俺の天使に触れないで  〜隆之と晴の物語〜

波木真帆

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晴も一緒に

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「弊社としてはいつお越しいただいても最高のパンを召し上がっていただけますので、ご都合のよろしいときにお越しください」

「焼き立ての物もそちらで食べさせてもらえるのかな?」

「焼き立て……でございますか? 焼き立てをご所望の場合は工場で召し上がっていただくことになりますが、それでもよろしければ構いません」

『ふむ』とテオドールさんは顎に手を当てて少し考えてから、

「ならば、工場に行こう! なっ、ソウスケ!」

と折原さんにも声をかけた。

「確かに品質を見るならば、焼き立てと店頭に並んだ時の状態と両方試食させていただいた方が検討しやすいではあるな」

「かしこまりました。では、最初に工場の方にお連れ致します。弊社から車をご用意致しますので、そちらでお越しください。いつ頃お見えになりますか?」

さすが、長谷川さん。
もう日程を決めようとしているな。
まぁ、やる気になっているときに畳み掛けるのは営業ではよくやる戦法だ。

「ソウスケ、明後日は元々休みの予定にしていたんじゃなかったか?」

「ああ、確かに。じゃあ、その日に行ってみるとするか」

とんとん拍子に2人の有名ショコラティエのフェリーチェ工場訪問が決まった。

「それはそうと、こちらは定休日は決まっていませんでしたよね? 明後日は何かご予定があったのではありませんか?」

俺は気になって折原さんに尋ねてみると、

「いえ、ここの従業員のお子さんが運動会らしくて……彼女がいなければ店は回りませんからお休みにしただけです」

という答えが返ってきた。

「もしかしてその従業員さんは私たちをこの部屋に案内してくれた方ですか?」

「えっと、ああ、そうですね」

「やっぱり。ここに来るたびに彼女の接客に感心していたんですよ。あの方がいないとお店が回らないなんて、やっぱり素晴らしい店員さんなんですね」

そう言うと、折原さんは嬉しそうに

「彼女に伝えておきます。ありがとうございます」

と御礼を言ってくれた。

そして気づいたように、

「もしかして、あなた方が彼女の話していたお客さまでしょうか?」

と俺と晴を見ながら問いかけてきた。

「特に話題になるようなことはしてないと思いますが……」

「いえ、失礼致しました。いつもお2人でお越しいただいているお客さまが、仲が宜しくて見ているだけで癒されるんですと申しておりましたので、一度お会いしたいと思っていたんです。まさか、テオが連れてきた子だとは思わなかったもので……」

「ソウスケ、この子がいなかったら、この場はもっとピリピリした場になっていたかもしれないぞ。この子と出会えたから長谷川さんの話も聞く気になったし、良かったんじゃないか?」

長谷川さんはテオドールさんの言葉に嬉しそうな笑顔を見せ、寝ている晴に『香月くん、ありがとう!』と小さな声で御礼を言っていた。

そろそろお開きにしようかというテオドールさんの言葉で俺は席を立った。

振動が気になったのか、晴は『ううーん』と身動いだものの目は覚まさなかった。

「香月くんのおかげで一歩前進することができたよ。彼が与えてくれた奇跡を手中にできるようしっかりやらせてもらうから、香月くんにそう伝えてくれ」

「わかりました。長谷川さん、頑張ってください!」

2人でそう話していると、桜木部長がやってきて

「お前のところがこの機会を物にできたら、俺たちも精一杯売り出してやるさ。物に出来たらな」

長谷川さんの肩をバンバン叩いている。

これはきっと桜木部長なりの応援なんだろうなと思いながら、2人の関係性になんとなく羨ましさを感じた。

「ちょっといいかな」

テオドールさんに声をかけられ振り向くと、隣には折原さんも立っていた。

「何かありましたか?」

「いや、彼さえ良かったら一緒にフェリーチェさんの工場に行かないかと思ってね」

「晴も一緒に?」

「はい。テオが絶賛する彼の話を私も聞いてみたくて……」

「あ、でも……」

どうするべきか。
フェリーチェのことを思えば晴を行かせたほうがいいが、俺が着いていくのは無理だ。
しかし、晴だけを行かせるのは……。
本人は答えられない状況だし、明日改めて返事をすると返した方がいいか。

考えが纏まらずに葛藤していると、話を聞いていた長谷川さんが

「香月くんが来てくれたら私も嬉しいなぁ。焼き立てのパンも食べてもらいたいし」

と言葉は穏やかだが、表情は必死だ。

長谷川さんとしてはそりゃあ晴に来て欲しいだろうな。
テオドールさんの心を動かした本人だし。

「晴がこんな状態ですから、本人に聞いて明日お返事すると言うことでもいいですか? 晴にも予定があるかもしれませんし」

「ああ、じゃあ明日返事待ってるよ」

「こちらにご連絡ください」

テオドールさんと折原さん、両方から連絡先をいただくがどちらにするべきか。

やはり晴本人からの連絡ならテオドールさんに連絡する方が無難だろうな。


晴を抱き抱えパーキングまで歩く。
本当に今日は車で来ていて正解だったな。

長谷川さんと桜木さんは2人で飲みながら話があると言うことで店の前で別れた。

寝られるように席を倒した助手席に晴をゆっくりと横たわらせると、俺もすぐに運転席へと乗り込んだ。

起こさないように出来るだけ振動を与えないように注意しながらマンションへと到着すると、すぐにコンシェルジュの高木がやってきた。

「こんばんは、早瀬さま。おや、香月さまはお休みでいらっしゃいますか?」

「ああ、そのまま抱いて連れて帰るから車頼んでいいか?」

「畏まりました。葉山!」

後ろに控えていた仲間の名前を呼び、

「早瀬さま。こちらの葉山がお車を駐車場にお運び致します」

と紹介してくれた。

「ああ、頼むよ」

鍵を渡し、俺は助手席に回って晴を抱き起こした。

「お荷物お持ちいたします」

高木はさっと晴と俺の荷物を持ってエレベーターの方へ歩き出した。

すぐにエレベーターがやってきて扉を開けておいてくれる。

「ありがとう」

中へ入り、部屋まで向かう間に高木に話しかけた。

「そういえば、食事会は今週の金曜日だったか。都合は大丈夫か?」

「はい。楽しみにしております」

「晴も楽しみにしてるから、その日は仕事のことは忘れて友達の家に来るような気持ちで遊びに来てくれ」

そういうと高木は

「はい。ありがとうございます」

と嬉しそうな笑顔を見せた。


風呂に入れたら目が覚めるかもしれないと思い、晴の服を脱がして抱き抱えたまま風呂に向かった。

そっとシャワーを当てると『うーん』と声をあげ晴はゆっくりと目を開けた。

やっと晴の綺麗な瞳が見れたなと思いながら

「晴、起きたか?」

と声をかけるとキョトンとした表情で俺を見つめた。

「あれ? 隆之さん。ここは……あれ? 家?」

「ふふっ。まだ寝ぼけてるか?」

「僕、【Cheminée en chocolat】で長谷川さんとテオドールさんと食事してて、それで……あれ?」

晴は必死に思い出しているようだが、大事なところを思い出せないようだ。

「晴、勝手に酒呑んだんじゃないか?」

「あっ! そうだった……。あの、テオドールさんにシャンパンを勧められて、一杯だけだからと思って……それで……ごめんなさい」

話しながらどんどん項垂れていく晴の様子に可哀想になって、俺は晴の頭を優しく撫でた。

「いいよ。今日は仕方なかったよな。長谷川さん、晴のおかげで取引がうまくいきそうだって喜んでだぞ」

「取引?」

「テオドールさんが何者か晴も聞いたんだろう?」

「テオさん? ああ、確か【Cheminée en chocolat】のショコラティエさんが修行したところのトップショコラティエさんだって」

なに? テオドールさんをテオと呼ばせて貰ってるのか?
これは相当晴のことを気に入ってるな。

「まあ、いい。その話は後でゆっくりしよう。先に風呂に浸かろう」

俺がそう言うと、晴はようやく自分が裸でいたことに気づいたらしく
『わぁっ』と声をあげて顔を赤くしていた。

裸なんてお互い見あっているし、何ならそれ以上のことだってしてるのに……晴はいつになっても初心うぶなままだな。

恥ずかしがる晴のためにミルク入りの入浴剤を入れて裸が見えなくしてやると少しホッとした表情を見せて大人しく湯船に浸かっていた。

「そういえば、帰ってくる時に高木に会って荷物を運んでもらったんだが、その時に今度の金曜の話をしておいたぞ」

「高木さんにはいろいろお世話になってるし、食事を振る舞うだけで御礼になるのかはわからないけど、高木さんはいつも仕事中にしか会えないからゆっくりおしゃべりできるのは楽しみだね」

晴はさらりとそう言ったが、高木と会うのをそんなに楽しみにされるとそれはそれで複雑というかなんというか……。
まぁでもあまり束縛しすぎるのも良くないし、晴が俺以外に興味を持たないのはわかってるからどっしりと構えていればいいんだが……。
うーん、悩ましいところだな。

それにテオドールさんから頼まれていることもある。
これもあとで聞かないといけないが、晴ならきっと一緒に行きたいと言い出すだろうな。

晴と知り合ってから、晴の周りにどんどんいろんな男たちが寄ってきてくるのを目の当たりにするたびに心配のタネが増えるというか、みんながみんな晴を気に入ってしまうから困るんだよな。

それもこれも晴が無自覚にいろんなことをやってのけるからみんな晴にどんどん引き込まれてしまうんだ。

俺もその1人なんだろうが……。

ここ数ヶ月の出来事を思い返すと、晴に出会えたのが俺が先で良かったと本当につくづくそう思う。
晴が俺を好きになってくれて、恋人になれたのはそもそもが奇跡だと思うんだ。

いろんな人を虜にしてしまう晴が俺を好きになってくれたことは俺の人生の中で一番幸せな出来事だ。
だから、俺は晴を信じて晴のやりたいことをやらせてあげたい。

高木を呼んでもてなすことも、テオドールさんたちと出かけることも、アルや理玖と旅行にいくことも晴が望むなら全部叶えてあげたい、ただそれだけなんだ。

「高木も楽しみにしてる様子だったから、十分御礼になるんじゃないか? もうもてなす料理は考えてるのか?」

「うん。今回は和食にしようかなって思ってるんだ。隆之さん、和食大好きでしょ? それに高木さんは叔父さんのお店が中華のケータリングとかやってたでしょう? 本職の美味しい中華食べてるのに僕の食べてもらうわけにはいかないかなって。だから、一番自信がある和食はどうかなと思って」

『ふふっ』と笑顔を見せる晴が可愛くてたまらない。

風呂から上がって、俺は今日の【Cheminée en chocolat】での話を晴に聞かせた。

「晴がテオドールさんにフェリーチェの歴史館で話したことがテオドールさんの心を動かしたみたいだったぞ。あれがなければきっとフェリーチェとのコラボ案件はその場でご破産だったな、きっと」

「僕の話がそんなことになるなんて……。テオさんはすごく真剣にあの歴史館をみてたから元々興味はあったんだと思うよ。そうじゃなきゃわざわざ見に行かないと思うし」

「まぁ、確かにな。それでだな、フェリーチェのパンがどんな物か試食しないと話は進められないって言うから試食することになったんだ」

「小麦粉本来の味もそうだけど、配合によっても全然変わってくるみたいだし、中に何を合わせるかによっても変えないといけないから難しいだろうなぁ」

なるほど。たしかにそうだな。

「テオドールさんたちが焼き立てを食べてみたいと言うから明後日工場で焼き立てのものを食べてもらうことになったんだが、テオドールさんがその時に晴にも一緒に来て欲しいって言っててな。晴さえ良ければオーケーの返事を出すつもりなんだが、どうする?」

そう尋ねると晴の目が輝いたのがわかった。
やっぱりそうだろうな。

「フェリーチェさんの焼き立てパンが食べられるなんて!! 僕、絶対行きます! 行きたいです!」

「ふふっ。わかってたよ。じゃあそのように返事をしておこうな」

俺は手渡されたテオドールさんの連絡先に電話をしようとして、もう遅いからメールを送ることにした。

《こんばんは。早瀬です。今日はご馳走さまでした。今、あのフェリーチェの工場に行く話を晴にしましたら、喜んで同行したいとの返事でした。明後日の詳しい時間など決まりましたらお知らせください。ご連絡をお待ちしております》

メールを送って数分も経たないうちに俺のスマホが鳴り出した。

表示を見ると、テオドールさんの番号だ。
最初から晴に出させても良いが、一緒にいることをアピールしとかないとな。

ーこんばんは、早瀬です。

ー私だ、テオドールだ。メールを見て連絡したんだが。

ーはい。晴に変わりますね。

晴に手渡すと、突然ドイツ語での会話に切り替わった。

晴のドイツ語を聞くのは初めてではないが、こんなに流暢に話しているのを聞くのはなんだか晴の違う一面を覗いているようで楽しくなるな。

「はい、隆之さん。テオさんが隆之さんに代わって欲しいって」

話を終えた晴がスマホを渡してくれた。

ーもしもし、お電話変わりました。

ー例の件だけど晴くんがOKしてくれたよ。

ー晴くん?

ーああ、そこが気になるか? さっき、名前で呼んで良いってお許しを貰えたんだ。君も問題ないだろう?

ーそうですか。工場同行の件も、名前で呼ぶことも晴が了承したなら私は別に問題ありません。

ーふふっ、恋人としての余裕なのか、それとも強がりなのかわからないな。
とりあえず晴くんにも伝えているが、明後日は
【Cheminée en chocolat】に朝10時に待ち合わせだから。
そこに長谷川さんの用意した車が迎えにくるらしい。

ーわかりました。ご連絡ありがとうございます。

そう言って電話を切ると、晴はにこにこしながら俺を見ていた。

「嬉しそうだな、晴」

「だって、フェリーチェさんの焼き立てパンが食べられるなんてこんな機会滅多にあることじゃないですよ。それに工場に入れるのも楽しみです」

ああ、なんだ。
晴の頭の中はフェリーチェのパンでいっぱいなのか。

てっきりテオドールさんと出かけるから喜んでいるのかと思った。

テオドールさんたちと出かけることも、テオドールさんに名前を呼ばせることになったことも心配で嫉妬してしまっていた自分が恥ずかしくなってしまう。

晴は俺以外の人に恋愛感情など一切抱いたことなどないと言っていた。
俺も晴の気持ちはわかってはいたつもりだったが、ここまでとはな。

とは言え、少しは嫉妬してしまうのは仕方ないだろう?

だって晴があまりにも魅力的すぎるのだから。
だから、会う人会う人が晴に惹かれてしまうんだ。

「晴……」

俺の心配になった気持ちを少しはわかってもらおうと、晴の耳元で名前を呼んでみると、

「ひゃ……っん」

と可愛らしい声を上げた。

真っ赤になった耳を擦りながら、

「そんな声で隆之さんに呼ばれたら……ドキドキしちゃうからだめです」

とさらに可愛らしい声で可愛いことを言ってくる。

ああ、そうか。
やっぱり晴は俺のことしか見えてない。
そう確信が持てたから、さっきまで心を占めていた嫉妬の心がパラパラと砕け散って消えていった。

「晴……愛してるよ」

ぎゅっと抱きしめて、そう囁くと晴は真っ赤な顔をしながらも

「僕も隆之さんのこと……愛してます」

と背中に手を回しながら愛の言葉を返してくれた。
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