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二人だけの秘密
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<side絢斗>
朝食を一緒に摂るために私たちの部屋にやってきた直くんと昇くんの姿を玄関で見た時、すぐに二人の関係が進んだと理解した。だって、昨日までの距離感が違う。でもそれがものすごく自然で幸せそうでホッとした。これなら卓さんも安心するだろう。そっと卓さんの表情を見るとさっきまでの緊張が少し和らいでいる気がした。
朝食を摂るまでの間に、昇くんから昨夜の報告を受けるだろうと思って、私はさっと直くんを連れ出した。
もうすぐやってくるスタッフの人が朝食の準備をしている間も私たちは邪魔にならない方がいいという気持ちもあったからだ。
私たちと同様に朝風呂に入った直くんは、実はあのお気に入りのアヒルちゃんをここに持ってきていたらしく、一緒にお風呂に入って遊んでいたと教えてくれた。本当に可愛くて微笑ましい。
「昇くんはその間寝てたの?」
「いえ。途中で起きたみたいで仲間に入れてと言われたので一緒に入りました」
「ああ、そうなんだ、それは楽しかったね」
「あ、そうだ! 聞いてください。あやちゃん。僕、朝から昇さんの蜜を出すのお手伝いしたんですよ-!」
嬉しそうな直くんの表情からとんでもない言葉が聞こえてきて、これはちょっとまずいかも……と思いながら、そっと卓さんに視線を向けると驚愕の表情をしながら昇くんを連れてどこかに行っているのが見えた。
「あやちゃん? どうかしました?」
「あ、ううん。なんでもないよ。そっか、朝から仲良くできたんだね」
「はい。僕、昨日昇さんと一緒にお風呂に入った時に、おちんちんが見たこともない状態になっててびっくりして病気だと思って、もう死んじゃうのかなって怖かったんです」
「そっか、何も知らなかったら怖いよね」
直くんのあの身体の状態なら精通が来ていなくても不思議はない。でもここ数ヶ月の栄養満点の卓さんの料理のおかげで身体がやっと成長したんだろうな。
「はい。でも、昇さんのことが好きだからそうなるんだって教えてもらったからよかったです」
初めて反応した時、私も驚きはしたけどすぐに相談できる人がいたから死んじゃうかも……なんてことは思わなかったけど、直くんなら確かに言えずに一人で悩んでいたかもしれない。自分が病気かもって恐怖に怯えながら日々を過ごしていたかもしれないと思ったら、昇くんがそばにいる時で良かったと思う。
「昇くんが教えてくれて安心したでしょう?」
「はい。昇さんも僕のことが好きだからそんなふうになってるって実際に見せてくれて安心しました。それでそうなったら白い蜜を出さないといけないって教えてもらって、目の前で出すところを見せてもらったんです。本当に白いのでててびっくりしました。それでさっき温泉から出たら昇さんのがおっきくなってたから、出すのを手伝いたいって言ってやらせてもらったんです」
「そっか。うまくだせて良かったね」
「はい! あの、あやちゃんもパパのをお手伝いしたりするんですか?」
「えっ? ああ、うん。そうかな」
「パパもあやちゃんが大好きだからそんなふうになるんですね」
「そうだね。でもね、大好きな人とすることは二人だけの秘密にしておいた方がいいかな」
「えっ? 秘密、ですか?」
「うん。たとえば、直くんの身体が昇くんに反応してびっくりしちゃったとか、昇くんの身体を見てかっこいいなって思ったとか、直くんの気持ちを誰かに、たとえば一花ちゃんとかにするのはいいんだけど、昇くんの蜜を出してあげたとか、どんなふうにしたら気持ち良さそうにしてくれたとか、二人でしかできないことは二人だけの秘密にしておいた方がいいかなって思うんだ。もし、直くんから話を聞いた人が昇くんに興味を持って、自分も昇くんの蜜を出すお手伝いをしたいって言い出したらどうする?」
「えっ……他の人が、昇さんの、お手伝い……」
素直な直くんは私の言葉を聞いてしっかりと想像したんだろう。一気に顔色が悪くなっていく。
「いや……っ、それはいや、です!」
「ごめん、怖がらせちゃったね」
隣に座る直くんをギュッと抱きしめると、
「僕、秘密にします。昇さんは僕だけの昇さんだから……」
と震える声で言っていた。
「うん。昇くんとはいっぱいお話ししていいからね。何も隠し事をしないで、昇くんにはなんでも言っていいんだよ。あ、昇くんに言いにくいことがあったら、その時は私だけには話して」
「あやちゃんだけ?」
「そう。私と直くんは兄弟だから、昇くんと同じくらい深い絆だよ」
「兄、弟……はい。わかりました」
「約束」
二人で小指を絡めて約束すると、直くんは嬉しそうに笑っていた。
これで大丈夫かな。あとで卓さんにも報告しておこうっと。
朝食を一緒に摂るために私たちの部屋にやってきた直くんと昇くんの姿を玄関で見た時、すぐに二人の関係が進んだと理解した。だって、昨日までの距離感が違う。でもそれがものすごく自然で幸せそうでホッとした。これなら卓さんも安心するだろう。そっと卓さんの表情を見るとさっきまでの緊張が少し和らいでいる気がした。
朝食を摂るまでの間に、昇くんから昨夜の報告を受けるだろうと思って、私はさっと直くんを連れ出した。
もうすぐやってくるスタッフの人が朝食の準備をしている間も私たちは邪魔にならない方がいいという気持ちもあったからだ。
私たちと同様に朝風呂に入った直くんは、実はあのお気に入りのアヒルちゃんをここに持ってきていたらしく、一緒にお風呂に入って遊んでいたと教えてくれた。本当に可愛くて微笑ましい。
「昇くんはその間寝てたの?」
「いえ。途中で起きたみたいで仲間に入れてと言われたので一緒に入りました」
「ああ、そうなんだ、それは楽しかったね」
「あ、そうだ! 聞いてください。あやちゃん。僕、朝から昇さんの蜜を出すのお手伝いしたんですよ-!」
嬉しそうな直くんの表情からとんでもない言葉が聞こえてきて、これはちょっとまずいかも……と思いながら、そっと卓さんに視線を向けると驚愕の表情をしながら昇くんを連れてどこかに行っているのが見えた。
「あやちゃん? どうかしました?」
「あ、ううん。なんでもないよ。そっか、朝から仲良くできたんだね」
「はい。僕、昨日昇さんと一緒にお風呂に入った時に、おちんちんが見たこともない状態になっててびっくりして病気だと思って、もう死んじゃうのかなって怖かったんです」
「そっか、何も知らなかったら怖いよね」
直くんのあの身体の状態なら精通が来ていなくても不思議はない。でもここ数ヶ月の栄養満点の卓さんの料理のおかげで身体がやっと成長したんだろうな。
「はい。でも、昇さんのことが好きだからそうなるんだって教えてもらったからよかったです」
初めて反応した時、私も驚きはしたけどすぐに相談できる人がいたから死んじゃうかも……なんてことは思わなかったけど、直くんなら確かに言えずに一人で悩んでいたかもしれない。自分が病気かもって恐怖に怯えながら日々を過ごしていたかもしれないと思ったら、昇くんがそばにいる時で良かったと思う。
「昇くんが教えてくれて安心したでしょう?」
「はい。昇さんも僕のことが好きだからそんなふうになってるって実際に見せてくれて安心しました。それでそうなったら白い蜜を出さないといけないって教えてもらって、目の前で出すところを見せてもらったんです。本当に白いのでててびっくりしました。それでさっき温泉から出たら昇さんのがおっきくなってたから、出すのを手伝いたいって言ってやらせてもらったんです」
「そっか。うまくだせて良かったね」
「はい! あの、あやちゃんもパパのをお手伝いしたりするんですか?」
「えっ? ああ、うん。そうかな」
「パパもあやちゃんが大好きだからそんなふうになるんですね」
「そうだね。でもね、大好きな人とすることは二人だけの秘密にしておいた方がいいかな」
「えっ? 秘密、ですか?」
「うん。たとえば、直くんの身体が昇くんに反応してびっくりしちゃったとか、昇くんの身体を見てかっこいいなって思ったとか、直くんの気持ちを誰かに、たとえば一花ちゃんとかにするのはいいんだけど、昇くんの蜜を出してあげたとか、どんなふうにしたら気持ち良さそうにしてくれたとか、二人でしかできないことは二人だけの秘密にしておいた方がいいかなって思うんだ。もし、直くんから話を聞いた人が昇くんに興味を持って、自分も昇くんの蜜を出すお手伝いをしたいって言い出したらどうする?」
「えっ……他の人が、昇さんの、お手伝い……」
素直な直くんは私の言葉を聞いてしっかりと想像したんだろう。一気に顔色が悪くなっていく。
「いや……っ、それはいや、です!」
「ごめん、怖がらせちゃったね」
隣に座る直くんをギュッと抱きしめると、
「僕、秘密にします。昇さんは僕だけの昇さんだから……」
と震える声で言っていた。
「うん。昇くんとはいっぱいお話ししていいからね。何も隠し事をしないで、昇くんにはなんでも言っていいんだよ。あ、昇くんに言いにくいことがあったら、その時は私だけには話して」
「あやちゃんだけ?」
「そう。私と直くんは兄弟だから、昇くんと同じくらい深い絆だよ」
「兄、弟……はい。わかりました」
「約束」
二人で小指を絡めて約束すると、直くんは嬉しそうに笑っていた。
これで大丈夫かな。あとで卓さんにも報告しておこうっと。
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