気づいたら周りの皆が僕を溺愛していた

しののめ

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第3章 学園生活 前期

7.再開

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そのままの流れでウィルフリート、ノエル、リュカで相席をして昼食をとった。

リュカからしてみれば、一国の皇子なんかがなぜ自分達と昼食を共にしているのか理解し難い所であったが、ノエルに流されてなんだかんだ楽しい時間を過ごした。



「ウィル様、また一緒にご飯食べましょうね!」

「なんか敬語で話されるのは慣れないなぁ。まぁいいか、ノエルとリュカも一緒にね。」

「そんな気を使って下さらなくても大丈夫ですよ!」

「いや、僕は2人と話したいんだ。ダメ……、かな?」

ウィルフリートは少し困ったように、眉を寄せた。

「いや、ウィルフリート様がいいのであれば…。」

「よし、じゃあ決定!また3人でねー!」


そう言い残すと、ウィルフリートは廊下の方へと嵐のように去っていった。
 

ウィルフリートは一見大人しそうだが、意外と策士であるらしい。少しイタズラに笑う彼は、普段の様子からは想像できないような面持ちであった。




✿✿✿





その後、午後の授業では軽い実践が行われた。


簡単な詠唱をすることで、自らの魔法を発動することが出来るというものである。

リュカは自らの風魔法を使い本のページをめくる、というものだったが、難なくこなしていた。


対してノエルは、コップの水を他のコップに移し替えるというものであったが、何故か水の量を増加してしまい、びしょびしょになってしまった。


「………………………。」


「ま、まぁ誰しも失敗はあるよ。な?大丈夫だって!」

自分が出来なかったことが悔しかったようで、下を向いてぷるぷると小刻みに震えている。


「……みんな出来てるのになんで……………。」

「でも、一応移し替えることは成功してるから大丈夫なんじゃない?ほら、コップ満たん………、ちょっと溢れてるけど……。」


「リュカはすごいね、すらすらってめくれてる。」

「あぁ、俺はお父様に教えて貰って………そうだ、ルーベルト様に教えてもらえばいいじゃん。」


ノエルはその言葉を聞き「それもそうだ。」と思ったようで、気を取り直してもう一度教科書を開き授業に真面目に聞き入っている。


リュカはこんなノエルの動行を見て、単純で素直で可愛いな、そう思ったのであった。
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