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「嫌がる相手を虐めるのってとても……興奮しますわね」
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「やっ、やめろ……っ」
「そうは言いますけれど、ローダド、あなたならおやめになりますの?」
「はな、せっ……」
「やめませんわよねえ。粗相したメイドを執拗に蹴り続けていたこと、わたくしはっきり覚えておりますわ」
全く、あの時は大変だったのですわ。呼ばれていけばあの惨状で、さすがのわたくしも固まってしまいました。
幸いにしてメイドに大きな怪我はなかったのですが、うら若い新人でしたので、すっかり王族がトラウマになったでしょうね。
王家の評判をこれ以上落としたら、お父さまが王にと推挙されそうな勢いです。わたくしはなんとかメイドに謝罪して口止め料を受け取ってもらいました。
もっとも人の口に戸は立てられないので、少なからず王家の評判は下がったでしょうね。
「おやめください、と、言われるたびに蹴っておりましたね。こんなふうに」
「あっ、やめ、やめろ!」
「ご存知でして? あの時、とても嬉しそうな顔をしておりましたのよ。最初は不機嫌だったそうですけれど、ねえ?」
「いたい、いたい!」
「今ちょっと気持ちがわかりましたのよ。嫌がる相手を虐めるのってとても……興奮しますわね」
「ヒィッ」
ヒィってなんですの?
こっちが素直に教えてさしあげているのに、バカすぎて困ってしまいますわ。
「ですから、これ以上嫌がるのやめてくださいなと言っておりますの。わたくしだってあなたに興奮などしたくありませんわ」
「ひっ、やめろ、離せ! 俺にこんなことをしてどうなるか、」
「……そういうのやめてください、って言ってるんですよ?」
握ったソレにちょっと爪を立ててやると、情けない声をあげてようやく黙ってくれました。
全く、ただでさえ興奮しているところに、苛立たせないで欲しいですわ。暴力的な気持ちになってしまいます。
「もしかして虐められたいんですの?」
「……っ、調子に、乗るな……! おまえのような女など、女など!」
「はあ。どうなさるのです?」
「自分の立場をわからせてやる……!」
「だから、どのように」
「孕むまで犯すに決まっているだろう! せいぜい優しくしてやろうと思っていたというのに、今から謝っても遅……ッ」
はあ。
わたくしはため息をつきました。
そして片手でそれを握ったまま、よいせとローダドの体を持ち上げました。
(軽っ!?)
ダンスの練習などで、たわむれに令嬢を抱き上げたりなどしていたのですが、それよりずっと軽く感じました。筋肉がないせいでしょうか。それにしたって令嬢より軽いとは、いったい……。
そういえば偏食家でしたわ。
「きちんとお肉もお魚もいただかないから、女にも負ける体になってしまうのではなくて?」
「貴様……貴様ぁ……!」
なんだか罵倒してきますけれど、半分泣き声のようです。握ったまま持ち上げたのが痛かったのでしょうか。それとも自分の情けなさが身にしみているのでしょうか。
泣かれたら泣かれたでぐっと来るのでやめて欲しいですわ。ローダドをうつ伏せに寝台に押し付けてしまいますと、いっそう股間がウズウズしてしまいます。
……ええ、疲れマラというやつかしら、とか考えたりもしたのですけれど。
これどう考えてもこのおバカのせいですわよね。ええ、そうですわよね。いえ、このおバカ相手でなければわたくしも自制しますけれど「犯してやる」と言っている男に遠慮してるのも馬鹿馬鹿しいではないですか?
「ほら、ほら、わたくしを犯すのでしょう? 逆に好きにされてしまいますわよ? こうして……ふふっ、お尻丸出し」
パシン、と平手で大きな音をたてて叩いてみました。
「ヒッ!?」
「なんてまあるいお尻でしょうねえ、まるで赤ちゃんみたいですわ。これはとても、立派な男性のものとは思えませんわねえ?」
「きっ、きさま、きさま……っ、ゆるさんぞ、このような、侮辱……っ」
「力を入れてもその程度ですの? ほら、かわいらしい穴に指が届いてしまいますわ?」
「……ひ」
ローダドは息をのんでそのまま止まっています。
あら、まあ。
息はした方がよろしいのではないかしら。
お尻の間に手を入れれると、ぎゅうぎゅうと柔らかく包まれています。拒んでいるのだと思いますけれど、なにしろ柔らかいのですわ。
「えっちですわねぇ」
柔らかくぎゅうぎゅうする先、奥に小さなポッチがあります。いえ、穴なのはわかっておりますけれど、ここはさすがに力が強いのでしょうね、かちかちに固まっています。
「かわいらしいこと」
「……! ……!!!」
ローダドは声をだすことも忘れたのか、必死で逃げようとしています。いったい何からでしょう?
まだわたくしが男なことは気づいておりませんわよね?
あら、気づけばわたくし、ローダドの太ももに腰を密着させておりましたわ。すっかり勃ちあがったペニスを、ぐいぐい無意識に押し付けていたようです。
それで気づいたのでしょうか。
そんなふうでもありませんわね。もっとグリグリさせていただきましょう。股間が熱くて、どうにもむず痒いのですわ。押し付けるほどひどくなるのはわかっているのですけれど。
「そうは言いますけれど、ローダド、あなたならおやめになりますの?」
「はな、せっ……」
「やめませんわよねえ。粗相したメイドを執拗に蹴り続けていたこと、わたくしはっきり覚えておりますわ」
全く、あの時は大変だったのですわ。呼ばれていけばあの惨状で、さすがのわたくしも固まってしまいました。
幸いにしてメイドに大きな怪我はなかったのですが、うら若い新人でしたので、すっかり王族がトラウマになったでしょうね。
王家の評判をこれ以上落としたら、お父さまが王にと推挙されそうな勢いです。わたくしはなんとかメイドに謝罪して口止め料を受け取ってもらいました。
もっとも人の口に戸は立てられないので、少なからず王家の評判は下がったでしょうね。
「おやめください、と、言われるたびに蹴っておりましたね。こんなふうに」
「あっ、やめ、やめろ!」
「ご存知でして? あの時、とても嬉しそうな顔をしておりましたのよ。最初は不機嫌だったそうですけれど、ねえ?」
「いたい、いたい!」
「今ちょっと気持ちがわかりましたのよ。嫌がる相手を虐めるのってとても……興奮しますわね」
「ヒィッ」
ヒィってなんですの?
こっちが素直に教えてさしあげているのに、バカすぎて困ってしまいますわ。
「ですから、これ以上嫌がるのやめてくださいなと言っておりますの。わたくしだってあなたに興奮などしたくありませんわ」
「ひっ、やめろ、離せ! 俺にこんなことをしてどうなるか、」
「……そういうのやめてください、って言ってるんですよ?」
握ったソレにちょっと爪を立ててやると、情けない声をあげてようやく黙ってくれました。
全く、ただでさえ興奮しているところに、苛立たせないで欲しいですわ。暴力的な気持ちになってしまいます。
「もしかして虐められたいんですの?」
「……っ、調子に、乗るな……! おまえのような女など、女など!」
「はあ。どうなさるのです?」
「自分の立場をわからせてやる……!」
「だから、どのように」
「孕むまで犯すに決まっているだろう! せいぜい優しくしてやろうと思っていたというのに、今から謝っても遅……ッ」
はあ。
わたくしはため息をつきました。
そして片手でそれを握ったまま、よいせとローダドの体を持ち上げました。
(軽っ!?)
ダンスの練習などで、たわむれに令嬢を抱き上げたりなどしていたのですが、それよりずっと軽く感じました。筋肉がないせいでしょうか。それにしたって令嬢より軽いとは、いったい……。
そういえば偏食家でしたわ。
「きちんとお肉もお魚もいただかないから、女にも負ける体になってしまうのではなくて?」
「貴様……貴様ぁ……!」
なんだか罵倒してきますけれど、半分泣き声のようです。握ったまま持ち上げたのが痛かったのでしょうか。それとも自分の情けなさが身にしみているのでしょうか。
泣かれたら泣かれたでぐっと来るのでやめて欲しいですわ。ローダドをうつ伏せに寝台に押し付けてしまいますと、いっそう股間がウズウズしてしまいます。
……ええ、疲れマラというやつかしら、とか考えたりもしたのですけれど。
これどう考えてもこのおバカのせいですわよね。ええ、そうですわよね。いえ、このおバカ相手でなければわたくしも自制しますけれど「犯してやる」と言っている男に遠慮してるのも馬鹿馬鹿しいではないですか?
「ほら、ほら、わたくしを犯すのでしょう? 逆に好きにされてしまいますわよ? こうして……ふふっ、お尻丸出し」
パシン、と平手で大きな音をたてて叩いてみました。
「ヒッ!?」
「なんてまあるいお尻でしょうねえ、まるで赤ちゃんみたいですわ。これはとても、立派な男性のものとは思えませんわねえ?」
「きっ、きさま、きさま……っ、ゆるさんぞ、このような、侮辱……っ」
「力を入れてもその程度ですの? ほら、かわいらしい穴に指が届いてしまいますわ?」
「……ひ」
ローダドは息をのんでそのまま止まっています。
あら、まあ。
息はした方がよろしいのではないかしら。
お尻の間に手を入れれると、ぎゅうぎゅうと柔らかく包まれています。拒んでいるのだと思いますけれど、なにしろ柔らかいのですわ。
「えっちですわねぇ」
柔らかくぎゅうぎゅうする先、奥に小さなポッチがあります。いえ、穴なのはわかっておりますけれど、ここはさすがに力が強いのでしょうね、かちかちに固まっています。
「かわいらしいこと」
「……! ……!!!」
ローダドは声をだすことも忘れたのか、必死で逃げようとしています。いったい何からでしょう?
まだわたくしが男なことは気づいておりませんわよね?
あら、気づけばわたくし、ローダドの太ももに腰を密着させておりましたわ。すっかり勃ちあがったペニスを、ぐいぐい無意識に押し付けていたようです。
それで気づいたのでしょうか。
そんなふうでもありませんわね。もっとグリグリさせていただきましょう。股間が熱くて、どうにもむず痒いのですわ。押し付けるほどひどくなるのはわかっているのですけれど。
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