私が選んだ服を着た遥くんは愛おしくてたまらなかった。
この喜びを知ってしまったら、もう他の誰が選んだものを遥くんに着せたくないと思ってしまう。
遥くんに意識させるつもりが私の遥くんへの思いを意識するだけになってしまったような気がするが、自分の気持ちを再度自覚するにはいい機会だったのかもしれない。
そんなことを考えながら遥くんを見つめていると、ほんのりと頬を染めた遥くんが私に声をかけた。
「あ、あの……どう、ですか?」
そういえば、あまりの可愛さに感想も言ってなかった。
こんなこと、磯山と村山に知られたら注意されそうだな。
「遥くん、よく似合うよ。そのニット、絶対に君に似合うと思ったんだ」
素直に思いを告げると遥くんの顔が更に赤くなっていく。
少しだけでも意識させたくて、
「他にも似合うと思うものをいっぱい買ってきたから、子どもたちが寝た後でも着てみせてくれ」
と言ってみた。
「えっ? 寝た後で?」
私の発言に遥くんはもちろん驚いていたが、私は聞こえないふりをして碧斗と琳くんに声をかけた。
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