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屋上露天風呂
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『晴』
『あっ、もう片付け終わったんですか? 早いですね!』
『ああ、二人だったから余裕だよ。それよりそろそろ風呂に入らないか?』
『あ、ちょうど今理玖とその話をしてたんです! 温泉入りたいなって』
『そうだろうと思ってたよ。じゃあ、温泉に入りに行こうか』
『わぁー!! 嬉しい!!』
同じようにアルもまたリクに一緒に温泉に入る話を伝えているようだ。
『アル、先に行ってるぞ』
『ああ、後でな』
一声かけて、まずは俺たちの部屋に向かった。
『こっちが俺たちの部屋だよ』
『わぁー! 結構広い!! 外は真っ暗であんまり見えないけど、明日の朝楽しみですね!!』
『ははっ。そうだな。ほら、寝室はこっちだよ』
それぞれの部屋が二間続きなのもすごいところだ。
きっとのんびりとカップルで寛げるようになっているのだろう。
俺は持ってきた荷物の中から、俺と晴の分の水着を取り出した。
『晴、温泉に入るならこれを着て』
『えっ? お風呂入るのに、水着着るんですか?』
『ああ、ほら。アルは貴族の末裔だから、家族や恋人以外には裸は見せてはいけないらしい。と同時に、家族や恋人以外の裸も目にしてはいけないんだそうだよ。そういう決まりらしいから守らないといけないだろう?』
もし、一緒に風呂に入りたいと言い出したら、決してそういう決まりがあるわけではないが、そういうことにしておけば水着を着て温泉に入るのも了承してくれるだろうということで以前アルと話をしていた。だから水着を持ってきていたのだが、やっぱり一緒に入りたいと言い出したから水着を持ってきておいて正解だった。
素直な晴ならこんな話も何の疑問も持たずに受け入れてくれるだろう。
『ああ、そうなんですね。だから、オーナー。理玖にも銭湯に行っちゃダメって注意していたんですね』
『んっ? ああ。そうなんだよ。理玖も将来的にはアルの一族になるからな。今のうちから決まりを守れるようにしておかないといけないからな』
『じゃあ、あのマンションに温泉ができたときも理玖とはいる時は水着なんですね』
『そうだな、守れるか?』
『はい。もちろんです! だって、それを破って、理玖が将来オーナーの一族になれないなんてことになったら大変ですもんね』
『そうだな。ここのコテージには三つの温泉があるから、広い温泉で四人で入って残りの温泉はそれぞれのカップルだけで入るようにしたら、そこで水着を脱いで髪も身体も洗えるだろう?』
『そうですね。じゃあ、温泉の梯子ができますね。隆之さん、着替えましょう』
嬉しそうに水着をベッドに置き、上着を脱ぎ始めた。
浮かれているせいか、俺が晴の裸に見惚れていることには気づいていないようだ。
昨日は別々で泊まりだったし、その前も体力温存のために一緒に抱き合って眠るだけに留めておいた。
身体につけた花びらも薄くなっているのが見えて、つけたい衝動に駆られる。
それくらい、俺の身体が晴を渇望しているのがわかる。
それでも今は我慢だ。
晴が楽しみにしている理玖との温泉をちゃんと味わわせてやらないとな。
そうやって必死に理性で押さえつけている俺を試すかのように、晴が無防備に裸を晒す。
小さな果実が誘うように見えて本当に目の毒だ。
自分のモノが反応する前に俺も急いで水着に着替える。
ゆったりとした短パンタイプの水着だから、多少反応しても気づかれることはない。
晴の水着は膝より少し短いゆったりめの短パンに、半袖のファスナータイプのこれまたゆったりとしたラッシュガード。これは俺とお揃いだ。
ピッタリとした上着は、湯に入って晴のぷっくりとした乳首を晒すことになってしまうと思って避けておいたが、これで正解だったようだ。
『隆之さん、どうですか?』
『ああ、よく似合うよ』
『隆之さんもすっごくかっこいいですよ』
『ははっ。ありがとう。じゃあ、行こうか』
俺もサッとラッシュガードを羽織り部屋を出た。
広い露天風呂はこのコテージの屋上にあって、一番景色がいい場所にある。もちろん、晴たちの可愛い姿は外からは見られないようになっているから問題ない。
晴と手を繋ぎ、階段を上がって露天風呂への扉を開けると、そこには絶景が広がっていた。
『うわぁーーっ!!! すごい!!!』
晴が驚きの声を上げるのも無理はない。
目の前にはコテージの屋上とは思えない、しっかりとした岩風呂と満天の星が見えた。
『本当にすごい景色だな』
『隆之さん、早く入りましょう!!』
『ああ、一応掛け湯をしてからな』
『あ、そうでした』
水着のまま身体に湯をかけて、岩風呂に向かう。
『気をつけるんだぞ』
滑らないように手を握って、晴が先に湯に足を入れる。
『んーーっ!! あったかい!! すっごく気持ちがいいから、隆之さんも入ってください!!』
『ああ、どれどれ』
ゆっくりと足を入れると、ちょうどいい湯加減だ。
じわじわと足が温まって行くのを感じる。
『ああ、最高だな』
そこまで深くない岩風呂はお尻をつけて座ると、ちょうど俺の胸あたりの深さしかない。
晴を膝に乗せると同じくらいの高さになってちょうどいい。
広い岩風呂で晴を膝に乗せて、星空を堪能していると、
『お待たせー!!』
と理玖とアルがやってきた。
『あっ、もう片付け終わったんですか? 早いですね!』
『ああ、二人だったから余裕だよ。それよりそろそろ風呂に入らないか?』
『あ、ちょうど今理玖とその話をしてたんです! 温泉入りたいなって』
『そうだろうと思ってたよ。じゃあ、温泉に入りに行こうか』
『わぁー!! 嬉しい!!』
同じようにアルもまたリクに一緒に温泉に入る話を伝えているようだ。
『アル、先に行ってるぞ』
『ああ、後でな』
一声かけて、まずは俺たちの部屋に向かった。
『こっちが俺たちの部屋だよ』
『わぁー! 結構広い!! 外は真っ暗であんまり見えないけど、明日の朝楽しみですね!!』
『ははっ。そうだな。ほら、寝室はこっちだよ』
それぞれの部屋が二間続きなのもすごいところだ。
きっとのんびりとカップルで寛げるようになっているのだろう。
俺は持ってきた荷物の中から、俺と晴の分の水着を取り出した。
『晴、温泉に入るならこれを着て』
『えっ? お風呂入るのに、水着着るんですか?』
『ああ、ほら。アルは貴族の末裔だから、家族や恋人以外には裸は見せてはいけないらしい。と同時に、家族や恋人以外の裸も目にしてはいけないんだそうだよ。そういう決まりらしいから守らないといけないだろう?』
もし、一緒に風呂に入りたいと言い出したら、決してそういう決まりがあるわけではないが、そういうことにしておけば水着を着て温泉に入るのも了承してくれるだろうということで以前アルと話をしていた。だから水着を持ってきていたのだが、やっぱり一緒に入りたいと言い出したから水着を持ってきておいて正解だった。
素直な晴ならこんな話も何の疑問も持たずに受け入れてくれるだろう。
『ああ、そうなんですね。だから、オーナー。理玖にも銭湯に行っちゃダメって注意していたんですね』
『んっ? ああ。そうなんだよ。理玖も将来的にはアルの一族になるからな。今のうちから決まりを守れるようにしておかないといけないからな』
『じゃあ、あのマンションに温泉ができたときも理玖とはいる時は水着なんですね』
『そうだな、守れるか?』
『はい。もちろんです! だって、それを破って、理玖が将来オーナーの一族になれないなんてことになったら大変ですもんね』
『そうだな。ここのコテージには三つの温泉があるから、広い温泉で四人で入って残りの温泉はそれぞれのカップルだけで入るようにしたら、そこで水着を脱いで髪も身体も洗えるだろう?』
『そうですね。じゃあ、温泉の梯子ができますね。隆之さん、着替えましょう』
嬉しそうに水着をベッドに置き、上着を脱ぎ始めた。
浮かれているせいか、俺が晴の裸に見惚れていることには気づいていないようだ。
昨日は別々で泊まりだったし、その前も体力温存のために一緒に抱き合って眠るだけに留めておいた。
身体につけた花びらも薄くなっているのが見えて、つけたい衝動に駆られる。
それくらい、俺の身体が晴を渇望しているのがわかる。
それでも今は我慢だ。
晴が楽しみにしている理玖との温泉をちゃんと味わわせてやらないとな。
そうやって必死に理性で押さえつけている俺を試すかのように、晴が無防備に裸を晒す。
小さな果実が誘うように見えて本当に目の毒だ。
自分のモノが反応する前に俺も急いで水着に着替える。
ゆったりとした短パンタイプの水着だから、多少反応しても気づかれることはない。
晴の水着は膝より少し短いゆったりめの短パンに、半袖のファスナータイプのこれまたゆったりとしたラッシュガード。これは俺とお揃いだ。
ピッタリとした上着は、湯に入って晴のぷっくりとした乳首を晒すことになってしまうと思って避けておいたが、これで正解だったようだ。
『隆之さん、どうですか?』
『ああ、よく似合うよ』
『隆之さんもすっごくかっこいいですよ』
『ははっ。ありがとう。じゃあ、行こうか』
俺もサッとラッシュガードを羽織り部屋を出た。
広い露天風呂はこのコテージの屋上にあって、一番景色がいい場所にある。もちろん、晴たちの可愛い姿は外からは見られないようになっているから問題ない。
晴と手を繋ぎ、階段を上がって露天風呂への扉を開けると、そこには絶景が広がっていた。
『うわぁーーっ!!! すごい!!!』
晴が驚きの声を上げるのも無理はない。
目の前にはコテージの屋上とは思えない、しっかりとした岩風呂と満天の星が見えた。
『本当にすごい景色だな』
『隆之さん、早く入りましょう!!』
『ああ、一応掛け湯をしてからな』
『あ、そうでした』
水着のまま身体に湯をかけて、岩風呂に向かう。
『気をつけるんだぞ』
滑らないように手を握って、晴が先に湯に足を入れる。
『んーーっ!! あったかい!! すっごく気持ちがいいから、隆之さんも入ってください!!』
『ああ、どれどれ』
ゆっくりと足を入れると、ちょうどいい湯加減だ。
じわじわと足が温まって行くのを感じる。
『ああ、最高だな』
そこまで深くない岩風呂はお尻をつけて座ると、ちょうど俺の胸あたりの深さしかない。
晴を膝に乗せると同じくらいの高さになってちょうどいい。
広い岩風呂で晴を膝に乗せて、星空を堪能していると、
『お待たせー!!』
と理玖とアルがやってきた。
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