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衣装を選ぼう!
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「直くんはドレスと着物、どっちがいいかなぁ……」
好きなものを選ぶ前にまずはどちらかを決めないといけないんだけど、そこがまず難しい。
ドレスは可愛いし、着物は着たことがないから着てみたい気はする。
あやちゃんが僕とドレスを見ながら悩んでいると、僕たちの支度の手伝いをしてくれる神田さんという人が声をかけてくれた。
「とても可愛らしいのでどちらでもお似合いになりますが、今までお着物をお召しになられたことはありますか?」
「えっ、あの……ない、です……」
「それなら、今日はドレスの方が気楽にお召しいただけるかもしれませんね。着物は慣れないと歩くのも難しいですから。それに花嫁さまが白無垢をお召しですので、ドレスのお方がいらっしゃると華やかさが増しますよ」
「そっか、確かにそうかも! じゃあ、直くんはドレスにしようか?」
「はい。僕、ドレスにします!!」
この場所では着物がベストなんだろうと思ったけれど、神田さんが言ってくれることがその通りだと思えて、僕はあやちゃんとドレスを選び始めた。
「ああ、直くん。これいいよ。あっ、こっちも似合いそう!! わぁー、想像以上に可愛いドレスばっかりで悩んじゃうね」
「はい。本当にどれも素敵です」
「直くん、どれか気に入ったのあった?」
あやちゃんに聞かれたけれど、正直言ってどれも素敵すぎて選べない。
でも早く選んで支度しないと結婚式に出られなくなっちゃう。
どうしよう……。
「ねぇ、直くん。どれも可愛くて選べないんだったら、昇くんに選んでもらうのはどう?」
「えっ? 昇さん?」
「うん! 私も卓さんに選んでもらいたいし、そうしようよ」
「はい! そうします!!」
絶対に僕が選ぶより昇さんの方が僕に似合うのを選んでくれるって思えた。
だって、いっつも僕の好きなものばかり渡してくれるもんね。
「それではお連れさまをお呼びしてきますね」
僕たちの話を聞いてくれていた神田さんがサッと昇さんとパパを迎えに行ってくれた。
昇さん……どんなドレスを選んでくれるかな。なんだかすっごく楽しみになってきちゃったな。
<side昇>
直くんと絢斗さんがドレスか着物に着替える。
思ってもみない展開に驚きしかないけれど、同時に直くんの可愛い姿が見られるのかと思うと興奮する。
「こちらのお部屋でお待ちください。何かあれば遠慮なくお声掛けください」
「ああ、ありがとう」
伯父さんが店主の天沢さんにお礼を言うと、スッと襖が閉められ伯父さんと二人だけの空間になる。
だけど、俺の頭の中は直くんのことでいっぱいだ。きっと伯父さんもそうだろう。
「あの、伯父さん……直くんのあのことだけど……」
「気になるのはわかるが、そのことはこの土日は忘れていなさい」
「そうだね、わかった」
せっかくの家族旅行に嫌なことを考えるのはやめよう。それよりも直くんがどんな可愛い格好を見せてくれるか楽しみにしていよう。
そう思っていたけれど、襖の向こうから
「失礼致します」
と声がかけられて、伯父さんが声を開けるとスーッと襖が開き、和服姿の女性が現れた。
「お寛ぎのところ、失礼致します。お連れさまがお呼びでございます」
その言葉に俺も伯父さんもすぐに立ち上がり、その女性について行った。
そこは直くんと絢斗さんがいる衣装部屋。
何事かと思って中に入るとたくさんのドレスに囲まれた中に直くんと絢斗さんがいた。
「絢斗、どうしたんだ?」
「あのね、私も直くんも自分じゃ選べなくて……卓さんと昇くんに衣装を選んでもらいたいなって」
「えっ? 俺が、直くんのを?」
「うん。ドレスってことまでは決めたんだけど、たくさんありすぎて選べなくて……ねぇ、直くん」
「はい。昇さん……選んでくれますか?」
「――っ、あ、ああ。もちろんだよ!! 直くんに一番似合うのを選ぶから!!」
「よかった……」
直くんの嬉しそうな笑顔に俺の興奮が一気に高まった気がした。
「じゃあ、直くんと昇くんはここで選んで。私は着物にするから、卓さんこっち」
絢斗さんは伯父さんの手を取って隣の部屋に入って行った。
衣装部屋の中には俺と直くんだけ。
俺は山ほどある衣装を隅から隅まで見尽くして、直くんによく似合う柔らかなピンクベージュのドレスを手に取った。
「直くん、これがいいよ」
直くんに当ててみるだけでバッチリ似合うのがわかる。
「わぁ、可愛い!!」
「だろう?」
俺はすぐに隣の部屋との仕切りになっている襖を叩き、伯父さんたちに聞こえるように声をかけた。
「伯父さん、絢斗さん。直くんのドレス、決めたよ」
俺の声にすぐに襖が開き、
「ちょうどよかったよ。今、絢斗の着物も選んだところだ」
と伯父さんが教えてくれた。
それから二人はすぐに支度に入るということで俺と伯父さんはさっきの待機部屋に戻った。
直くんと絢斗さんが着替えを済ませて部屋に来てくれるのが今から待ち遠しくてたまらないな。
好きなものを選ぶ前にまずはどちらかを決めないといけないんだけど、そこがまず難しい。
ドレスは可愛いし、着物は着たことがないから着てみたい気はする。
あやちゃんが僕とドレスを見ながら悩んでいると、僕たちの支度の手伝いをしてくれる神田さんという人が声をかけてくれた。
「とても可愛らしいのでどちらでもお似合いになりますが、今までお着物をお召しになられたことはありますか?」
「えっ、あの……ない、です……」
「それなら、今日はドレスの方が気楽にお召しいただけるかもしれませんね。着物は慣れないと歩くのも難しいですから。それに花嫁さまが白無垢をお召しですので、ドレスのお方がいらっしゃると華やかさが増しますよ」
「そっか、確かにそうかも! じゃあ、直くんはドレスにしようか?」
「はい。僕、ドレスにします!!」
この場所では着物がベストなんだろうと思ったけれど、神田さんが言ってくれることがその通りだと思えて、僕はあやちゃんとドレスを選び始めた。
「ああ、直くん。これいいよ。あっ、こっちも似合いそう!! わぁー、想像以上に可愛いドレスばっかりで悩んじゃうね」
「はい。本当にどれも素敵です」
「直くん、どれか気に入ったのあった?」
あやちゃんに聞かれたけれど、正直言ってどれも素敵すぎて選べない。
でも早く選んで支度しないと結婚式に出られなくなっちゃう。
どうしよう……。
「ねぇ、直くん。どれも可愛くて選べないんだったら、昇くんに選んでもらうのはどう?」
「えっ? 昇さん?」
「うん! 私も卓さんに選んでもらいたいし、そうしようよ」
「はい! そうします!!」
絶対に僕が選ぶより昇さんの方が僕に似合うのを選んでくれるって思えた。
だって、いっつも僕の好きなものばかり渡してくれるもんね。
「それではお連れさまをお呼びしてきますね」
僕たちの話を聞いてくれていた神田さんがサッと昇さんとパパを迎えに行ってくれた。
昇さん……どんなドレスを選んでくれるかな。なんだかすっごく楽しみになってきちゃったな。
<side昇>
直くんと絢斗さんがドレスか着物に着替える。
思ってもみない展開に驚きしかないけれど、同時に直くんの可愛い姿が見られるのかと思うと興奮する。
「こちらのお部屋でお待ちください。何かあれば遠慮なくお声掛けください」
「ああ、ありがとう」
伯父さんが店主の天沢さんにお礼を言うと、スッと襖が閉められ伯父さんと二人だけの空間になる。
だけど、俺の頭の中は直くんのことでいっぱいだ。きっと伯父さんもそうだろう。
「あの、伯父さん……直くんのあのことだけど……」
「気になるのはわかるが、そのことはこの土日は忘れていなさい」
「そうだね、わかった」
せっかくの家族旅行に嫌なことを考えるのはやめよう。それよりも直くんがどんな可愛い格好を見せてくれるか楽しみにしていよう。
そう思っていたけれど、襖の向こうから
「失礼致します」
と声がかけられて、伯父さんが声を開けるとスーッと襖が開き、和服姿の女性が現れた。
「お寛ぎのところ、失礼致します。お連れさまがお呼びでございます」
その言葉に俺も伯父さんもすぐに立ち上がり、その女性について行った。
そこは直くんと絢斗さんがいる衣装部屋。
何事かと思って中に入るとたくさんのドレスに囲まれた中に直くんと絢斗さんがいた。
「絢斗、どうしたんだ?」
「あのね、私も直くんも自分じゃ選べなくて……卓さんと昇くんに衣装を選んでもらいたいなって」
「えっ? 俺が、直くんのを?」
「うん。ドレスってことまでは決めたんだけど、たくさんありすぎて選べなくて……ねぇ、直くん」
「はい。昇さん……選んでくれますか?」
「――っ、あ、ああ。もちろんだよ!! 直くんに一番似合うのを選ぶから!!」
「よかった……」
直くんの嬉しそうな笑顔に俺の興奮が一気に高まった気がした。
「じゃあ、直くんと昇くんはここで選んで。私は着物にするから、卓さんこっち」
絢斗さんは伯父さんの手を取って隣の部屋に入って行った。
衣装部屋の中には俺と直くんだけ。
俺は山ほどある衣装を隅から隅まで見尽くして、直くんによく似合う柔らかなピンクベージュのドレスを手に取った。
「直くん、これがいいよ」
直くんに当ててみるだけでバッチリ似合うのがわかる。
「わぁ、可愛い!!」
「だろう?」
俺はすぐに隣の部屋との仕切りになっている襖を叩き、伯父さんたちに聞こえるように声をかけた。
「伯父さん、絢斗さん。直くんのドレス、決めたよ」
俺の声にすぐに襖が開き、
「ちょうどよかったよ。今、絢斗の着物も選んだところだ」
と伯父さんが教えてくれた。
それから二人はすぐに支度に入るということで俺と伯父さんはさっきの待機部屋に戻った。
直くんと絢斗さんが着替えを済ませて部屋に来てくれるのが今から待ち遠しくてたまらないな。
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