ロイヤルウエディング 〜スイーツな恋に落ちました

波木真帆

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運命のままに※

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心地良い温もりに包まれて目を覚ますと、

『トール、起きたか?』

長い腕でギュッと抱きしめられた。
その感触が直に伝わってきて、自分が裸でいることに気づいた。

『わっ、な、んで……?』

『トール、寝ぼけているのか?』

チュッと髪にキスをされて、ゆっくりと見上げると幸せそうな笑顔を見せるジェリーさんの顔があった。

『あっ、ジェリー、さん……』

『昨夜のトールは本当に美しかった。もちろん、今もね』

「ひゃぁ――っん」

ギュッと抱きしめられ大きな手で腰からお尻を撫でられて、一気に身体の奥がゾクゾクと疼く。
そのままギュッと身体をくっつけられると、お腹に柔らかな下生えの感触と硬く熱い昂りを感じる。

ジェリーさん、た、勃ってる……。

ジェリーさんの大きなモノに擦り付けられて僕のモノも熱を帯びてくる。

『ふふっ。トールのも勃ってきたな』

『やぁ――っ、あの、寝起き、だから……』

『そうなのか? でも、腰が動いているぞ』

『うそ……っ』

気づけば自分からジェリーさんのに擦り付けてしまっていた。

『ふふっ。トールは本当に可愛い』

チュッとキスされて、そのままクルッと身体を後ろ向きに寝かされた。
後ろから抱きしめられながら僕のお尻に硬く熱いモノが擦り付けられる。

『まだ柔らかいからすぐに挿入るな』

昨夜ジェリーさんのおっきなモノを受け入れたばかりの後孔はまだ柔らかく、ググッと押し込まれるとすぐに挿入った。

『ああっん……っ!』

昨日とは違う体勢でゴリゴリと奥を擦られ、僕はあっという間に絶頂を迎え、ジェリーさんもまた僕の最奥に蜜を吐き出した。

ゆっくりと中から引き抜かれると、トロトロと後孔から蜜が溢れる感触がする。

『トール、一緒に風呂に入ろう』

あまりの快感にぐったりとしてしまった僕とは対照的に、今、イッたばかりとは思えないほど元気なジェリーさんに抱きかかえられ、お風呂場に連れて行かれる。

『うわぁっ! すごいっ!!』

目の前に広くて煌びやかなお風呂場が現れた。
何? これ、すごくない?

昨日はわけもわからないまま寝室に入ったから気づいてなかったけど、こんなに豪華なお風呂場を使えるジェリーさんって一体何者なの?

混乱している僕をよそにジェリーさんは洗い場にある椅子に腰を下ろし、僕の髪と身体をさっと洗い流した。
そして、僕を抱きかかえたまま自分の髪と身体もあっという間に洗い終え、そのまま湯船へと入った。

温かくてたっぷりなお湯に浸かり、身体の奥まで温められていく。

『トール、気持ちいいか?』

『あ、はい。すごく……』

『なら、よかった』

宝物のように僕を抱きしめながら、身体を温めてくれる。
こんな優しいジェリーさんともう離れないといけないのかな……。

『トール、どうしたんだ?』

離れなければいけないと思っていたら途端に寂しくなってきて、俯いていた僕を心配して声をかけてくれる。
ジェリーさん、優しすぎるよ……。

『僕……もう、帰らなきゃ……』

『何言ってるんだ、トール! もう離さないって言っただろう?』

『でも、僕……』

『ダメだ! トールはもう、このロサラン王国の王子である私のつまとすると決まったのだからな』

『え――っ? お、王子って……どう、いう……?』

『そうか、気づいてなかったのか。私はジェラルド・アーサー・フォン・ロサラン。このロサラン王国の王太子だ』

『――っ!!! お、王太子?』

『ああ、そうだ。トールと私はすでにあの噴水の前で愛を誓って、トールの中に私の子種も与えただろう? だからトールは私の生涯の伴侶になったのだよ』

『えっ?』

それって……もしかして……

『あの……ジェリーさんには、今までに恋人さんとか……』

『いるはずがないだろう? ロサランの男が愛するのは生涯にただ1人だけだ』

生涯にただ1人……そういえば先生が講義の合間の雑談でそんなことを言ってた気が……。

――ロサラン王国は運命の人を大切にするから結婚する相手としか交わらない。だから、ロサランでアバンチュールをすればそのまま結婚相手とみなされるから注意した方がいい。

うん、確かにそう言ってた。
じゃあ、ほんとに僕が……?

『で、でも、僕じゃ子どもが……』

『ふっ、そんな心配はいらない。国王である父の兄弟の子もいるし、私の弟にもすでに子がいるから後継はなんの支障もない』

『あの、じゃあ僕……ジェリーさんの夫になっても、いいんですか?』

『なっても、じゃない。私の夫はトールだけだよ』

『ジェリーさん……』

『トール、夫になってくれるね?』

『はい……』

『ああっ、トールっ!!』

満面の笑みを浮かべたジェリーさんに抱きしめられ、唇を重ねられる。
そのまましばらくお風呂の中で長く甘いキスが続いた。

お風呂から出て、いつのまに用意してくれたのか僕のサイズにぴったりな服がクローゼットに山のように並んでいた。

『あの、これ……』

『ああ、トールと行ったあの店でトールにぴったりなサイズを揃えさせて持って来させたんだ。あの店は王家の行きつけだからな』

『えっ、じゃあ……あの僕が買った服は……あんな値段じゃ……』

『いや、値段はあってないようなものだから、トールに支払ってもらった値段が正しい値段だ』

そうはいうけど、きっと僕が払えそうな金額にしてくれたんだろうな……。
ジェリーさんって、ほんと優しい。

ジェリーさんの選んでくれた服に着替えると、ジェリーさんも同じような服に身を包んで、僕を見て嬉しそうに笑っていた。
わざわざお揃いにしてくれたんだ。
ふふっ。嬉しいな。

『じゃあ、朝食にしようか』

そう言われて、ふと洋輔のことを思い出した。

『ああっ!!!』

『トール、どうしたんだ?』

『あの、僕……実は日本から友達と一緒に来ていて、だから、昨日僕が帰らなかったからきっと心配していると思うんです。僕、一度ホテルに帰ってもいいですか?』

『いや、もしかしたらすれ違いになることも有り得る。ちょうど私の友人がロサランに来ているから、彼に捜索を頼んでみよう』

そういうと、ジェリーさんは執事さんを呼んでその友人さんを部屋に呼んでくれた。

『トールの友人の特徴を伝えれば、すぐにここに連れてきてくれるよ。だから、心配しないでいい』

ジェリーさんの言葉に少し安心しながら、その友人さんが来るのを待っていると、カチャリとドアが開いた。

『ジェラルド。ロイドから少し話は聞いたが、悪い。今日は外に出られそうにないんだ。私も運命に出会ったのでな』

そう話しながら入ってきた人の腕に誰かが抱かれている。
ほんのり頬を染める腕の中のその人と目があった瞬間、僕は大声をあげてしまった。

「ええーーっ!!! 洋輔??」

「うわっ、な――っ、えっ? 透? なんでここに??」

「なんではこっちのセリフだよ! なんでここに洋輔が??」

「なんでって、俺はその……」

「まさか、その人と結婚……とか?」

その言葉に一気に洋輔の顔がさらに赤くなる。

うそ……っ、こんな偶然ってあり??

『トール、どうしたんだ、一体?』
『洋輔、何があったんだ? 彼は誰なんだ?』


僕と洋輔は尋ねられるままにお互いの恋人に真実を告げた。

『まさかトールの友人がエリックの運命だったとは……』

『本当に驚きだな。まさかジェラルドと同じタイミングで運命に出会うとはな』

『僕もびっくりだよ、まさかジェリーさんの友人さんと洋輔が恋人になってたなんて!』

『俺の方こそだよ。お前が王太子さまとの結婚を了承するとはな……』

どうやら僕たちは2人揃ってこのロサランで運命の相手を見つけてしまったようだ。

いや、もしかしたらあんなにロサランに惹かれたのも、きっとジェリーさんに会うためだったのかもしれない。
僕はジェリーさんの逞しい腕に抱かれながら、今日もまたジェリーさんと愛し合うのだ。



  *   *   *


読んでいただきありがとうございます!
次回は洋輔編を書こうかと思っていますので、どうぞお楽しみに♡
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