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番外編
母性が目覚める※微<後編>
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なんとか年内に後編が書けてよかったです。
楽しんでいただけると嬉しいです♡
* * *
「ほら、ヴェルナー。湯船に浸かりましょう」
「あ、ああ」
マクシミリアンのさっきの笑顔にまだ胸がドキドキしている。
今日の夜、一体何をする気なんだろう?
マルクくんがいるのにいつものようなことはできないだろうが、マクシミリアンのあの笑顔はどうも気になる。
それが気になりながら、私は湯船に入った。
入れておいたミルク入りの入浴剤のおかげで少しとろっとして柔らかい。
赤子の敏感な肌にはこのとろりとした感触が刺激が弱くていいらしい。
私もマクシミリアンに比べればずっとずっと弱いから、この湯は心地よく感じられる。
「気持ちいいな。マルクくんも笑ってる」
「ええ、このお湯は赤子にはリラックスする効果も入ってますからね」
「へぇ、そうなのか」
「ヴェルナーもリラックスするでしょう?」
「私は大人だぞ。まぁ、でも落ち着く感じはするな」
そう言いつつ、両手で真っ白のお湯を掬うと甘い匂いととろりとした感触にアレを思い出してしまった。
ロルフさまとルルさまの湯浴みでも同じ入浴剤を使っていてもそんなことを思い出したことはないのに、なぜかそれが頭から離れない。
どうしてだろう……。
もしかしたらマクシミリアンがすぐ隣にいるからか?
まずい、頭から追い出そうとすればするほど余計に離れない。
自分からマルクくんの手伝いをするといいながら何も手伝いもできていないのに、そんな余計なことを考えてしまうなんて呆れてしまう。
「――ナー? ヴェルナー?」
「えっ? あ、何か言ったか? 悪い、ぼーっとしていた」
「頬が赤いですよ、のぼせたんじゃないですか?」
「大丈夫だ、心配はいらない。それよりマルクくんの抱っこを変わろう。マクシミリアンもゆっくり浸かりたいだろう」
「ありがとうございます。じゃあ、少しだけお願いします」
思ったより素直にマルクくんを渡してくれたことに少し驚きはしたが、可愛いマルクくんが腕の中に戻ってきてやっぱり愛おしく思える。それはマクシミリアンに似ているからという理由もあるからだろう。
ミルク入りの入浴剤のおかげで乳首は見えなくなっているからさっきみたいに間違えて咥えられることはないだろう。それにホッとする。
「ヴェルナー、知ってますか? この入浴剤入りのお湯でマッサージをすると余計な老廃物が流れて身体が赤子の肌のようにツルツルになるんですよ」
「へぇ、そうなのか。知らなかったな」
「せっかくなので私がマッサージしてあげますね」
「えっ? ひゃっ! や、やめろ、マクシミリアン! ああっん!」
後ろから抱き込まれたかと思ったら、マクシミリアンの手が胸やお腹を撫でてくる。
「ああっ! そ、こ! だめぇっ!!」
「マッサージしているだけですよ。ほら、マルクを落とさないようにしてくださいね」
「――っ!!」
腕の中のマルクくんは、私が声を上げるのを何も知らずに楽しそうに笑って見ている。
その間もずっとマクシミリアンの大きな手は、さっきマルクくんに咥えられてぷっくりと膨らんだ乳首やお腹からその下のささやかなモノをマッサージしている。
「あっ、もぅ、だめ、だって……っ」
とろりとした柔らかなお湯のせいでいつもよりももっと気持ち良く感じられて興奮してしまう。
いや、興奮してしまうのはきっとマルクくんに聞かせちゃいけないという背徳感もあるのだろう。
もうだめだ……と思った瞬間、マクシミリアンのマッサージがぴたりと止んでしまった。
「はい。終わりですよ」
「えっ、お、わり……」
もう限界に限りなく近かったのに、一気に刺激がなくなっておかしくなりそうだ。
「マルクもそろそろのぼせてしまいそうなので先に上がりますね」
「あ、うん。わかった……」
マクシミリアンは私の腕からマルクくんを抱き上げると、ザバっと立ち上がり湯船を出ようとするときに私に振り返った。
「ヴェルナー」
「な、なんだ?」
「勝手に一人でしたら、お仕置きですよ」
「――っ!!」
マクシミリアンは笑顔でそう告げると、風呂場を出て行った。
マクシミリアンのお仕置き……。
それを考えるだけで身体の奥が疼く。
結局何もできないまま、私は風呂を出た。
これからどうなるんだろう……ドキドキしながら着替えを済ませてリビングに戻るとマクシミリアンがいない。
「あれ?」
キョロキョロと辺りを見回していると客間からマクシミリアンが出てきた。
「どうしてそこに?」
「マルクを寝かせてきたんです。流石に一緒の寝室では過ごせませんから」
いつも寝室は私たち二人だけの部屋だと言っているからマクシミリアンの中では当然のことなのかもしれないが、私は心配だ。
「えっ、でも赤ちゃんを一人で部屋に寝かせるのか?」
「大丈夫です、熊族の子どもは一度寝たら朝起こすまで絶対に起きませんから。たっぷりとミルクを飲ませたから安心してください」
「でも……」
「ヴェルナーはマルクのことより自分の心配をした方がいいですよ」
「どうして?」
「マルクに咥えられて感じてしまった責任を取るのに、これからたーーっぷり朝まで可愛がってあげますから、今日は寝られない覚悟をしてくださいね」
「――っ!!!」
マクシミリアンのその言葉だけで身体の疼きが止まらない。
私は結局そのままマクシミリアンに抱きかかえられて寝室に連れ込まれた。
マルクに咥えられた消毒ですと言われたらどうしようもなかったが、いつも以上に執拗に乳首を舐め続けられたせいでそこから一週間、乳首の膨らみが気になって仕方がなかった。
可愛い赤子の登場に芽生えた私の母性はマクシミリアンの嫉妬であっという間に霧散してしまったのはいうまでもない。
* * *
いつかマクシミリアン視点でも書きたいなと思っています。
その時は最後のえちちなシーンも♡
どうぞお楽しみに♡
楽しんでいただけると嬉しいです♡
* * *
「ほら、ヴェルナー。湯船に浸かりましょう」
「あ、ああ」
マクシミリアンのさっきの笑顔にまだ胸がドキドキしている。
今日の夜、一体何をする気なんだろう?
マルクくんがいるのにいつものようなことはできないだろうが、マクシミリアンのあの笑顔はどうも気になる。
それが気になりながら、私は湯船に入った。
入れておいたミルク入りの入浴剤のおかげで少しとろっとして柔らかい。
赤子の敏感な肌にはこのとろりとした感触が刺激が弱くていいらしい。
私もマクシミリアンに比べればずっとずっと弱いから、この湯は心地よく感じられる。
「気持ちいいな。マルクくんも笑ってる」
「ええ、このお湯は赤子にはリラックスする効果も入ってますからね」
「へぇ、そうなのか」
「ヴェルナーもリラックスするでしょう?」
「私は大人だぞ。まぁ、でも落ち着く感じはするな」
そう言いつつ、両手で真っ白のお湯を掬うと甘い匂いととろりとした感触にアレを思い出してしまった。
ロルフさまとルルさまの湯浴みでも同じ入浴剤を使っていてもそんなことを思い出したことはないのに、なぜかそれが頭から離れない。
どうしてだろう……。
もしかしたらマクシミリアンがすぐ隣にいるからか?
まずい、頭から追い出そうとすればするほど余計に離れない。
自分からマルクくんの手伝いをするといいながら何も手伝いもできていないのに、そんな余計なことを考えてしまうなんて呆れてしまう。
「――ナー? ヴェルナー?」
「えっ? あ、何か言ったか? 悪い、ぼーっとしていた」
「頬が赤いですよ、のぼせたんじゃないですか?」
「大丈夫だ、心配はいらない。それよりマルクくんの抱っこを変わろう。マクシミリアンもゆっくり浸かりたいだろう」
「ありがとうございます。じゃあ、少しだけお願いします」
思ったより素直にマルクくんを渡してくれたことに少し驚きはしたが、可愛いマルクくんが腕の中に戻ってきてやっぱり愛おしく思える。それはマクシミリアンに似ているからという理由もあるからだろう。
ミルク入りの入浴剤のおかげで乳首は見えなくなっているからさっきみたいに間違えて咥えられることはないだろう。それにホッとする。
「ヴェルナー、知ってますか? この入浴剤入りのお湯でマッサージをすると余計な老廃物が流れて身体が赤子の肌のようにツルツルになるんですよ」
「へぇ、そうなのか。知らなかったな」
「せっかくなので私がマッサージしてあげますね」
「えっ? ひゃっ! や、やめろ、マクシミリアン! ああっん!」
後ろから抱き込まれたかと思ったら、マクシミリアンの手が胸やお腹を撫でてくる。
「ああっ! そ、こ! だめぇっ!!」
「マッサージしているだけですよ。ほら、マルクを落とさないようにしてくださいね」
「――っ!!」
腕の中のマルクくんは、私が声を上げるのを何も知らずに楽しそうに笑って見ている。
その間もずっとマクシミリアンの大きな手は、さっきマルクくんに咥えられてぷっくりと膨らんだ乳首やお腹からその下のささやかなモノをマッサージしている。
「あっ、もぅ、だめ、だって……っ」
とろりとした柔らかなお湯のせいでいつもよりももっと気持ち良く感じられて興奮してしまう。
いや、興奮してしまうのはきっとマルクくんに聞かせちゃいけないという背徳感もあるのだろう。
もうだめだ……と思った瞬間、マクシミリアンのマッサージがぴたりと止んでしまった。
「はい。終わりですよ」
「えっ、お、わり……」
もう限界に限りなく近かったのに、一気に刺激がなくなっておかしくなりそうだ。
「マルクもそろそろのぼせてしまいそうなので先に上がりますね」
「あ、うん。わかった……」
マクシミリアンは私の腕からマルクくんを抱き上げると、ザバっと立ち上がり湯船を出ようとするときに私に振り返った。
「ヴェルナー」
「な、なんだ?」
「勝手に一人でしたら、お仕置きですよ」
「――っ!!」
マクシミリアンは笑顔でそう告げると、風呂場を出て行った。
マクシミリアンのお仕置き……。
それを考えるだけで身体の奥が疼く。
結局何もできないまま、私は風呂を出た。
これからどうなるんだろう……ドキドキしながら着替えを済ませてリビングに戻るとマクシミリアンがいない。
「あれ?」
キョロキョロと辺りを見回していると客間からマクシミリアンが出てきた。
「どうしてそこに?」
「マルクを寝かせてきたんです。流石に一緒の寝室では過ごせませんから」
いつも寝室は私たち二人だけの部屋だと言っているからマクシミリアンの中では当然のことなのかもしれないが、私は心配だ。
「えっ、でも赤ちゃんを一人で部屋に寝かせるのか?」
「大丈夫です、熊族の子どもは一度寝たら朝起こすまで絶対に起きませんから。たっぷりとミルクを飲ませたから安心してください」
「でも……」
「ヴェルナーはマルクのことより自分の心配をした方がいいですよ」
「どうして?」
「マルクに咥えられて感じてしまった責任を取るのに、これからたーーっぷり朝まで可愛がってあげますから、今日は寝られない覚悟をしてくださいね」
「――っ!!!」
マクシミリアンのその言葉だけで身体の疼きが止まらない。
私は結局そのままマクシミリアンに抱きかかえられて寝室に連れ込まれた。
マルクに咥えられた消毒ですと言われたらどうしようもなかったが、いつも以上に執拗に乳首を舐め続けられたせいでそこから一週間、乳首の膨らみが気になって仕方がなかった。
可愛い赤子の登場に芽生えた私の母性はマクシミリアンの嫉妬であっという間に霧散してしまったのはいうまでもない。
* * *
いつかマクシミリアン視点でも書きたいなと思っています。
その時は最後のえちちなシーンも♡
どうぞお楽しみに♡
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m‥·*"さま。コメントありがとうございます!
ふふ🤭ついつい旦那としての性が出ちゃってますね、マルクは。
目の前にあるとついパクッとしちゃいますね。
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