実はわたくし男なのですが、婚約破棄+復縁要請コンボをくらいまして、元婚約者を躾けることになりましたの

七辻ゆゆ

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これって、わたくしのものですわよね?

 女性として育ったためか、それともメイドさえそばにいなかったせいか、わたくしの性欲というものは、話に聞く男性のものよりもずっと薄いように思っておりました。
 それでも時折いやらしいことばかり考えてしまったり、精を吐き出さなければどうにもならないこともありました。

 わたくしが将来、まともな結婚をすることはないでしょう。
 ですからこの欲はずっと自分自身でなだめ続けるのだろうと思っていたのです。

(けれど、こんな、対外的にも、わたくしの良心的にも、どう扱っても構わないものを手に入れてしまいましたわ)

 今の状況に気づいて、わたくしはちょっと震えました。
 どうしましょう。
 これって、わたくしのものですわよね?

 好きにしてよいのですわよね?

「ヒッ、ヒッ」

 穴を指でつんつんしてさしあげるたび、ローダドは逃げようとしています。けれどわたくしと寝台に挟まれて、ろくに動けないようです。
 ですから、ビクッ、ビクッと魚のように震えるばかりなのです。

「ああ、なんて無力で、お馬鹿さんで、哀れなのでしょう」
「……っ!」
「抵抗のひとつもできないで、ふふっ、お尻の穴を、こんな……ビクビクとさせて!」

 うぐぅとローダドはうめき声をあげるのですが、なにひとつ抗うことができないのです。わたくしは心から憐れみました。

「でも怯えることはありませんわ。できるだけ、ええ、できるだけ優しくしますもの。こんなところに力任せに突っ込まれたら、ねえ? 大変ですものね」
「ぐっ、がっ!」
「指の先だけでそんなに痛いのかしら? かわいそう、なんてかわいそう……だからほら、こうして……んっ」

 わたくしは自分の鼓動の音を聞きながら、ローダドのお尻の間に勃ちあがったペニスを押し付けました。ああ、恋する乙女のような感動的な気持ちです。
 恥ずかしげもなく勃ちあがった息子もとても興奮しています。そうですわね、だってこんな日が来るなんて想像もしていなかったのです。もしかするとどなたの中に入ることもないまま終わったペニ生だったかもしれませんわ。

 それが、こうして人の肉の間に入り込んでいます。
 今からもっと奥へ。

「ああ……感謝いたしますわ。なんてありがたいことでしょう」

 下腹部が震えてきます。だめですわ、落ち着きましょう。あんまりひどいことをしたら、ローダドは一回で壊れてしまうかもしれません。
 こうしてわたくしの元にやってきた生贄……、もとい、妻ですものね。大事にしますわ。わたくしはローダドとは違い、よい夫になりましてよ。

「ふふ、ほら、濡れてきましたわ?」
「ひっ……ァ?」
「無駄にしないでくださいませね」

 ねちり、ねちり、とわたくしはローダドのお尻の奥に濡れたペニスの先を押し付けます。

「はあ……」

 思わず吐息がこぼれました。なんでしょうこれ、すごく、気持ちがいいですわ。
 先っぽが刺激されてうずうずして、今にも出てしまいそう。でも、出てしまうのがとってももったいないのです。
 もっと、もっと高めなければと本能が言います。もっと高めて、たっぷり中に出して差し上げたいのです。

「うふふ、なんて温かいのでしょうね、あなたのここは……それにどんどん、濡れてきておりますわ」

 自発的に濡れるはずがない場所ですから、わたくしの精液に違いないのです。けれどぬちりぬちりと押し付けているだけで、まるで水分が染み出してきているかのようです。
 ギュッと閉じていた穴が溶けるかのように、ぬるんだ隙間を作るようになりました。そのたび「ヒッ」とローダドが息をのんで、お尻に力を入れるのです。

「いいですわ、とても……気持ちいいですわ。ローダド、これはとてもお上手ですのね? きっとあなたの無いように見えた才能は、全てここにあったのですわ」

 勉学にも剣術にも能を見せなかったローダド。多くの人に好かれる人柄ですらなかったローダド。かわいそうなあなた。
 でも、うにうにとわたくしを刺激するのはとってもお上手なのです。

「な……っ、にを、する気だ、ァッ」
「あら、まだわかりませんのね」
「ぃっ、嫌だ、そこに触……っな……」
「でもここを使わなければなりませんわ? だって、初夜、ですものね」

 そろそろ良いでしょうか?
 大丈夫でしょうか?
 わたくしは指先で、ねっとりと濡れたアナルを探索しました。狭いです。けれどぬるっと滑らせるようにすれば、温かい穴の中に迎え入れられました。
 えっちです。すごく、えっちです。どうして触っているだけでこんなに頭に熱が上がってくるのでしょうか。

「な……?」
「ああ、とっても熱いですわ……」
「ど、どこに……」
「まあ、わかりませんの? どこかしら……ふふ、わたくし、あなたのどこに指を入れているのかしら?」
「ひっ、い、や」
「熱くて濡れていて、びくびくして、でも、広がっていきますわ。どんな気持ちですの……?」

 呼吸に合わせてぎゅっと締め付けてくる中を、ゆるんだ時を狙って拡張していきます。ローダドはおバカでろくでもない王子でしたが、この穴はとても素直でした。いえ、逆らってくるのですけれど、愛らしい抵抗です。
 そんな抵抗では指は押し出せないし、いやらしいだけです。ああ、ぶちゅぶちゅ音がしています。

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