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これからは家族ぐるみで
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そんなことを言っていた磯山先生だったが、
「ぷぅぷぅ」
「あっ、喜んでるみたい!」
「あやちゃんが気に入ったみたいです」
「ふふっ。そっか。気に入ってくれたんだ! 嬉しい。ねぇ、グリ。わっ! くすぐったいよ」
絢斗さんがグリに頬を擦り寄せて幸せそうな表情を見せ、グリがぺろぺろと絢斗さんの頬を舐めるのを見ていると途端に静かになった。
それがなんとなく心配になってそっと磯山先生の様子を窺うと、なんとも言えない表情をなさっている。
昇くんもそれに気付いたのか、困ったように私に視線を向けた。
うーん。
ウサギを迎えるには、もう少し時間をかけた方がよさそうだな。
それでも、いつもクールな磯山先生でも私と同じくらい狭量なのだと知って少しホッとした自分がいた。
「グリは私たちのところに連れて行こうか?」
「いえ。大丈夫です。ここで一緒に遊びます」
磯山先生に気を遣って一花に提案したが、当然だが断られてしまった。
その上、
「直くんのパパ、いいですか?」
と一花に頼まれたら流石の磯山先生も断れるはずもなく、
「わかった。何かあったらまた声をかけてくれ」
と返すしかなかったようだ。
せめてこれ以上、グリと戯れる絢斗さんの姿を目の当たりにしない方がいいだろうと思い、私たちは部屋を出た。
そして、リビングに戻ってから話を切り出した。
「あの、先生……ウサギにヤキモチですか?」
「んっ? なんだ、気づかれていたのか」
「ええ、わかりますよ。あんなにオーラを出されていては私だけでなく、志摩くんも昇くんも気付いてましたよ」
「そうか。それは恥ずかしいな。私も自分があんな感情を抱くとは思ってなかったんだよ。本当に絢斗と直くんが喜ぶのなら、ウサギを迎えてもいいと思っていたんだがな……。征哉くんはよく我慢していられるな?」
「まぁ、ヤキモチを妬かないといえば嘘になりますが、一花の心のケアと、自分で歩きたいと希望を持つためにグリの存在は必要だと考えていますから」
「心のケアと希望、か……。確かにあの時の一花くんには必要だったかもしれないな」
「ええ。でも、直純くんの場合は家族の存在に諦めて自分を癒してくれる存在を求めていたようですから、新しい家族を得た今は特別必要でもないと思いますよ。もう直純くんは一人ではないんでしょう?」
――今はパパもあやちゃんも昇さんも一緒にいてくれるので全然寂しくないですよ
直純くん自身もそう言っていたからな。
「そうだな……。確かにその通りだ。今は、家族としてのつながりをまず強くすることが必要だな」
「ええ。それまでは一花と会うときにグリと戯れたりするだけで、直純くんは満足すると思いますよ。これからは一花の友人としていつでも会えるようにしたいと思っていますから」
まぁ、一花はまだ一人では出かけられないし、直純くんもまた自由に外には出ていけない状況にある。
お互いに家族同伴で会うことしかできないが、仲を深めるにはちょうどいいのかもしれない。
「征哉くんのいう通りだな。昇、直くんを大切にして、寂しいなんて気持ちを味わせないようにするんだぞ」
「大丈夫です。絶対に寂しいなんて思わせませんから」
「ははっ。頼もしいな。なぁ、昇くん、気付いていたか?」
「えっ? なんですか?」
「直純くん、君への恋心を理解したぞ」
「えっ……本当ですか?」
「ああ、おそらくだが一花と話をして、感じるところがあったのかもしれないな。君の存在がどういうものかを」
「直くんが、俺のことを……」
やっぱり気付いてなかったか。
そういうところはまだ高校生だな。
直純くんを一花の元に送り届ける時と、迎えに行った時では、昇くんに向ける視線に私はなんとなく違うものを感じていた。
これからきっと、直純くんは家族への愛情と共に愛しい人と共に過ごす幸せを知っていくに違いない。
「昇……わかっていると思うが、直くんと思いを通じ合って恋人になったとしても、成人するまでは手を出してはいけないぞ」
「わ、わかってますよ」
「ははっ。先生もすっかり直純くんの父親ですね」
「ああ、もちろんだよ。私は『直くんのパパ』だからな」
「ははっ」
一花にそう呼ばれたのがよほど嬉しかったのだろう。
それからも何度も嬉しそうに自分でそう言っていた。
「征哉くん、一花ちゃんが呼んでるよ」
それからしばらくして、絢斗さんから声がかけられ一花を迎えに部屋に行くと、一花が嬉しそうに私を見上げて待っていた。
「楽しめたか?」
「はい。これ、一緒に作ったんです」
一花の手にあるのは、可愛らしいリース。
しかも二つもある。
「うまくできたな。二つも作れたのか?」
「こっちは直くんが手伝ってくれて、こっちは一人で作りました。直くんと一緒に作ったのは、未知子ママにプレゼントします」
「そうか、一花と直純くんが作ったものなら母さんもきっと喜ぶよ。直純くん、一花に教えてくれてありがとう」
「そんな……っ、僕もすごく楽しかったです。それに今度編み物も教えてもらう約束したので嬉しいです」
「ああ、そうなのか。一花は編み物が上手だから君もすぐに編めるようになるよ」
「はい。頑張ります!」
私に対して怯えなくなってきたな。
これも一花のおかげか。
「では、先生。絢斗さん。今日はお邪魔しました」
「いや、一花くんを連れてきてくれて本当にありがとう」
「直くん、またね」
「はい。あの、メッセージ……送ってもいいですか?」
「もちろんだよ。僕もメッセージ送るね」
「はい! 楽しみにしてます」
「じゃあ、一花。帰ろうか」
「あ、俺……下まで送っていきます。直くんも一緒に行こう」
「はい!」
昇くんと直純くんに見送られながら、私たちは帰宅の途についた。
一花はよほど疲れたのか、笑顔のまま私の腕の中で眠ってしまっていた。
「ぷぅぷぅ」
「あっ、喜んでるみたい!」
「あやちゃんが気に入ったみたいです」
「ふふっ。そっか。気に入ってくれたんだ! 嬉しい。ねぇ、グリ。わっ! くすぐったいよ」
絢斗さんがグリに頬を擦り寄せて幸せそうな表情を見せ、グリがぺろぺろと絢斗さんの頬を舐めるのを見ていると途端に静かになった。
それがなんとなく心配になってそっと磯山先生の様子を窺うと、なんとも言えない表情をなさっている。
昇くんもそれに気付いたのか、困ったように私に視線を向けた。
うーん。
ウサギを迎えるには、もう少し時間をかけた方がよさそうだな。
それでも、いつもクールな磯山先生でも私と同じくらい狭量なのだと知って少しホッとした自分がいた。
「グリは私たちのところに連れて行こうか?」
「いえ。大丈夫です。ここで一緒に遊びます」
磯山先生に気を遣って一花に提案したが、当然だが断られてしまった。
その上、
「直くんのパパ、いいですか?」
と一花に頼まれたら流石の磯山先生も断れるはずもなく、
「わかった。何かあったらまた声をかけてくれ」
と返すしかなかったようだ。
せめてこれ以上、グリと戯れる絢斗さんの姿を目の当たりにしない方がいいだろうと思い、私たちは部屋を出た。
そして、リビングに戻ってから話を切り出した。
「あの、先生……ウサギにヤキモチですか?」
「んっ? なんだ、気づかれていたのか」
「ええ、わかりますよ。あんなにオーラを出されていては私だけでなく、志摩くんも昇くんも気付いてましたよ」
「そうか。それは恥ずかしいな。私も自分があんな感情を抱くとは思ってなかったんだよ。本当に絢斗と直くんが喜ぶのなら、ウサギを迎えてもいいと思っていたんだがな……。征哉くんはよく我慢していられるな?」
「まぁ、ヤキモチを妬かないといえば嘘になりますが、一花の心のケアと、自分で歩きたいと希望を持つためにグリの存在は必要だと考えていますから」
「心のケアと希望、か……。確かにあの時の一花くんには必要だったかもしれないな」
「ええ。でも、直純くんの場合は家族の存在に諦めて自分を癒してくれる存在を求めていたようですから、新しい家族を得た今は特別必要でもないと思いますよ。もう直純くんは一人ではないんでしょう?」
――今はパパもあやちゃんも昇さんも一緒にいてくれるので全然寂しくないですよ
直純くん自身もそう言っていたからな。
「そうだな……。確かにその通りだ。今は、家族としてのつながりをまず強くすることが必要だな」
「ええ。それまでは一花と会うときにグリと戯れたりするだけで、直純くんは満足すると思いますよ。これからは一花の友人としていつでも会えるようにしたいと思っていますから」
まぁ、一花はまだ一人では出かけられないし、直純くんもまた自由に外には出ていけない状況にある。
お互いに家族同伴で会うことしかできないが、仲を深めるにはちょうどいいのかもしれない。
「征哉くんのいう通りだな。昇、直くんを大切にして、寂しいなんて気持ちを味わせないようにするんだぞ」
「大丈夫です。絶対に寂しいなんて思わせませんから」
「ははっ。頼もしいな。なぁ、昇くん、気付いていたか?」
「えっ? なんですか?」
「直純くん、君への恋心を理解したぞ」
「えっ……本当ですか?」
「ああ、おそらくだが一花と話をして、感じるところがあったのかもしれないな。君の存在がどういうものかを」
「直くんが、俺のことを……」
やっぱり気付いてなかったか。
そういうところはまだ高校生だな。
直純くんを一花の元に送り届ける時と、迎えに行った時では、昇くんに向ける視線に私はなんとなく違うものを感じていた。
これからきっと、直純くんは家族への愛情と共に愛しい人と共に過ごす幸せを知っていくに違いない。
「昇……わかっていると思うが、直くんと思いを通じ合って恋人になったとしても、成人するまでは手を出してはいけないぞ」
「わ、わかってますよ」
「ははっ。先生もすっかり直純くんの父親ですね」
「ああ、もちろんだよ。私は『直くんのパパ』だからな」
「ははっ」
一花にそう呼ばれたのがよほど嬉しかったのだろう。
それからも何度も嬉しそうに自分でそう言っていた。
「征哉くん、一花ちゃんが呼んでるよ」
それからしばらくして、絢斗さんから声がかけられ一花を迎えに部屋に行くと、一花が嬉しそうに私を見上げて待っていた。
「楽しめたか?」
「はい。これ、一緒に作ったんです」
一花の手にあるのは、可愛らしいリース。
しかも二つもある。
「うまくできたな。二つも作れたのか?」
「こっちは直くんが手伝ってくれて、こっちは一人で作りました。直くんと一緒に作ったのは、未知子ママにプレゼントします」
「そうか、一花と直純くんが作ったものなら母さんもきっと喜ぶよ。直純くん、一花に教えてくれてありがとう」
「そんな……っ、僕もすごく楽しかったです。それに今度編み物も教えてもらう約束したので嬉しいです」
「ああ、そうなのか。一花は編み物が上手だから君もすぐに編めるようになるよ」
「はい。頑張ります!」
私に対して怯えなくなってきたな。
これも一花のおかげか。
「では、先生。絢斗さん。今日はお邪魔しました」
「いや、一花くんを連れてきてくれて本当にありがとう」
「直くん、またね」
「はい。あの、メッセージ……送ってもいいですか?」
「もちろんだよ。僕もメッセージ送るね」
「はい! 楽しみにしてます」
「じゃあ、一花。帰ろうか」
「あ、俺……下まで送っていきます。直くんも一緒に行こう」
「はい!」
昇くんと直純くんに見送られながら、私たちは帰宅の途についた。
一花はよほど疲れたのか、笑顔のまま私の腕の中で眠ってしまっていた。
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