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仲間がいっぱい
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お医者さんの榎木さんは一花さんの主治医らしい。だからこそこの結婚式に呼ばれたんだろう。でもお医者さんだなんて思えないくらいにイケメンだな。長身でスーツを着こなしている姿はどこかのモデルみたいだ。
医師と弁護士の同性カップル……なんかすごいな。
榎木さんは伯父さんを見つけて挨拶をしに近づいてきたけれど、近くをキョロキョロとして緑川教授は一緒じゃないのかと尋ねてきた。
そうか、絢斗さんが着物を着ているから気づかないのか……。まぁ当然だな。
伯父さんが着物姿の絢斗さんを紹介すると、榎木さんも有原さんも目を丸くして驚いていたけれど、
「佳史くんも一緒においで。彼と一緒にお着替えするよ」
という絢斗さんの誘いにさらに目を丸くしていた。
どうやら櫻葉の社長である史紀さんと一緒に有原さんを着替えさせようとしているようだ。有原さんは最初こそ抵抗しようとしたけれど、榎木さんからも着替えたところを見たいと言われ、絢斗さんからもさらに誘われて行くしかなくなったようだ。
やっぱりいつまで経っても教授とゼミ生の関係はあるらしい。
絢斗さんは嬉しそうに史紀さんと有原さんを連れて建物の方に戻って行き、志摩さんもその後ろを追いかけるようについて行った。
そうか、先に着替えを始めた谷垣さんと浅香さんはもう着替えを終えている頃だろうからな。
庭に残された榎木さんたちは、櫻葉さんに
「そういえば君たち、面識はあるのか?」
と問いかけられていた。
君たちとは、史紀さんと一緒にきた男性と榎木さんのことだ。
「伯父さん、あの人は誰?」
「あの人は安城伊吹くんといって、志摩くんと谷垣くんが我が家に来てくれた時にお土産に持ってきてくれた<星彩庵>の店主だよ。彼も桜城大学のOBだ。志摩くんの友人で彼も絢斗の教え子だよ」
「えっ? 和菓子屋さんの店主なのに法学部出身なの?」
「ああ。彼の実家が<星彩庵>で跡を継いだんだよ。だがしっかり弁護士資格もとったんだからすごいよ」
職人と弁護士のある意味ダブルライセンスのようなものだ。
考えてみたらここにいる人って、弁護士に医師、大学教授にホテルのオーナー、社長兼デザイナーに大企業の会長と会長秘書。みんなハイスペックな人ばっかりだ。俺がその中に入れてもらえているなんて……マジで奇跡すぎる。
<side絢斗>
史紀さんと一緒に佳史くんを連れて衣装部屋に戻る。
「あの、教授。本当に着替えるんですか?」
「もちろん! 榎木くんも見たいって言ってたでしょう?」
「でも……」
「大丈夫、安心して。他にもいっぱい仲間はいるから」
衣装部屋を開けた途端、すでに着替えが終わった二人を見て驚きの声をあげていた。
未知子さんも手伝いをすると言って私たちの後をついてきてくれて、綺麗にお着替えをした尚孝くんと敬介くんを見て驚きつつも嬉しそうに笑っていた。
二人は少し恥じらっていたけれど、その姿でほんのりと頬を染めているのは余計に可愛い。
史紀さんも佳史くんも綺麗に着替えた仲間を見て、安心したようだ。
でも本当に私が選んだ、尚孝くんの空色の訪問着もよく似合っているし、敬介くんのドレスもすごくよく似合ってる。こんな綺麗な二人を見たら、やっぱり着替えたくなるよね。
史紀さんは着物かドレスかどちらにするか悩んでいたようだったけれど、やっぱり史紀さんはドレスが似合いそう。
そして、佳史くんは着物かな。未知子さんとも意見が合って、二人はお着替えをすることになった。
さっきは着物を選んだから、今度は史紀さんのドレス選び。
敬介くんと一緒に史紀さんに似合うドレスを選ぶ。
でもさすが一花ちゃんの親戚だけあって、顔立ちも綺麗だしどのドレスも似合いそう。
選んでいる間に先にヘアメイクを済ませてもらい、敬介くんと二人で決めたドレスに着替えてもらう。
「ど、どうでしょうか?」
「わぁー!! すっごく素敵!! ねぇ、敬介くん」
「ええ、とっても。こんなに綺麗に着こなしてもらって周平さんも喜ぶと思います」
二人で褒めると史紀さんは恥ずかしそうに頬を染める。だけどそれがさらに可愛さを増している。
着付けを終えて佳史くんも出てくると、あまりの綺麗さにみんなの声が止まらない。
未知子さんが史紀さんを可愛いというと、
「可愛いって……僕、もう40なんですけど……」
と恥ずかしがっていたけれど、40なんてまだまだ若すぎるくらいだ。
「さぁ、じゃあみんなで外に行きましょう」
着替えを終えたばかりの二人と尚孝くんと敬介くんを連れてそれぞれの履き物を持って外に出ると、目の前にスーツの男性陣が現れた。
やっぱり来てくれたかと嬉しくなる。
「私の姫を迎えに来ました」
そう言って手を差し出す志摩くん。
「佳史、最高に綺麗だよ」
そのまま抱きしめようとする榎木くん。
「ああ、史紀が可愛すぎるな」
喜びがダダ漏れの安城くん。
「敬介、私のドレスがよく似合うよ」
そして、心からの笑顔を見せる周平くん。
みんなそれぞれ素敵な旦那さまの手をとって、席へ歩いて行った。
「絢斗。私たちも席につこう」
卓さんが手を差し出してくれて、そっとその手を取る。
少し離れた席では直くんと昇くんが座っているのが見える。
さぁ、一花ちゃんと征哉くんのお祝いの始まりだ。
私たちは未知子さんと共に席へ向かった。
医師と弁護士の同性カップル……なんかすごいな。
榎木さんは伯父さんを見つけて挨拶をしに近づいてきたけれど、近くをキョロキョロとして緑川教授は一緒じゃないのかと尋ねてきた。
そうか、絢斗さんが着物を着ているから気づかないのか……。まぁ当然だな。
伯父さんが着物姿の絢斗さんを紹介すると、榎木さんも有原さんも目を丸くして驚いていたけれど、
「佳史くんも一緒においで。彼と一緒にお着替えするよ」
という絢斗さんの誘いにさらに目を丸くしていた。
どうやら櫻葉の社長である史紀さんと一緒に有原さんを着替えさせようとしているようだ。有原さんは最初こそ抵抗しようとしたけれど、榎木さんからも着替えたところを見たいと言われ、絢斗さんからもさらに誘われて行くしかなくなったようだ。
やっぱりいつまで経っても教授とゼミ生の関係はあるらしい。
絢斗さんは嬉しそうに史紀さんと有原さんを連れて建物の方に戻って行き、志摩さんもその後ろを追いかけるようについて行った。
そうか、先に着替えを始めた谷垣さんと浅香さんはもう着替えを終えている頃だろうからな。
庭に残された榎木さんたちは、櫻葉さんに
「そういえば君たち、面識はあるのか?」
と問いかけられていた。
君たちとは、史紀さんと一緒にきた男性と榎木さんのことだ。
「伯父さん、あの人は誰?」
「あの人は安城伊吹くんといって、志摩くんと谷垣くんが我が家に来てくれた時にお土産に持ってきてくれた<星彩庵>の店主だよ。彼も桜城大学のOBだ。志摩くんの友人で彼も絢斗の教え子だよ」
「えっ? 和菓子屋さんの店主なのに法学部出身なの?」
「ああ。彼の実家が<星彩庵>で跡を継いだんだよ。だがしっかり弁護士資格もとったんだからすごいよ」
職人と弁護士のある意味ダブルライセンスのようなものだ。
考えてみたらここにいる人って、弁護士に医師、大学教授にホテルのオーナー、社長兼デザイナーに大企業の会長と会長秘書。みんなハイスペックな人ばっかりだ。俺がその中に入れてもらえているなんて……マジで奇跡すぎる。
<side絢斗>
史紀さんと一緒に佳史くんを連れて衣装部屋に戻る。
「あの、教授。本当に着替えるんですか?」
「もちろん! 榎木くんも見たいって言ってたでしょう?」
「でも……」
「大丈夫、安心して。他にもいっぱい仲間はいるから」
衣装部屋を開けた途端、すでに着替えが終わった二人を見て驚きの声をあげていた。
未知子さんも手伝いをすると言って私たちの後をついてきてくれて、綺麗にお着替えをした尚孝くんと敬介くんを見て驚きつつも嬉しそうに笑っていた。
二人は少し恥じらっていたけれど、その姿でほんのりと頬を染めているのは余計に可愛い。
史紀さんも佳史くんも綺麗に着替えた仲間を見て、安心したようだ。
でも本当に私が選んだ、尚孝くんの空色の訪問着もよく似合っているし、敬介くんのドレスもすごくよく似合ってる。こんな綺麗な二人を見たら、やっぱり着替えたくなるよね。
史紀さんは着物かドレスかどちらにするか悩んでいたようだったけれど、やっぱり史紀さんはドレスが似合いそう。
そして、佳史くんは着物かな。未知子さんとも意見が合って、二人はお着替えをすることになった。
さっきは着物を選んだから、今度は史紀さんのドレス選び。
敬介くんと一緒に史紀さんに似合うドレスを選ぶ。
でもさすが一花ちゃんの親戚だけあって、顔立ちも綺麗だしどのドレスも似合いそう。
選んでいる間に先にヘアメイクを済ませてもらい、敬介くんと二人で決めたドレスに着替えてもらう。
「ど、どうでしょうか?」
「わぁー!! すっごく素敵!! ねぇ、敬介くん」
「ええ、とっても。こんなに綺麗に着こなしてもらって周平さんも喜ぶと思います」
二人で褒めると史紀さんは恥ずかしそうに頬を染める。だけどそれがさらに可愛さを増している。
着付けを終えて佳史くんも出てくると、あまりの綺麗さにみんなの声が止まらない。
未知子さんが史紀さんを可愛いというと、
「可愛いって……僕、もう40なんですけど……」
と恥ずかしがっていたけれど、40なんてまだまだ若すぎるくらいだ。
「さぁ、じゃあみんなで外に行きましょう」
着替えを終えたばかりの二人と尚孝くんと敬介くんを連れてそれぞれの履き物を持って外に出ると、目の前にスーツの男性陣が現れた。
やっぱり来てくれたかと嬉しくなる。
「私の姫を迎えに来ました」
そう言って手を差し出す志摩くん。
「佳史、最高に綺麗だよ」
そのまま抱きしめようとする榎木くん。
「ああ、史紀が可愛すぎるな」
喜びがダダ漏れの安城くん。
「敬介、私のドレスがよく似合うよ」
そして、心からの笑顔を見せる周平くん。
みんなそれぞれ素敵な旦那さまの手をとって、席へ歩いて行った。
「絢斗。私たちも席につこう」
卓さんが手を差し出してくれて、そっとその手を取る。
少し離れた席では直くんと昇くんが座っているのが見える。
さぁ、一花ちゃんと征哉くんのお祝いの始まりだ。
私たちは未知子さんと共に席へ向かった。
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